ジョニ子と愉快な仲間達の華麗ないちにち 6.1日目
踏み壊しそうな……っていうか踏み壊した。
どうにかブレーキを踏んで事故はまぬがれたが、スピンターンを切ってしまい、
どこともわからない街中に急停車。
「ああー!今度は私たちが迷子に」
自責の念で頭を抱えるロシェットを、他メンバーが必死に慰める。
「きっとバスが古くてアクセルが弱っていたのさ」
「ジョアニーの後輩を思う気持ちに、バスが負けただけよ」
全然説得力がない。
「誰か直せないの?」
みんななんとなくイメージでスミルノフを見つめるが、彼は残念そうに首を振る。
「バスを押して進む事はできるかもしれないけど、駆動部分そのものを直すのは無理」