落合監督をまったり語るスレ in スポーツサロン19
阪神 今勝たないでいつ勝つんだ
【野球】
2010年04月22日 掲載
手に汗握る投手戦は広島前田健に軍配が上がった。
阪神は先発した久保が八回まで6安打1失点の好投を見せたが、前田も一歩も譲らず八回まで1失点の力投。
久保は九回に広島小窪に勝ち越しソロ弾を浴びて1点に泣いた。「いいプレーが出たのに……大事な場面で打たれてしまって情けない」と肩を落とした。
阪神は右肩故障で金本がスタメン落ちした18日からチームがイキイキしている。同日は2点リードの九回、金本の代わりに4番に座った新井が
無死満塁のチャンスに適時打を放った。20日の広島戦では、左翼のスタメンに起用された狩野がいきなり特大の3ランを打った。
そしてこの日は、八回から守備固めとして出場した新人の藤川俊が、末永のあわや長打という当たりをジャンプして好捕すると、
同点の九回にも広瀬の大飛球をダイビングキャッチ。金本なら間違いなく抜かれていた打球だった。
2度の好守を見せた藤川は「試合前から風をずっと見ていたし、大事なところで出ることも頭に入れていた」と胸を張り、
「守備ならオレに任せろ」と言わんばかりだった。
連続フルイニング出場の記録が途切れた金本も、右肩さえ完治すればスタメン復帰が濃厚だ。真弓監督は金本に気を使い、
球団も年俸4億5000万円の選手を遊ばせておくわけにはいかない。スタメンどころか、再びフルイニングで使うかもしれない。
それでも、あの拙守が改善されて戻ってくるわけではない。金本をゲームに使い続ければ、打撃不振や失策で勝てる試合も落とすことにもなる。
だからこそ阪神は、新井が4番を打ち、左翼のスタメンで狩野を使い、接戦の終盤には守備範囲の広い藤川を起用する今こそ、貯金をしなければならない。
八回の無死一塁の場面で代打出場の金本は、ヒットを打って甲子園の大歓声を浴びた。
優勝を狙うにも、試合を終盤に盛り上げるためにも、真弓監督は金本を代打に専念させるべきである。