新福岡空港建設を考える 第十一集

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646NASAしさん
航空路線をどう張るかは、航空会社の裁量でしか決まらない。
移すったって航空会社以外は誰も移せない。
北九州発着の国際線・国内マイナー線なんて、成立するはずがない。
成立するなら、北九州〜仙台、小松、シンガポールなんかも既にあるはず。
福岡だから成立している。
北九州にそれだけのポテンシャルがあるなら、全日空に無視されるはずもない。
北九州では羽田線を除けば、時間帯など余程条件が良くないと成立しない(那覇はこれに該当)。
北九州空港の圏域人口は福岡とは比較にならないほど小さい。
加えて、北九州は福岡都市圏の完全に外で、福岡空港の補完的な役割を担える立地条件ではない。

北九州がNYのJFKやDCのダレスに相当、なんて、無理やり洗脳しようとしても、もう誰も騙せない。
NYやワシントンなどの複数空港は、それぞれ勢力は拮抗しているが、それは無理やり路線を移して棲み分けをした結果ではなく、市場原理の下で、航空会社の裁量で自由に路線を張った結果である。
つまり、それぞれの空港が競争力を持っている。
福岡と北九州のように、一方の利用者数が他方の十分の一以下なんて状況ではない。
福岡がNYのラガーディアやDCのレーガンに相当するとしたら、北九州はNYやワシントンDCから遠く離れた名もない空港に相当する。

もう一度言う。
新福岡空港は建設費が膨大であることを強調し、棲み分け論に誘導することにより、航空路線の一部を奪おうとする北九州の謀略には、もう誰も騙されない。