落合監督をまったり語るスレ in スポーツサロン19
(パ・リーグ、西武4−5楽天、6回戦、西武4勝2敗、3日、西武ドーム)
打った瞬間だった。レオ党の悲鳴が響くなか、きれいな放物線を描いた今季初の“鉄平弾”が、
楽天ファンが陣取る右翼席に吸い込まれた。
「本塁打を打つ打者ではないので、自分で決めようなんて気持ちはなかった。(後に)つなげれば何とかなるかな、と」
1点を追う八回無死一塁。セットアッパー、藤田の内角直球をガツン。必勝の継投策で逃げ切りに出た相手の勝ちパターンを、
決勝の逆転1号2ランで打ち砕いた。
0−2の三回にも一死満塁から一時は同点となる右前2点適時打。
昨季の首位打者(・327)が、4打点の活躍。まだ打率・294とおとなしい好打者が、本領発揮だ。
休養で欠場した高須に代わり、今季初先発した内村との“臨時2、3番”。
その内村が三回に右前打で満塁機を演出し、八回の決勝弾の直前には藤田から13球粘って中前打で出塁。
育成枠からはい上がったプロ3年目の内村の好アシストに鉄平が“ゴール(点)”。
「(本塁打は)内村の粘りが大きかった。相手投手に心理的に影響を与えたと思う」とコンビプレーに笑顔を見せた。
チームは今季初の4連勝。しかもすべて1点差勝利は球団史上初の快挙だ。
「投手陣の踏ん張り以外の何物でもない。ボクたちが打って楽にしてあげないと」と打線の奮起を誓った鉄平。
4日も“獅子料理”でAクラスへ、ジワジワと近づいていく。