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松屋、すき家は大幅増益 吉野家は最悪赤字で“優勝劣敗”鮮明
5月10日16時27分配信 産経新聞
大手牛丼チェーンの2009年度決算の優勝劣敗が鮮明となっている。「松屋」を運営する松屋フーズが10日発表した10年3月期決算は、
最終利益が前期比38・7%増の10億円を確保。「すき家」のゼンショーも同期の予想を上方修正しており、最終利益が6割増の39億円となる見込み。
これに対し、吉野家ホールディングスの10年2月期決算は最終赤字が過去最悪の89億円に上った。
松屋とすき家が値下げで来店客を増やす一方で、価格を据え置かざるを得なかった吉野家は、顧客流出が止まらなかった。
松屋は、昨年12月から牛めし並盛りを320円に値下げし、すき家は牛丼並盛りを業界最安値の280円に引き下げた。
これに対し、吉野家は380円に据え置き、すき家と100円もの価格差が付き、苦戦を強いられた。
松屋の売上高は前期と同じ624億円、本業のもうけを示す営業利益は6・6%増の25億円だった。
値下げで来店客数が1・5%増え、売り上げの落ち込みを補った。
11年3月期は、売上高が前期比6・3%増の663億円、営業利益が同17・0%増の29億円、最終利益が11・0%増の11億円と予想。
客単価は昨年12月の値下げ影響で1・8%低下するが、客数を1・8%増やすことでカバーすると計画だ。
同日、都内で会見した緑川源治社長は今後の価格戦略について、「(恒常的なさらなる値下げは)コストの兼ね合いからできない。
基本的には定期的な値下げキャンペーンで対応したい」と述べ、4月に一時実施した並盛り250円への期間限定値引きを今後も実施する考えを示した。