次は燦然と輝く首飾りが描き出される。素敵鉱石の人騒がせなアレだ。
と同時にチャッキーがしゃがんで背中を丸め浜辺のカニと戯れはじめた。
「恥ずかしい・・・僕もカニのように穴掘って、人目に触れないところに潜り込みたい」
「何照れてるのケヴィン!」
エマ登場である。
バスローブに化粧水シートのフェイスパックというくつろぎモードのまま、チャッキーの肩を抱く。
「恥や挫折を通り越して、男の子は男になるのよ」
「エマ先輩に言われてもピンと来ません・・・」
「あらあら頑なな坊やね。でもいつかわかる日が来るわ」
ツルツルお肌のエマはパックを勢いよく取り去り、遠く投げ捨てた。
ジョニ子の顔にペシャリと当たった。
「何すんのよエマー!」
「かかってらっしゃいよジョニ子ー!」