セルバランサーとは。
まず各セルの電圧をはかる。これはセルの個数ADCつけてもいいし、マルチプレクサーでもいい。
GSユアサのセルバランサーはシャント式。つまりそれぞれのセルに並列に抵抗をつなぐが、それに
スイッチがある。
充電終了後に(ここが大事。充電中は動かない)、電圧が高いものがあれば、電圧が一番
低いものに合わせる。(シャントする=無駄に抵抗に電力を食わせる)。
しかしマヌケな設計。これを繰り返すうちに相対的に一番電圧があがらない=劣化の進んだセル
に一番多く充電することになる=劣化がすすむ=電圧がますます上がらなくなる。もうひとつは
充電終了後にセルバランサーが動く。充電中には動作しない。
とすれば充電終了電圧時にはアンバランスということになり、電圧の高いセルはマージンがなくなる。
そこでセルバランスがある程度くずれたら、このユニットは寿命とBMUが信号をだす。あるいはコンタクタで切れる
ただGSユアサのSOCが欲張りすぎた。定格にマージンがなかった。セルバランス不良で劣化発火したというわけ。
だからボーイングはステンレスの上部な箱にいれて、セルを各分離し、それぞれからベントチューブを出す。
それと同時に充電条件をかえて(充電終了電圧と放電終了電圧の間を狭くする)
マージンを作るのだよ。しかしGSユアサってだめな会社だね。トヨタとかホンダとか
めいっぱいSOCを狭く使っている。用心深い。ユアサは容量を多く見せかけるためにSOCを
目一杯に設定した。組電池でそういうことをすれば発火は必至。