「アスカ」という飛行機について

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11
だれか当時の関係者&詳しいヒト、ぜひ教えてくれ!
10年ぐらい前に日本のどこかの会社がアスカという大型の飛行機を
作ったのだが、結局のところ実際に運行はしなかった(はず)

って長くなるから次に書く
21:2001/07/25(水) 02:35
わしが聞いたその理由↓
@大学の経営学の講義中、ある教授曰くアスカが世に出まわれば新たな貿易摩擦の
 火種になる可能性があるため、いわば抹殺されてしまった!
 ・・・そのとき眠かったがこんなような趣旨の発言を教授はしていた。
A就職活動中、川崎重工のリクルーターと雑談中に@のことを話したら、いやそれは
 違う、開発計画が成功し一段落したからプロジェクト自体が終了したんだよ、と
 はっきり言い切っていた!
 ・・・当時のニュースではアスカは滑走距離が短く優れた飛行機と言っていた。
 しかも相当金かけて実際に試験飛行までしたのに中止って悲しくないかおい!?

という2説がワシの聞いたアスカがなくなった理由だが、
どっちがホントなの???
3NASAしさん:2001/07/25(水) 04:53
試験に出そうだからって聞くなよ、大学厨房が。
図書館位君の大学にもあるだろ?
4アンノウンさん@FL310:2001/07/25(水) 06:34
2じゃないんですか?
元々実験機でしょ?
5NASAしさん:2001/07/25(水) 06:49
くれくれ君にレスする必要無し
6NASAしさん:2001/07/25(水) 09:04
飛鳥→C1
7NASAしさん:2001/07/25(水) 09:57
もともと実験機でしょ。NALの学者先生のオナニーですよ。
8:2001/07/25(水) 10:58
9NASAしさん:2001/07/25(水) 11:49
コストがかかった割には効果が出なかったのだろうか?
短距離で離陸する必要から高出力エンジンを4発も付けたりと…。
飛鳥は自衛隊の輸送機C1ベースの改造機だけど、航空機の設計段
階からSTOL性能(短距離で離陸・着陸できる性能、特性)を持
たせておけばある程度は実現可能な技術。
もし、飛鳥がVTOLだったらまた別の意味で存在価値があったか
と思うのだが。
101:2001/07/25(水) 12:26
なるほど、どうもです。
>>8 こんなでかい実験機ってすごいな
11NASAしさん:2001/07/25(水) 17:23
1は良く大学に入れたな?
大学生の学力低下の実態を目の当たりに出来て良かったよ。
12NASAしさん:2001/07/25(水) 21:17
成田の航空博物館に置いてあるよ
13 :2001/07/25(水) 21:42
日本は,ソフトよりハードを好みますから,現状に合わせた飛行機を作るより,
現状を無理やり変えて,飛行場を延長する方を選択しました。
その方が,広くお金が落ちますし…。

いまや需要のある空港から殆どジェットが上がれますからねぇ…。
14NASAしさん:2001/07/25(水) 23:04
>>9
VTOLだったらもっと実現性は無かっただろ。
民間用VTOL(ヘリ以外)なんて実用性はゼロ。
15 :2001/07/26(木) 00:13
>>14 ティルトローターは?
16NASAしさん:2001/07/26(木) 00:16
>14
音が小さきゃべつよーん
17NASAしさん:2001/07/26(木) 02:07
成田じゃなく、かがみはら、だ。展示してあるのは。
http://www4.airnet.ne.jp/mira/airplane/kagami/real_kagami.html
18G_Tomo:2001/07/26(木) 07:44
 NALは飛鳥の前にVTOL実験機(正確にはリフトエンジンテストベッド)飛ばしてるんだよ。
その頃はVTOLに沸いてたからねえ。
19NASAしさん:2001/07/26(木) 21:08
短距離って事は、Gが凄そう
20厨房:2001/07/26(木) 21:11
滑走路の短い空港に無理にSTOLジェット旅客機を導入しても、
そういう空港の路線は距離が知れていて、ジェット化の効果が乏しい。
21ZKF:2001/08/06(月) 00:26
飛行機もそうだけど機械系の技術は進化が止まってるよな。
WW2以来。
戦争は発明家の天国なのだな。
水平回転翼もチルトも発想が貧困だ。
力技ではいいものは創れないのに。
こまったこまった
22NASAしさん:2001/08/06(月) 00:27
技術者のお遊びです。
23NASAしさん:2001/08/06(月) 00:31
失速速度を下げるのがメインだから、Gそれほど変わらないよ。
24ZKF:2001/08/12(日) 03:58
STOL造っても滑走路長以外に騒音の問題が残るからね。
とくにSTOLはウルサそうだし。
それにこれ以上日本に地方の飛行場はつくれないだろう。
25NASAしさん:2001/08/12(日) 08:09
>>17
かかみがはらと読みます
26そらをとぶぴかちゅう:2001/08/12(日) 13:17
「大いなる飛翔」中野不二夫著 講談社文庫 を読むでち。飛鳥の全てがわかるでちよ。
27NASAしさん:2001/08/12(日) 16:06
私が尋ねたその人は>13が正解!とハッキリとは言いませんでした。
28NASAしさん :2001/08/12(日) 16:19
ただ単にSTOLの実験をしてみたくて作った飛行機だよ。

だから実用化のための研究なんて誰もしていない。
(STOLだけでは実用機にはならないんだよ)
29G_Tomo:2001/08/12(日) 22:03
>>24
 STOLのメリットの一つに、アプローチ・上昇角度の増大による騒音フットプリントの減少が有るよ。
>>28
 それは言い過ぎ、実用化の意味の無い技術開発に大プロの予算は付かないよ。
次世代のキーテクノロジーの一つだと思ったからSTOLを取り上げた。(見通しの甘さは別として、これも後知恵だが)
確かに当時マスコミ向けに直ぐに実用化されるような宣伝をしたのは疑問だったが。
30ZKF:2001/08/14(火) 10:19
甘いよねー、見通し。

日本じゃ、STOLでは足りない!!
VTOLじゃなきゃ。
それに
いいかげんかざぐるまで飛ぶのは、時代遅れだよ。
31NASAしさん:2001/08/18(土) 07:52
>>29
そんじゃ実用化は 最初から無理だったっての?
32ZKF:2001/08/19(日) 09:04
結果はすでに明らかだ。
後知恵だが。
しかし、計画発足当時でも実用化には、都市圏空港の大幅拡張、
地方空港の数を増やすなどの多大な環境整備が必要だったことは
素人でも判る事だったと思うなり。
そうでないとしたら、公共事業のさらなる肥大化が前提だったと
言うことか?
33NASAしさん :2001/08/19(日) 10:53
離島などで滑走路延長困難な地に導入すれば良かったのだろうが。
小笠原とかに800mクラスの飛行場造ってみたり。
環境保護の観点から見て悪くないと思うが、STOL機って。
34NASAしさん:2001/08/19(日) 11:23
飛行機飛ばすだけで大変な国に環境がどうのなんて考える暇無かったと思うよ
当時は
35あげ太郎:2001/08/19(日) 16:42
飛鳥プロジェクト(正確にはSTOLプロジェクト)に参加していました。

確かに環境どうこうについては低騒音性という面で大きくとりあげていま
した。STOL機が我が国に適しているだろうという意見(正式に建議と
して出ていた)が大勢を占めておりました。
ということで、STOL機に必要とされる新技術研究の推進に併せて、実
験機制作〜飛行実験を行うことによりこれら新技術の実用性を立証すると
ともに、STOL輸送システムに関する航空・管制・保安・空港などに関
する技術について研究を進めたものなんです。

ま、結局のところは「実用化するほどのものではない」というのが結論だ
ったんですけどね。ただ、これはやはり作ってみて色々検討してみないと
わからない結論だったんですよ。

同様に米空軍YC14,YC15やNASAのQSRAなどのSTOL機
が存在しましたが、実用化というにはほど遠い結論となっております。

もう20年もたちましたので何でも言えちゃいますから、何でも聞いてね。
36NASAしさん:2001/08/19(日) 18:55
本当ですか?あげとこう。
37ZKF:2001/08/19(日) 23:55
そーですか、参加なさいましたか。
では、早速。
開発は楽しいものでしたか?
それとも・・
それと
飛鳥はジェットエンジン使ってましたが、
STOLと亜音速との両立は視野に在ったのでしょうか。
遅い飛行機は、燃費が悪いものでしょう?
38NASAしさん:2001/08/20(月) 00:46
 離島などでは,滑走路が短いだけじゃなくて,
横風などの条件も悪いところが多いですよね.
失速速度を下げたら厳しくなる面も.
39NASAしさん:2001/08/20(月) 00:59
エアヨコハマって楽しみにしてたのに…
なくなっちゃったんですか。飛行艇いいと思うけどなぁ。
カナダではバンクーバーからばんばん飛んでるらしいですが。
海が荒れたらどうしようもないのはいっしょだけど。
40あげ太郎:2001/08/20(月) 01:46
あげ太郎です。

>>37
楽しかったですよ。私はもう定年しちゃいましたが、最後に関わった
F2プロジェクトもそれなりに楽しかったです。
技術屋というのは、こういった一つの目標があると燃えるものなんで
すね。形が出来上がってくるというところに。

飛鳥ですが、亜音速もなにも、VA213kt VC260ktという性能ですから、
スピードを求めるということになるとまた次の段階だったと思います。
なんせ、YS並ですからね。燃料も6トンほどしか積みませんので、
はっきりいって航続距離は知れています。

あの研究はやはりUSBフラップとSCAS制御につきますね。
41ZKF:2001/08/20(月) 09:40
レスありがとうございます>>40
やはりグローバル展開は、視野に無かったと
考えてよろしいんでしょうね。
こうゆう計画は、どういった方が、言い出しっぺに
なってたんですか?

1国産メーカー技術者のアイデアに役人が飛びつく
2役人あるいは政治家が号令を出して、国産メーカー
が起動する。
などなど
コンセプトを誰が作るのかと思いまして。
私はアイデアはあるが、コネがないんで、茨の道を
往くしか無いかなと。
この国の現状を考えても。
42G_Tomo:01/09/18 18:33
>>40
 こんなレスが有ったのね。
当時は何でスラストリバーサー付けないのか不思議だったデス。YC−14には付いてたからね。
43G_Tomo:01/10/04 01:29
>>41
 「大いなる飛翔」/中野不二男著に、この辺りの事情(なぜ大プロのテーマにSTOLが選ばれたか等)が詳しいです。
おそらく絶版ですけど、大きな図書館ならあるかも。
44NASAしさん:01/10/04 01:46
私、昔乗ってました、NAYI5仕様のもの・・・
のろいけど、燃費は良かった。。ディーゼルで20KM/g以上の好燃費
でした。
45NASAしさん:01/10/04 10:45
優良スレ発見!
あげ太郎さん再登場希望。
46NASAしさん:01/10/04 14:05
実験機って事は知ってたが、やっぱ軍用でもないとSTOLの活躍の場は無いのね。

日本じゃヘりが一番実用的かな。
47NASAしさん:01/10/04 15:21
よーするに、短距離滑走路用に開発してたけど
あまりにも時間がかかりすぎて、
あちこちの滑走路の方が拡張されちゃったから
使い道が無くなったっつー話も聞いたことがある。

ペイラインが約40機だったかな?
当時の役人がお得意の水増し見積もりやったけどせいぜい20機にしかならなかったとか。

フィリピンあたりに売れるかと思ったけど
やっぱりペイラインに達しなかったとかね。

ほんと、せめてあと5年早く出来てりゃなぁ。
48NASAしさん:01/10/07 12:28
aeg
49NASAしさん :01/10/19 23:39
飛行機・特急・車 いずれも「あすか」は短命で終わってる。
忌諱される名前か?

余談だが「86(ハチロク)」は名機として名前が残ってるが。
50トーアドメス株主:01/10/20 02:35
>>49
 GMのJカーとして開発され、オペルアスコナが兄弟車だったいすゞ
ASKAはともかく、NYKのクルーズ客船「飛鳥」は頑張ってるじゃない。

 就航10周年で、NYKのクルーズ事業って黒字だよ。(北米のクリ
スタルクルーゼズの稼ぎがでかいが…)

 このスレは船のスレじゃないからこの辺で止めとくけど、乗る
価値あるよ。
51NASAしさん:01/10/20 02:53
>>47
 早く開発できても関係無いよ、滑走路を延長するか飛行機を滑走路にあわせるか、
DC−8、B707のころに決着済み、もちろん滑走路の延長を選んだ。
飛鳥が売れるなら、STOL旅客機を売ってたデハビランドカナダが身売りするわけ無いよ。
52名無しΩ:01/11/12 17:57
>>1
確か、実験機なので、実験期間(飛行期間)切れなので、
もう飛行できなくなった。
と、かかみがはら航空宇宙博物館のおっちゃんに聞いたような。
53NASAしさん:01/11/12 23:52
>>52
税金と認可、どっちの問題なんでしょう?
54774-3:01/11/13 11:28
>>49-50
 あすかなら、こちらもあります。
 ASE−6102 あすか
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nachi/data/asuka.html
5552:01/11/13 16:22
>>53
多分、認可だと思いますよ。
56age:01/11/17 00:10
STOLって日本で未来ないのか?
東京調布とか、大阪伊丹とか都心型空港に再生して、STOL飛ばすのはどうなんだろ。
中部国際できたあと、小牧はどうなる?
温存して,騒音問題の小さい,STOL飛ばすのはどうよ?
ロンドンシティー空港みたいな活用法が3大都市圏では可能ではないか?
57NASAしさん:01/11/17 14:26
>あげたろう殿
そうですか、係わっておられましたか。
拙者は若輩モンですが恩師が・・・・
バレバレかな。
結構制御が難しかった、と聞いております。
特にバックサイドでの制御。
で、ダウンウォッシュによる揚力中心の後方移動も癖モンで
水平尾翼にスラットつけたり・・・。
結局は国内飛行機製造メーカーが食指動かさなかったっちゅー事らしいっすね。
騒音問題は結局音が小さくならかったそーです。
途中から言わなくなったんだよ、と師は教えて下さいました。
58NASAしさん:01/12/08 02:06
今度のC−Xの高揚力装置はどうなるの?
59NASAしさん:02/01/14 16:38
あのころはUSBの出始めで将来への期待もあったからね、米ソとも。
今では世界中に普及して我が家にもケーブル数本あり。
60ひまじん:02/01/15 05:23
飛鳥の操縦装置は「ps-1 us-1」と同一のものが使われている。
既出かな?そんなことはないけどw

各務原博物館に行ったら飛鳥の中にはいれるよ。
たしか、DSE COMPとA/P COMPはTKK製だったかなw
(ps、us-1と同じ操縦系だからね)
F/E席の時計、ねじ回すとまだ動くよ。
(回したことが無い人は、ねじりすぎないように!ねじきれて壊れます!)
以上。ひまじんでしたw
61NASAしさん:02/01/15 09:17
>>60
航空時計のゼンマイ・・・たまにねじ切るPがいるんだよなぁ
62NASAしさん:02/01/16 06:21
>60
踊り子に手をふれないでください!!
つか触るなよ
63NASAしさん:02/01/16 10:50
しょうーもないつっこみだけど、
飛鳥で「あすか」と読ませるのは、文学的には反則。
万葉集の
「飛ぶ鳥の明日香の里を−」で『明日香』にかかる枕詞が「飛ぶ鳥」だから。
64NASAしさん:02/01/16 11:02
なんで文学の話なんかしてるんだよ。
65NASAしさん:02/01/16 11:07
>63
(゚Д゚)ハァ?
じゃあ飛鳥じゃ無くて明日香時代と言うべきだとでも?
飛鳥川じゃ無くて明日香川と詠まれてるべきだとでも言うの?
一つだけ例に挙げて変なしったかするもんじゃないよ。
66  :02/02/02 06:29
EBF vs USB って決着ついたの?
67NASAしさん:02/02/17 23:46
飛鳥と飛島って紛らわしいよね。
68>66:02/02/19 06:40
とりあえずYC−14対YC−15の結果がC−17つう事で決着したんで無い?
69NASAしさん:02/04/04 22:58
少なくとも、飛鳥を作って
実際に飛行させた実績から、
ボーイング767以降のパーツは、受注出来てると思う。
70Maneuver:02/05/08 04:42
FJRエンジンやった事も、メーカ、技術屋の教材としてはかなり貢献したYo
おかげでRRやP&Wといっしょにしごとできるんでないか?
でも直接の金モーケにはなんなかったね。
71NASAしさん:02/05/08 07:22
大空あすか萌え!
名付け親は飛行機ヲタらしい。

ビデオレンタル屋のAVコーナーへGO!
http://xcity.jp/kuki/asuka/index.html
72NASAしさん:02/05/08 19:17
大空あすか!
73NASAしさん:02/05/08 19:38
言われてみればマニアックな名前だな。
ブルーチェリーでよくやってるが。
74NASAしさん:02/06/15 07:59
民間機でVTOL実用化例ってあるんですか?
75NASAしさん:02/06/15 08:00
age
76NASAしさん:02/06/15 12:15
キイハナで申し訳ないのだが、飛鳥とかで採用されている高揚力装置って
片発による離着陸に問題がある(離昇中に1発停止した場合、離昇を継続出
来なくなる)ので、日本の航空法では実験機としてしか飛行出来なかったの
では?

※片発が止まると、USBが働かなくなり、停止側の揚力が著しく下がるので
 安定した飛行が不能になる。と聞いた。

ちなみに、昨今のティルトローター機は左右の発動機を物理的に結合し、
片方が停止しても、もう片方の非常時出力でカバーする設計だった筈。
また、新明和のPS/US-2は、USB用に別のエンジンを搭載している。

まあ、実際はそのまま実用化を目指した機体ではなくて、研究用のデータ
ベンチだったのかな。
百数十億掛けて作ったので、1パット(着陸)がン億とか聞いたことも、在
るが、この機体の存在が、日本の航空技術に大きな貢献をしたのは間違い
ないと思うし、そういった基礎的な研究を疎かにする様では技術の発展は
望めないとも思うな。
77NASAしさん
>>76

PS-1/US-1の別エンジンは
USB用ではなくてBLC用ですね。
どちらも、STOLに用いるデバイスですが。

USBは確かにエンジン停止に弱いのですが、
飛鳥の場合は4発機なので、その危険性は低いです。

また、翼の境界層制御(BLC)に用いる空気は、
全てのエンジンからの配管をつないで
両側の翼に供給されているため、
一発が停止しても、そのまま両側の翼に
BLC空気は供給され続ける構造でした。