航空機の雷対策

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1P38F ライトニング
イランで航空機墜落、原因は落雷

イランの運輸大臣と国会議員6人を含む29人を乗せたロシア製のYAK-40
がイランの首都であるテヘランの北東320キロ付近の山岳地帯に墜落し
全員が死亡した。 運輸大臣らはゴーガンへ空港開港式典に向かう途中
だった。 テヘランから250キロのサリの管制官が最後に交信したときは
パイロットが天候が悪いためテヘランに引き返すと連絡をした。 その
後消息を絶った。
ロシア製のYAK-40が豪雨のなか墜落した事故で雷に直撃された後墜落し
たことが明らかになった。 これまでに24人の遺体が収容されブラック
ボックスも回収された。

今回の落雷事故の他にも、昨年は中国で旅客機に落雷、爆発墜落すると
いう事故も発生している。航空機への落雷自体時々発生しているそうで
、国内線の旅客機に落雷することもあるそうだけれど、通常航空機はど
のくらいのレベルの落雷に耐えるのでしょうか?
2NASAしさん:2001/05/31(木) 12:59
アポロ何号だったかな、打ち上げ直後の上昇中に落雷に遭って搭載コンピュータが誤動作したらしいな。
幸いリカバー出来て事無きを得たそうだが。テレビで見た話。
3NASAしさん:2001/05/31(木) 13:12
>>2
アポロ12号。立て続けに2回落雷した。雷はアポロ12号を搭載した
サターンVを突き抜けて最終的にはロケットの煙をたどる形で発射台を
直撃した。コンピュータの誤作動というのは異常電圧のために一瞬全電
源が遮断されたため。何事もなかったかのように上昇していった。
宇宙センターのあるフロリダは多雷地帯のため、ロケットの発射台は雷
にとって格好のターゲットとなるらしい。
4NASAしさん:2001/05/31(木) 16:15
羽田からDC−8−61に乗って、途中少し揺れて窓に水の筋がつく
ていどだったが。千歳で飛行機から降りたらレーダードームが
無くなって中の機械が剥き出しだった。
落雷が原因だったそうだが、機内では落雷に気がつなかった。
5NASAしさん:2001/05/31(木) 16:54
>>1
ヤコブレフ設計局が開発・製造をした自慢の機体が落雷で墜落とは…。
Yak-40ってビズジェット機とコミューター機との間のサイズだからこ
のサイズ(クラス)の小型ジェット機(+プロペラ機)って、雷に弱い
のかな?
ということはガルフストリームVもサイテーションもリアジェットも雷
撃喰らったら一発で落ちるということになるのだろうか?

ボーイングやエアバスの大型旅客機が落雷で墜落というのは最近聞いた
ことないし…。

6NASAしさん:2001/05/31(木) 17:10
整備不良でボンディングワイヤーが切れてたりして。
7NASAしさん:2001/05/31(木) 17:21
たいていの旅客機って、エルロンのある辺りに機体にたまった静電気を逃がす細い棒みたいなのが何本か出っ張ってて、もし雷が機体に落ちてもここから電気が逃げるから大丈夫だと思うよ。それでもダメならドリフ大爆笑のカミナリ様でも乗せるんだな(爆)
8NASAしさん:2001/05/31(木) 17:49
>>6
ゴメソ。
年中切ってる。(やべっ
9食いだおれさん:2001/05/31(木) 18:01
雷よりも雷雲の方が怖いんで無いかな。
CBはかすっただけでもジェットコースターだもんね。
10NASAしさん:2001/05/31(木) 20:23
>9
CBは、恐いよね。
YSで、浜松手前で くらったことがある。
ありゃ ゆれるなんてもんじゃ なかったな。
11NASAしさん:2001/05/31(木) 20:26
>>9-10
その最中のコクピット内はどんな感じ?
12食いだおれさん:2001/05/31(木) 20:33
>>10

YSでCBなんて、想像しただけで恐ろしい、という私も
何年か前にサーブでくらったな。
13NASAしさん:2001/05/31(木) 20:37
>>9−10
あまり詳しくないので教えてください。
CBって何ですか??
14食いだおれさん:2001/05/31(木) 21:05
CB(Comulonimbus)=積乱雲
15NASAしさん:2001/05/31(木) 23:36
前にTYO−SPKのDC−10で
はるか下で雷が光ってるのを見て、超きれい〜って思ったけど
コクピットの方は緊張されてるんですね
16NASAしさん:2001/06/01(金) 16:12
ロシア(旧ソ連)や中国といった東側諸国が開発した、比較的古い機種って、雷に
弱い(例えば、燃料タンクが爆発するとか…)といったことってあるのだろうか?

Yak-40はロシア機の中では傑作だっただけに落雷で墜落とは、意外。
17NASAしさん:2001/06/01(金) 19:40
>>14
ありがとうございます!!
空港で働いているとはいえ、なかなか分からない事が
多くて、どのスレみても実際付いて行けないのん...。
18NASAしさん:2001/06/08(金) 14:37
6月7日、羽田の雷雨で乗ってた飛行機がホールディングの末に
成田に下りた。間近で見る雷雲、迫力があった。
19NASAしさん:2001/07/17(火) 08:28
夏になると雷が増加するので age !

天文・気象板でも「雷から身を守る方法!」という雷関係のスレが立っていて、
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sky&key=995266969
車の中が最も安心という流れになってきているけれど、航空機の場合は同じ落雷
でも全くトラブルが生じない場合から燃料タンクなどに引火したりして墜落に至
る場合まであるので…?
20NASAしさん:2001/07/17(火) 17:00
>>19
燃料タンクはほぼ絶対安全に設計されているけど,
問題があるのは可動部分。ギアの噛み合わせ部分等を電流が通過すると,スポット溶接みたいになって
いろいろ問題がおこる。
それとやはり電装系のトラブルが恐いですね。
21NASAしさん:2001/07/17(火) 17:11
ちゃんと、ボンディング取ってても、怖いね。
エルロンのヒンジ部分とか。前に落雷した機体の部品を見た事あるが、
もう一寸で操縦不能だったみたい。
22NASAしさん:2001/07/19(木) 17:18
戦闘機の類は落雷に対して非常に弱いといわれているけど…。
ヘリも落雷したら一撃なのか…?
旅客機は落雷することも時々あるし、落雷しても一応は対応できるような対策が
取られているけど、軽飛行機や小型飛行機の場合って、どうなるのだろうか?
23NASAしさん:2001/07/19(木) 19:03
24NASAしさん:2001/07/20(金) 09:33
10数年前、新○×航空のアイランダーだったかな?
訓練飛行中にバーチカルに落雷して1/3位バーチカルが
吹き飛ばされたけど、無事に着陸したことがあったぞ。
25NASAしさん:2001/07/20(金) 12:48
なんか、素人っぽい質問が多いな。
ちゃんと、電流の通り道を作っておけば良いので、無闇に恐れる
必要は無いと思うが、整備や操縦の諸君の日常点検で、ボンディング
ワイヤなんて、結構軽視してるかもしれない。
それに、見た目は繋がっているように見えても、酸化してワイヤの抵抗
が大きくなっていれば、意味は無い。定期的に交換した方が良いと思うよ。
それから、先日唖然とした例。塗装した上からボンディングを取り付けてる
ドキュソ整備を発見。意味無ぇーだろ。
又、取り付ける時、電極部分が錆びたり、オイルが付いていない事を確認する事。
整備入門講座でした。

◎======◎ ← ボンディングワイヤ

後は、無線機やNAVのアンテナに落ちない事を祈るか?
でも、無線機が壊れても即墜落する訳じゃない。

==============終わり================
26NASAしさん:2001/07/20(金) 13:38
エアーウルフの撮影に使われたBell222は落雷で落ちたらしい。

>>25
オレはPだけど、たしかに軽視してる。たまに切れたり、はがれたりする
って事はそうとう劣化してると思われる。

というより、ローターブレードから、ヘッドにワイヤが張ってあって、
この後はどうなるのかが疑問。
つまり、とりあえずローターが吹っ飛ぶことはないぞ、という事なのだ
ろうか?
27NASAしさん:2001/07/20(金) 13:57
ローター→マスト→MGB→エアフレーム→大気に放電って具合に流れれば
良いけどね。フリーホイルやスワッシュプレートが焼きついたりしたら
恐怖。
大気が不安定な時は飛ばない方が良い、つーか当たり前だが。
ADF(一番ノイズを拾い易いらしい)にノイズが入ったら逃げる。
28NASAしさん:2001/07/20(金) 14:06
でも、ADFふだんからピ〜させてないからなあ。ああ、雷が鳴りそう
になったらピ〜させればいいのか(w

なるほど、みんなにも教えよ(w
29NASAしさん:2001/07/20(金) 14:17
>>28
おいおい、針が振れるからそれでも分かるんじゃねーの?

函館で落ちたYSはこの針ふれをフィックス通過と間違えて落ちたって言う噂だぞ
30NASAしさん:2001/07/20(金) 14:33
けっこう良いスレになってきたじゃん。
季節的にもぴったり。
31NASAしさん:2001/07/20(金) 14:52
>>72
いや、あの、機体強度の問題じゃ無くて、馬力/荷重の話です。
でも、180Kgを燃料と燃料電池とモーターに割り振って30KW位の
実験機だったら飛びそうだな。

だれか金出してくれ。改造も整備も操縦も全部俺がやる。
32NASAしさん:2001/07/20(金) 14:54
すんまへん。変なとこ書き込まれた
33NASAしさん:2001/07/20(金) 17:19
ユーロ系のヘリのメジャーインスペクションでは
各部の電気抵抗を計測しなければならない。
例えばバーチカルの先ちょとスキッドといった風に膨大な箇所を
計測するが、あのチェックってみんな素直に数字は入ってる?
34NASAしさん:2001/07/20(金) 19:10
根性で入れるのです。
プローブの当て方、押さえ加減で変わることもあるしね。
単位がミリオームなんだから色々工夫しないとね。
3533:2001/07/20(金) 19:57
やっぱそう?(藁
36NASAしさん:2001/07/20(金) 20:14
じっさい機体に落雷して、無事に帰ってきたとして、もしくは駐機してたら
雷落ちた、という場合には、この機体は再び使えるんだろうか?

だって焼きなましたのといっしょってワケでしょう?
37NASAしさん:2001/07/20(金) 20:52
金属製グライダー。
ウィンチ曳航中に落雷。
全部ばらして操縦系統、動翼、目視点検、流れた(っぽい)跡が有る
部品は交換。
胴体、主翼はそのままだった。

翼端に落ちて、曳航ワイヤー(スチール)に抜けた。
地上高300mの避雷針だった訳だ。
アルミ自体は抵抗値が低いので、そんなに発熱しないんじゃないかな?
きちんと結合していない = 抵抗値が高い所が問題。
38NASAしさん:2001/07/20(金) 21:44
>36
ヘリの場合、雷の入った所から出た所に向かって
ギアの歯面とベアリングの目視点検を
特に念入りに実施しなければならない。

M・Mに落ちたときの対処が書いてあるでしょ。
それでオッケーなら使うでしょ。
39うげ:2001/07/20(金) 22:05
そんな項目あるの!?
あちゃ〜、基礎からやり直しだよ(w

整備さんにはやっぱかないませんなあ(w
40NASAしさん:2001/07/20(金) 23:11
>39
M・Mの5章に書いてあるよ。
41NASAしさん:2001/07/21(土) 00:50
ウインチはOKだったんですか?っていうかウインチマンの運命やいかに!?(w
42NASAしさん:2001/07/21(土) 20:37
>>41
けっこうショックは有ったらしいが、怪我は無かったらしい。
ウインチ自体は覚えてないが、点検はしてたと思う。
43NASAしさん:2001/07/21(土) 20:43
雷じゃないけど、ホイストのワイヤが地面につく前にさわって、ふっとばされた人いたなあ(w
44NASAしさん:2001/07/21(土) 20:50
>>43
どっちも静電気だから、似たようなものかな?
45 :2001/07/21(土) 21:05
5年前に,FRP製グライダーにも落ちたことがある。(伝聞の伝聞だが。事故調は動かず)
遠雷は認めていたものの,まだ滑空場周辺には近づいていない状況だったにもかかわらず,曳航中に突然落雷。
ノーズに落ちてCGレリーズから曳航索に抜けた。
グライダーは無事に着陸・ウインチマンは放心状態で声をかけられるまで動けなかったという。(衝撃波による脳震盪?)

グライダーを点検してみると,操縦系統にスポット溶接状痕が認められ,操縦に問題が生じる一歩手前だったらしい。
それから,FRPの積層が剥がれていたらしい。翼や後部胴体にこれが発生していれば,加重によって
構造破壊をする可能性も考えられるとのこと。

曳航中の落雷は危険です。
46NASAしさん:2001/07/21(土) 22:35
なんか飛行機に雷が落ちる直前ってコロナ放電でノーズが青く光るって聞いたけど・・・
47NASAしさん
>>45

死人が出なくて良かったね。

>>遠雷は認めていたものの
大気の状態は相当不安定だった訳だ。
上空はかなり広範囲で同様の大気状態だって事を忘れやすい。
と、偉そうな事いうワシも雄大積雲に吸い込まれそうになってキャノピー
割りながら命からがら逃げた経験有る。荷重倍数の大きい機体だったから良かったが。
ヤワな機体だったらどうだったかわからん。

この季節は要注意。