江田島の秋月・呉航路存続へ
ttp://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4004098321.html 経営の悪化から廃止が検討されていた江田島市の秋月港と呉市を結ぶ航路は、別の事業者が引き継ぐことで
航路が存続されることになりました。
江田島市の秋月港と呉市を結ぶ旅客船の航路をめぐっては、利用者の減少による経営の悪化などから事業者が
廃止を申し出ていましたが、地元住民からの要望を受けて江田島市などが存続に向け検討を進めてきました。
こうした中、28日は江田島市や広島県、それに住民の代表者などが公共交通について話し合う協議会が開かれ、
この中で江田島市の担当者が、広島港と似島を結ぶ定期便などを運航する広島市南区の事業者からこの航路を
引き継ぎたいと申し出があったことを報告しました。
江田島市ではことし7月から10月末まで利用者の少ない時間帯の便を廃止するなどして運航する社会実験を
行っていますが、赤字が解消される状況には至っていません。
これに対し引き継ぎを申し出た事業者は、ほかの航路の船を回したり便数などをさらに見直したりすることで、
航路の存続は可能だと説明していて、ことし11月からの運航を目指すということです。江田島市の正井嘉明
副市長は「航路が存続するのは住民としても市としてもありがたいことだ。経営が難しい航路だが、行き詰ること
のないように計画を立ててほしい」と話していました。