628 :
NASAしさん:
「ドア異常灯後も飛行」 SNA、昨年9月の東京―熊本便
パイロット、客室乗務員らでつくる航空労組連絡会(航空連、内田妙子議長)は二十七日、「スカイネットアジア航空(SNA、佐伯好輝社長、宮崎市)の航空機が昨年、
離陸直後に客席ドアの異常を示す警告灯が点灯したにもかかわらず、客室乗務員がドアハンドルを押さえながら運航を続けた。
安全上大きな問題がある」として、SNAに対する立ち入り検査を国土交通省に要請した。同省はSNAから事情を聴く方針。佐伯社長は「事実関係を調査中。国交省に社員を派遣して説明する」と話している。
ドアのトラブルが発生したとされるのは、昨年九月二十二日午後の東京―熊本便(ボーイング737―400型、乗客六十五人)。航空連によると、離陸から二分後、後部ドアが閉じていないことを示す操縦席の警告灯が点灯し、
客室乗務員がハンドルが「オープン」方向に十センチほど動いていることを確認。ハンドルは元に戻しても、手を離すと動く状態で、
機長は熊本までの飛行中、ハンドルを押さえておくよう指示。客室乗務員が交代で押さえながら飛行を続けたという。空気漏れは無かったとされる。
同じ機体は同日午前、東京から宮崎へ向けて離陸した際にも、同様のトラブルが発生し、東京に引き返している。宮崎便のトラブルは、同省に報告されていたが、熊本便の報告は無かった。
同省によると、ハンドルが動いても、航空機の構造上、ただちにドアが開くことはないという。(西日本新聞)
[5月28日2時35分更新]