そんな訳で、大輔たちがやって来たのは京丹後・琴引浜。
「どうしてここにしたの?」
「浜に行けばわかるよ。」
一同は言われるままに浜に足を踏み入れると・・・
きゅっ!きゅっ!きゅっ!・・・・
「うわ!なにこれ!」「砂から音がする!」「あ!ここ『鳴き砂』なんだ!」
一気にテンションが上がる女性陣。
「どうせ来るなら珍しいほうがいいかと思って。」
「俺たちも一度『鳴き砂』体験したかったし。」
「さっすが〜!」
「海水浴場はこの近くにあるし、温泉宿もあるから楽しみだね。」
「プルシェンコさんたちも集計が終わったら来るって!」
「集計?」
「なんか、仏像の数が合わないとかで駄目だしされたみたい。」
「???」
とりあえず、残りの宇宙船組が来るまで鳴き砂で遊ぶメンバーであった。
ようやく仏像の集計が終わった宇宙船組。
「ホントに集計が終わったのかしら?」
「もちろんだよ!アハン」
「早く海にいこうよママン!」
女の子成分不足に気づいたランビが、脅威のスピードで集計を終わらせたのは言うまでもない。
「とにかく早く行かないと・・・・欠乏症が・・・」
「わかったからシアタールームで引きこもるのわやめてね!」
プルたち一行は雪組も含めて京丹後に出発した。
砂を鳴かせまくって、足の裏の皮がむけてしまった高橋+愉快な仲間達。
足の裏に冷えピタを当ててクールダウンしていると、はるか彼方から凄まじい勢いで
砂をギュウギュウ鳴かせまくりの集団が近づいてくる。
「ああ、プルシェンコさんたちが到着したみたいだ」
砂は鳴くというより絶叫のような音を立てている。アスリートの脚力は凄い。
とりあえず今夜は近くのキャンプ場で宿泊することにした宇宙船組。
「ジョニーたちも京都の海にいるみたいだけど、どの辺なんだろ?」
とりあえずメールしてみたが返信はなし。
代わりにチャッキーから写メが届いた。
「へ〜、向こうにはジョアニーとエレーネもいるんだ!」
「折角だからこっちに誘う?」
「いいね〜!」
夕飯はランビたっての希望でチーズフォンデュ大会。
ランビは前回のおもてなしで実現できなかった、あの計画を実行したいらしい。
さて、どうなることやら・・・
ランビの並々ならぬ気合を受けて小塚が人知れずアップを始める
(エレーネの隣りエレーネの隣りエレーネの隣りエレーネの・・・)
「ええっ?折角のお誘いなんだし一緒に行こうよ」
リッポンからキャンプ場へのお誘いメールが届いたPちゃん。喜んでゲデ子やロシェを誘ったが
2人はもう帰るから、とあまり乗り気ではない様子。宿のチェックアウトも済ませたようだ。
「卓球だけで身体も鈍ってるし、トレーニングしたいのよね」とロシェ。
「チーズフォンデュもやるらしいよ。おいしそうだよ」
「えーっっっこのクソ暑いのにチーズフォンデュ〜?どうせステフの提案でしょ」
「ジョニ姐はちょっと黙ってて!」
男だけでキャンプ場へ向かうのはあまりに寂しい。ここはなんとしてもこの2人を引き留めたいのだ。
「それじゃあキャンプ場へ行くついでにパフェ奢るよ。おいしいパフェがあるんだって」
「うんうん、ジョアニーには特別にプロテインもつけるよ」
「じゃあ、ダイヤの指輪も買ってくれるかしら?フフフ」
ウインクしながらゲデ子が言った。
「えええええそれはちょっと、俺・・まだそんなのが余裕で買えるほど大人じゃないし・・まだ19歳だし
いや、でもどうしてもって言うんなら別にそれはそれで・・・」
「やっだー冗談よ。パトリックってば可愛い〜〜〜」
(これだわっ!今のやり方頂いたわ!)ジョニーは今のやりとりで何かひらめいた様子。
「さて、ジョニ姐も行きますよね。仕方ないから一緒にパフェ奢りますよ」
「やだやだー。バーキンのバッグ買ってくれなきゃ行ーかないっ。絶対ここから動かないわよっ」
「・・・すみませーん。1人だけ延泊お願いしまーす」
「フォンデュはやっぱり熱いわね。汗だくになっちゃう」
汗ばむ額をそっと拭う浴衣姿のゲデ子。すかさず小塚が真新しい手拭いを渡す。
「あらタカヒコありがとう。これ、かわいい柄ね」
「金魚だよ。この黒いのはデメキン」
「汗を吸いやすいし、乾きやすそうな生地だわ」
「日本の手拭いは模様を染め抜きやすいから、いろんなデザインがある。後で土産物屋に見に行こう」
「ええ、ぜひ連れていって」
しっかり後の約束も取り付ける。顔真っ赤で汗だくになりながら好位置をキープした努力の賜物。
ジョニ子はなりゆきで延泊するはめになってしまい、宿のマッサージ椅子で悶えていた。
「ああああ〜アタシってとんだ一人上手〜」
マッサージ椅子でひと通り楽しんだジョニ子。
「はっアタシったらなにをしてるのかしら。要は置いてけぼりにされたってことじゃない」
宿は情緒溢れる日本家屋。庭の暗闇に視線をうつすと何かがぼんやり見えそうな雰囲気だ。
「いやぁぁぁっ一人でこんな所に泊まれないわぁぁ。
そう言えば初めて親元をでて暮らし始めた時、恐くて枕元にナイフを忍ばせて眠ったわね。
って誰も聞いてくれる人いないし。
ワガママ言わないから誰か助けてぇぇぇ」
「しょうがないわねえ。もうアンタ何やってるのよまったく」
パリス登場。
ジョニ子のとめどない不安・焦燥・そして雑談を、文句1つ言わず全て受け止める。
その様子を庭の木々の隙間から見守るPちゃん。
ジョニーが見たボンヤリとした影は見間違いではなく
心配して見に来たPちゃんの影だったのだ。
唐突に里心。Home sweet home.この旅はいつ終わるのかしら…
鏡、磨きたい。鍋の底でもいいわ。
くたくたのピンちゃん(ΘェΘ)に会いたい……
取りあえず浴衣を脱いでパン一になってみる。
さあ、どうするPちゃん!
「暑い中でのチーズフォンデュもいいよねアハハン」
ランビの両脇にはチャッキーとジュベ。
女の子成分が明らかに近くに見当たらない中の悲しみのチーズフォンデュである。
「あれ?そういえばパトリックは?」
「ちょっとコンビニに行ってくると言ってたなママン。しばらく帰って来なくても心配いらないとかママンとか」
「あんなにみんなでチーズフォンデュしたがってたのに変なの」
「アハン、ところでこのバッグは誰のなのかな?」
「あっ、僕のです。ジョニ姐が欲しがってたやつがさっき路地裏で1980円で売ってたから買ってきたんだ」
「ケヴィンくんは優しいねアハンアハン。よかったらこれも食べなよ」
アザラシの肉にチーズをべっとりつけてケヴィンに渡す。
スイスと北極のコラボレーションもなかなかいけるようだ。
植え込みの陰でジョニ子のパンイチに怯えるPチャン。
「やっぱり来なければよかったかなあ」
その眼光をめざとく見つけたパリスがやってきた。
「あらやだこの子、カナダのパトリック・チャンじゃないの!チャンタスティック!」
パリスは、パンイチで望郷の念に浸るジョニ子の前にPチャンを連れて行く。
「ほらアンタの事迎えに来たのよ、きっと。かわいいじゃないの」
「ええそりゃもうパトリックはかわいいわ」
「ジョニ姐さん、みんな海岸でフォンデュ大会やってるよ。おいでよ」
「え〜、まあパトリックがどうしてもというならしょうがないわ。行くわ。パリスも来るわよね?」
「アタシは親知らずの抜歯痕がまだうずくから遠慮しておくわ。楽しんでらっしゃい」
パリスは見事なS字ラインに体をくねらせ、投げキスとともに去った。
「でも、一人きりにして置いてっちゃうなんてひどいわ」
「うん、ごめんね。反省してるよ。ほらお家じゃないんだから浴衣着て」
「このスレではずっとあんたと一緒だったのに」
「うん、そうだね。はい立って。下駄はいて」
「本当に今回はパトリックに世話になりっぱなしね…クスン」
ジョニ子はどうも望郷モードが抜けきらない様子。
(困ったなぁ。お灸が効きすぎたかな。頼られるのは悪い気はしないんだけどさ)
ジョニ子がぐずるのでなんとなく海岸をそぞろ歩く二人。
「パトリック、見て見て。海が光ってるわ」
「うん、あれは漁火だよ。ねぇ、そろそろ行かないと。みんな待ってるよ」
「もう少しもう少し。だって…、向こうに行ったらまた騒がしくなるんでしょ。
……二人きりじゃないと、ちゃんとありがとうって言えないじゃない」
びっくりしてジョニ子の方を見るPちゃん。ジョニ子は正面を向いたままだった。
耳のあたりがほんの少し赤くなっているように見えたけど、暗くてよく分らなかった。
「ほらほら〜ジョニ子姐さん見て見て〜〜」
Pちゃんが砂浜に乗り捨てられていたマウンテンバイクで曲芸を始めた。
センチメンタルモードのジョニ子を笑わせようとPちゃんは頑張った。
「もうっパトリックってばなにやってんのよ〜
キャーッサドルの上でブリッジなんて凄すぎよ」
Pちゃんの身体を張った芸にジョニ子の顔に笑顔が戻る。
しかしなにぶん砂浜は足場が不安定。
「そんなところでハンドルを動かすなんてやるじゃない。スゴいわ!
ってキャーーーッ危ないっ」「うぎゃぁっ」
ちょびっと調子にのってやりすぎたPちゃん。派手にこけて腕が擦り傷だらけになった。
「パトリック大丈夫!?もうっまったくアンタってば」
と言いつつジョニ子は傷口にカメラを向け写真を撮りまくっている。
「見事な怪我だからみんなに見せておかないとね。アンタの代わりにツイートしとくわね」
呆れながらもいつものジョニ子に戻ってほっとするPちゃんだった。
「ツイッターの画像が消えてるじゃない。なんで消してるのよ」
「だってグロいって返信が山のようにきてたし」
「そんなの関係ないわよ。名誉の負傷じゃない。はい、またアップしちゃうわよー」
「だからーまた苦情がくるって」
「消すなって言ってるでしょ。アタシは負けないわよ。またまたアップよぉ」
「……もう勝手にやって下さい」
Pちゃんのおかげですっかり乙女心を取り戻したジョニ子。
しかし傷画像を何度もうpされたのでは、たまったものではない。
「もう、いい加減にしてください!みんなのところへ行きますよ!」
Pちゃんはジョニ子を後ろから羽交い絞め。
「きゃ〜ん!」
抱きしめられた(と思った)ジョニ子はかわいく悲鳴。そして
「うおぉおおおおりゃおおおおお!!!!」
ジョニ子を思いっきり琴引浜方面へ投げ飛ばした。
「ああ〜〜ん!!」
華麗に空を舞う(と感じている)ジョニ子は夢見心地になっていた。
「夜の空を華麗に飛ぶあたし・・・・なんて素敵なのかしら・・・」
ふと下の海岸を見ると若い男女がこちらを見ながら何か祈ってる。
その少し先では楽しげにキャンプを楽しみグループ。
そのそばで背中を震わせながら砂浜に何か書いている男がふたり・・・
みんな・・・・いろんな人がいる・・・・わたしも・・・いかなくちゃ!みんなのもとへ・・・
女の子とチーズフォンデュでアハンアハン作戦開始。
ランビ「アハーンおかわりはどうかな?まだまだお肉もチーズもいっぱいあるよ」
美姫「ありがたいけどもうお腹いっぱい」
ランビ「さっき鍋の中にパンを落としてたよねアハン。あれって罰ゲームがあるんだよアハンアハン」
美姫「え?なにそれ」
未来「美姫ちゃーん、花火やりませんかぁ?たくさん買ってきましたぁ」
美姫「やるーー。じゃあね、ステファン」
ランビ「アハーン楽しんできてね」
1人目失敗。
ランビ「あれ?あまり食べてないけど具合でも悪いのかな?アハン」
ロシェ「ここに来る前にプロテイン入りパフェをおかわりしたから…よかったらこれ食べて」
ランビ「アハハン。いただきまーす。確かに京都は暑いよねえアハン。ところでフォンデュの罰ゲームだけど…」
ロシェ「ワイン一気飲みでしょ。あっステファン今、落っことしたわよ」
ランビ「アハーンこれはちょっと動揺して…えええ?これを全部飲むのかい?アハンアハンアハンアハン」
2人目失敗
ランビ「アハンアハンエレーネ、アハン。フォンヂ…フォンデユ…アハンおいしかったよねアハン」
レイチェル「その分じゃあ血中アルコール濃度0.30はいってるわね。
だから金髪で身長差が数cmの私を見間違えた、と。
酩酊状態でこれなら泥酔になるとどうなるか…興味深いわ」
レイチェルが白ワインを持ち出してきたのでランビは千鳥足で退散。
3人目失敗
エレーネ「あらステファン、どうしたのよ。顔が真っ赤よ」
ランビ「アハンアハンアハン、罰れぇアハン、チューをねアハハン」
よろけながら隣の小塚にダイブ。
小塚「ちょっ…今から花火するのに。もたれかかれると暑いですって。うわっ酒臭っ」
ランビ「アハーン」
4人目失敗。ランビのアハンアハン作戦終了。
「さてと・・・」
ジョニ子を何とか移動させたPちゃん。
自分も海岸に向かってその場を後にした。
夜空にひときわ輝く流れ星。
空いた食器の片付けなどに奔走していたガチくんはまっすぐに空を見つめ
「立派なスケーター^になりたい・立派なスケーターになりたい・立派なスケーターになりたい」
と早口で三度唱えた。
流れ星が消え去る前に、3回唱えないと願いは叶わない。そう教えてもらった事があるのだ。
他にも「こんな暑いところで遊びほうけてないでとっとと帰りたい」などという想いはあるが、
まず最優先はスケートでの成功だ。
隣を見ると、リード兄弟も同じく空を見つめ、なにやら呟いていた。
「なんのお願いしたんですか?」
「他人に言っちゃうとかなわないんですって。だから内緒」
「たぶん、アーチャと一緒じゃないかな」
なるほど。ならば内緒だ―――ガチくんはお口チャックして、皿洗いに戻った。
海岸を散歩するチャッキー、リッポン、レイチェル。
眠たげな瞳で空を見上げていたチャッキーも流れ星を見つける。
(次は、次は絶対に…)
願い事を終えて隣を見るとリッポンも真剣に願いをかけていた。目が合った。
何となく同じことをお願いしていたのがわかって顔を見合わせて笑った。
レイチェルは願い事はしなかったようだけど
「先のことはわからないけど、今回あなた達と一緒に旅をしたのは楽しかったわ」と言った。
リッポンは満足そう。
「あれ?もしかして僕、邪魔だった?」
「やっと気づいた?って、うそうそw ていうか一人足りないくらいだよね」
「そうね。彼はひと際面白くて興味深かったわ」
「楽しかったってそういう意味?!まあ、でも僕も楽しかったかな。色々話せたような気もするし。
早く帰って来ないかな」
「みなさんも一緒に花火しませんかぁ?まだまだたくさんありますよぉ」
未来の呼びかけに次々と集まる面々。
マウンテンバイクで駆けつけたPちゃんも合流。
京都の暑さに慣れてきたテディくん(仮名)も線香花火が気に入ったようだ。
「まだ流れ星が見えますぅ」
「綺麗だねえアハン」
「ママンママンママン」
「アハーンブライやん、お願いごとは口に出しちゃ駄目だよ」
流れ星を見上げながらバトルがあることに気づく。
「なんだか…だんだん大きくなってきてるのは気のせいかな」
「こっちに向かってきてない?」
「そんなことあるわけな…」「あるみたいですぅ」
「ガゥッガウッ」「アハハーン」「ママーン」
ドガッチャーンッ!!!!!!
「ふぎゃあああああ」
マウンテンバイクをどこに停めようか迷っていたPちゃんに流れ星ジョニ子が激突した。
瞳孔が開いて伸びてしまったPちゃんと、犬神家のように砂に埋まってしまったジョニ子。
小塚「・・・何時ものことだけど、どうしますこれ?」
プル「取りあえず写メしよう。」
バト「じゃぁ僕はツイッターで」
レイチェル「私はこの芸術的なポーズを学芸員に鑑定してもらおうかしら?」
みな一同にデジカメや携帯で撮影開始。
小塚「あ〜も〜!」
仕方ないのでPチャを手当てするべく、宇宙船に引きずっていく。
未来「あの〜隣の人は助けなくていいんですかぁ?」
小塚「う〜ん、助けたいんだけど・・・」
後ろを振り返ると、ジョニ子がシンクロのごとく足技を決める姿を見てみんな盛り上がっている。
未来「なんかぁ、大うけしてますねぇ・・・」
小塚「ほっとくか・・・」
二人は大輔が翌朝の食事を仕込んでいる宇宙船へPちゃんを引きずっていった。
ジョニーの見事な足技に歓声があがる中、レイチェルがあることに気づいた。
「みんな、待って。この動き
……手旗信号ならぬ足旗信号だわ。解読するわね。
『このスレものこり19KBよ。5日目もみんな笑顔で終われそうね』ですって」
「というかさすがに、そろそろ助けないとまずくないか?」
ストイコの一言で、KOI共演組がジョニ子を助け上げに向かう。さすがベテランの貫禄。
そんな彼に、ふと気づいたようにロロが言った。
「そういえばお前、バンクーバーでもジョニーをえらく誉めとったな。あいつ、認められたって喜んどったで」
「い、いや、その……確かに、あいつの『演技』は認められるべきだと言ったが、
それは、と、当然のことを言っただけで……いや、だから、正当な評価は当然だと……」
ライーヨー師匠、何やら急に歯切れが悪くなった。
「何や何や? お前、ああいうタイプ嫌ってそうやから、意外やなー思っとったけど」
「……フィギュアの将来を思えば、演技の評価に好きも嫌いもあるか!
べっ別に、あいつのためじゃないんだからなっ!!」
ジョニ子を引っ張り出そうとしていたプル達が、このツンデレお約束台詞に、思わず一斉にコケた。
その勢いでスポッと砂から抜けるジョニ子。
美姫「夏よー!海よー!水着よーー!!」ゲデ子「水着ー!」チャッキー「うきわー!」
未来「きんぎょー!」
小塚「何で金魚…?」
一夜明け浴衣祭りから水着祭りへ。みな思い思いにくつろいでいる。
「おはよう、エルヴィス。昨日は助かったわ、有難う。そうそう結婚おめでとう。
はい、薔薇の冠。造っておいたのよ。あら、雪組もいるのね。おめでとう。
結婚式楽しみにしててね。あなた達も薔薇の冠どうぞ。似合うわ。
ダイスケこのカレー変わった味ね。いえ、美味しいわよ。あ、ソースとって。
あら、アーチャありがとう。アンタは本当によくお手伝いするいい子ねー(わしゃわしゃ)
なんだ、エヴァンもいたの黒くて(ry
パトリックどうしたのよ、瞳孔が全開じゃない。え?アタシのせい?って、アンタがぶん投げたからでしょっ!
ああ、嘘よ、怒ってないわよ。ほら、アンタにも薔薇冠、欲しがってたでしょ。え、いらない?
いいからかぶんなさい。え、棘が刺さって痛い?我慢しなさい!
えーと、あそこにいるのは…」
ジョニ子、イタリアの大家族のマンマ状態である。
ジョニ子のマンマぶりは続く。
「あら、ジェーニャったらさっきは随分早く泳いでたのに、なんだか元気ないわね?
・・・え?海蛇が出たから急いで逃げてた?まあ、そんなに蛇が苦手だったのね。
じゃあ薔薇冠にアタシのお手製金メダルもつけちゃうわ!
だから元気だしなさいな」
夏の日差しには日焼け止めが欠かせない。
ジョニ子はランビを呼んでクリームを塗ってもらう。
「何でぼくにやらせるんだい!アハハン!」
「ステフが一番マッサージうまそうだからよ!
どうせクリーム塗るんだしそれくらいやってくれてもバチ当たらないじゃない!」
「。。。。あは〜ん・・・」
背中がまだら焼けになった事も気付かないまま夕方を迎え、ジョニ子は未来の持っている物に気付く。
「あらこのカラフルな細い紐、なあに?髪飾りかしら」
「花火ですよぅ。線香花火っていって、地味なの」
試しに一本点火してみせてくれた。パチパチと小さな火花が散り、
その後にぷくっと火の玉ができるのがかわいらしい。
「まあ素敵。アタシにもやらせてちょうだいな」
「みんなでやりましょうよぅ」
未来はキビキビと花火を配る。
ヤグディンにはすさまじく似合わなかったりするが、気にせず彼にも配る。
「俺はロケット花火の方が好みなんだがなあ・・・まあしょうがねえか」
珍しく起きていたテン君も線香花火を楽しむ。
しかし火勢でゆらゆら揺れる火の玉を見つめていたら、またうとうと。
慌ててライサと小塚が両脇から支えた。
「すいか切りましたよー。どうぞー」ガチ君が配って回る。
「ありがとうアーチャ。すっごく冷えてるわね。美味しー」とジョニ子。
「波打ち際に埋めて冷やしておいたんです。海ではこうやって冷やすってミキさんが教えてくれて」
「それよりアンタも花火やんなさい。ほらほら」
「え、いや僕はすいか配らないと…」
「いいからっ。後はパトリックにでもやらせて。アンタは働き過ぎよ。
まだ17歳なんだからちゃんと遊ばなきゃ駄目!」
ジョニ子はガチ君を隣に座らせるとその手に線香花火を握らせた。
線香花火の儚い光を見ながらジョニ子は呟く。
「6月から始まったこのスレももうすぐ終わるのね・・・・
しかも今は8月の下旬、短い夏の終わり・・・・
なんて儚いのかしら・・・」
さめざめと涙を流すジョニ子。
「ジョニー・・・・泣かないでよぅ〜」
未来も思わずもらい泣き。しかし・・・・
「あ〜ん!!『スケV』のCMで世界デビューする夢も、名プロデューサーになる夢も、
『マダムのよろめき』で絶世のDIVAになる夢も全部消えちゃったのね〜!!
現実って残酷すぎるわ〜!!!!」
ジョニ子の叫びに全員ズッコケタ。
「ただの欲望の固まりじゃん・・・・」
呆れている小塚の隣で小さく固まる黒い人。
「儚い夢・・・・赤い実・・・・・・永遠の6月・・・・さらば・・・俺のモテ期・・・・」
「ライサも悲しくなっちゃったの?」
「いつものことだから、そっとしといて上げなさい」
高橋の言葉に黙ってうなずいた未来であった。
「線香花火って、最後まで火の玉が落ちなかった人の勝ちなんだよっ」
じっと待つという能力が必要なの。あとは手にした花火の運ね」
皆、根っからの勝負人である。たかが遊びでも負けたくはない。
「このスレももうすぐ終焉。最初に玉を落としちゃった人はエンディングの
司会を担当するって罰ゲームはどう?」
「美姫ちゃん、司会ってどんな風にするんですかぁ?」
「うーんとね、こういうのはどうかしら」
全選手入場のガイドライン第29試合
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/gline/1276614259/l50 「ちょっとハードルが高すぎますぅ。バキの世界観なんて未来には無理ですぅ」
「そう?おもしろいと思ったんだけどなあ」
最も早く線香花火の玉が落ちてしまったのは、落ち着きのない27歳児・プルシェンコだった。
「えー、こいつが司会するのか?無理だろ」
ヤグディンの意見もごもっとも。ストイコ&ロロのベテラン組にまで「無理!」と太鼓判を押されてしまった。
「ここにアホほど買ってあるロケット花火。全部点火しちゃうから、罰ゲームはその片付けでいいだろ」
「ああよかったよ。それ全部僕に向かって発射されるのかと思った」
「鬼か俺は!」
浮かれて水バケツを用意するプルシェンコを眺めつつ、ヤグディンは呟く。
「『金メダルは俺の物 邪魔するヤツは思いきり殴り思いきり蹴るだけ!! アレクセイ・ヤグディンだ!』とか紹介されたかったな」
「ワイは『ファンの前でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃えるダルタニヤン!フィリップ・キャンデロロだ!』がよかったでぇ」
男子選手(ジョニ子除く)はそれぞれ自分の入場のガイドラインを想像し、胸躍らせている。
ライサだけ真顔だ。
「どうせ『デカァァァァァいッ説明不要!! 1m88cm!!エヴァン・ライサチェクだ!!! 』なんだろ?つまらん」
変に冷静である。線香花火の玉も微動もせずまだくっついている。
リッポン「パトリックの場合だと
『スケーティングなら絶対に敗けん!!全開の瞳孔見せたる スピード小僧 パトリック・チャンだ!!!』
みたいな感じ?」
Pちゃん「前から言おうと思ってたけど瞳孔全開なら死んでるだろっ!」
チャッキー「どっこい生きてるシャツの中?ププッ」(バキッ「ぐはっ」)
レイチェル「あのTシャツ現役長いわよね。パトリックは案外、物持ちがいい、と( ..)φメモメモ」
「残りあと11KBだから、もう残りの花火全部に点火しちゃっていいんじゃないかしら?」
ソワソワしているジョニ子の隣で、ライサはまだ線香花火を持っている。
「好きにしろよ。ところで俺の線香花火、まだ火の玉が落ちないんだが」
「はいはい、あんたが線香花火バトルの勝者って事でいいわよ。おめでとー」
「そういう褒められ方されても、あまり嬉しくない・・・」
「さて、今度のことの発端といえば……」
ジョニ子が呟いたその時、暗い地面の上で、列になった花火が次々に発火しだす。
いつの間にか、余った手持ち花火が砂の上に刺されて並び、簡易仕掛け花火になっていたのだ。
(※危険なので真似してはいけません)
花火の炎が描いた図は、一通の封筒(>3)。
「これが始まりだったわね。何だかちょっと懐かしいかも」
次に花火の炎が描き出したのは謎の実の形。
ライサ「俺的にはこれがきっかけだったな…。もう、二度とネットの情報なぞ信じないぞ!」
チャッキー「でも、この実は面白かったな。貴重な体験も出来たし」
Pちゃん「うむ。昔は俺の方が背が高かった」チャッキー「しつこい!」
リッポン「そういえば、ジョニ姐はまだ、15歳のままだね」
ジョニ子「あら、そうね」
「ふむ」暫し考えるリッポン。
リッポン「そうそう!ケヴィンが『20代のジョニーさんってcho恰好いいよね!』って言ってたよ!」
チャッキー「え゛」
その瞬間、ジョニ子はPON!!的な感じで元に戻った。
ジョニ子「…ケヴィン、それ本当?」
リッポン「言ったよな?」
チャッキー「い、言ったけど……」
ジョニ子「もーっ!やっぱりケヴィン可愛いわねっ!この喜ばせ上手さんっっ!!」
チャッキー「うわっ、抱きつかないで!暑いっ!重いっっ!……う、裏切り者ーーーー!!」
ジョニ子がチャッキーにチョッカイを出してる最中、花火は安土城を描き出す。
未来「そういえばタイムスリップも楽しかったですねぇ。」
美姫「今度は江戸時代にいって大奥体験したいわね〜」
クリス「ぼくはぜひ伊賀の里で本物の忍者に修行をしてもらうよ!」
キャシ−「日本語が変よ・・・」
小塚「みんな懲りないね・・・・」
高橋「いいじゃん。今度はちゃんとした装置があるから戻ってこられるんだし。」
プル「そういうタカヒコは過去にいきたい願望はないの?」
小塚「う〜ん、あえて往くならじいちゃんが満州チャンピオンになった頃に行きたいかな?」
一同「そ れ だ !」
小塚「???」
ヤグ「やっぱ一度は自分の先祖に会ってみたいもんだからな〜!」
ジョニ子「な〜に?先祖がえりの話?」
そうこうする内に、花火はまた別の姿を映し出す。
ジョニ「やだ〜!次は何かしら〜!!」
ジョニ子、タイムマシンの存在を知らずに次へ続く。
「ガウッガウッガウッガウッ(ワーイ、あれ見て見て)」
映し出されたのは白クマテディくん(仮名)
自分の登場にご機嫌になりバトルにじゃれつく。
「テディ〜僕たちの友情は永遠だよねっって重い…つぶれる……もうちょっと手加減して……」
「今回は彼がいなきゃ解決しないこともたくさんあったわね。アタシもたまには遊びにいくわね」
「ガウッガウウウウウッガウッ」
今度はウインクしたジョニ子に向かってテディくん(仮名)がじゃれつきはじめる。
「え?アハンアハンそうだったんだ。道理で僕もテディに心惹かれたわけだよねアハンアハン」
「…ステフ…何…言って…言ってるのよっ……ていうか助けて…」
「アハハン、みんな気づかなかったのかい?テディのこの優雅な立ち居振る舞いに
美麗な顔立ち。どうやらジョニーが『彼』って言ったのが彼女の気に障ったようだよ」
「工工工エエエエエエェェェェェェ(バトル)ェェェェェェエエエエエエ工工工」
「日本の円山動物園でもオスと思ってたらメスだったっていうニュース聞いたことありますぅ」
「道理でステファンと話が合うわけだなママーン」
次は燦然と輝く首飾りが描き出される。素敵鉱石の人騒がせなアレだ。
と同時にチャッキーがしゃがんで背中を丸め浜辺のカニと戯れはじめた。
「恥ずかしい・・・僕もカニのように穴掘って、人目に触れないところに潜り込みたい」
「何照れてるのケヴィン!」
エマ登場である。
バスローブに化粧水シートのフェイスパックというくつろぎモードのまま、チャッキーの肩を抱く。
「恥や挫折を通り越して、男の子は男になるのよ」
「エマ先輩に言われてもピンと来ません・・・」
「あらあら頑なな坊やね。でもいつかわかる日が来るわ」
ツルツルお肌のエマはパックを勢いよく取り去り、遠く投げ捨てた。
ジョニ子の顔にペシャリと当たった。
「何すんのよエマー!」
「かかってらっしゃいよジョニ子ー!」
次は、かき氷、浴衣、浮輪等々、夏の風物だ。
美姫「ぎりぎりで水着、着られて良かったわー。やり残した事はないかしら?」
Pちゃん「あれは何です?」
描き出されたのは、胡瓜の馬、茄子の牛、灯篭などのお盆飾り。
美姫「お盆の飾りね・・・。日本ではお盆の間あの世から亡くなった人が帰ってきて、一緒に過ごせるのよ・・・」
Pちゃん「へー・・・」
とそこへジョニ子がPちゃんの背中めがけて華麗なドロップキックをかました。「ふぎやぁっ」
「ラスト近くだからってしんみりモードは禁止よっ!ほらパトリック、これあげるわ。
残りの8月の実よ。過去が見える実。勿論ミキにもあげるわよ」
美姫はケラケラ笑いながら首を振った。
「あたしも成長したからねー。大丈夫よ」
「俺だって成長してるし!つーか、無防備な背中にドロップキックかますなっ!」
「そうそう、それでこそ男の子よー。そうやって男の子は男になるのよ」
「ちょっと!それはアタシがさっき言った科白でしょっジョニ子ー!」
「かかってこいやぁあエマ―!」
二人が不毛な争いを続けている中、花火は最後に5つの輪を描き出した。
「これはオリンピックだね!」
それぞれがオリンピックに思いは馳せる。(約2名は除く)
そうこうしている内に最後の花火の炎もゆっくりと薄れていった。
ジョニ子「あら、これで花火も終わり…夏も終わりねー…まだまだ暑いけどorz
って、暑いわよっエマ!いつまでくっついてるのよっ!」
エマ「はいはい。そういえば学生さんは明日から新学期じゃない。
アンタ達、夏休みの宿題は終わった?スケートの練習はしてるんでしょうね?」
チャッキー「僕たちもう高校生じゃありません、エマ先輩」
Pちゃん「う、でもスケートの練習はやばいかも…普通にコーチに怒られるレベル……gkbr」
ジョニ子「あー、アタシも練習しなくっちゃー。っていうか、仕事も溜まっているだろうし。
……でも、まあ、まずは我が家に帰らなくちゃね!」
ジョニ子の言葉に片隅にいたガチ君がにっこりと笑った。
スケーター達も三々五々帰り支度を始める。
向こうの方でライサが右にテン君、左に未来を抱えてよっこらしょと立ちあがった。
「待ってくださーい」
使い終わった花火を拾い、宴会のため散らかっていた周辺を片付けながら
帰る準備をしていた一同の元に真央がかけつけた。
「あー、間に合ってよかった。これみんなにどうぞ」
それは即席アイスリンクの上でみんなで撮った記念写真だった。
今年の夏の想い出に、と1枚ずつみんなに配る。
「この暑さでエアロの体調もまだ悪いんで、戻りますねっ。またみんなで遊べたら嬉しいです。それじゃっ」
ジョニ子や他の面々が声をかける隙も与えず
真央は去っていった。
「いろいろあったわね、でも楽しかったわ」
「このメンバーが集まって楽しくなかった時はないけどね」
「そうよねー、なにかしら誰かが問題を起こしてことが大きくなっていって……イヤだわ、もう」
「イヤっていいながらも楽しんでるよね」
しみじみ語るプルとジョニ子。
見上げた夜空には流れ星。8月ももうすぐ終わり。
それぞれ帰るときが来たようだ。
「ふん、ふん、ふん〜♪と」
鼻歌混じりにリッポンは真央から貰った写真をテーブルの上に飾った。
「最初は巻込まれ型被害者なんて言ってたけど、終ってみるといい思い出だな」
その隣には例のグランドキャニオンの木の写真が並んでいる。
「クワドも上達したような気がするし。レイチェルのおかげかな?w」
“そこかよ!”というようにピピネラが頭上で鳴いた。
「……忘れてた」屋根にぽっかりと空いた穴を見上げてPちゃんは呟いた。
かれこれ三ヶ月(?)ばかり放置された部屋。雨風を凌げる訳もなくえらい事になっていた。
「くそ〜、ジョニ姐の奴〜!」
一瞬、憤ったPちゃんだったが、手にした写真を見つめて思い直す。「ま、いいか」
「あれだよなー。案外付き合ってみると悪い奴じゃなかったよなー」(←上から目線)
「という訳でぇ、白くて小さいエヴァンはそれはそれは可愛かったんですぅ〜」
お土産の生八つ橋を手に、にこにこお喋りする未来。
その様子をフランク・キャロルもまた、にこにこ頬笑みながら見ていた。
「もう、いいだろう、ミライ」ライサは照れたような困ったような顔。
その傍らではテン君が生八つ橋をくわえたままやっぱりうとうとしていた。
ヤグ&プルは宇宙船のソファに腰掛け、とあるCDを手にしていた。
「これがスレエンディングテーマってのはいただけねえな」
「'Dirty Love'だってさ。代わりに僕が歌おうか?」
「やめとけ」
一瞬で断られ、プルの周囲にブリザード。
涼しくてテディ嬢大喜び。バトルもついでに大喜び。
「彼らはいつ北極に行くのかママン」
「僕らがそれを知ってどうなるのかって気もするよアハンアハン」
「お前らもはよ帰らんかい!って俺とエルヴィスもやな。ハハハハ」
ガチくんはひっそりとトイレに籠もって感涙にむせんでいる。
「やっとロシアに帰れる……先輩たちと過ごすのは楽しかったけど、今後は距離感を保っていきたい。
もし次スレがあるのなら、たまに出てきて応援だけする立場がいい」
たぶん無理。
「えっと、その・・・え、エレーネ・・・っ」
「?」
「ま、また・・・、また日本来てね!俺待ってるから!」
「・・・うん、行くわよ?」
顔を真っ赤っかにしながら別れ際に精いっぱいのラブコールをした崇彦。
ちゃっかり手も握って、ご機嫌なことこの上ない。
(それまでにクワドを完璧にしとかないと・・・!いいとこ見せなくちゃっ!)
「ゲデ子ってGPでNHK来るよな?」
「僕もそう思ったんだけど・・・」
なんか水を差すようなので、言うのはやめておいた大輔と信成。
「お前もいろいろ大変だろうけど、頑張れよ」
「うん。大ちゃんも歌子先生の夏休みの宿題、頑張ってね」
「◇」
アボットはウサ耳カチューシャを持って、所在なげにウロウロしている。
「あのさユカ、これはもうボクらが締めくくっていいって空気って事なのかな。ラビットラビット」
「……あなたには他にする事があるはずよね?^^ちなみにイラスト描きではなくてよ?^^」
「……オー!!ノーーーーーーーーーー!!」
朝焼けの中、ウサギ跳びで去っていくアボット+自転車(+竹刀)で追いかけるユカを見送り、
ジョニ子はクスクスと笑う。
「まあ彼らに任せてもいいんだけどね。アタシも忙しいし。そう!北京行くの!
雪組の氷上結婚ショー出演よ!ああもうドキドキしちゃう!」
15年の付き合いとなるクタクタパンダちゃんを抱きしめてから、華麗に滑り始めるジョニ子。
周囲に流れるのはやはり―――「poker face」
「最高の演技で雪組を祝うわ!スレのみんなも二人を祝福してあげて!」
..◇・。..☆*。
゜゚・*:..。.。★◎@ ○☆。..:*・゜
゜゚・*:..。.。◇@☆*・゜★。。.:*・☆*・。..:*・゜
。..:○★◎☆。∂∇。★◎*・゜゚。◎★
◎☆◇☆。*・.。..☆◎。.:☆◇*.....。
゜゚・*:..。.*・☆◎。__☆◎*・。..:*・゜ ゜
\ /
\ /
. ∧_∧\ / 雪組おめでとう!!
(・ω・)..∞ 祝杯を用意しました。
/ つ つ▽▽▽▽▽
〜( ノ.......|....|.....|....|.....|
しし'......⌒⌒⌒⌒⌒