■航空機はなぜリベット接合なの??■

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1NASAしさん
質問なんですが、なぜ航空機の外壁等は、リベット接合なんでしょう?
溶接はダメなの? 最近は溶接技術も進歩してるのに...
ご存知の方、説明していただけると、嬉しいです。
2NASAしさん:2001/04/28(土) 01:54
僕のはリベットじゃないですよ。
FRP&カーボン仕上げのリベットゼロ。
ジャンボの外板なんかも接着面の方が
多いンじゃないかなー。
3NASAしさん:2001/04/28(土) 02:54
歴史的にリベットに慣れてるから。
少々、接合不良の所があっても、他の接合部に影響が出にくい。
---全体としての信頼性が高い。
検査が目視で分かりやすい。

こんな所でしょうか?

あと、それ以外の技術を使って得られるメリットがどの程度大きいか
によって新技術を使用するか否かが決まるでしょう。

確かに、今後製造される機体の多くは炭素繊維などが主流なので、
リベットは減っていくでしょうが、でもすっかり無くなるのは相当
先の話でしょうね。

溶接は、アルミ合金の場合、設備が大変になるので、航空会社が
嫌がるでしょうね。
溶接後の処理や検査も大変でしょうし。
4NASAしさん:2001/04/28(土) 07:08
>>3
製造側からもアルミ系合金は溶接できるものが限られてくるので
コストの点からも嫌われるでしょうね。溶接可能な材料は勿論割高、
維持費の面もご指摘通り。
現用生産設備を生かした場合と新素材を採用して新設備を作って
から生産する場合とでの算盤弾きは当然だし。
5G_Tomo:2001/04/28(土) 15:00
 一時期 接着が有望視されてたけど、主流にならなかったなあ。
リベットは修理が利くからねえ。
6NASAしさん:2001/04/28(土) 18:42
オーナーになればわかるよ、
古いものほどお金かかんないんだ。
最新の電子装備。樹脂の翼。
もし壊れたらどうする?
みんな民生品とは違うのです。
7砂谷:2001/04/29(日) 00:39
そりゃ〜溶接できるものが限られるからやね。
2024系とかけっこう使うから。
戦車とかもそうだけど、昔はリベット止めだったんよ。
溶接になってからは強度も飛躍的にあっぷなうえ、物の形状も自由自在
、重量軽減もできるしね。
リベット止めだと、どうしても板を重ねて止めなきゃいかんから
溶接なら重ねる部分いらんし。
気密性という麺でも、シーラントしなくてええしね。

8NASAしさん:2001/04/29(日) 04:38
>>6
そうそう、枯れた技術は安定度が違うってね
まー、あんまり最新の合成樹脂材料とか使ってると何が起きるか分かんないし
どっかのまねっこ戦闘機とかぼったくりヘリコとか・・・(藁
9NASAしさん:2001/04/29(日) 04:57
東北にあるどちらかさんがバート・ルタン氏設計の
飛行機を日本に持ち込みました。 こつは当然
コンポジット。 で航空局が戦前の法規持ち出してきて、
「リベットの数が足りないからダメ」てなことで
追い払われたそうな。 10年くらい前の噺でやんす。

いまはちゃんとお役所もお勉強しているだろうか。
10NASAしさん:2001/04/29(日) 14:11
A380 ではリベット止め無くすとか言っているけど。
11名無しさん:2001/04/29(日) 15:20
>10
そうそう、だからボーイングが鼻で笑ってるんだよ。
リベット打ち問題だけじゃないけど、開発費が当初予定で納まるはず
ないってね。
12NASAしさん:2001/04/29(日) 19:21
新しい技術の安全性を証明して、実際に使うには
莫大な金がかかる、ということなんだろうか。
確かに安全性のよくわからん技術を使われて飛行機が
落ちたらたまらんが。

飛行機に限らないが、金がないと技術は伸びないのかな。
13NASAしさん:2001/04/29(日) 19:39
技術は金と情熱ではないかな。

チャリンコのアルミ・フレームの溶接技術は上がって来てるけど、飛行機の機体は
大きさが違うし。
14NASAしさん:2001/04/29(日) 22:34
>>11-13
カネは独仏政府の補助金でなんとかなるでしょう。

リベットなしって言い出してきているのが本格設計に
入ってからというのが気になるな・・・。やっぱり
重量オーバで予定スペック達成不可?> A380

15G_Tomo:2001/04/29(日) 23:20
>>13
 自転車は、6000・7000番台・スカンジウム合金をTIG溶接してますね。
16NASAしさん:2001/04/30(月) 21:13
一般的に強度上の問題が出るのは強度平衡性が損なわれがちな溶接部に多い。
しかも点検時には金のかかる精密な非破壊検査でないと問題が見えにくい。
また、溶接は屈曲部に処置することが多く応力が集中しがち。
航空機胴体用素材は高温環境下の酸化には弱いものが多く、チャンバー内で溶接するか
リニアフリクションなどのテクニックが必要で、いずれにしても金かかりすぎか無理。
まだ、画期的接着剤のほうが可能性がありそう。
この辺解決できるまではリベット主流であると思われ。

チャリンコはぽきっと逝っても転ぶだけだが、飛行機はそういうわけにはねぇ。
17NASAしさん:2001/05/01(火) 17:50
久し振りに良質なスレが立ったのでage
18NASAしさん:2001/05/01(火) 19:40
>16
MTBのダウンヒルやアルプスの下りで
フレームが逝ったら死ぬよ
19NASAしさん:2001/05/01(火) 21:16
>>16
A 380 に付いてはどう考えますか?
詳しそうなので是非。
20NASAしさん:2001/05/02(水) 06:53
TIG溶接、またリニアフリクションなる用語が出ましたけど、
なんざんしょ? だれかおせーてくださいまし。
(自分で検索しろ! とかいわないでね)

最近、アルミ接合の技術で「フリクションなんやら」てのを
ビデオで見たんですけど、互いの接合部を棒状のグラインダーで
「毛羽(けば)立てる」んですわ、そして重ね合わせ圧着させる、
てな方法で、通常のリベット留めよりも強度がある...と。

どなたかこの技術について詳しくご存知でしたら
御解説おねがいします。
21NASAしさん:2001/05/02(水) 12:40
悪いところが見ただけじゃ分からない
重くなる
与圧の関係が絡むとシーラントの追加
最新技術はなんかあったとき困るから・・・
22NASAしさん:2001/05/02(水) 12:48
ごめんなさい21の最初に 溶接は をつけてな
23NASAしさん:2001/05/02(水) 13:57
あぁ、懐かしい感じのするスレだ。
少し前のこの板は全てこんな感じだったのに…。

エアライン用に別の板つくって欲しいよな。
全然理系でも学問でもない。
24NASAしさん:2001/05/02(水) 15:16
>>20
TIG溶接は、基本的用語。
20年前の教科書にも載ってたよ。
リニアフリクションは、おいらも良く知らなかったが、この機会に
自分で検索して、勉強したぞい。
でも、ここでは教えないよ。
自分で勉強しないと身に付かないし、
公知の話題でサーバー重くするのはやめましょう。

いろいろ調べてもどうしても分からない場合や、
初めて実験するような時にリスクを軽減する為に皆さんの
知識や経験を拝借するに止めるようにしましょう。

所で、リベットから、溶接に変更する手法ですが、
ハンガー1つ丸ごとガスチャンバーにして、
ロボットで溶接してしまうのは?
非破壊検査は専用ロボットを作るって事で人件費削減。
って事でどう?

---普通の飛行機作る10倍くらいの投資が必要かなー
25NASAしさん:2001/05/03(木) 00:17
アルミ溶接が乗り物に使われ始めたのは1985年のススキのガンマが
初めてと読んだことがあるので、まだ15年ぐらいの歴史しかないのか?
26NASAしさん:2001/05/03(木) 01:29
たんぐすてん
いなーと
がす
ようせつ
27NASAしさん:2001/05/03(木) 06:00
>公知の話題でサーバー重くするのはやめましょう。
>いろいろ調べてもどうしても分からない場合や、
>初めて実験するような時にリスクを軽減する為

20じゃないけど、最初のとっかかりが2chで、詰めの
段階ではもっと他で調べるよ。 しかも実験する際に「文献は2ch
@航空船舶」なんてのも微笑ましくはあるが...2chでの情報は
「個人のリスクにおいて」利用しないとコワイしね。 (w

そんでこんくらいのカキコしたところで重量に大した影響ないよ、
だって、スッチーがどうのなんてスレが乱立するは、あっつー間に
100レス越えるんだからさ。
そっちの重さをどーにかして欲しいくらいだからさ。
こんな真面目なスレで少々重くなったって誰も文句岩内よ。

おれとしても、勉強としてとゆーよりも娯楽として、
どんなものかてのは知りたいってのは沢山あるしね。
もっと気楽にかきこめるようにしようよ。
28NASAしさん:2001/05/03(木) 06:05
あ、文句たれてるみたいになっちゃったけど、
24氏が真面目に真剣に慮った上でのことというのは
よ〜くわかっております。
2920だす:2001/05/04(金) 04:59
それなりに自習しました、ただ書き込めるほどよくは
理解してないのでまたにしますっす。
3024:2001/05/04(金) 11:06
すんません。
歳のせいか、うるさいオッサンになっております。
確かに書き込んだ者勝ちですから、どんどん書き込みましょうね。
実を言うと、溶接は書物と学校の知識だけで、現場の経験が
乏しいです。
自分を戒めている積りが、変な忠告ぶってしまい、すみません。

材料に詳しい方や、溶接に詳しい方、生息されておられたら
よろしくお願い致します。(雑談歓迎)
特に、アルミ溶接で、船体を作られた事の有る、造船関係の方は
いらっしゃいませんか?
31NASAしさん:2001/05/04(金) 16:20
九州飛行機海軍局地戦闘機「震電」にはスポット溶接が多用されて工数低減に役立ったそうですが、技術的に見てどうなんですか?

B-26やF4Uにも使用されたそうですが、同じ方法ですか?>スポット溶接
32NASAしさん:2001/05/04(金) 20:07
>>25
 アルミの溶接は車両とか舶用向けに30年以上の実績があります。

>>30
 まず対象となる板厚がまるで違うということ。
 それと、溶接モノは歪みの考慮をせないかんということですな。
これはノウハウが要ります。
33NASAしさん:2001/05/04(金) 21:27
溶接で組み立ててしまうと、オーバーホールや部分的に痛んだ所の修理が困難だからだと思うけど。
それにアルミの溶接でMIL規格の品質保証をパスさせるのは何かと大変!
34NASAしさん:2001/05/05(土) 06:40
航空と船舶両方に跨ったハナシです:
飛行艇の船体の部分、最近のキットでは樹脂のモノコック艇が
出てるけど、50年代あたりの艇の底はリベット留めなんですな。
しかも丸頭(ROUNDHEADかBRAZIERHEAD)。

抵抗も大きいだろし気密性を保つのも大変だろなと思いつつも、
着水時のストレスがリベットをぶっ飛ばすことによって
緩衝されている、しかも簡単に補修が効くんだったら
まぁアリだな、と思ったもんでやんす。

これってあたってるのかな? 継ぎ目が多ければ、ひび割れの
進行も浅くてすむだろ、て思うんですけど。
なんせリベット、溶接の経験はないもんで。 当然
コンポジット成型の経験もありませんです。
35NASAしさん:2001/05/05(土) 12:43
やはり軍事、航空業界は保守的だから、古くからの技、即ち
熟成された技ということになるからね。
自分もたまに飛ぶけど、最新のダイアモンド・カタナよりは
20年オチのセスナ152あたりのほうが安心。

クルマ業界とは違うところだすな。 でもリベット留めのクルマが
あったら渋いなぁ。

ところで32殿、どちらサンかの匠と存じますが、

>溶接モノは歪みの考慮をせないかんということですな。
とは具体的にどんな事なのでしょう。 溶接部が
冷えた時に収縮するとか...そんなトコロでしょうか。
(木材の歪みは日曜大工で経験しておりますが (w )
36≠32だけど:2001/05/05(土) 17:05
>>35
小生の業務上の経験から申し上げますと、金属薄板を溶接する場合、
材料が薄すぎると加熱した時点で歪むことがあります。ご指摘の通り
冷却時の収縮もありますし。一般に鋼材の場合でも1.5mm以下の厚さ
の場合(パイプは除く)、溶接はあまりやりません。1mm以下の材料が
多用される航空機ではやはりこれも大きいでしょう。溶接可能な材料
も限られてますし。
37G_Tomo:2001/05/05(土) 17:07
 航空機は薄肉ですしね。(自転車の方が更に薄肉だが)
70年代には接着+ポイント・ボンディングが、有望視されていたんですが。
やっぱ修理の工数が上がるってのが、嫌われたのかな。
3835:2001/05/05(土) 17:09
忘れてましたが、精度を度外視して良いなら話は別ですよ。
でも航空機の場合、表面が溶接のせいで凸凹では性能上大問題
ですからね。
39間違いました:2001/05/05(土) 17:11
38=37です、すいません。
40再度訂正:2001/05/05(土) 17:14
38=36=39です。度々すいません、今度は間違いないか?
41NASAしさん:2001/05/05(土) 18:12
>>35

 32の匠どす。(いいなあ、この響き)

>溶接部が冷えた時に収縮するとか...そんなトコロでしょうか。

 ミクロでいったらそうです。
 例えば、外板を一品展開したときに、各溶接線について縮み代
や開先を考慮する必要があるということ。しかも形状は曲線で複
雑、モノはデカイとなれば、設計的に予め歪みのシミュレートは
まず不可能だし、恐らく組立中に現場での切り合わせ修正なんて
のも考慮する必要があるでしょう。アルミはガスで切れるわけで
もなし、現場で0.数mm単位の精度で切れと言われても、難しいと
思います。
 38さんの指摘のように、平面歪みの修正についても、熱やパテ
盛りがご法度となれば、また難しいでしょうね。

 ということで、工作性についてもあまりメリットはなさそうです。
42NASAしさん:2001/05/05(土) 18:56
=41

 ちょっと舌足らずだったので補足すると、

・収縮歪みの蓄積はバカにならん
・一つとして同じ物はできなくなる

ということでしょうか。

 よくよく考えてみたら溶接姿勢の問題もありますよね。立向とか
横向とか裏とか…
 やはり全面適用は無理かと。
4335っす:2001/05/06(日) 03:12
おぉ、皆さん早速のお回答ありがとござんす。 勉強させて
いただきました。

36殿、
>材料が薄すぎると加熱した時点で歪むことがあります。
なるほど言われてみれなこれは想像するに難くないことですな。
それに、確かに薄肉表皮を溶接して、結果、抵抗の元をつくるってのも
理に適いませんね。

32殿、
>収縮歪みの蓄積はバカにならん
これも理解できます。 で、ひじょーに基本的な疑問なんですが、
溶接部は縦横方向のストレス(引っ張り強度や押さえつけ圧力)
は他の部分とかわりないのでしょうが、曲げ強度、弾力、
これはどうなんでしょ? Fillet Weldでは構造上、
溶接部にストレスが集中しやすい、そこでパリっといって
しまう、 まぁそーゆーストレスが掛かるところには
使うな、てことだろけど。
融点、若しくはそれに近い温度を経験した材料ってのは
弾性が落ちますわね。 (鋳造と鍛造の例で)
弾性があればある程度の歪みも許容されるのでは、
と思ったんっす。

G_Tomo殿、
>接着+ポイント・ボンディング
これは「樹脂」を媒介にした接着ってぇこってすか?
それとも金属どうしっすか?

いかん、完全におせーて君になってるおいら...

44蛇足:2001/05/06(日) 03:18
>溶接姿勢の問題もありますよね

塗装の経験はあるけど...似たようなもんですかね?
45NASAしさん:2001/05/06(日) 04:01
>>43
溶接部分の強度は当然ながら他の部分より落ちます。
強度計算等の時は溶接部分は他の部分より強度を低く見積もって
計算します。
46G_Tomo:2001/05/06(日) 04:36
>>43
 接着+スポット溶接 です。
スポット溶接は、自動車などで多用されてるでしょう。
工数は、かなり下げれる目処が有ったんでしょうがね。
47NASAしさん:2001/05/06(日) 09:20
高低差によって気圧が変動するため、航空機には、接着+リベット接合が
使用されています。外壁はマルチサイトクラック対策が施されているので
きちんと整備していれば問題はないとおもいます。
48NASAしさん:2001/05/06(日) 13:39
>>44

 あのような薄い板に対するデリケートな小脚長の溶接は、
難姿勢では困難かと思われ。それも自動にすべしでしょう。
4935っす:2001/05/06(日) 13:52
またまた皆さんおありがとうございます。

>スポット溶接は、自動車などで
あ、わかりました。
50NASAしさん:2001/05/06(日) 14:30
ビーム拡散溶接ってどうゆもんなんですか?
51砂谷:2001/05/06(日) 14:34
外板の厚みは.025インチとか薄いからなー
あと、接着はアロンアルファみたいに
すぐには接着力は発揮しなくて1〜4時間は
高温高圧状態にしとかなきゃいかんし。
劈開応力にかなり弱いという弱点あったっけ。
52NASAしさん:2001/05/06(日) 14:42
ハニカム構造に使う接着剤って接合面の密着度や安全性ってどのくらいなんでしょうか?
53砂谷:2001/05/06(日) 14:54
あー
ミラージュf1戦闘機とかにはスポット溶接使ってるみたいやね。
外板と桁の接合に。
54砂谷:2001/05/07(月) 00:47
>>34
リベットを飛ばして緩衝させるってのはしてないと思う。
基本的にはリベットを使う設計では力がかかった時、リベットで繋いでる板より先に
リベットが壊れてはいけないことになってるはず。
飛行艇は一般の航空機と違って胴体で着陸するからもしかしたら特殊なのかも。
そーだとしたらスマヌ。

あと、丸頭を使ってるのは予想でわ、衝撃のかかるとこに
外板を削らなきゃいかん皿頭のリベットを使うのを嫌がった
とか
外板を削る手間を惜しんだ
かな。

あ〜いちいち書きすぎか?
55NASAしさん:2001/05/07(月) 01:24
比較的低速な大型機では、丸頭リベットでも空気抵抗の影響は少ない
からでしょうね。PS/US−1は機体前方は皿頭、後方が丸頭にな
ってました。
いくらなんでも飛行艇が、着水の時にリベット飛ばしてたりしらえら
いことだと思う。
56NASAしさん:2001/05/07(月) 01:48
>>54

 そういや、アロハ航空の事故でマルチサイトクラックが問題に
なった時、旅客機の皿頭のリベットを丸頭に交換している映像を
見ました。
 応力集中をなくすとかで、皿頭の分リベット径を広げてましたね。
57NASAしさん:2001/05/07(月) 04:38
アイスなんたらって、リベットを冷やして
打ち込むみたいな技を聞いたことがあるけど、
ありゃなんなんしょ?
58NASAしさん:2001/05/07(月) 10:14
ちなみに、ハイグレードなパラGのキャノピー(翼のことね)とコード(紐のことね)は接着です。
理由はキャノピーに穴空けて中にコードを通して結ぶより強度があるからです。
59砂谷:2001/05/07(月) 21:40
>>57
それはおそらく、
焼き入れするリベットはとても硬いので
普通に打つと板が割れる可能性があるため
焼き入れ後すぐ冷やして
リベットが柔らかいまま打てる
時間を延長させよーっていう技やね。
自然硬化だとだいたい72hで完全硬化だったと思う。
60NASAしさん:2001/05/07(月) 23:53
最近では珍しく技術ネタが続いているのでage。

>>57,59 材質によって違うよ
「板が割れる」じゃ無くてリベットが割れたり、ベル状変形をして結合が甘く
なってしまう為。
AD(2117材)リベットはほとんど必要ないが、D,DD(2024)リベットだと、
打つ前に熱処理が必須。

詳しくは---いいサイトが見つからないので
誰かGreenBook又はAC-43のリベットの表のページをUPしてちょ。
6157っす:2001/05/08(火) 08:39
おいら、ヒコーキ自作しようとおもってたんで一応
「ものの本」は手元にあるんですが...
AC43(98年9月)Ch7Sec1、う〜ん、載ってない。
ひょっとしたらと思って、お助けAC65ー9Aを見たら...
載っていた! (泣
まず、自分で調べろってなもんでした、みなさんすんません。

Icebox Rivets、要するに冷蔵庫で冷やされたリベットでした。
2017−Tや2024−TなどHeattreatできるリベットへの
応用技で、曰く、「Heattreat後、Quenchされたリベットは室温に
さらされると数分でAge-hardenがおきる...それを防ぐには
Quenching(水入れってんですか)の後すぐ32°F以下の冷蔵庫に
入れる(零度だから冷凍庫ですな)。 この状態なら2週間は
打ち込みやすい柔らかさに保てるよ〜ん...」だそうです。

そんで、打ち込んだ後、4日で本来の強度に戻るぞぇ、と
結んでおりました。

おいらは疑問があったらとりあえずここにあぷしちまえ、なぞと
考えておりましたもので...すんまそん
6247:2001/05/08(火) 19:53
>>56
そうです。あの事故の後、同型機をチェックしたところ、当初の予定より亀裂の
進行が早まっていることが確認されました。理由は皿頭リベットを使用したため、
その部分の外板が極端に薄くなってしまい強度が足りなかったようです。
あの事故自体は整備不良だったために起こったのですが、予防措置として、
すべて丸頭リベットに交換されました。
63砂谷:2001/05/09(水) 00:35
>>61
凄いやんかー自作とはなーキットでも買ってきたのか?
こーゆースレは貴重やから
どんどん書きこんだ方が活気が出てええと思うよ。
オイラの言ってることはいまいち合ってなかったけどな。藁
6461っす:2001/05/09(水) 05:23
>自作とはなーキットでも買ってきたのか
まだ先のハナシですわ、でも自分で設計っす。
7割まじっす。 まぁちっこくて遅いやつだから...。
ジャイロ、ULPであれば骨だけで外板もいらん、
まぁ若しくはファブリックでもいいし。 (わ

この道の先輩と話したんですけどね、リベット留めは
何て言ったって誰よりもオーナーが望んでいるんだから
すたれる技ではない、てなこって落とし所としましたぜ。
ちなみにおいら、アメ国在住です。

あと、変なハナシ、丸頭はダッセーなぞと思ってたん
ですが、悔い改めますぜ。
65NASAしさん:2001/05/09(水) 10:17

カウンターサンクのリベットによる抵抗の軽減は主翼の上面、
それも前縁から1/3まで位しか意味が無いってのは何かの書物で
見たような気がします。

自作するなら、胴体や主翼の大半はリベット結合しかないですね。
但し、脚柱や、結合部の鋼材部分は溶接の技術が必要になるので、
やっぱり両方やらないといけませんね。

私もいつか自作したいと思っています。
ずーっと試験飛行扱いでも良いから自分で設計製作した機体を自分で
飛ばしてみたい。
で、自家用操縦士と整備士の資格は取ったんだけど。

今はパソコン屋さん
66砂谷:2001/05/09(水) 23:33
>>65
やっぱ、航空技術に関わったもんは
いつか自己設計の機体自分で飛ばしたいと思うもんよな〜

61はええなぁ。
でも、丸頭やとオーナーはちょっと不満かもなー
車の延長で飛行機乗る国やから
ピッカピカの鏡面仕上げキャデラック状態が好きやからなーアメリカ。
頑張れ61.
6761っす:2001/05/10(木) 05:10
>航空技術に関わったもんはいつか自己設計の
いちおーエンジニアリングは航空工学部のガッコ行って、
フライトもガッコに行ったんすけどね。 でも
結局、ヒコーキを一番分かってたのがメカ屋さん達なんじゃ
ないかと思ってメカニックの勉強もしてるんですわ。

65氏は器用ですなぁ。 たぶんAvionicsにお強いのでは。

砂谷氏、
>頑張れ61
がんばりやすっ! (感涙
こうなったら、Kitや設計図をヤフオクとおして販売したら
買ってくらさい (冗談っす
ヤフオクに出したら、「ドキュソ発見!!」とかいって
2chで晒しモノになるんだろなぁ...(藁ナシ

脱線した、リベットや溶接のハナシにしないと。 このさい
ボルトも含めファスナー関係もアリにしましょうぜ。
地味スレだなぁ。
6865:2001/05/10(木) 10:43
61氏、
私も家族が居なけりゃ薄給の使用事業で仕事続けてたと思います。
がんばって下さい。

Avionicsですか?
もう、時効だと思うけど、昔固定ChのVHF COMMを秋葉原で部品
買って作りました。
ちゃんと交信できたよ。

今度はVORの地上局でも作ろうかな。
でも、GPSって便利な物があるからインパクト無いかも。

そーいや、リベットの話だった。脱線してすんません。
69NASAしさん:2001/05/11(金) 07:09
>時効だと思うけど、昔固定ChのVHF COMMを

おいら、このテのハナシ、すごい好きだなぁ... (藁
70NASAしさん:2001/05/13(日) 12:39
ど素人的解釈だけど、リベットの方が外観試験楽なのかな、やっぱりルーズになってると一目瞭然だし
今は別職だけどCチェックだっけ?、研修ん時に見せてもらったけどホントに「ルーズ」で「げ」とか思ったときあったし

溶接もさせられたけど1センチの鉄板かな、10cmぐらい波引いたけど2センチぐらい反っくり返ってたし
薄いジェラ板溶接したらどのくらい歪むんだろう・・・とか考えたりする
リベット撃ちも大変だよね、加減間違えるとヘコむし(笑

あの研修もけっこう面白かった
今どきの新人ってそんなことするのかな・・・・意味無いからしないだろうな
現補給事務職の人間より
71NASAしさん:2001/05/14(月) 02:11
事務職にいると現場に帰りたくなりません?
僕はやっぱり机作業よりも現場がいいっす。
手足動かさないとカラダなまるし
72NASAしさん:2001/05/14(月) 12:27
おいら今パソコン売ってるけど、
リベット打ってるときのほうが楽しかったよ。
73NASAしさん:2001/05/14(月) 15:57
>>1
溶接の歴史も古いよ。
WW2のレシプロ戦闘機のF4Uの外板はリベットじゃなくて溶接。
7461っす:2001/05/15(火) 07:48
比較的新しい(かもしんない)技術。
上のほうでちらっとでてきたようだけど、Inertia Bonding
てな技を最近知ったんだけど、どのくらい古いとかどれくらい使われているか
などは全然わーらんっす。

今日書棚ひっくり返したらでてきた本があるんだけど、それに
簡単な説明がありやした。 ひまなので打ち込みますぜ:

Inertia Bonding is described as a solid-state (固形状の)
welding technique which forms ver strong weld joints with
metallurgical (冶金(やきん)の)properties equivalent to
those of the basemaetal. The inertia bonds are more reiable
than mechanical joints and have superior fatigue strength.
(金属疲労に対する強度)
In inertia bonding, a rotating part is forced against
its stationary mating part, and the resulting heat generated
by friction and pressure causes the metal to bond without
acually melting.

よーするにリベット、ネジなどのファスナー留めよりも強度が出るぞ、
てな方法ですな。 Inertia、慣性、惰性ですが
業界ではどう訳されているんすかね。
75NASAしさん:2001/05/15(火) 07:54
(質問です)飛行機の外板はアルミ合金(ジュラルミンなど)
を純アルミではさんだアクラッド板(有名すぎるネタでご免なさい)
なので、溶接となると溶棒はどのような物が、、、。
あと、リベットの代わりに溶接ってのは難しいってのはわかったんですけど、
外板にクラックが入った場合パッチ当てよりも軽量なのでは?有効な修理法
ではないかと思ふのですが如何でせうか?
76NASAしさん:2001/05/16(水) 06:19
ALCLAD (R) 機体揚げ
77砂谷:2001/05/16(水) 21:09
>>70
なにはなくとも目視が基本やからね(藁)

>>75
純アルミで挟むのは腐食某氏が主な理由だから
純アルミの棒なんやと思うよー。それじゃ求めてる答えにならんかな...

パッチ当てより軽量やとは思うけど、溶接すると折角熱処理して
硬くしたのに溶接した周辺が焼きなましされた状態となり
強度が落ちる。
クラックが入る前より強度が低いんじゃまたクラックが出ちゃうからやろね。
軸力部材(ストリンガー)に掛かる曲げようとする力が
外板にも一部加わるから
外板もただくっついてる訳じゃないんよ。

外板は大体1ミリ前後の厚さやからそらもー溶接したらベコンベコンやろーなー
それに溶接って結構、熟練を要する技術やし。
もう一つ、2XXX系が外板によく使われるんやけど
これって溶接性はあんまり良くないからってのもある。

>>74
Inertia Bonding
それなんやろね。聞いたこと無いなーちょっと調べてみるわ。
7875です:2001/05/17(木) 21:06
有り難うございました。 納得です。
79NASAしさん:2001/05/19(土) 07:27
これからはFSWの時代だよ。
80NASAしさん:2001/05/19(土) 18:52
FSWってなんですか?
81NASAしさん:2001/05/19(土) 23:47
摩擦攪拌接合の事です。
82NASAしさん:2001/05/21(月) 03:33
>FSW、摩擦攪拌接合

tumari
これってInertia Bonding と同じなんですかな?
74でいうところの。
83名無しさん@1周年:2001/05/21(月) 05:48
お〜い
硬い話はやめて か〜いいスッチーちゃんの話題でも話そうぜぇ〜?
ANAどうよ!?なかなかエエわい
84愛と死の名無しさん:2001/05/21(月) 10:47
摩擦攪拌接合の原理
たとえば昔の火おこしの時みたいに、板の上で木の棒をぐるぐる回すと
摩擦で熱が出ますよね。
それと同じように、アルミ板に回転する棒を押しつけると、摩擦熱で
アルミが柔らかくなり、棒が板の中にズボッと入っていくわけです。
それを横に動かすと直線的に接合部を形成することが出来るわけです。

このときアルミは柔らかく流動しやすい状態ですが、溶けた(溶融した)状態では
ありません。よって冶金学的にややこしい問題も、溶接に比べ起こりにくいです。
将来が楽しみな技術です。

ただ、適用できる板厚も数ミリ程度であり、ワークもツールも強固に固定する
為の装置が必要があること、適用材質も今のところ柔らかいアルミぐらいであることが、
現時点でのネックです。

摩擦攪拌接合は、イギリスのTWIという溶接の研究所が考えたそうです。
すごい発想力ですな。
85NASAしさん:2001/05/21(月) 12:41
 潤ってないのに無理に挿入して
ピスト運動して摺れた人が考案したと思われ。
86名無しさんの主張:2001/05/22(火) 23:58
その摩擦攪拌接合って言うの棒会社の依頼で、おいらやったことことあるよ。
5ミリ位の長さに浅いネジを切ったような工具をNCの機械でもって800回転位
でアルミの板と板の間に押し込むの。綺麗に着くには着くけど厚みによっては、
ベコンベコンになってたよ。
87砂谷:2001/05/23(水) 20:07
おぉ、そうやったんか〜為になるな〜
面白い方法もあったもんやな。
8886:2001/05/24(木) 07:11
えーとね、接合開始地点はいいんだけど接合終了地点(工具の抜ける地点)は
ドリルホールみたいな穴が開いちゃうから工具の径に合わせて栓をして溶接
しないとまずい。
89匠さん:2001/05/25(金) 21:02
>>88

 それはタブ(捨て板)をつけたらいいのではないのかと思われ。
 FSWに限らず、突合溶接の基本です。
90NASAしさん:2001/05/25(金) 23:23
簿ー淫具の最新型はチベット接続になるみたいだよ
91NASAしさん:2001/05/26(土) 09:20
>>89
そうみたいだね。何回かやったあとにタブを付けてそこの部分で逃がすように
してた。おいらは、機械屋さんなんで言われたとうりにやっていただけなんで、、。
あとは、傾斜台作って角度つけてやったこともあったなー。
92普段は「テツ」:2001/05/26(土) 23:03
AL,SUS,SSと主材料で3つに大別される鉄道車両ですが、
AL製のものはFSWが主力になりつつありますね。
東京近郊では、西武鉄道の20000系がこれにあたります。
外板を塗装していないので、溶接痕を見ることが出来ます。
従来工法よりも「きれいなお肌の電車」ですよ。
93NASAしさん:2001/05/28(月) 01:39
発動機架は溶接されてる。スチールだから?
定例整備でNDB検査あるね。
94NASAしさん:2001/05/29(火) 00:49
発動機は振動の源なので、
振動で緩まないためだと思われ。
95NASAしさん:2001/06/02(土) 00:25
FSW、摩擦攪拌接合

これって、航空機に使ってる例ってあるの?
96NASAしさん:2001/06/10(日) 20:48
沈むのもったいない
age
97NASAしさん:2001/06/11(月) 10:58
旧住人の為にage
でも、旧住人は物理板とかに行っちゃったみたい。
ここは趣味のエアライン板だね
98普段は「テツ」=97:2001/06/15(金) 21:49
では、さようなら。
99普段は「テツ」:2001/06/15(金) 21:50
スマソ。漏れは=92だ。
100NASAしさん:2001/06/24(日) 07:00
もったいないage
101NASAしさん:2001/07/10(火) 20:27
ただ、上げるだけじゃ荒らしと同じになっちゃうので、リベット、溶接(FSW)
以外の、接合について知っている人、なんか話ない?
接着剤はどうよ?
102NASAしさん:2001/07/14(土) 00:33
アロンアルファ
103NASAしさん:2001/07/19(木) 07:19
最近はプラスティックを使って曲面部を作り、軽量化、耐熱性向上、
工数低減等を図っているとか聞いたが、実際はどうなのでしょうか?
104航空機用接着剤:2001/07/19(木) 10:57
アラルダイト。いや冗談でなくほんとだよ。
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