ラジオ体操を語ろう

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67スポーツ好きさん
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ラジオ体操が様変わり 人集め苦心 滋賀県教委が調査

夏休み恒例のラジオ体操が近年、様変わりしている。
かつては夏休み中ずっと、早朝に行われていたが、実施期間を1、2週間に短縮したり、開始時刻を遅らせる地域が増えている。
「少子化もあって、年々、集まりが悪くなっている」ことが背景にあるようだ。

滋賀県教育委員会は今年3月、県内すべての公立小学校を対象に、昨年の夏休み中のラジオ体操の実施状況を調べた。

大半の地域で行われていたが、期間は1、2週間の地域が半数を超えていたといい、
「以前は土、日曜を除く毎日開かれるのが一般的だった。期間を短縮する地域は年々増えている」とみている。

また、体操の開始時刻も、かつてはNHKのラジオ放送に合わせて午前6時半に始めていたが、
最近は放送を録音したテープを使って午前7時以降にする地域が多い。
「夜型生活の家庭の増加で、早起きが苦手な子どもが増えている」という。

大津市の膳所公園団地自治会は、以前は夏休み中ずっと開いていたラジオ体操を、7月だけの11日間に短縮している。

昨年、自治会の体育委員を務めた河井紀之さん(46)は「眠いなどの理由で、
呼び掛けても来ない子どもが多い。役員の負担軽減もあって短くした」と打ち明ける。

県教委は本年度、子どもに規則正しい生活習慣を身につけさせるために
「早寝・早起き・朝ごはん」県民運動を始めた。夏休みについては、地域ぐるみで毎日、ラジオ体操を開くように呼び掛けている。

大津市の長等学区は、地域単位から学区全体にエリアを広げ、大人も参加するラジオ体操に切り替えて、今夏で30周年を迎えた。
期間はお盆前までに縮めているが、長等青少年学区民会議会長の藤堂真理さん(53)は
「学区全体なので、集まる人数が多い。地域の触れ合いの場にもなり、子どもの参加も増えている」と話していた。