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全日空ジャンボ機墜落(霧島事故):
2006年6月25日(日)、全日空123便8:55羽田空港発那覇空港行き(B747-400D)が、大隈半島沖合上空で乱気流に遭い、
機体の腐食や金属疲労が進んでいるため、右主翼が折れて、第4エンジンを含む右主翼の半分を失う。
トラブルを受けて、ただちに緊急降下し、鹿児島空港に緊急着陸することを決定。
しかし、右主翼の半分を失っているうえに、低空でも機体が鹿児島湾からの強い海風にさらされるというコンディションの悪さが重なって、大きく機体のバランスを崩し、
鹿児島空港を目前にして、霧島市内に墜落してしまうのである。
乗客569人、客室乗務員12人、機長、副操縦士の合わせて583人全員が死亡。
単独事故なのに世界航空史上最悪を更新してしまう。
この事故のせいで会社は破産し、時限立法「全日本空輸株式会社法」により一時国有化される。
偶然ではあるが、1985年8月12日(月)に発生した日航ジャンボ機墜落(御巣鷹事故)も便名が123便であった。
このため、123便は縁起が悪いとして、世界の多くの航空会社が相次いで123便を永久欠番にしてしまう。