756 :
NASAしさん:
>>750 TCASの回避指示機能を省略したタイプです。
本来のTCASは危険な航空機をそれぞれ上下に避けるように、両機のシステム間で
調整をして反対方向に指示しますが、YSは指示通りの上昇降下できないので、
警報だけです。
「ぶつかるよ!」と教えてくれるだけで、どちらに避ければ安全かや
相手がどちらに回避するかも調整されません。
無いよりはマシですが、本来の衝突回避装置の代わりにならないので、
YSの恒久的な延命手段とはなりません。残念。
でも接近した相手機の位置は知らせてくれるみたいな、って記事で読んだ記憶あり
758 :
NASAしさん:05/01/18 00:37:06
>>757 だいたいの位置を教えてくれるだけ・・警報だけです。
目視で相手機を捜すための参考になりますが、回避操作はPの目に頼ります。(雲中では見えない!)
それを使っての回避は出来ません。
どちらに飛んでいるのかも正確に把握できなし、その後どちらに向きを変えるのかも不明です。
TCASの特徴は、あいまいな把握しかできない位置でなく、正確に計ることの出来る高度を使い
どちらの方が避けやすいかを判断し、情報交換をしながら、
互いに反対方向に回避を指示する点にあります。
肝心な回避が出来きません。
759 :
NASAしさん:05/01/18 00:37:44
>>757 だいたいの位置を教えてくれるだけ・・警報だけです。
目視で相手機を捜すための参考になりますが、回避操作はPの目に頼ります。(雲中では見えない!)
それを使っての回避は出来ません。
どちらに飛んでいるのかも正確に把握できなし、その後どちらに向きを変えるのかも不明です。
TCASの特徴は、あいまいな把握しかできない位置でなく、正確に計ることの出来る高度を使い
どちらの方が避けやすいかを判断し、情報交換をしながら、
互いに反対方向に回避を指示する点にあります。
肝心な回避が出来きません。
760 :
NASAしさん:05/01/18 02:36:24
>>756 なんで衝突回避の指示を調整しないの?
けち臭いシステムだな。
こっちは回避動作なしの前提で相手に調整した回避指示を出させるくらいできそうな気がするが
>>757 よくわからんのでもうちょっと整理した情報をくれまいか
「肝心な回避ができない」ってのは、YSに回避動作させる運動システムを付けられないってことでしょ。
「どちらに飛んでいるのか」ってのはトランスポンダからの情報で、それに対応するのは容易でしょ。
今時の旅客機についているような、相手の3次元位置と速度の情報を表示するシステム、はYS
につけるのも容易だと思うがそうじゃないのか?
761 :
NASAしさん:05/01/18 04:09:31
>>760 TCASは約25秒後に衝突の可能性のある飛行機の両方に回避手段をアドバイスするシステムです。
おっしゃる通りトランスポンダーの機能の一部(自動通信機能)を利用していますが、相手機の位置は
大体しか算出できません。距離はある程度正確ですが位置の誤差が大きいシステムで、
水平間隔を見切って左右に回避させる方法は無理です。
(場合によっては、指示に従ってぶつかる可能性もあります。)
反面、高度計のデータは誤差が少なく、互いの高度データ(上昇率も含み)と距離を情報交換し
上下に回避する方向を決定することは可能です。また、回避方法も互いに情報交換を続けます。
それがTCASの衝突回避(TA)の方法です。
しかし、急上昇や急降下が性能的に出来ない飛行機では指示に従えません。
出力不足で通常上昇が精一杯な飛行機でも、利用できる速度範囲に幅があれば
速度を高度に変換して一時的な上昇降下も可能ですが、YSはその速度にも余裕がないので
TCASの回避機能(上下方向)を使うことができません。
上昇も降下もほぼ同じ出力(タービン回転14200rpm)で飛行しているYSは、上昇時は
常用最低速度に近い飛行ですし、降下は最高速度に近い飛び方を頻繁にします。
残念ながらYSは、出力にも利用可能速度範囲にも余裕がありません。
フル性能で上昇中に、管制官から「上昇してるのか?」と確認されることがあるほどです。
(山越えの下降気流を上昇中に降下してしまったこともあります、悔しい!)
縁があり好きな飛行機ですか、そんな飛行機に突然の急上昇を期待されても・・です。
762 :
NASAしさん:05/01/18 04:19:49
>>761の修正。中程の「衝突回避(TA)〜」は(RA)のミスです。
衝突回避操作の状態(警報及び回避指示)はRAと略します。
TAはRAにいたる可能性がある航空機の情報表示で、この機能だけをYSに追加したようです。
ただし、ごく普通に飛行している飛行機同士でもこのTAの対象になりますので、
回避操作対象とは限りません。正規の管制間隔を確保しても反応することがあります。
>>761 さんくす
なるほど、水平位置と高度の情報は誤差が違うわけですね
YSの上昇性のがそんなだったとは知らなかった。健気だな、、、
もっと頑張って欲しいが、そんな状態だったんだ
764 :
NASAしさん:05/01/18 04:47:29
>>760さんの前半について
「こっちは回避動作なしの前提で相手に調整した回避指示を〜」という前提で
「旅客機として」YSの安全を確保するには、その飛行機以外の「すべての航空機」を
自己責任で飛行する自家用の小型機の含めTCASの上昇降下指示に従える高性能とし、
自家用Pを含む「すべてのP」がTCASを使いこなした操作をできるようにする必要があります。
もちろん、そのYS以外のすべてのYSもです。
ちなみに、高性能なジェット旅客機でもエンジントラブルなどの場合は、
TCASに従う性能がなくなる場合があります・・ この場合は、TCASのRAは利用しません。
(相手がTCASを持っているなら、相手だけがRAを利用して回避します。)