落合監督をまったり語るスレ in スポーツサロン19

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732スポーツ好きさん
『第70回皐月賞』(G1・18日・中山競馬場・芝2000メートル)は単勝1番人気
のヴィクトワールピサが直線で内を突いて抜け出し、6番人気ヒルノダムールに1馬身半
差をつけ5連勝で1冠目を制した。タイムは2分0秒8。3着は11番人気のエイシンフ
ラッシュが入り、2番人気のローズキングダムは4着だった。岩田康誠騎手(36)は昨
年のアンライバルドに続く皐月賞連覇、角居勝彦調教師(46)はこの勝利で牡馬3冠制
覇を達成した。
 重圧に耐え抜いた岩田に、競馬の神様が舞い降りた。絶好の手応えながら、包囲網に苦
しみつつあったヴィクトワールピサ。だが、残り1ハロン。内ラチ沿いと、バテたバーデ
ィバーディとの間に、ちょうど1頭分、進路が開けた。
 「まさにビクトリーロード!」(岩田)と、こん身の力でスパートをかけると、一瞬の
うちに馬群から抜け出し、1冠のゴールへと飛び込んだ。「馬が、ボクよりも落ち着いて
た。周囲を見て(タイミングを)計ってたからね。だから、すぐに反応してくれた。これ
も、豊(武)さんが自在性とか、すべてを教え込んでくれたおかげ」と、頭を下げる。
 史上4人目となる、皐月賞連覇の快挙を達成した岩田。しかし、自然体で臨めた昨年と
は違い、主戦武豊が落馬負傷のための代打騎乗。ワンサイドで4連勝中、圧倒的人気馬と
あって「オファーがきた時は、よしと思ったけど、日が近づくにつれ、気持ちは追い込ま
れていった」と、苦しい胸の内を明かす。
 追い打ちをかけるように、皐月賞直前の中山10Rでは発馬直後に落馬。「痛かったけ
ど、手も足も動いたので(皐月賞は)大丈夫だなと。これで乗れなかったら申し訳ない。
それに、豊さんに、自信を持って勝ってこいって言われて、一気に硬さがほぐれた」と、
主戦のエールが、岩田を勇気づけた。
 ウイニングランでの雄たけびや、大きなガッツポーズは「(3冠)クラシック最初の一
戦、1番人気になる馬を岩田でいこうやと決めてくれた馬主さんや、きゅう舎スタッフへ
の感謝」と相好を崩し「乗り味はウオッカみたいに重厚。無事にいけば3冠も狙える器。
次は、豊さんと頑張ってほしい」と、潔く武豊へバトンを返還した。