ﾌﾟﾛﾚｽﾘﾝｸﾞNOAH非公式掲示板サロン出張所１

837 名前： ◆LRKKOBASHI 投稿日：03/03/02 05:31 ID:???
＜第七試合　斎藤彰俊 ○秋山準 VS 杉浦貴 本田多聞×＞
入場時、予告通りＳＨＵＲＡで入場してくる秋山…と思いきや、多聞さえもが入場に目を奪わ
れている隙に影からジャージ姿の秋山が登場(驚)、そして奇襲。一気にペースを持っていき、
後は徹底した膝攻撃で多聞からギブアップ。…ってぉぃ、その省エネファイトはもう飽きたぞ。
地力あるんだから正面から多聞を倒してみせろよ。それでもコバヲタの第一人者か。

＜第８試合　GHCヘビー級選手権試合 無制限1本 ×三沢光晴 VS 小橋建太○＞
さて、何から書いたものか…。まだカードが正式決定していなかった頃からのチケットの売れ
行き。それが示す三沢対小橋というブランドに対する信頼感。それを正面から受け止めて、自
分達のできる最大限の『プロレス』を魅せてくれた二人。

俺の中の、かつての三沢対小橋(に対するイメージ)には追いつけなかった。記憶の中で美化さ
れたのかもしれないから(今度ビデオ見返そう)偏見かもしれないが、流れるような技の攻防と
はいかなかったのは確か。でもそれはこの試合の価値を貶めるものではない。「素晴らしい」
と言うより「凄まじい」。「楽しい」と言うより「切ない」。

派手で垂直落下な技ばかりに目が行きがちだけど、互いに遠くからじゃ見えないような攻防で
も互いを削りあってた(鉄柱に頭を乗せてのエルボーとか)。『プロレス』じゃなくて『作品』
を作ってるみたいだったという書きこみがスレにあったけど、互いに一本の木にノミを叩きこ
んでいく競作の彫刻のような感じだろうか。

最後の一刀をバーニングハンマーによって打ちつけ、再び腰にベルトを巻いた小橋。万感の思
いを込めた「長かったですね」の一言で、予告通り泣けてきましたよ、えぇ。タフマンコンテ
スト？ 垂直落下ﾏﾝｾｰ？ 何とでも言ってくれ。愚直なまでに自分のプロレスを貫く小橋だから
こそ、俺はコバヲタやってんだ。貫き通して戴冠した今に泣かないでいつ泣けと｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡