以前、
>>457で戸田さんはMRJの次は737後継機との兼ね合いが…と言っていたのだが、その737後継機がえらいことになっている。
Boeing Goes Back to Drawing Board for 737 Follow-on
ttp://www.aviationweek.com/aw/generic/story_generic.jsp?channel=awst&id=news/aw051908p2.xml&headline=Boeing%20Goes%20Back%20to%20Drawing%20Board%20for%20737%20Follow-on ・ボーイングは、2010年ローンチ、2015年就役を目処に検討を進めていた737後継機(737RS)の計画を、基礎研究のステップまで差し戻すことにした。
・737RSは125席程度から787の直下までをカバーし、737-800/900より20-25%の運行コスト改善を目標に検討を進めていたと考えられるが、現在検討しうる技術レベルでは
達成できず、現状では737-800/900の改良が最も現実的な解となってしまった模様。
・この為、737RSの登場は早くても2017-18年以降になると思われる。その為にはまた、技術的ブレークスルーとその成熟が必要であろう。
・事情はA320やA300の後継機、NSR及びA30Xを抱えるエアバスも変わらない。A350がサイズアップし、A300の後継機のない同社は、早い時期にA318からA330の間を埋める
機材が必要となるが、A350やA400にリソースを食われていることもあり、これまた2018年以降にならないと出そうにない。
・この為エアバスはA320のGTFへのリエンジンを模索し始めたが、現状では効果を示すか、そして顧客に受け入れられるか未知数である。GTF版A320は早くとも2014年に
ならないと出ないだろう。
結局、次世代航空技術の姿が見えないうえ、どっちも目の前のデスマーチに追われてすぐには手の出しようがない。らしい。
下手をするとGTFとMRJは、出ると信じられていた燃料電池や電気自動車がずるずる出来ないうちにハイブリッドで先行してしまった、トヨタのプリウスみたいな存在に
なるかもしれない。