俺の筋肉は世界最強       

このエントリーをはてなブックマークに追加
29○土手
俺の筋肉はノーリミッツ

身長165cmのフレームに所狭しとギュウギュウに詰め込まれた、体脂肪率24%、130kgのピュアマッスル。
上腕囲はゆうに50cmを超え、胸囲は140cmをも超える。にもかかわらず、ウエストは年中100cmというベストシェイプ。
腹筋の隆起など、まるで圧縮した生ゴミを詰め込んだかのごとく、巨大に膨張している。
その腹筋にただれしたたる脂汗とニキビがカマキリの巣のごとくほと点在し、その芸術的な姿はまさに動くギリシャ彫刻そのものである。
もちろん、見た目だけではない。
ベンチプレスはゆうに350kgを上げる。その握力は100kgを超え、ダンベルカールは50kgを軽くリフトする。
もちろんパワーだけでなく、松屋のトンテキ30人前など序の口である。これだけ食ったあとでありながら、吉野家をはしごしてさらに30人前食うことができる。
さらに、これにスピードが加わる。我がバク転は、見ただけで肉塊どもを唖然とさせるほどのスピードを持つ。
ベンチからのスーパーセットで、バク転を決めたときには、あまりの恐怖にそれだけで奴等は顔を曇らせるほどであった。
むろん、我が顔面はガマ蛙のごときムーンフェイスも備わっている。加藤大でさえ、逃げ出すであろう。

パワー、食欲、バク転、ムーンフェイス、見た目の芸術性。これら5つを完璧に備え持つ我が肉体にかなう者など、はたしてこの世に存在するのであろうか?