三菱重工とIHI、航空機用エンジンで新会社
三菱重工業とIHIは、航空機用のエンジン事業で資本・業務提携する方針を固めた。
格安航空会社(LCC)の参入や、新興国の航空機需要が増えることをにらみ、両社が出資する新会社を設立して競争力を高める。
月内にも基本合意し、今秋の発足を目指す。政府は産業競争力強化法に基づく支援を検討する。
航空機エンジン事業ではIHIが国内首位、川崎重工業が2位、三菱重工は3位。三菱重工とIHIの同事業の売上高の合計は約3000億円。
関係者によると、三菱重工が航空機エンジン事業の人員と設備を分離して新会社に移し、IHIとエンジン製造などで協力する。新会社の
株式は三菱重工が過半数を取得する方向だ。IHIは数十億円の出資を検討する。日本政策投資銀行も約200億円を拠出し、出資・融資
で後押しする模様だ。新会社には川崎重工の航空エンジン部門が合流する可能性もある。
(2014年3月14日06時22分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140313-OYT1T01207.htm