プロレスリングNOAH非公式掲示板サロン出張所1

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361位置@ファンタジー馬鹿 ◆iiIChi1Fd2
さてさて。今回はコウジョウチョがレポ出来ませんので
代わりに私が観戦記などを。

開始前:
結構早々に武道館に着いたのですが、思っていた以上に人がたむろ。
奥にはYFCの招待券の方々がかなり並んでおられました。ダフ屋の方々も結構いたようです。

さて肝心の客入りですが、恐らく過去ワーストの客入りで7割といったところ。
こりゃあ盛り上がらないかな、と思っていましたが、どっこい凄まじい盛り上がりでびっくりしました。
五万人いても冷ややかなときもあれば、一万人でも燃えたぎるときもあるということでしょう。

第一試合:橋 誠vs鈴木鼓太郎(10:12 ○橋ー鈴木×)
第一試合からなかなかの好試合でした。ただ、やはり負傷の影響の色濃い鈴木が時折技を失敗するなど
やや粗い部分も目立ったように感じます。ですが、ふたりとも気迫はさすが。最後はゴリサンダーから
橋がピン勝ち。橋は負傷箇所を攻め込むのが目に付きました。後輩との対戦でもあるし、もう少し違った攻めでも
よかったかな、とふと感じます。試合後はお互い張り手と握手の交換でノーサイド。

第二試合:青柳、百田、菊地、力皇vs永源、川畑、泉田、井上(12:31 ○力皇ー川畑×)
意外と面白かった第二試合。まずは永源の動きが妙に良くてなぜか笑えました。ショッキングピンクの
タイツもなんだか「いとをかし」の感が。試合には特に取り上げるところもなかった様に思いますが、
ピンを取った力皇の動きがやはり抜きん出ていました。ちなみに入場時、百田が入場ゲートですっ転んでましたw

362位置@ファンタジー馬鹿 ◆iiIChi1Fd2 :03/06/07 16:05 ID:FysZn7HM

第三試合:金丸、杉浦vs丸藤、KENTA(15:08 ○金丸ーKENTA×)
前半戦の最後を飾るタッグマッチは意地の張り合いで白熱。金丸杉浦組は奇襲でペースをつかみ、終始
試合をリード。特に杉浦の動きのよさはこの中に入ってもピカイチ。やはり新日参戦がいいほうに出ているのでしょう。
金丸もポイントポイントでえぐい攻めを見せて、今日のところは危なげなく感じました。
丸藤KENTA組はわりとバランスが取れてるチームだと思いましたが、なかなか試合の主導権が握れず苦戦のもよう。
最後はKENTAがふたりがかりで攻め込まれてジ・エンド。試合終了後も小競り合いがありました。
そしてその試合後Jrタッグトーナメントの出場選手発表が。隣の人の「うわ、スティーブ出るんか」には思わず笑いました。
会場は01コンビとライガー・村浜組の発表で大歓声。

第四試合:高山善広vs森嶋猛(05:12 ○高山ー森嶋×)
電光掲示板に「5大シングルマッチ」というメッセージがデカデカと掲示され、そのオープニングマッチとして行われた
この試合は、超ド迫力のどつき合い!W2と対峙する高山は常にハードヒットマッチを意識してるのであろうが、
それにしても森嶋のエルボーは2階席の僕のところまでヒット音が聞こえてくるし、チョップも破壊力満点!
しかしそれらを受け切って森嶋を絞め落とす高山はさすが2冠王の貫禄ですね。ただし、森嶋の打撃はそれなりに
効いてはいた感じ。ちなみに引き上げる直前、入場ゲートの上にいたカメラを持った女の子たちにポージングのサービスを
していました。森嶋は1月の武道館でも本田に落とされていたはずで、「落とされキャラ」になってきていてちょっと不安です。
体は一時に比べだいぶ締まってはきたようですが・・・。

363位置@ファンタジー馬鹿 ◆iiIChi1Fd2 :03/06/07 16:08 ID:FysZn7HM
第五試合:小川良成vs池田大輔(07:54 ○小川ー池田×)
今回のネタ試合。最近のノアによくあるアメプロ風味の試合に近い試合でした。池田は気合が入ってはいましたが、
やはりどうしても小川に受けきられてしまうのが問題でしょう。バックドロップはよくクリアしましたが、完全に
固められては万事休す。三沢小川を喰うには、もうひとつインパクトがほしいところ。「お待たせしましたー!」と
キン肉バスターもいいとは思うんだけど、それだけでは。試合後は帰りしなの小川を池田が襲ってそのままお二人とも
帰られました。

第六試合:三沢光晴vs佐野巧真(15:21 ○三沢ー佐野×)
かつてはライガーとも数多の名勝負を行い、SWSに行ってから以降はサブ的役割が多くなりがちだった佐野が、みごとに復活の狼煙を
あげた試合となりました。一時意識して増やしていた体重も知らぬ間に余分はそぎ落とされ、いかにもレスラーらしい体型に。
試合も積極果敢に三沢に攻め込み、大いに三沢を焦らせていました。特にソバットの切れは相当なもの。効果的に三沢の上腹部に
打ち込んでいました。ドラゴンロケットも披露し、この試合にかける意気込みが伝わりますが、そこはやはり三沢もただでは終わりません。
エルボーだけでなくキックなども利用し、佐野に決定打を打たせません。対する佐野も垂直落下式ブレーンバスターからゆりかもめを
出しますが、最後はワンツーのエルボーからエメラルドフロージョンでピン。しかし会場はこのころには佐野を声援する声がほとんどで、
眠れる男の覚醒を皆が喜んでいる雰囲気です。この調子を維持できれば遠からずタイトルへの挑戦も見えてくるでしょう。それだけの内容
でした。
364位置@ファンタジー馬鹿 ◆iiIChi1Fd2 :03/06/07 16:09 ID:FysZn7HM

第七試合:田上明vs永田裕志 (15:53 ○永田ー田上×)
そして注目のセミファイナル。とにかく田上への声援が凄まじいこと!こんなに田上ファンが多いとは知らなかった、と言いたいところだが、
やはり外敵・永田との試合を通じて復活してほしい、そして勝ってほしいとみんなが思っていたのでしょう。試合も観客の声援に乗って田上が
しょっぱなから永田を追い込みます。しかし、永田もV10レスラー。相手の動きを止めると一気に攻め込みます。しかし田上も珍しい
袈裟切りチョップやハイキックなどで応戦。館内はまさに大絶叫の大盛り上がりでした。最後はナガタロックVで田上からギブアップ勝ち。
元V10王者の意地を見せ付けました。しかしそれにしても盛り上がりました。豪快な田上とテクニカルな永田なので戦前はちょっと不安も
ありましたが、永田が試合を引っ張って田上の持ち味を存分に引き出していました。
このこの試合でもうひとつ印象的だったのは永田の楽しそうな雰囲気でした。心からプロレスを楽しんで、観客の反応に身を委ねる姿は
なんだか「来て良かったね」と声をかけたくなるほどでした。いろいろ言われる人でもありますが、少なくても今回は最多防衛記録保持者の
名に恥じない内容だったと思います。田上も、まだまだ頑張ってほしいと思います。この試合を見る限り、まだやれるはずです。






365位置@ファンタジー馬鹿 ◆iiIChi1Fd2 :03/06/07 16:11 ID:FysZn7HM
第八試合 GHCタッグ選手権:秋山、斉藤vs小橋、本田 (26:54 ○本田ー秋山×)
異常に盛り上がったセミの余韻も覚めやらぬ中、小橋と秋山の壮絶などつき合いから
始まったこの試合は、本田が秋山からピン勝ちを奪うという感動的な結末になりました。
本田には試合中「休むな(#゚Д゚)ゴルァ!!」とか「しっかりろ(#゚Д゚)ヴォケ!!」とか言う野次も
少なくありませんでしたが、ラストの回転地獄五輪を繰り出した刹那からの
武道館の割れんばかりの多聞への声援は凄まじいものでした。
秋山からピンを取った瞬間などまさにひっくり返らんばかりでした。
レスラーはやはり自分の代名詞と言える技を持つこと、そしてチャンスを逃さないことである
というのを今の本田を見てつくづく感じます。そして今回はノアになって初めての中堅の
サクセスストーリーだっただけに、ファンの思い入れも格別であったとも思います。
それが今回の感動的な結末につながっているのかなあ、と思います。

今回の武道館は正直芳しい客入りではありませんでした。
ですが、それを補って余りあるほどの興行内容と観客の盛り上がりで今回来たファンは
満足したのではないでしょうか?やはりプロレスは生で見るのが一番。つくづくそう思います。
そしてそこでいい試合が行われれば、お客さんがお客さんを連れてくるのです。
最後にいつでもそうですが、反省すべきところは反省し、
いいところは取り上げ、次回につなげて欲しいと思う次第です。
366位置@ファンタジー馬鹿 ◆iiIChi1Fd2 :03/06/07 16:15 ID:FysZn7HM
追記
さすがにペットボトルを投げるのはよくありません。以後は自粛しましょう。