落合監督をまったり語るスレ in スポーツサロン19
風向きが変わるかもしれない。そんな予感と高揚感を久々に味わっている。負ければ黄金ならぬ「暗黒週間」にもなりかねない一戦で、サヨナラ勝利。随所に今後への好材料があった中身を見ても、この勝ちには1勝以上の価値がある。
好材料の筆頭は栗原のバットだ。前日までの11試合で1打点。「調子が悪いのではなく、これが実力」。珍しく弱気で投げやりな言葉が口を突くほど、心身ともにどん底に陥っていた。
たった1試合での即断は禁物だが、今日の2打点は復調への糸口にはなるだろう。空元気でもいい。考え込む性格は一時封印して、自らを上げ潮ムードに乗せていくべきである。
今井の好投も大きい。本調子には遠いにしても、故障明けで5回1失点は立派のひと言。ローテの一員として計算が立つようなら、交流戦以降の戦いに展望が開ける。
試合展開で特筆すべきなのは、「勝利の方程式」が崩れた後に勝ち切った点。このしぶとさと粘り腰は、明日につながる。4年ぶりとなる中日戦の2カード連続勝ち越しで、チームとしての自信も芽生えたに違いない。5月の風に乗って、いざ横浜にリベンジである。(加納優)