KKRブライダルネット

ココは忘れられたスレ。
何しろ本家の緒万戸村ですら人影もまばらな寒村であるのに
ココはその本家緒万戸村からさらに奥道に踏み込んで逝ったところにある、
いわば僻地中の僻地だからである

KKRとは
Kこんな
K糞スレ
R利用するやつがいるのか？　の略。

そう。ココは糞スレ中のくそスレ、緒万戸別村なのである。。。。

オマンコベッソンは
リュックベッソンと何か関係があるのですか？

深いかかわりは特にありません

浅い関わりなら、あるのですか？

浅いかかわりなら、あります
オマンコベッソンの父であるチンカスベッソンは
リュックベッソンの遠縁にあたります
最もかなり離れた縁戚関係なので互いに面識はないでしょう

p.s.
チンカスベッソンという方は
物語の主伝第五話に出てきた「ベルサイユ宮殿の給仕人」です
あのお話の中で名は出てきませんでしたが、彼の名はベッソン、
チンカスベッソンという仏蘭西人だったのです

チンカスベッソンは、
お方様や草稲様のお父君に当たられる仁王様とお親しい間柄で、
仁王様が謀殺されたときにはその死を悼み、
また仁王様のご子息の草稲様が一騎打ちにて
お父君の敵をとられたことに深い感銘を受けました
そのため自らの子が生まれたときに、
仁王様と草稲様の苗字を拝借して「オマンコ」と名づけたのです

それがオマンコベッソンです

.
ほほぅ、なるほど......_〆(・_・。)^ カキカキ

　　　　　　　∧__∧
　　　　　　（´∀｀　）
　　　　　　 （⊃⌒*⌒⊂)
　　　　　 　　/__ノωヽ__）

オヤこんなところに緒万戸別村が・・・
　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　せっかくだから上げておきますか

とりあえずこの擦れは>>54から実質スタート

…ということにいたしましょう

長い物語が昨日ついに終わった
果たして馬蹄等たちはここにやってくるだろうか？
ココ、オマンコベッソンに・・・

それとも彼らの向う先は、
緒万戸本尊のほうであろうか・・・

私にはわからない
一介のオカルティストに過ぎない私に、
そんなことがわかるはずもないのだ…

わからないことは、
無理にわかろうとせずに
そのまま「わからないこと」とする
それが研究者としてのあるべき姿勢ではないでしょうか？
私はそう思います

お方様は痔塩酸の里が沈んだときには
ココベッソンを移住先として指定されたと記憶しておりますが
どうも様子を見るに、
馬蹄等達は本尊のほうに集結しつつあるような気がいたします
お方様ご自身はこのことについていかがお考えなのでしょう？

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´　特に気にはしておりません
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _ 　　　　
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

私がココベッソンさんのところを避難先に指定した理由は
万一、宗家の識の語部さんのお話が容量オーバーか何かで
途中で切れてしまったとしても、
ここならダレもいないからゆっくりと最後まで語りきれるだろう
…と、そう考えたからです

しかし私のこの心配は杞憂に終わり、
語部さんは慈円さんのところで目出度くお話を総てまとめました
ですのでこれ以上のことは私は特に気にはいたしません
ベッソンでも本尊でも、
馬蹄等たちが好きなところで好きなように暴れればよろしい
と、そう思っております

memo:
ms系モデムで本日初めて断線が起きた
いまのところまだ原因は不明

753が起動不良。これで一台脱落。

冑為替。
やはり日本が大型連休に入るこの時期に、仕掛けてきた…毎度のことだが

ここって無料登録で写真見れる？

>>74
そもそも無料登録が無いでしょ

冑毛の河瀬さんが一ヶ月前に来ていたのですね
あとはクタロウさんと香るさんか

　　　　　 ,.r''-'''""'''ｰ-､_
　　　　､r゛"　　 "'''' -=､,.　ヾ''､
　 　 ,r'　　　　　　　　　　.:'r　;::::ヽ
　　ri'　　　　 　 　 　 　 :.:::::ﾐ.:::::::::::i
.　　l　　　　　　　　　　　:,:::::ﾐ::::::::::::i
.　　l　　　　　　　　　　　..::::::l::::::::::::l
　　,ljii;;;,,,__ ;　:,__,,.-_=_､ﾐ､::::::i;:::::::;r.、
.　 r'´(て)ヾ,＿j'　'´`='ヽｰ.'::::::::::.r' i i
　　l、 ￣ ,ﾉ　.:::ヽ ＿,ノ　 ..:::::::::::!　l/
.　　!　￣ :' 　 ::::::..　　　 .::::::::::::::!　'!
　　 l　 　 ヽ,_;::::::,:',_、　.::'　.:;'::':i_,/
　　　! r';"';';;;;,'':::;'';;::.:ﾐ.､::r ':;:r:::!
　　　Y;;';.r‐'''‐'‐'':;';;:ﾐ ..:ミ:'::::'::::l 、
　　　 'ヾ ",:,:';:: ､ヾ､ ﾐ､ﾐ:;:::::::;r' l:::ヽ
　　　　 ﾐ'; ::';;:;:;:.,､:､;.､ r'- '´　,:'::::::::`
　　　　 ヾ'"!r;,'l;;rヾヾ''" 　 ／::::::::::::::
　　　　 /　ヾ'/ 　 　 _,.-/´::::::::::::::::::::
　　　　'--,-r'l__,r '´ ／;::::::::::::::::::::::::::

　オマンコ・ベッソン [Omanco Besson]
物語主伝第五話に出てきたベルサイユ宮殿の給仕人、
チンカスベッソンの息子。仏蘭西籍。ジュネーヴ在。

ジュネーヴというか、
レマンコの畔ですよねベッソンさんがいらっしゃる処は

保守汁？

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/sousai/1363876596/994-
↑
かくしてアサマンコ連射砲の空爆により、
帝都「緒万戸本尊」は炎に包まれ沈んだ。
沈み逝く帝都と運命を共にした馬蹄等たちも少なくなかったが、
馬蹄等たちの一部には捲土重来を期し、
恥を忍びつつ戦線から離脱していくもののもいた
その彼らが目指した先。それがココ「緒万戸別村」である

華やかだった帝都「緒万戸本尊」とは比べようも無い、
寂れた無人の荒野とも言える鄙の里ではあったが、
とりあえずこの地は
馬蹄等の当主奥方、緒万の方様が
かねてより有事の際の避難先として指定していた処でもある

通りすがり旅人である私、草万タマランゾもまた
彼等落ち馬蹄等の一部と共に、
戦火を逃れてココ緒万戸別村にまで退避してきたのであった…

もののも⇒ものたちも
通りすがり旅人⇒通りすがりのたび人

かくして>>34-35の予想を大きく外れ、
半月ならぬ半年という長い歳月を要したものの、
ついに馬蹄等本隊の一部が当地にやってきたのである

　　　　　　　∧__∧
　　　　　　（´∀｀　）
　　　　　　 （⊃⌒*⌒⊂)
　　　　　 　　/__ノωヽ__）

皐月参拾壱日献立 (暫定)
梅飯野菜漬物平目刺身鯛煮物牛蒡練物、予定
梅飯野菜漬物鮭缶筍黒豆麺類弐菓子弐、予備
…
蛇足。
タイの煮物は余計韃靼かも知れない
なぜかというと昨日、私はたしかに
フリードリヒホーエンツォレルン陛下とお逢いすることはできたのだが
その際に陛下の背後にアドルフがいると、そのように感じたからだ
しかし昨日は、アドルフの姿をこの目で捉えることはできなかった
だが昨日感じたその「アドルフの影」は
今日になりさらに顕著なものとなっている
そのことを思うと、
やはりタイの煮物は余計韃靼では？という気がするのだ
…

（´・_・｀） ・・・・

…なにを言ってるのかまったくわかりま寸

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/sousai/1369946538/l50
魔女婚活との体験を語るすれ

草万タマランゾは
草万幸太郎とかの純日本名にしたほうがよくないですか？>>80
幸太郎のところは幸一でも小雪でも小梅でも何でもいいけど

要するにファーストネームの最初の一文字が「こ」で始まれば何でもいいんです

緒万戸本尊↓
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/sousai/1363876596/l50
どうせすぐ沈むだろうけど。

チラ裏の裏の裏、って感じですかね
マーでもそれでいいではないですか
なにしろこのいた全体が壮大なチラ裏なわけですから

冑河瀬。
緩やかに、だが確実に調整に入ってきたような希ガス
だからといって何をするというわけでもないが

何事も最初の動きは緩やかで
あっと気づいたときはもう手遅れになっている
そういうものです

ところで河瀬さんにはお子さんはいらっしゃらないのですか？

いま寸…

皐月参拾壱日献立 (確定)
梅飯野菜漬物平目刺身鯛煮物牛蒡練物珈琲鶏肉揚物、確定
梅飯野菜漬物鮭缶筍黒豆天婦羅蕎麦狐饂飩菓子類弐、余剰

出雲大社が「恋愛成就」を客寄せのための看板にしている、
ということを今日初めて知ったw
出雲大社の本来の看板・目的は結界。
死んだ大国主命が再びこの世に戻ってこないための防波堤。
だからアソコの神主さんの初代は神武天皇の弟さんということになってます
神話では
アマテラスの婆に二人の孫がいて
上の方が神武天皇として今に至る天皇家の初代になり、
下の弟が出雲大社の神主さんになった、とされてます
というかそもそも天皇家も神主さんの元締めなんですよ
天皇家自体が神主さん、なわけ。
で、古代は祭政一致だから神主さん＝統治者と。そゆこと。
天皇さんの家では今でも皇居の奥のほうで
今日はこのお祈りをする日です、みたいなことをやってるんですよ
古代からずっと変わらない形式のままで、ね
だから文化人類学者のレヴィストロースあたりが日本のことを
「神話がそのまま現代まで続いている世界でただひとつの国だ」
と言ったのです

(推敲結合。投稿済み)

でもエチオピアのほうが古かったんでしょ？
続けていれば、だけど。

そうすね
こっちは2600年か2700年ぐらいで、
あっちはザックリと3000年ぐらいだから
エチオピア帝国が続けていたとすれば向こうのほうが古いですね
モチロンどちらも神話の世界の話だけどね
両者の神話を比較して
エチオピア帝国と大和朝廷が両方現存していたならば
向こうさんのほうが古い、ということにはなりますね

二十世紀まで生き残っていて、かつ千年以上続いてきた王朝
というのが世界中で日本とエチオピアしかなかったのですよ
そのひとつが二十世紀に倒れた。
21世紀に入った現在、
まだ残っている千年王国はもう日本だけです

「シュテン毒姫」と「オカルトカンペイ」は
いずれもミカンのまま終わりなんでしょうか？

FANTASISTA
島谷瞳http://www.youtube.com/watch?v=tkivET4zzv8
藤井猛http://www.youtube.com/watch?v=WjvFegWJfYc

>>101
気が向いたら、そのうちにまたいつか

水無月壱日献立
梅飯若布飯野菜漬物黒豆醍醐菓子、予定
鮭缶筍黒豆野菜漬物弐麺弐菓子弐、予備

マタ余計なことをしゃべってしまって自己嫌悪…

水無月壱日献立
梅飯野菜漬物伊佐幾刺身鮪刺身黒豆醍醐菓子、確定
若布飯野菜漬物弐鮭缶筍黒豆麺類弐菓子類弐、余剰

沈黙は金、無駄話は泥


・・・って感じかな

藤井さんは愛される伽羅だよね>>102
でもその動画は一寸物哀しいな
矢内さんも固まってるし

独り言。「無駄話は泥」の続き。

確かに泥なのだが、同時に相手の嘘も見えた
しかしそれが自分にとって益するわけでもなんでもないので
泥であるということには依然変わりはないわけ。
ただ心密かに少しだけ驚いた
あんなちっぽけな構えで日銭を稼いでいるだけの店だと思っていたのに
いったいどのくらいの資産を保有しているのだろうか？見当が付かない
…
私も似ちゃんの法螺自慢やコンカツの世界の虚栄に馴染み過ぎたようだ
現実の世界では富裕であればあるほど徹底的に隠す、自らを守るために。
そのことをついうっかりしてしまった
あのいかにも貧乏臭いちっぽけな店構えは
莫大な資産を人に気取らないための一種の迷彩なのかもしれない

蛇足。
向こうも同じことを思っているのかもしれない。とすれば、お互い様か

水無月弐日献立
野菜漬物若布飯胡麻煎餅醍醐菓子、予定
野菜漬物鮭缶筍黒豆麺類弐菓子弐、予備

独り言の主は河瀬さんですかね？
　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・かも知れんね

愚痴。
がきじゃないんだから
今これが流行りだとか廃れてるとか、
そんなことはドーデもいーんだけど
やはりあまりにも彼我の時間にずれがあると
入手困難という羽目に陥るということもあるのだなと。

エロダンスというのは六〜七年前に流行っていたものらしくて
今はすっかり下火ということらしい。
エロの道には疎いのでぜんぜん知らなかったし、
まあ下火でもうえびでもどうでもいいんだけど
サンプルなどを見て
「あ、これはなかなかいいエロ踊りではないか♪」
などと思っても、その動画がネットに転がっていないので困る
たかが裸踊りを金を払ってまで見るというのも馬鹿馬鹿しいし
そもそも買ったって全編見るということも無い
だいたい二時間も裸踊り見てたって仕方ないではないか
しかしサンプル三十秒だけというのも少し短すぎるので
10分程度の適当に編集してあるやつがネットにあればいいのだが・・・
無いんだな、これが。

まあ無いものは仕方ない。ということで諦める。　おしまい。

デジタルアーク？

…だとしたら、あそこは著作権管理厳しいからネットには無いよ

>>111
きちんと新旧変換するなら
水無月の煮ではなくて弥生の弐拾四なんだけど
…まあそこまで厳格にやる必要も無いか

memo:
底蒼の1410がかなり重い
原因がハードなのかcpuなのかは不明

ms系モデムは旧タイプなので重いのか？
契約している速度には対応できるとホムペに一応記載はあるが
体感としてはやはり「遅い。重い」という感じが拭いきれない

弥生弐拾四日献立
野菜漬物梅飯若布飯煎胡麻餅醍醐菓子鶏肉揚物、確定
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆天蕎麦狐饂飩菓子類弐、余剰
補記現状第二帝國迄

卯月弐拾五日献立
野菜漬物梅飯中華春巻狐饂飩醍醐菓子、予定
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆麺類弐菓子参、予備
補記。
昨日は119記載後、第三帝國まで到達した
また>116氏が「旧暦なら今は水無月ではなく弥生だ」と指摘したので
その案を汲み弥生と表記したが、確認したら弥生ではなく卯月だった
なので「卯月弐拾五」とする

補記の補記。
弥生と卯月の錯誤があったとはいえ、
「旧暦表記するなら旧暦換算すべきだ」という、
116氏の指摘には感謝する

お勤めご苦労様でございます

冑為替。
モー明確に下げてきている
鉄片から含みが千万以上減っているが
離隔するのも面倒臭いのでこのままにする
為替株式投信それぞれの投入額と同額の予備資金が
他講座においてあるので慌てる必要はまったくない

目安はその呼び資金を為替方面投入するほどの必要性が生じたとき。
そこまで下げてくればそれは最早大崩壊と言ってもいい状態なので、
そういう事態が到来したらその時には少し動く予定。

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::⌒`ヽ、::::`ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒ヾ'"￣::`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /::::::::::::::::/::::::::／:::::::::::::::::::}::::::::::ﾄ::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::/:::::::/::::::／:::::::::::/!::::::::::ﾄ::::::::::::ヽ:::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i::::::::::::::::;':::::::/:::::/:::::::::::::// }:::::::::j　i:::::::::::::ﾞ;::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i:::::::::/::::i::::::::i:::::/::::::::::／/　j::::::::/　 }i::::::::}:::}:::::}}
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l::::::::;'::::::i::::::::i:::/::::::／`メ、/::::／_,,..斗::::::j:::j!:::::ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i::l:::::i:::/ﾞl:::::::::itf'芹��ﾐヾ／／　" 　 ﾉﾉ:::ﾉ::/}:::/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j::i:::::l:::{　l:::::::::i 弋;沙　`　　 　 ｨ巧ｿ)ｼ::/:/ /j/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::j:::::i::::ゝ代::::::ﾄ、｀ﾞ"　　 　 ,　 ゞシ ,ｲ::::ヽ　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/j::j::::::i::::::::l::::ゝ:::ゝ　　　　　　　　　　/i:::::::::｝　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / i::i:::::::i::::::::l::::::::ﾄﾐx､ 　 `::.._..，　　_.ノ!ﾉ}::::::ﾉ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / /::j::::::::i::::::::l:::::::j 　 　 ＼_ .......:::''":::::::l ﾉ:／
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　/::j!:::::::::i:::::l::lr‐ﾉ　　　　 ｛-､_;;;;;_{::::::::::i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　 //j::::::::::::i::::l"l、 `ヽ､　　　＼ ＼　ﾞ､::::::ﾞ、
　　　　　　　　　　　　　　　/　 〃 /:::::;;ィ"i::::! l ＼　　`ヽ､__　ヽ　＼ ＼:::ﾞ､

　　　　　　　　　　　　　　　　うむ。さすがは馬蹄等の金庫番。冷静じゃな

ただ一つだけ注意しておく。
このスレは魔女コンカツにより監視されておるゆえ、
うかつなことは言の葉に乗せぬようにせよ。
沈黙は金、無駄話は泥。このことを忘れぬように。

畏まって候

卯月弐拾五日献立
野菜漬物梅飯中華春巻狐饂飩珈琲醍醐菓子鶏肉揚物、確定
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆天蕎麦塩免醍醐果実菓子似、余剰

独り言。
昨夕は御宗家からも「無駄話は泥だよ」って念を押されていたのに、
また今日もしゃべってシモータ。自己嫌悪通り越して最早アボガド…
しかし今日は向こうがねたを振った忌憚だから仕方ない
たぶん話し相手がほしかったんだろう、
いわゆる「冑も」みたいなやつ。
でもなあ。。。

俺は儲かったとか存したとか、
そういうことはモーどうでもいいんだよ
こないだの三帝会戦のような馬蹄等の一門を挙げての総力戦のときに
御当主に必要な資力を提供できれば、それでいいんだ
それが馬蹄等の金庫番としての役目なんだから

うむ。天晴れな心がけじゃ。

卯月弐拾rock日献立
野菜漬物梅飯真鯛刺身醍醐菓子牛蒡練物、予定
梅飯鮭缶筍黒豆野菜漬物弐麺類弐菓子弐、予備

卯月弐拾rock日献立
野菜漬物梅飯真鯛刺身醍醐菓子牛蒡練物珈琲冷酪、確定
梅飯鮭缶筍黒豆野菜漬物弐麺類弐果実醍醐菓子弐、余剰

（´・_・｀） ・・・・

やはり語り部さんが眠りに就くと
馬蹄等系のスレは止まるんですね…

詮方もなし

卯月弐拾nana日献立
梅飯野菜野菜漬物醍醐菓子弐珈琲鶏肉揚物第四帝國到達。
梅飯野菜漬物鮭缶筍黒豆塩麺天麩羅蕎麦果実菓子弐余剰。

冑為替。
羊が下げ止まらなずどんどん含みがへっているがべつにかまわない
刺身は七十台にあり、今はまだ九十台。ロングもショートもしない
いまはただひたすら刺身まで落ちてくるかどうかを見守るだけ

ほんとはここらで遊びたいんだが
初代ムシ公の教えがあるからな…

まだダルイ。。。

卯月弐拾8日献立
梅飯野菜漬物黒豆珈琲醍醐菓子鰹刺身かにサラダ予定
梅飯野菜漬物鮭缶筍黒豆菓子類似塩麺天ぷらそば予備

固定資産税を払ってきた
マーやっすい金額といえば金額なんだけど
そもそも固定資産税という税目は日本にしかない…無かったと思うが、
要するにこれが昔からある財産課税というもので、
安かろうが高かろうが本来はびた一文払う必要も無いものなので
それをやすいと感じること自体が、
もう既に洗脳されているのだということ。

ヤフースレに書いたことの続きなのだが
アソコにかいても意味無いので此方に書く
やフーに入れた情報が漏れてるという話で、
いままでこんな営業電話は今までなかった、という電話が昨日今日立て続けに来た
この一般回線の電話番号は電話帳には無いもので、
この番号を知っているのは
ntt、yahoo、私が買い物をしたやフーオークしょんストア、
この三種類しかない

常識的に考えればもらしたのはオークションストアだが
状況証拠から見てヤフー本体からの流出と推定する
あくまで推定。ただし、ほぼ確信。

羊の下げ足は本当に速い・・・まあしかしこの程度なら許容範囲だ

歌舞も下げてるが面倒くさいから占い

卯月弐拾九日献立
梅飯野菜漬物鶏肉揚物珈琲蟹芋サラダ真鯛刺身予定
若布飯野菜漬物弐鮭缶筍黒豆菓子参麺類弐練物予備

冑為替。
完全に調整局面ゆえ、
日々百万とか二百万とか盛大に含みがへっているわけだがここは我慢じゃ
私の場合ノーポジというのはありえんのだ
ほっといたら損するとわかっていても
常に一定のボリュームはポジっておく
金の世は何が起こるかわからんなのでつねに保険を掛けよ、
とは我が冑家の初代、ムシ公の教えである

存するとわかっていても放置。
それは私にとっては一種の保険なのだ。
だから仕方ないのだ。これでイーのだ

memo:
ハード入れ替えをしたので
蒼の二期がエクセルなしで黒の四期がエクセルモチとなった
これで一応すっきり…というか、わかりやすくはなった
黒には必ずあり、蒼には絶対ない。とわかっていれば、
いちいち底を見なくてもよいので捌き易い

お勤めご苦労様でございます川瀬さん狗太郎さん

クロス円91を一度割ってそこから一円戻しか…
しかしこのまま押し返すとも思えん
いずれにせよはなしはクロス九十我から、だが
一晩で十円下落と言うこともあるのが羊の怖いところ
強制ロスか狙いの人為下落と言うのがあるから資金は常に潤沢に

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::⌒`ヽ、::::`ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒ヾ'"￣::`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /::::::::::::::::/::::::::／:::::::::::::::::::}::::::::::ﾄ::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::/:::::::/::::::／:::::::::::/!::::::::::ﾄ::::::::::::ヽ:::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i::::::::::::::::;':::::::/:::::/:::::::::::::// }:::::::::j　i:::::::::::::ﾞ;::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i:::::::::/::::i::::::::i:::::/::::::::::／/　j::::::::/　 }i::::::::}:::}:::::}}
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l::::::::;'::::::i::::::::i:::/::::::／`メ、/::::／_,,..斗::::::j:::j!:::::ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i::l:::::i:::/ﾞl:::::::::itf'芹��ﾐヾ／／　" 　 ﾉﾉ:::ﾉ::/}:::/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j::i:::::l:::{　l:::::::::i 弋;沙　`　　 　 ｨ巧ｿ)ｼ::/:/ /j/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::j:::::i::::ゝ代::::::ﾄ、｀ﾞ"　　 　 ,　 ゞシ ,ｲ::::ヽ　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/j::j::::::i::::::::l::::ゝ:::ゝ　　　　　　　　　　/i:::::::::｝　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / i::i:::::::i::::::::l::::::::ﾄﾐx､ 　 `::.._..，　　_.ノ!ﾉ}::::::ﾉ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / /::j::::::::i::::::::l:::::::j 　 　 ＼_ .......:::''":::::::l ﾉ:／
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　/::j!:::::::::i:::::l::lr‐ﾉ　　　　 ｛-､_;;;;;_{::::::::::i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　 //j::::::::::::i::::l"l、 `ヽ､　　　＼ ＼　ﾞ､::::::ﾞ、
　　　　　　　　　　　　　　　/　 〃 /:::::;;ィ"i::::! l ＼　　`ヽ､__　ヽ　＼ ＼:::ﾞ､

　　　　　　　　　　　　　　　　うむ。さすがは経済担当冑毛当主。用意周到じゃな

卯月弐拾九日献立
梅飯野菜漬物鶏肉揚物珈琲二缶蟹芋類真鯛刺身中華春巻、確定
若布飯野菜漬物弐鮭缶筍黒豆菓子類四即席麺弐牛蒡練物、余剰

羊縛戻し。踏みつけ食らって死人が出てそうなレベル。

まだ眠だるい。。。

卯月参拾日献立
若布飯野菜漬物醍醐菓子弐牛蒡練物第四帝國迄
野菜漬物鮭缶筍黒豆果実菓子弐天蕎麦塩麺予備

みづらいんでアゲル

誰かが引越してきた、
その際の引越し屋の作業音が五月蝿いのだが
しかしその作業してるやつが、
若くて可愛いちっちゃなおにゃのこだったりすると
「五月蝿い」という気持ちも和らいだりするわけだ

おにゃのこは得だなと思った

だってあんなに可愛いちっちゃなおにゃのこが
髪を束ねて野暮ったい作業服に身を包んで一生懸命お仕事してるのに
音がウルサイ、などと誰が言えようか？
否、ダレモ言えるわけがない

髪を縦ロールにしてゴっテゴテに顔面塗装工事を施した糞ババアが
「四百万と聞いてぞっとしてしまって…」などと言うのと、
何という差だろう
同じ生物とは思えない

おにゃのこは得だなというのは
こういうことを言うのであって
だからして高齢で家事鉄でコンカツなんかしてるやつとは
何の関わりもないことなのである　おしまい

卯月参拾日献立
若布飯野菜漬物醍醐菓子弐鮪刺身第四帝國迄確定
野沢飯野菜漬物鮭缶筍黒豆菓子弐麺類弐練物余剰

・・・
岡三の馬鹿が少し前から長時間の面手に入ってしまったために
正確な数値は出せない。しかしざっくりと大づかみに見て
鉄片から約千六百ほど含みが減じている
しかし羊の飼い刺しはまだずっと下のほうにあるので
含みは今後もどんどん減りやがてすべて消えるだろう
おそらく含みがほぼ消滅した辺りで羊の飼いが刺さる
しかしそこで下げがピッタリととまるわけもないので、
さらにそこからずんどこどっこいと下げ続けるだろう
そのときに生じる経済的な損失は膨大なものとなろう
しかしそうした経済損失もさることながら、
その際に生じる心理的な恐怖或いは後悔の念自己嫌悪、
そういったネガティヴなメンタリティを如何に制御し、
かつ清浄な淡々とした精神状態を保つことが出来るか？
このことがもっとも肝要な点である

何とかの法則にしたがってどうたらこうたらとか、
そういうのは小手先の戦術であって戦略ではない
大括りの戦略とそれを維持しうる精神力に拠って
真の勝敗の帰趨は決するのである
・・・

グレゴリウス暦2013年6月8日
京暦平成弐拾五年卯月参拾日　　冑為替、記

(冑家私文書庫内に在る当主備忘録『葛の葉』より抜粋)

最近は冑さんが主役になってますね…

冑家当主の備忘録の名は葛の葉というのですか
しかし葛の葉といったらそれはドーマンセーマンのうちの
セーマンさんのほうのお母さんのことではありませんか？

セーマン君のお母さんが詠んだ歌

恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉

玉の葉のもじりでは？

【徒然草稲】 序

つれづれなるままに、
ひぐらしpcにむかひて電脳空間に入り、
それと共に心にうつりゆくよしなし事を
そこはかとなく思い起こし書きくつれば、
あやしうこそ物狂ほしけれ

いでや、この世に生まれては、願はしかるべき事多かんめれ。
御宗家の御位は、いともかしこし。
歳と紀の武官双璧の御家の末まで人の種ならぬぞ、やんごとなき。
我が姉上と言えど、お方様の御有様はさらなり、
また護衛官もイヴ黒岩にまで至れば、ゆゆしとぞ見ゆ。
されどそれより下つ方は、
ほどにつけつつ、時にあひ、したり顔なるも、
みづからはいみじと思ふらめど、いと口惜し。
人は、かたち・有樣すぐれたらんこそ、
あらまほしかるべけきものと言えども、
物うち言ひたる、聞きにくからず、愛敬ありて、
言葉多からぬこそ、飽かず相対し向はまほしけれ。
めでたしと見る人の、
心のうち劣りせらるゝ本性見えしときこそ、口をしかるべけれ。
人品（しな）・容貌（かたち）こそ生れつきたらめ、
心はなどか、賢きより賢きにも、移さば移らざらん。
かたち・心ざまよき人も、才なくなりぬれば、
品くだり、顔憎さげなる人にも立ちまじりて、
かけずけおさるゝこそ、本意なきわざなれ。

ありたき事は、
まことしき文の道、作文・和歌・管絃の道、
或いは有職・公事の方、人の鏡ならんこそ、
いみじかるべけれ。

（第一章　旅立ち）

私がおなごの身でありながら、
ただ一人で生と死のハザマ世界に向かおうと決意したのは、
電脳空間内にポツンと書かれた徒然草稲を目にしたときだった
この徒然クサイネの殴り書きを見て、
馬蹄等の人たちは過ぐる日の三帝会戦(※)のときに
フィンランド湾はスウェーデンバルト帝国艦隊旗艦、
オーディーン艦内において帝國の頭脳とまで謳われた
エーヴぁロッタブレムクヴィストと相討ちで果てたはずの馬蹄等の勇士、
緒万戸クサイネを思い起こしたようだが、
私は私で、また別のことを想起したのだ
私が徒然クサイネの柿子、および
それに対する馬蹄等の人たちの反応を見て思ったこととは
「あの大激戦の果て終に生還することがなかった草稲の御霊ですらも、
　いまだ此の世の何処かにとどまっているのかもしれないと噂される
　それが生と死のハザマの世というものなのか
　もしそうだとすれば、
　物語の主伝第七話最終部において空蝉に乗って馬蹄等の里に向かった、
　あのオカルティストこそ実は私のカンペイさんなのではないだろうか？」

・・・と、私はそう考えたのである

三帝会戦(※)
主伝第七話「暗号名はマジック」の中で行われた戦いのこと。
三帝とはすなわち、グスタフアドルフ、イワンロマノフ、源死魔の三人。
厳密に言えば、源死魔は馬蹄等の頭領に過ぎず、帝とはいえないが
あの激しい戦いを露西亜・馬蹄等連合軍の勝利に導いたものは、
源死魔の戦略と馬蹄等騎馬部隊の勇猛さにあったということは
誰の目にも明らかであったため、
人は皆「馬蹄等の頭領源死魔は帝にも匹敵する人である」と考え、
あの戦いは三人の帝がひとつの場所に会して戦ったものとみなし、
このように名づけたのである

生と死のハザマの世に逝くと決めた私は、まず、
私とカンペイさんの共通の知人であるウラベさんという人の許を訪れた
このウラベさんという人は吉田兼好(本名ウラベ兼好)の末裔に当たる方で、
陰陽道は言うまでもなくそれよりも遥かに古い有史以前の
古代呪術系の手法・技法に関しても、とても詳しいお方だ
このひとならば生と死のハザマの世にまで到達する方法を
或いは知っているのではないか？と、私は考えたのだ

・・・
私の話を一通り聞いた後、
ウラベさんはやや重苦しげに口を開いた
「緒刈るさん(私の名)。
　貴女の心の内は私にもよくわかる
　なにしろ婚約者のカンペイさんが、
　あんな不慮の事故で唐突に亡くなってしまったのだからね
　だからカンペイさんの魂が黄泉の国にまで逝かず、
　まだハザマの世にとどまっているのではないか？と、
　そう考えたくなる貴女の心境は重々理解できる。だけどね・・・」
「ハザマの世に向かうことは死にも等しい。
　ウラベさんはそう仰りたいのでしょう？
　私もそれは承知のうえです。でもその危険を冒してでも、
　私はもう一度カンペイさんに逢いたいのです」
「だがカンペイさんの魂が生の死のハザマにとどまっているというのは、
　緒刈るさん、貴女の憶測に過ぎないわけだろ？
　憶測だけで貴女を死に近づけるようなことは、
　私はしたくない」
「そういう仰り方をするということは、
　ウラベさんはやはりハザマの世への逝き方をご存知なのですね
　もしご存じなかったのならば『残念ながら私は知らないよ』と、
　ただそう仰ればいいはずですもの」
「・・・」
「教えてくださいウラベさん。
　決してご迷惑はおかけしません
　何が起こってもすべては私の一存、
　自己責任ということで処理しますから」

卯月参拾日献立(>>159補正)
若布飯野菜漬物醍醐菓子弐鮪刺身珈琲牛蒡練物第四帝國迄確定
野沢菜飯野菜漬物鮭缶筍黒豆果実菓子弐即席麺弐鶏肉揚物余剰

お勤めご苦労様でございます御宗家識御両所

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いいえ、どういたしまして
　　　　 　 ,､　　　 　 　 ,ィ!　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 , ､　 　 　　 　,
　 　 　 　 !＼ヽ--‐- '" /　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |ヾ＼-‐--,／ }
　　　　　　V/::::::::::::::::::V:!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 !:V:::::::::::::::::::V/
　　　　　　 |::::tｪ:::::ｨｪｧ:λ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 λ:::tｪ::::ｨｪｧ::|
　 　 　 　 　!:::::(,,o,,):::::/::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　/::ﾞｉ:::::(,,o,,):::::::!
　　　　　　 　>::::´｀::イ:::::::::ヽ　　　　 　 　 　　　　　　　　　.　 /::::::丶:::´｀:::::::<
　　　 　　r-'",':::::::::::::::::::::::::::ﾊ　　　　　　　　　　　　　　 　　　ﾊ:::::::::::::::::::::::::::',:｀ｰ,
　　　.　 /:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::}　　　　　　 　　　　　　　　 　 {:::::::::::::::::::::::::::::::ﾞｉ::::::ﾞｉ 　.

まだ糞だるい。。。

皐月初日献立
野沢菜飯野菜漬物筍鶏肉揚物珈琲中華春巻予定
梅飯野菜漬物鮭缶筍黒豆菓子類弐即席麺弐予備

(169から)

「・・・ハザマの世はある意味、魔力を秘めている」
しばしの沈黙の後にウラベさんはようやく語り始めた
「魔力というのは摩訶不思議な事柄という意味ではなくて
　ある種の強い誘惑或いは錯誤。それを魔力と言っている
　私たちのすぐ傍らにもうひとつの世界があるということ。
　そのことが私たちに錯誤・錯覚をもたらすんだ
　今のこの世では得られないものでもあちらの世に行けば、
　もしかしたら得られるかもしれない
　そんな錯覚、誘惑に私たちは陥りがちなのだ
　デモそんなことは決してないんだよ
　あちらにはあちらの世の法理があり、
　その法の中で生きていかねばならない
　ハザマの世は桃源郷でもなんでもない
　むしろこちらの世より厳しい世なのかも知れない
　・・・それでも逝くのかい？緒刈るさん」

その念押しに対して、黙ってうなづく私
それを見てウラベさんは再び騙り始めた

「いったんハザマの世に逝って、
　生きて再びこの世に戻ってきたものはほとんどいない
　ほぼ全員が死んでいる。
　例外事例はただひとつ。
　ボーイング七八七、愛称スカイマンコと呼ばれる旅客機の乗客乗員
　彼らだけはハザマの世に逝きそして再びこちらの世界に還ってきた
　私の知る限り、生還事例はこれひとつしかない」

・・・
まず世の中にはこの種の事柄に関して
まったく何も知らないし興味もないという人々がいる
むしろそういう人たちが大半なのだが、それはそれでよいのだ
知ることが必ずしも幸せだとは限らない
無知は幸福、知らぬが仏という言葉すらあるのだからね
べつにこれは揶揄ではない。実際そういうものなのだよ
しかし一方で『知る』ものもいる
だがその知識は明らかに不完全だ
勿論私自身も自らの知識が完全だとなどとは毛頭思っていない
ただ私が知っていることは
私たちがいるココ移し世と死者が逝く黄泉の世、
そしてその中間にあるとも言われるハザマの世。
この三つの世は総て同じ空間に並存している、ということなんだ
私と貴女がこうして話している移し世の、いままさにこのココに、
黄泉の世も、ハザマの世も、同時に存在している
では何故私たちにはそれが認識できないのか？
それは『時間』の問題だ
この三つの世はそれぞれの世界が内包している『時間』の性質が違うんだよ
だから移し世の住人である私たちは、
同一空間に並存しているにもかかわらず、
黄泉の世もハザマの世も認識することができないんだ

私たちは『時間』と言うものを
直線的で不可逆なものだと認識している
しかしそれはあくまでココ移し世における時間の性質に過ぎない
時間と言うものはもっと様々な性質を秘めており、
その『時』の性質の違いによって『世』も変わる
それが黄泉の世だったりハザマの世だったりする
だから貴女がハザマの世に逝きたいと思うのならば、
向こうの世の『時』の性質を貴女自身の中に取り込めばよい
単純に言うと、貴女はそれだけでハザマの世にいける
ハザマの世は空間的にはまさにココに在るのだからね
しかし、
言葉で言うのは簡単だがこれはきわめて困難なことだ
きわめて単純な事柄こそ、
実際にやろうとすると超絶的に難しい
なんでもそうだよ。たとえば下世話な話では株取引とか、ね
安いときに買って、高くなったら売ればいい。それが真理だ
しかし実際にそれをやることはきわめて難しい
或いはコンカツ取引もそうだ
高いときにこそ売るべきなのにそれを惜しんで売り時を逃し、
羊水が腐り、マンコが黒ずみ、潤いを失った心身になってから
過去の最高値で売りつけようと足掻く
そんなことは無理なのにそれがわからない
いや、わかっているのだができないのだよ
悲しいかな、人というのはそういうものだ

・・さて少々話がそれたが、
貴女がハザマの世に逝くためには
貴女の意識内にある『時』というものの既定概念・コンセプトを
根こそぎ差し替えなくてはならない
それはきわめて困難なことだが、それさえできれば、
貴女は居ながらにしてハザマの世に逝くことができる

ﾄﾞｰｿﾞ･･･
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ζ　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （　(　　　(.　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . -‐　） ‐- .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.´,.::::;;:... .　. _ 　`.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i ヾ<:;_　　　_,.ン |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　 ￣...:;:彡|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 }　　. . ...::::;:;;;;;彡{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　　. . ...:::;;;;;彡|
　　　　　　　　　　　,: ' " `丶　 　 　 　 .　　　　} 　 . .....:::;::;:;;;;彡{
　　　　　　　　　 , :´　　.　　 ｀､　　　　　　 　 　!,　　　 . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::.......
.　　　　　　 　 . '　　.　　　　;　.丶　　　　　　　　 ト ,　 . ..,:;:;:=:彳:::::::::::::::::::::::::::..
.　　　　　 　 ,:´　.　　　　'　　　 ' ｀､　　　　　　　 ヽ､..　....::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
　　　　　　 ,' 　 　. 簍�J鶸鑼 　;　`.　　　　　　　　　 ￣￣
　　 ,, -'''" . 　 .　　駲刪櫑躪　　. ' ';゛`'丶.､.......
.　 '´ 　 　 ! 　 　.　膚順棚斷.　'　,　;::::::::::::...`.::::::::....
　i 　 　 　 ヽ､..._,.__魎鬱蹠撫.,,__,.,..ノ.::::::::: 　　!::::::::::::...
.　ヽ､ 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,: '.:::::::::
　　　 `=ｰ--､....,,,,,_＿＿＿＿_,,,,,... --‐=''´..::::::
　　　　　 ｀`" '' 'ー───‐―‐' ''' "´

皐月初日献立
野沢菜飯野菜漬物筍鶏肉揚物珈琲中華春巻弐確定
梅飯野菜漬物鮭缶筍黒豆菓子参天蕎麦中華麺余剰

我ながらこれはゲージツ的な詰みあがりだな、
と思ったのに棋譜を保存しなかったのが無念

(177から)

ウラベさんの指南を受けてから数日の後。
私は自室に一人篭り、「旅立ち」の準備を始めた
旅立ちといってもハザマの世は今まさにココにあるわけだから、
電車に乗ったり飛行機に乗ったり或いはタイムマシンでもなんでいいけど
そういう何かの乗り物に乗って何処か別の場所に行くということではない
ただ自分の意識の内なる時の概念を変えることで、
居ながらにして私たちが居るココ移し世とは違う、
もう一つの世、ハザマのの世に行くことが出来る。
これがウラベさんが私に教えてくれたことだった
しかし時間の概念を変更するためには、
自分の精神を一度根底から壊してしまわなければならない
我々が抱いている『時』というものに対する固定観念は、
それほどまでに強固なものなのだとウラベさんは言った

「それともうひとつ。
　異世界というものが黄泉の世とハザマの世だけとは限らない
　むしろ、もっと数多くあると考えるほうが自然だ
　もし『時』の性質に見合うだけ『世』があるとすれば、
　その数はおそらく無限大に近いだろう
　それほどまでに『時』というものは多面的な性質を持っている
　だから貴女がきちんとハザマの世に向かうためには
　貴女の時間概念を壊すと同時に、
　その方向性を正しく定めておかねばならない
　そうしないと貴女という自我が何処の異世界に吹き飛ばされてしまうか、
　わからないからね」

・・・
私は天然水入りのペットボトルと、
向精神薬をテーブルの上においた
向精神薬はウラベさんが調達してくれたものだ
これを致死量ぎりぎりまで一度に呑んでしまう
致死量を越えて呑んでしまってはいけない
それではハザマの世ではなく黄泉の世のほうに逝ってしまう
だから致死量ぎりぎりでなくてはならないのだ

更にもう一点、
ウラベさんが言っていた『方向性』の問題。
ハザマの世以外の異世に飛んでしまっては
何のために命を懸けたのか、わからない
正しくハザマの世に向かって飛翔するため必要なこと、
それはまず第一に、
あちら側の世に関して出来る限り多くの情報を入手すること、
そしてその情報によってイメージされるあちら側の世界を
可能な限り自分の頭の中で立体的に構築する
つまり、ハザマの世が実在するということを、
あらかじめ徹底的に脳内に刷り込ませるのだ

そして、さらにもうひとつ。

「ハザマの世に侵入するためには、
　或る呪文が必要とされている」
「・・・呪文？」
「緒刈るさん。そんな妙な顔をしないでくれ
　確かに呪文などという胡散臭い言葉を耳にして
　顔をしかめたくなる貴女の心境もわからなくはない
　デモ、これはまさに呪文としか言いようがないんだ
　今まで私は既定の時間概念を吹き飛ばすことによって、
　ハザマの世に行くことが可能だ、という話をしてきた
　これはいわばSF的な四次元の話だから
　貴女も比較的理解しやすかっただろう
　しかし『時』に関する固定概念を飛ばすことができたとしても
　何処に行くのか、その方向性をきっちりと把握しておかないと、
　おそらく無限大の数だけあると思われる異なる世界の中の何処かを、
　永遠に彷徨うことになってしまう
　だから事前に方向性を定めておく
　これがすごく重要なことなんだよ」
「それはわかりますけど、でもそこで
　なんで呪文の話が出てくるのですか？」
「なぜかというのは私にもわからない。
　ただ私が言えることは、
　どれほどあちら側の世に関する多くの情報を頭の中に入れて
　その情報によって構成される世のイメージを脳内で実在化させても
　それだけでは正確にハザマの世に向かって飛翔することは出来ない、
　ということなんだ
　それは私たち移し世の人間の心の弱さの問題なのかもしれないし、
　或いはただ単に私たちの知識がまだ不十分だというだけのことなのかもしれない
　しかしいずれにせよ、情報を構築するだけでは向こう側には逝けない
　逝くためにはどうしても『呪文』が必要になってくるんだよ」
「わかりました・・・で、
　その呪文というのはどのような言葉なのですか？」

（´・_ゝ・｀）ﾎﾎｳ･･･旧暦だと今日が五月の入りなのか

まだ眠ダルイ。。。

皐月弐日献立
野菜漬物梅飯若布飯醍醐菓子鶏肉揚物予定
野菜漬物鮭缶筍黒豆菓子類弐即席麺弐予備

(183から)

・・・
視界がぼやけてきた
先ほど大量に呑んだ向精神薬が効いてきたのだ
極彩色の世界が目の前に広がり、
空間がダリの絵画のようにグニャグニャと歪曲し始めた
致死量ぎりぎりまで向精神薬を呑むと、
平常な人格が維持できなくなる、と一般には言われる
しかしここは頑張って踏みとどまらなくてはならない
普段の人格を維持しつつ、『時』に関する既存の固定観念のみを壊す
それができるかどうかで、『旅立ち』が出来るかどうかも決まるのだ
私は以前から愛読していた馬蹄等の物語のほかにも
ここ数日の間に一気に頭の中に詰め込んだハザマの世に関する情報を、
必死で脳内に思い巡らした。私はここに逝きたい、このハザマの世に…

視界がグニャグニャになり、
得体の知れない虫がぞろぞろと目前に現れ始めた
体もがくがく震えてきた。自我が飛ばされそうだ
私は必死で叫んだ。「え、えぬえぬぷれい！！！」

・・・
その瞬間、すべての異常が終息した
空間のゆがみも収まり、体の震えも止まった
大量に涌いていたはずの虫たちもきれいに消え去っている
幻覚だったのだ
何の変化も無い、見慣れた普段どおりの自室に、私はいた

（これは…失敗？）
室内の様子が普段とまったく変わらないので
私は異世界への飛翔に失敗したのかと思った
（せっかく命を懸けて向精神薬をむさぼり呑んだのに…）
私はやや落胆しつつ、
それでも念のために外の様子も確認しようと思い、
部屋のドアを開け、そこで絶句した
そこには狭い公道があり、向かいにコンビニがある
そして周りにはゴチャゴチャと並ぶ家並み。
そんな風景のはずだった
でもいま私の目の前に広がっているのは、
遥か地平線まで見渡せる草原。

（…異世界だ…異世界に着たんだ…）

私は恐る恐るドアの外に出てみた
裸足の足の裏に土の感触がする
確かにこの草原に実在するのだ
私は急いで身支度をした
動きやすく丈夫な素材のパンツルックと、
歩き続けても疲れない履き慣れたスニーカー。
リュックの中身は余り重くならないようにと、
最低必要と思われるものだけが詰め込んである
それを背負い、私は改めて草原に足を踏み出した

ドアを閉めようと思い、ふとためらう。
私がこのドアを閉めたらこのドアは消えてしまうのかしら？
開けっ放しにしておいたほうがいいのかな？
少し逡巡したが、結局私はドアを閉めた。
これから長い旅をはじめようと言うのに
未練がましく帰り口を残しておいてもしかたないと思ったのだ
ドアは消えなかった
そのまま草原の中にぽつんとドアだけが残っている
なんかシュールだ

・・・
「さて。出かけよう」
私は自分自身に声を掛けた
この広い狭間世界の中で何処に行けばいいのかわからない
というなら途方にくれたかもしれないが、
私にはちゃんとした目的地がある
馬蹄等の里。
そこにカンペイさんがいるはずなのだ
私は胸に手を当てて
ウラベさんが教えてくれた『呪文』を今一度唱えた
「えぬえぬぷれい…」
それがどういう意味なのか、
私にもウラベさんにもわからない
でもこの呪文が私たちがいる移しの世と、
カンペイさんがいるはずのハザマの世を
結びつける言葉なのだ

「えぬえぬぷれい」
三度私はその言葉を呟き、
それから決然と顔を上げて、
望洋と広がる草原に足を踏み入れていった


第一章「旅立ち」　了

ここまで何の問題もない
とするとこの後の展開で
マクベスを取り込もうとしたのが間違いだった？よくわからん
国府田クミと国府田カンペイをマクベス夫妻に重ねようとした
その骨子が拙かったのか或いはただ単に秋田というだけなのか

皐月弐日献立
野菜漬物梅飯胡麻煎餅醍醐菓子鶏肉揚物伊佐木刺身確定
野菜漬物若布飯鮭缶筍黒豆果実菓子弐即席麺弐蟹芋余剰

冑河瀬。
縛戻しのように見えて実は大して戻していない
私的にはプラス200とか250とかその位のもので、どうということもない
今日の戻しは下げ一服或いは一種のフェイントと見たが…どうなのかな

河瀬さんにとっては二百という数字は
どうということもない数字なんですか…すごいっすね

>>194
少し語弊のある言い方をしてしまいましたので補足します
…
生活のための200という数字と投資の世界の200という数字。
このふたつの数字はまったく異質のものです
これを「どっちだっておんなじじゃないか」としか思えない人は
投資に不向きな人か或いは人生が破綻している人、どちらかです
数字そのものは2000でも二億でも何でもいいのですが
環境によって同じ数字でも意味が異なるということを
感覚として理解できない人は運用には向きません
そのような人物は
たとえ冑家のものであったとしても運用から除外します
そういう人に金銭を扱わせるのは極めて危険だからです
…

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::⌒`ヽ、::::`ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒ヾ'"￣::`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /::::::::::::::::/::::::::／:::::::::::::::::::}::::::::::ﾄ::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::/:::::::/::::::／:::::::::::/!::::::::::ﾄ::::::::::::ヽ:::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i::::::::::::::::;':::::::/:::::/:::::::::::::// }:::::::::j　i:::::::::::::ﾞ;::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i:::::::::/::::i::::::::i:::::/::::::::::／/　j::::::::/　 }i::::::::}:::}:::::}}
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l::::::::;'::::::i::::::::i:::/::::::／`メ、/::::／_,,..斗::::::j:::j!:::::ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i::l:::::i:::/ﾞl:::::::::itf'芹��ﾐヾ／／　" 　 ﾉﾉ:::ﾉ::/}:::/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j::i:::::l:::{　l:::::::::i 弋;沙　`　　 　 ｨ巧ｿ)ｼ::/:/ /j/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::j:::::i::::ゝ代::::::ﾄ、｀ﾞ"　　 　 ,　 ゞシ ,ｲ::::ヽ　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/j::j::::::i::::::::l::::ゝ:::ゝ　　　　　　　　　　/i:::::::::｝　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / i::i:::::::i::::::::l::::::::ﾄﾐx､ 　 `::.._..，　　_.ノ!ﾉ}::::::ﾉ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / /::j::::::::i::::::::l:::::::j 　 　 ＼_ .......:::''":::::::l ﾉ:／
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　/::j!:::::::::i:::::l::lr‐ﾉ　　　　 ｛-､_;;;;;_{::::::::::i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　 //j::::::::::::i::::l"l、 `ヽ､　　　＼ ＼　ﾞ､::::::ﾞ、
　　　　　　　　　　　　　　　/　 〃 /:::::;;ィ"i::::! l ＼　　`ヽ､__　ヽ　＼ ＼:::ﾞ､

　　　　　　　　　　　　　　　うむ。さすがは馬蹄等の金庫番、冑河瀬。見事な心がけじゃ

畏れ入ります

皐月弐日献立 (>>192補正)
野菜漬物梅飯若布飯胡麻煎餅醍醐菓子鶏肉揚物伊佐木刺身確定
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆果実菓子弐蟹芋天麩羅蕎麦中華麺余剰

売り玉だけ離隔
逸失利益が220ほど発生したが
余り慾を描いても仕方ないので

まだオモだるい。。。

冑為替。
お遊び口座のほうを使って
ボリュームを落として再度売り直してみたが
こういう行為は、我ながらあまり感心しない
経験上こういうことをすると、まず大抵ろくなことにはならないから。
しかし売りの規模を小さくしたうえで
売り建ての口座をメインからサブに切り替えた
という二点は一応それなり意義はあるかな？と。

・・・言い訳だけど。

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´・・・・・・・・・・
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

今後の結果がどうであれ
確かにあまり感心はできませんね
馬蹄等の経済担当ともあろうお方が
そういう振舞いをなさるというのは

(;ﾟдﾟ)ｱｯ.... お方様....

いやこれは一寸した遊びでございまして
すぐに反対売買して決済いたしますので
ですからあの、その・・・・






ごめんなさいお方様

（第二章　国府田のカンペイ）

朝餉が終わり、給仕人が空になった膳を捧げつつ退室すると、
入れ替わるようにして御殿医のモクネンが部屋に入ってきた
モクネンはココ国府田の里で代々医師を勤めている家のものである
カンペイ自身がどこか体調が悪いというわけではない
カンペイはモクネンをして一年程前から
妻クミの不妊治療を担当させていたのだ
今日はその定期報告の日である
「畏れながら御前に…」
「仔細はよい。結果のみ申せ」
黙って聞いているとクドクドと言い訳をしかねない
カンペイは単刀直入にモクネンに問いただした
「結果は如何に？」
「まことに申しわけございませんが、
　お方様の御羊水は御加齢のゆえ既に御腐敗いたしておりますので、
　結果だけを申し上げますれば、『またもや失敗』・・でございます」
「・・・」
「私の力足らずにて、まことに申し訳ございません」
「もうよい。そなたは下がっておれ」
「は」
平伏し退室していくモクネンの姿が視界から消えた後、
カンペイは深いため息をついた
国府田の里の長者になってからカンペイは慾が出てきた
そのことにカンペイ自身は未だ気づいてはいなかったが、
国府田の長者になる前と後とでは
明らかに彼の人格は替わっていた
それも悪いほうに。

皐月参日献立
野菜漬物梅飯黒豆蟹芋珈琲中華春巻第二帝國迄
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆菓子類弐即席麺弐予備

(206から)
国府田は飛びぬけて実り豊かな地ではないが、
それでもやはり一郷としてのまとまりはあり、
そこの長者ともなればそれなりに富裕な身代である。
それまで比較的清貧な生活を送ってきたカンペイは、
一夜にしてそうした里の長者、
すなわち富裕層になってしまったため、
地に足が着かず舞い上がってしまったのだ
このことが彼の人格を損なった
つまり守りの心、姿勢になってしまったのだ
この長者としての地位と財産を守り抜き、
そしてできうることならば、これを「我が子」に引き継がせたい…
カンペイが一年程前から御殿医モクネンをして
クミの不妊治療に当たらせるようになったのは、
このゆえであった
・・・
気が進まないながらもカンペイは妻クミの部屋に向かった
病気というわけではないので見舞いということではないが、
一応顔を出し、慰めの言葉をかけておかねば、
後々何を言われるかわからない
ここが入り婿のつらいところだ

部屋に入ってきたカンペイを
クミはブスっとした顔で迎えた。愛想も糞もない
「モクネンより聞いた。残念であったな
　されど羊水が既に腐敗しているとあれば詮方もなし。
　気長に治療を続ければ子宝に恵まれかも知れぬゆえ…」
「あなたの御精子のほうに問題があるのではございませんか？」
カンペイの慰めの言葉をクミは中途で邪険に遮った
「男性側の夢精師匠が不妊原因の半分を占める、
　という説も有力でございますよ」
「・・・」
「あなた」
「ん？」
「いま一度『嵐の荒野』にお行きなさり、
　魔女コンカツに方策を聞いてみてはいかがですか？」
「なんと言う」
「だって魔女コンカツは、あなたに対して
　『そなたはいずれ国府田の里の長者になる』
　と予言いたしたのございましょう？当たったではないですか
　されば子宝の件も、或いはマタ…」

そこまで言い掛けたところで、
さすがに欲深いおなごクミも、その後の言葉を控えた
いくら強欲女とはいえ、そこは国府田の里の跡取り娘。
そこらへんのコンカツサイトで男漁りをしているような、
無知無教養な糞婆と比べれば育ちも素養も桁違いである
これ以上のことは言ってはならないということは、言わない
しかしカンペイには
その後にどういう言葉が続くのか、
わかっていた。だがしかしそれは・・・

(-＿-) ｳｰﾑ･･･

基本的にどうでもいいはずのことなのに
自己嫌悪に陥るということもあるのだな
自己嫌悪というより自分の馬鹿さ加減が腹立たしい、
ということかも知れないが

まあ目先の期待収益を捨て、
大崩落がきてもまったく支障なしという態勢に組み替えた
と考えるしかない，余り神経ささくれ立たせても仕方ない

人というのは弱きもの
迷いもあり、錯誤もあり、過ちもあり、誘惑もある
高潔なるものも一夜にして修羅に堕することもある
御宗家のカタリベ殿もそのようなことを騙らんとて
徒然草稲を騙りなおそうとしているのではないか

…と、私はそう見ましたが河瀬殿は如何に

(-＿-) 如何様、御方様仰せの通り･･･この河瀬、汗顔の至りでござる

馬蹄等人物記(01)
【冑河瀬】(かぶと・かわせ)

古より現代に至るまで
馬蹄等の宗家から里の財政を委任されてきた冑一族の現当主。
通称、『馬蹄等の金庫番』
冑家は古来より通貨取引による差益の捻出をお家芸とし、
その運用よりもたらされた利益をもって
馬蹄等の軍事力の維持や文化事業の発展などに寄与してきた

過去に騙られた馬蹄等の物語の中で
冑家が直接登場したというお話は無い
しかしながらたとえば主伝第七話において
一門の当主である源死魔は数百の騎馬兵を率いて、
馬蹄等呪術奥義「空間置換転移」を秘策として胸に秘め、
フィンランド湾に向け出撃していったが、
こうした壮大な軍事作戦も
経済担当の冑家が縁の下の力持ちとして
しっかりと底支えをしていたからこそ可能であったのである
数百騎の兵馬を常時保有し養っておくための経費、
空間置換転移の際に稼動させる各種機器類の購入、
さらには呪術発動の際に消費される電力の確保等、
どれをとってもしっかりとした経済力の裏づけ無くしては不可能であり、
この分野を冑一族の束ね役である河瀬がしっかりと抑えていたからこそ、
結果としてあのような華麗かつ壮大な軍事作戦が可能となったのであり
それゆえ物語の中に直接登場してこないといっても
冑の家が馬蹄等一門の中で重要なポジショニングを占める家柄である、
ということは間違いのないことなのである

(209から)

話はこの時点より二年程遡る
当時馬蹄等の当主源死魔に仕えていたカンペイは
同僚のマグロと共に旅の途中『嵐の荒野』と言われるところで
コンカツと名乗る魔女と遭遇した
魔女コンカツはカンペイに対して
「おまえは国府田の長者の娘クミの旦那となり、
　国府田の里の長者となるだろう」と予言した
またカンペイの同僚、梶木のマグロに対しては
「お前自身は国府田の長者には、なれぬ。
　だがお前の子が国府田の長者となるだろう」と予言した

魔女コンカツが消え去り、今のことは夢幻であったのかと
カンペイとマグロが当惑していたちょうどそのとき、
馬蹄等の里より使者二人のもとにやってきて、
国府田の里の長者がいままさに死去したこと、
さらに馬蹄等の当主源死魔がカンペイに対して
国府田家に残された一人娘であるクミを嫁とし、
国府田の里の長者の家を継いではどうか？と提案していることを告げた
カンペイには移し世に早乙女緒刈るという婚約者がいたが、
自分が移し世に戻れることは最早あるまいと思い、
この当主源死魔の打診を受諾し、
国府田の家に婿として入ったのである

・・・
結婚後にこの不思議な出来事をカンペイより聞き
知っていたクミはそのことに触れてきたのだ、
「コンカツに再び尋ねてみてはどうか？」と。

国府田は「こうだ」と読むんですか？

はい。国府田クミは「こうだくみ」と読んでください

まだ眠だるい。。。

皐月四日献立
野菜漬物梅飯鶏肉揚物中華春巻其の他予定
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆果実菓子麺類予備

（第三章　夢精師匠）

移し世にいたときから既に知っていたことではあるが
こちらハザマの世には電車も車も無い
陸上最速の乗り物は現代においてもウマである
空蝉のようなプライベートジェットがあるのに、
なぜ鉄道も自動車も無いのかと思うのだけれど
それがこちらの世の法理というものなのだろう
その代わりこちらの世には移し世には無い『呪術』がある
主伝第七話に出てきた空間置換転移は
呪術の中でも大技中の大技だとしても、
単なる空間転移だけでも私たち移し世のものから見れば
魔法としか言いようがない業だ
陸上交通網が無いその代償として呪術がある、
そういうことなのかもしれない

しかしそれにしても不便だというのは免れない
いや不便だなどという以前に、
交通網が未発達であるということは
私のような一人旅のものにとっては命にも関ってくる重大事だ
実際私が自室の扉の前に広がっていた草原を渡りきって、
ようやく人里にまでたどりついたときときには、
リュックの中の食料はあらかた無くなっていた
…
主伝第四話の中の記述から、
こちらの世界にもお金という概念はあり、
日本の円、シナの人民元、雨のドル、欧州ユーロ、
少なくともこの四つの通貨は流通しているということはわかっていた
とりあえず私は手持ちの日本円を使って
その人里で食料を補充し、ウマを一頭買い、
さらに馬蹄等の里はどちらの方角にあるのか？と里人に尋ねた

「御前様、馬蹄等の里にお行きなさるのかね？
　う〜ん…それはあまりお勧めできねえだな」
「ここからそんな遠くにあるのですか？馬蹄等の里は」
「んにゃ。そんなに遠くじゃねえだよ。すぐ近くづら。
　んだども、こっからあの里に行くためには
　どうしたって『嵐の荒野』を突き抜けねばならねえだで、
　そこがまあ命懸けっちゃ、命懸けになるだでな・・・」

『嵐の荒野』というのは、
その名のとおり天候不順な旅路の難所であるのだが、
それ以上にその荒野にはコンカツという名の魔女が巣食っていて
その魔女が荒野を旅する者たちの前に現れて
予言と称して有ること無いこと吹き込んだり
或いは時によって相手に応じてはこんなことやあんなこと、
更にはそんなふしだら淫らお下劣なことまで仕掛けてきて
結局その旅人の人格を曲げたり人生を台無しにしてしまう
そうして堕落した旅人のその後の人生を傍らから眺めて
そのコンカツという魔女は嬉しそうにけらけらと笑うという、
まあ一種の精神的なサディストなのだ
…と、その里人は私に教えてくれた

「他人の不幸は蜜の味、ちゅう言葉があるづら？
　私らはそんなことは決してありましねえと思ってるだども
　コンカツにとっちゃ、他人の不幸がまさに蜜の味なんだべ
　だからまあ御前様もあの嵐に荒野に行っただなら、
　必ずやコンカツに酷え目に会うに違いねえだ
　コンカツは不細工な男子とか綺麗な女子には特に容赦しねえって聞くだに。
　御前様はまあまあ綺麗なお人じゃ。
　…ん？遠慮せずともええ。お前様は綺麗なお人じゃて。
　しかし、なればこそ嵐の荒野には行かんほうがええと、
　わしは思うだがや」

・・・
その里人の親切な忠告は有り難く拝聴したが
やはり私は馬蹄等の里に向かわねばならない
とりあえず
里に向かう途中に天候穏やかならぬ荒野があり、
その荒野にはコンカツという名の禍々しき魔女がいて
旅人を悪しき方にいざなうという情報を事前に得た私は、
翌日その『嵐の荒野』を突破して馬蹄等の里に向かうこととし、
その晩はウマと食料と忠告を得たその里で一泊することにした
そしてその夜、私は夢を見た
・・・
夢の中で私はただひとり、
茫洋とした靄に覆われた空間に佇んでいた
(嗚呼、これは夢だな)と、私は悟った
夢の中でこれは夢だなとわかることはめったにない。
それはいわゆる二重夢と言われているもので、
夢の中でもとりわけ深い奥底の無意識にまでに達しているときのみに、
そういう類の夢を見る、とされている
その夢はまさにその二重夢だった
…靄の彼方から誰かがやってくる
しかし靄が深く立ち込めているので、
影のみ見えてその姿は定かではない
私が目を凝らして相手の輪郭を捉えようとしたそのとき、
不意にその人影は私の目の前に現れた
背の低い、小さな老人である
「こんな深い私の夢の中にまでやってきて…何か御用ですか？お爺さん」
私のこの問いかけにその老人はブスッとして答えた
「私は自慰ではない。我が名は夢精。自慰ではない。勘違いするな」

「あなたのことをお自慰さんと呼んではいけない
　となると、なんとお呼びすればいいのでしょう？夢精さん、でいいですか？」
「私はそなたが悪しき方に陥らぬようにと導きにきた。いわば師匠だ。
　だからそなたは私のことを夢精師匠と呼びなさい」
「では夢精師匠。あなたは婚渇の魔手から私を守るために、
　この私の夢の中に来てくださった、ということですか？」
「それもある。だが、それ以外にも
　そなたに教えておかねばならぬことがいくつかある」
「と申しますと？」
「まず第一点。
　そなたは移し世で死に別れた己の婚約者カンペイを追ってこのハザマの世に来た
　そして確かにそなたの婚約者であったカンペイは、ココハザマの世にいる
　しかし、ココハザマの世のカンペイは、最早移し世にいた頃のそなたの知るカンペイではない
　魔女コンカツの罠に陥り、既に暗黒麺に転落してしまっている」
「暗黒麺…それはイカ墨ラーメンのようなものですか？」
「揚げ足を取るではない。これは単なる誤変換じゃ。
　暗黒麺ではなく暗黒面。ダークサイド、スターウォーズじゃ。わかるな？」
「わかったようなわからないヨーダ…」
「もうよい。そういう駄洒落は田中の啓文に任せておけ
　私がそなたに告げておきたいことは、
　ココハザマの世にいるカンペイは、カンペイでありながら既にそなたの知るカンペイに非ず、
　今は己の慾のためには禍きことに手を染めるもいとわぬ、そんな修羅となりかかっているということ。
　そのことをあらかじめ知っておくように、ということじゃ」
「信じられません
　あの無欲恬淡だったカンペイさんが
　そんな禍きお方になっているとは…」
「人というのは弱きもの。名誉と富を得て欲心が生まれ、
　そこをさらにコンカツのような魔女にあおられてしまうと、
　あっさりと堕落腐敗してしまうものなのじゃよ」
「・・・」

「つぎに第二点。
　そなたがいた移し世とココハザマの世では、
　『時』の性質が異なるということはそなたも知っていよう
　ココハザマの世の時間というものは移し世の時間とは違い、
　必ずしも直線的でかつ不可逆なものではない。
　それゆえに移し世では有り得ない『呪術』というものも成り立ちうるわけだが、
　しかしこのこと関しては、話すと長くなるのでまた別に機会にお話するとして、
　今回は目前の出来事に関係のあることのみ、言おう。
　そなたは移し世でカンペイと死別してから、
　約一ヶ月の後にココハザマの世に来た。このことに相違ないな？」
「はい」
「だがカンペイは、ココハザマの世で既に三年以上存在している
　こちらで妻も娶り、その名跡を継いで国府田カンペイと名乗り、
　今では己の妻クミの不妊治療に熱中しているという毎日じゃ」
「！」
「命を掛けてココハザマの世にまで渡ってきたのに、
　その当の婚約者が既に他の女子と結婚し、
　既婚者となっているということ。
　そなたには直ちには受け入れがたい衝撃の出来事であろう
　だがこれは事実なのじゃ。
　移しの世では一ヶ月しか経っておらなんだが、
　その間ココハザマの世では三年以上が経過している
　このタイムラグに基づくそなたとカンペイの意識の齟齬。
　これがある、ということをあらかじめ知っておくように。」

皐月四日献立
野菜漬物梅飯鶏肉揚物中華春巻珈琲鯵刺身鮪煮物確定
野菜漬物弐梅飯鮭缶筍黒豆天蕎麦狐饂飩菓子類参余剰

　　　　　　　　　　　　　　ﾟ．；・　‘　　　　　　　　　　　．　+
　　　　　　　　　+.　　。・　　　　　　　　 　,-ｰ 、
　　　・　　　　　　 ；・．　　　　　　　　　　（　⊂,
　　　　　　　　　：’　　　　　　　・'　　　　　`ー'　　　　．
　　　　　　　∵’　　　　　　　　　　・
　　　　　　・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．
　　　　．　　　　　__,,,,一'''''~~~`-,,
　　　　　　_,,,-''''~　　　　　　　　　~・、　　　,,-^ー,,,,
　　　_,,-''~　　　　　　　　　　　　　　　`_,-'~　　　　　~~ー, 、
　　~　　　A A　∧ ∧　　　　　　　　　　-,,　　　　　　　　　'~ '' -ー,,,,____
　　　　　/　　)/ ⌒´丶　　　　　　　　　　　　~`ー,,,,
　　　　 (　　 （　　　　 ）　　　　,,,、。、十/i~i~i~i#:　~~''--,,,,
　　`'~`'''`'`'`~'~~`~∧'`'`''''”`'`'~`~'~`”'`'`~'~~`'`'`~'~'~'~~'`'`'`'~'~'~`
　　　　　　　　　|￣￣ 　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　見辛いんで挙げる・・・・
　　　　　　　　　───────────────────

冑川瀬。
自分には全く才能がないんだな、ということを改めて確認した
とりあえずアンカーで仕入れた百二十万頭の羊だけは大切にしよう、と思う
これだけが頼みの綱だ…

memo:
剛毛彩芽と下野家姫をとりあえずキープ
「羊水三部作(仮題)」で使う可能性あり

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　私の名は剛毛彩芽。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

(第四章　魔女コンカツ)

早乙女緒刈るがハザマの世へのアクセス侵入に成功し、
自室の扉の前に拡がる草原を横断していた丁度その頃。
カンペイは『嵐の荒野』で魔女コンカツと二度目の面接をしていた
国府田の里の長者の地位と財産を我が子に継がせたいという
妄念に取り憑かれてしまったカンペイは
魔女コンカツが同僚の梶木マグロに与えた予言、
「お前自身は国府田の長者にはなれぬが、
　お前の子が国府田の長者となるだろう」
という予言が気になっていたのだ
いくら不妊治療を施しても妻クミが懐妊しないという現実とあわせて
今の地位も財産も己の死後にはマグロの子のものとなってしまうのか
と思うとカンペイは無念で仕方なかった

本来であれば国府田の長者の地位もその財産も
馬蹄等御当主の口利きにより得たものに過ぎず、
それが無ければカンペイは今でも馬蹄等の公文書館で
律儀に文書の管理や古史古伝の整理編纂をしていたはず。
そのことを思えば、
自分の死後に国府田の長者の地位がマグロの子のもとに行こうが
ヒラメの娘のところに流れようがそんなことを気にする必要など、
まったく無いのである
だが、ひとたび得た地位と財産に固執してしまったカンペイの心は
その地位と財産を直接彼に与えてくれた馬蹄等当主死魔にではなく、
単に『予言』をなしただけの魔女コンカツのほうに傾いていた

なんとか妻クミの不妊治療を成功させる方法は無いものか？
マグロの子が国府田の長者になるだろうという当初の予言を
修正することは出来ないか？
この二つのことを問い質し、聴くために、
カンペイは再び魔女コンカツと向き合っていた・・・

「ﾌﾌﾌ･･･久しぶりじゃの、カンペイ。
　クミののマンコの具合はどうじゃ？
　ま、あのおなごも三十路半ばゆえ、締まりもそれなり緩かろうが、
　ヤフーのところのように情報ならぬ精液が駄々漏れになるほどに
　ガバガバでなければそれで良しとせよ。多くを望んではならぬぞ」
「そんなことはどうでもよい
　どうすれば私が子宝に恵まれるのか、
　また、もし子宝に恵まれたとしたら
　どうすればその子に国府田の里の長者の地位を譲ることができるのか
　そのことをそなたが知っているのならば、予言してほしい
　そのために私は再びここにやってきたのだ」
「ひょ〜ほほほほ。ほほ。ほ。ほほほほ・・・
　ゲホゲホゲホ・・・失敬、嗤い過ぎたようじゃ。
　ま、いずれにせよ、そなたも欲に目がくらんで
　修羅の道に堕ちたようで、結構なことじゃわな
　これでそなたと私は同じ穴の狢、ということで以後宜しく」
「・・・」
「おお。予言か。そうじゃなあ…
　まずマグロの子の次男中トロをゆくゆくは国府田の長者にしよう、
　というのが馬蹄等の当主源死魔の当初よりの腹案であったゆえな
　そなたはもともと、中トロがちゃんと成人して
　長者としての職責をこなせるような歳になるまでのつなぎに過ぎんのじゃ」
「な、なんと。御当主がそんなことを考えておられたとは…糞」
「そうそう。もっと怒るがよいぞ。嗤。
　そういう次第じゃから、
　これをひっくり返そうというのは生半なことではできんぞ
　そなたが当主死魔を殺害してでも馬蹄等から分離独立する
　というなら、できないことはないがね」

「御当主を殺害…阿呆なことを抜かすな。
　そのようなことできるわけもなかろう」
「その、『できぬ』というのは
　信義則の上からできぬということか、それとも
　実践面で不可能ということか。どっちじゃな？」
「両方じゃ」
「そういう物の言い方では、
　私も予言をそなたに与えるわけにはいかぬな
　どちらなのか、はきと口に出してもらわぬと、な」
「・・・」
「どうなのじゃ？･･･嗤」
「信義を無視しても実践面において不可能だ」
「ぐへへへへへへ。そうかそうか創価学会。
　それでこそ一人前の外道というものじゃ
　ならば私もそなたに予言を与えてやろう
　まず第一に、当たり前のことだが中トロに用心することじゃな
　私の最初の予言を無効化するためには
　中トロをこの世から消去することが一番簡単なこと。
　とはいえ相手も馬蹄等の武官、一筋縄ではいくまい。
　されど、当主すらも可能ならば殺害するもいとわぬ、
　とまで腹を括ったそなたであれば、
　武官の一人や二人ならば何とかなろう。
　中トロの命を狙え。されど用心は怠るなよ。
　ついで第二。
　万が一このことでそなたが馬蹄等と戦うようなことになったとしても、
　馬蹄等の森が動いて国府田の里に向かってこない限り、
　そなたが戦に負けることはない。
　最後に第三。
　マンコから生まれたものはお前を殺すことはできない
　…以上じゃ」

「それでは私が子宝に恵まれるかどうか分からぬではないか
　妻クミの不妊治療はうまくいくのか？どうなのだ？」
「私は初回の面接で、
　『マグロの子の中トロが将来国府田の長者となるだろう』と予言した
　この予言は中トロが生きている限りは有効じゃ
　さればそなたが子宝に恵まれる可能性があるとすれば、
　この私の最初の予言を無効化したとき。
　そのときにはそなたの妻クミの不妊治療も
　或いは成功するかも知れぬ、な」
「・・・」
「私が今言えるのはここまでじゃ
　そなたはまず中トロを消して、私の当初の予言を無効化してみよ
　さすればその先のこともまた新たに見えてくるかも知れぬゆえな
　…さあ、もう行け。ひょほ。ひょほ。ひょ〜ほほほほほほ・・・」

暗転

整理の為の補記。
梶木家の当主鮪には三人の男子がおり、
長男が大瀞、
次男が中瀞、
三男がネギトロ、という

>>229-230
剛毛彩芽だとダイレクト過ぎませんか？
綾芽とか絢芽にしたほうが良いのでは…

まあ剛毛を出す時があるとしても、
それはまだずっと先の話ですから。
今はまだ徒然クサイネで悪戦苦闘しているような有様なので

まだ眠鬱い。。。

皐月五日献立
野菜漬物弐梅飯中華春巻珈琲醍醐菓子予定
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆麺類弐菓子参予備

冑為替。
一応まだ『大台』は維持している
だが早晩割れることは間違いない
やはり昨日の選択の誤りが…痛い
経済的に痛いというより頭が痛い、自己嫌悪になる。
自分で自分をぶん殴りたくなる
しいて自己弁護をするとすれば、
今後もし大底が割れとんでもない状況になったとすれば、
昨日の判断は間違いではなかったということにはなるが・・・

ま、言い訳だな

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　私の名は剛毛彩芽。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　川瀬さんそんなに悲観なさらないで
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　たかが銭かねのことではないですか
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

皐月五日献立
野菜漬物弐梅飯中華春巻珈琲醍醐菓子鰤刺身確定
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆蟹芋即席麺弐菓子参余剰

そのaaですが…
剛毛さんではなくてメーテルさんではないのですか?

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　いいえ、私の名は剛毛。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

剛毛アヤメですぅ。。。

(第五章　馬蹄等の里)

夢精師匠が夢に現れたその翌日。
日が暮れる前に私は無事、馬蹄等の里に到着することができた

道中の『嵐の荒野』では意外なことに何事も起きなかった
里人にも夢精師匠にも散々注意されていたにもかかわらず、
結局、魔女コンカツは私の前にその姿を見せなかったのだ
ただ、件の荒野を通過していく最中、
終始何ものかが何処からか私を見ている、その視線は痛いほどに感じていた
(コンカツに見られている・・・)
そのことははっきりとわかった

あの時なぜ魔女コンカツは私の行く手を遮らなかったのだろう？
それはわからない
私が里を離れる直前、里人の一人が私の身を案じて
「これは御代は要らねえから。
　御前様の護り刀として持っていくがええだ」
と言って魔除けの懐刀を一振り贈ってくれたのだが
その懐刀に或いは真の験があったのかも知れない
或いはそうではなく、
魔女コンカツには何らかの思惑があって
私をあえて馬蹄等の里に行かせたのかも知れない
しかしいずれにせよ私は馬蹄等の里にまでたどり着くことができた

自室の前に広がっていた草原を踏破するのに三日。
ウマと食料を確保した里で一泊。そしてその翌日。
ハザマの世に降り立ってからわずか５日めにして、
私は目的地の馬蹄等の里にまで到達したのである

無事にたどり着いたとはいえ
右も左もわからず里の入り口でウマを降り、
きょろきょろと辺りを見回している私に
一人のお人が声を掛けてきた

「旅のお方。私が何かお助けできることがありますか?」
「嗚呼、これはどうもご親切にアリガトウございます
　私は移し世から来たもので早乙女オカルト申します
　カンペイさんを追ってココ馬蹄等の里にやって参りました」
「なんと・・貴女は伊予のお方か」
「伊予ではなく異世でございます」
「単なる誤変換ですが」
「はい。たぶんそうだろうなとは思ったのですが、
　お相手がボケた時はツッコミを入れるのが礼儀かな？
　と思いまして」
「ﾊﾊﾊ…なかなか面白いおひとですね
　失礼、名乗るのを忘れていました
　私はココ馬蹄等の里に棲む馬蹄等の一人で、梶木中瀞と申します」

馬蹄等人物記(02)
【梶木中瀞】(かじき・ちゅうとろ)

馬蹄等の武官、梶木マグロの二男。
長男の大瀞と末弟の葱瀞に挟まれ、
あまり目立たない存在ではあるが地味ながら好青年である

皐月五日献立 (>>242補正)
野菜漬物弐梅飯中華春巻珈琲弐醍醐菓子弐鰤刺身確定
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆蟹芋即席麺弐果実菓子弐余剰

>>243-244
了解しました
剛毛さんがいつお話の中に出てくるか、
楽しみに待ってます

・・・
　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐

まだダルイ。。。

皐月六日献立
野菜漬物梅飯黒豆蟹芋第二帝國迄到達
鮭缶筍天麩羅蕎麦狐饂飩菓子類弐予備

(246から)

中瀞さんは
「私自身はカンペイ殿のことは詳しくは知りませんが、
　私の父がよく存じていると思いますので」と言って
私を梶木の家まで案内してくれたので、
私は梶木家の当主にして中瀞さんのお父上、
梶木マグロさんからココハザマ世におけるカンペイさんの消息を
聞くこととなった

既に昨夜夢の中で夢精師匠が告げていたこととはいえ、
移し世で婚約者だったカンペイさんがこちらの世では
妻を娶り既に結婚しているという事実は、私にとって衝撃だった
薄く涙ぐむ私を見て不審を抱く梶木マグロ中瀞父子に対して、
私は移し世におけるカンペイさんとの関わりを訥々と語った

「なるほど。緒刈殿とカンペイ殿の間には、
　移し世でさようなご縁があったのですか
　ならば、そなた様が涙ぐむのもしかたのないことですね…
　ですが、緒刈る殿。この事でカンペイ殿を恨んでなりません
　移し世からココハザマ世に来たものが、
　再び移し世に戻ることはほぼ不可能と聞いています
　ですからカンペイ殿も移し世での所縁を振り切って
　ココハザマ世で新たな人生を生きていこうと決めて、
　国府田の里の長者殿の入り婿となったのでございますよ
　カンペイ殿が国府田の長者になられたのは
　ココハザマの世に着てから約一年後のこと。
　移し世での縁をいつまでもココハザマ世でも引きずるわけにもいきますまい
　ですから緒刈る殿もこの事で決してカンペイ殿をお恨みなさいませんように」

　　　　　 ,.r''-'''""'''ｰ-､_
　　　　､r゛"　　 "'''' -=､,.　ヾ''､
　 　 ,r'　　　　　　　　　　.:'r　;::::ヽ
　　ri'　　　　 　 　 　 　 :.:::::ﾐ.:::::::::::i
.　　l　　　　　　　　　　　:,:::::ﾐ::::::::::::i
.　　l　　　　　　　　　　　..::::::l::::::::::::l
　　,ljii;;;,,,__ ;　:,__,,.-_=_､ﾐ､::::::i;:::::::;r.、
.　 r'´(て)ヾ,＿j'　'´`='ヽｰ.'::::::::::.r' i i
　　l、 ￣ ,ﾉ　.:::ヽ ＿,ノ　 ..:::::::::::!　l/ 　　…私の出る幕は無いのですか？
.　　!　￣ :' 　 ::::::..　　　 .::::::::::::::!　'!
　　 l　 　 ヽ,_;::::::,:',_、　.::'　.:;'::':i_,/
　　　! r';"';';;;;,'':::;'';;::.:ﾐ.､::r ':;:r:::!
　　　Y;;';.r‐'''‐'‐'':;';;:ﾐ ..:ミ:'::::'::::l 、
　　　 'ヾ ",:,:';:: ､ヾ､ ﾐ､ﾐ:;:::::::;r' l:::ヽ
　　　　 ﾐ'; ::';;:;:;:.,､:､;.､ r'- '´　,:'::::::::`
　　　　 ヾ'"!r;,'l;;rヾヾ''" 　 ／::::::::::::::
　　　　 /　ヾ'/ 　 　 _,.-/´::::::::::::::::::::
　　　　'--,-r'l__,r '´ ／;::::::::::::::::::::::::::

　オマンコ・ベッソン [Omanco Besson]
物語主伝第五話に出てきたベルサイユ宮殿の給仕人、
チンカスベッソンの息子。仏蘭西籍。ジュネーヴ在。

皐月六日献立
野菜漬物梅飯黒豆蟹芋珈琲即席麺第四帝國到達
鮭缶詰竹の子煮物果実菓子二個即席中華麺余剰

>>253
有馬寸…

馬蹄等人物記(03)
【空蝉伊磐】(うつせみ・いいわ)

本名、阿蘇古賀伊磐。
先の「戦いの日」に戦死した粥磐の一子にして、
馬蹄等専用航空機「空蝉」のオフィシャルパイロット。
馬蹄等の当主およびその関係者、
いわゆるVIPたちが搭乗するプライベートジェット空蝉を
己の手足のように自在に操縦することができる。
「空蝉のポテンシャルを120%引き出せる男」とも言われ、
このことからいつしか「阿蘇古賀家の伊磐さん」ではなく
「空蝉を自在に操るあの伊磐」と言われるようになり、
やがて「空蝉の伊磐」という呼び名が定着した

空蝉が狭間の世の空を飛翔しているときには、
その操縦席には必ずこの人物がいるとされる

馬蹄等人物記(04)
【冑翡翠】(かぶと・かわせみ)

馬蹄等の経済担当である冑家当主、冑河瀬の娘。
河瀬には一男一女あり、
息子の名は川獺と言い、
娘の名を翡翠(または川蝉)と言った
この両者、本来であれば息子の川獺が跡を継ぐべきところだが
娘の翡翠のほうが類稀なる優秀な頭脳の持ち主であることから、
当主河瀬はいずれに後事を託すべきかを苦慮している

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´アラ、河瀬さんは御子さんがいらしたの？
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

それは初耳だわ・・・・

まだ眠だるい。。。

皐月七日献立
野菜漬物梅飯鶏肉揚物鰹刺身白子干紅茶果実菓子予定
野菜漬物若布飯鮭缶筍黒豆即席麺弐紅茶菓子類参予備

(252から)

ここ馬蹄等の里に知る辺の一人も無き私は、
中瀞さんやマグロさんの勧められるままに
そのまま梶木の家に数日お世話になることとなった
梶木の家は馬蹄等武官の家柄とはいえ大身ではないので
御宗家頭領の家とは違い、執事や冥土といった世話役の方々はいない
さらには当主マグロさんの奥様が若くして亡くなられたうえに、
御子達は
長男の大瀞さん、
二男の中瀞さん、
三男のネギトロさんといった、ご子息ばかりなので女手が無い
そのためにご厄介になる御礼と言うつもりではなかったが、
私は梶木家の厨房に入り腕を振るって料理を拵える一方で、
家じゅうを掃除しつつ、綻びものがあれば縫い、
汚れ物があれば裏の川でお洗濯をするという、
いにしえの専業主婦のような生活を梶木家で始めた

「いやぁ…緒刈る殿が来られてから
　家ん中は綺麗になるわ、汚れ物は無くなるわ、飯はウマいわで、
　よいこと尽くめ。
　もしなんでしたら、
　このままずっと当家にいていただいてかまいませんぞ」
「いえいえ、そういうわけには(笑)」

梶木家の御当主マグロさんの軽口を笑って受け流しつつ、
私自身もココ梶木の家のなかで
そこはかとない居心地のよさを感じはじめていた

そのうちに
移し世のものが梶木の家に来ているということを耳にし
いまは馬蹄等の一員としてこの里で棲み暮らしているが、
かつては移し世にいた、
という方々も私を訪れるようになってきた
そのなかには
馬蹄等の姫こと緒万戸紅さんの補佐官を勤めている奈須野与一さんとか
電脳管制官の妻となり自らも電脳管制業務をされている西尾芽子さんとか
今までに騙られた物語の中で私が読み知っている方たちもいたし、
過去の物語の中に出てこない初めて耳にする名前の方たちもいた

（この里には思いのほか、
　移し世から来られた方が多いのだな…
　或いはこの馬蹄等の里というところは、
　移し世とハザマ世をつなぐ結節点のような処なのかもしれない）

もとは移し世にいたという方々と連日お逢いしているうちに、
私がなんとなくそんなことを考えるようになってきた、
そんな或る日のこと。

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　私の名は剛毛菖蒲。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　見辛いんで挙げる
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

馬蹄等『女子会』(笑)でも
つくったほうがいいんじゃないかと思うくらい、
最近女性の伽羅がいろいろと出てきてるね　笑

皐月七日献立
野菜漬物梅飯若布飯鶏肉揚物鰹刺身紅茶珈琲果実菓子確定
野菜漬物梅飯鮭缶筍黒豆即席麺弐醍醐菓子果実菓子弐余剰

(263から)

「緒刈る殿。明日のことですが、
　私は父マグロと共に国府田の里に行くになりました
　そこで…貴女さえ宜しければの話ですが、
　私たちと一緒に国府田の里まで行ってみませんか？
　私たちと共に行けばカンペイ殿との面会も叶いましょう」
「…国府田の里」
「カンペイ殿はこちらハザマの世では国府田の里の長者なので
　貴女がお一人で国府田に行かれても面会も適わないかもしれない
　しかし私たちと一緒なら問題はありません
　何しろ今回の国府田訪問はカンペイ殿の招きによるものですから」
「・・・」
「緒刈る殿。貴女の躊躇う心もわかります
　移し世で婚約者だったカンペイ殿をひと目みたいというキモチと
　いまさら人の夫となったカンペイ殿に逢いたくないという思いが、
　せめぎあっているのでしょう？
　…実を言うと私の心の内にも、
　貴女とカンペイ殿を逢わせたくないというキモチがある
　貴女をカンペイ殿に逢わせることで、貴女の気持ちが
　再びカンペイ殿に傾いていくかもしれない。それが…私は怖い」
「・・・中瀞さん？」
「緒刈る殿。最初にこの里の入り口でお遭いしたときから、
　私は貴女に憎からぬ感情を抱いています
　貴女が梶木の家に住むようになってから、
　この想いはなおさら募ってきている
　だから本当のことを言えば、
　焼けぽっくりに火をつけるような恐れがあることを私はしたくない
　しかしいつまでもカンペイ殿に逢わないというわけにもいかないでしょう
　今回の私たちの国府田行きは貴女がカンペイ殿と再会する絶好の機会です
　一度、カンペイ殿にお会いください。その上で貴女の心を決めてください」
「中瀞さん・・・」

（´・_・｀） ・・・・恋愛物？

いや、
そういうつもりはまったく無いんだけど
話の展開上なんとなく

　　ﾟ　　o　　　.　　。　　　.　　.　　　,　　.　,　ｏ　。ﾟ.　,ﾟ　。　＋　。　。,ﾟ.。
　ﾟ　,　　　,　。　.　　　＋　　ﾟ　　　。　　。ﾟ　.　ﾟ。,　☆　*　。ﾟ.　o.ﾟ　　。　.　。
。　.　　．。　　　　o　　　．.　。　ﾟ　 ﾟ　,　。.　o　。*　。　.　o．　。　．　.
　　　　　　　　。　　　.　　　。　　．　.ﾟo　。　*．　。　．.　☆　.　＋.　.　　.
　。　.　　．　.　　　.　　　．　　。　ﾟ。,　☆　ﾟ.　＋　。　ﾟ　,。　.　。　　,　.。
　　　　ﾟ　　。　　　ﾟ　　.　　+。　ﾟ　*　。.　,　。ﾟ　+.　。*。　ﾟ.　　　.　.　．　　.
　。　　.　　　.　。　。ﾟ.　。*　。,　´。.　　☆。。.　ﾟ。+　。　.。　　.　　｡　　　.
　　.　　　。　　ﾟ　ﾟ。　。,　.。o　☆　+　,ﾟ。　*。.　。　。　.　　　　。　　　　.
　ﾟ　.ﾟ　ﾟ　　。ﾟ　+　。.　+。　*　。ﾟ。ﾟ.,　,+　。ﾟ.　。　.　.　　　,　　　　,　　　.
ﾟ。ﾟ+ﾟ`,　o。。.ﾟ*。ﾟ　。.ﾟ　。　☆＋。。ﾟ.　°　。　.　　　,　　　　　　ﾟ　　　　ﾟ
　。,　.ﾟ。　+　☆。,ﾟ.　o。 。+　。ﾟ.,　　.　ﾟ　　　,　　　。　　　　　。　　　.　　　.
　ﾟ.　ｏ　*　。ﾟ。ﾟ.。ﾟ。+ﾟ　。　。　ﾟ。 ﾟ　。　　ﾟ
ﾟ`　.ﾟ　.ﾟ.　ﾟ.　.　ﾟ　　.　　ﾟ　　.　　　,　　.　　　　　.　　.　　　。　　　　　　ﾟ　.
　.　　.　　　　　.　,　　　　　。　　　　　　　.　　　　　　　　　　　.　　,　　　　.
　　　　　　。　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ　　　.　　　　　　　　　　　。
　,　.　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　,　　　　　　　.　　　　　.
　　　　　。　　　　　　　　　　∧∧　　 ∧∧　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　　　　 ( :;;;;;:::)　　( :;;;;: )
.　　　.　　　　　　　　　　　　/:;;;;;: |　 　 | :;;;:ヽ
　　　　　　　　　　　　　 〜（::;;;;;;:/.　 　 |:;;;;;;: )
　　　　　　‐''"´'''"""''"｀''""｀"""''''''"´'''"""''"｀''""""'''"''''''"｀"""''''｀`'‐

皐月七日献立 (>>266補正)
野菜漬物梅飯若布飯鶏肉揚物鰹刺身白子干紅茶珈琲果実菓子確定
野菜漬物梅飯鮭缶黒豆筍煮物醤油麺塩麺醍醐菓子果実菓子弐余剰

まだ糞眠い。。。

皐月八日献立
野菜漬物梅飯中華麺醍醐菓子醍醐菓子予定
野菜漬物梅飯鮭缶黒豆筍中華麺菓子参予備

(第六章　国府田の里)

「やあ、これはマグロ殿。中瀞殿。
　よくぞお越しくだされた
　いやなに、特段の所用があるというわけではないのだが、
　私が馬蹄等の里からココ国府田に参ってからというもの、
　お二方ともすっかり無沙汰になってしまいましたのでな
　たまには旧交を温めようかと思い、かかるお招きなど致した次第。
　我が妻クミのことはお二方ともご存知でしたな？
　ならば紹介の要もない。
　さればココ国府田の館を我が家とも思われてくつろがれよ。
　酒など召せ。飯など食われよ。歌舞音曲はいかがかな…」

国府田館を来訪した梶木マグロ中瀞の父子を迎えて、
やや躁病気味にせわしなくしゃべり続けるカンペイ。
そのカンペイの言葉に笑顔で応じつつも
鮪と中瀞は共にココ国府田の里にまできて、
いまも自分たちの傍らに控えている早乙女緒刈のことに
いつカンペイが言及してくるかと内心それを待っていた
しかしいつまで経ってもカンペイは
梶木親子のすぐ横にいる緒刈のことに触れて来ない
とうとうじれた梶木のマグロのほうが自ら口を開いた

「お話を豚切りで相済まぬが、カンペイ殿。
　我等父子の傍らにおられる女性に
　見覚えはございませんかな？」

それまで何かに取り憑かれたように
無我夢中でしゃべっていたカンペイは
そのマグロの言葉を聞いて
ようやく梶木親子の傍らにいる緒刈のほうに目をやった
その時までカンペイは自分が話すことに夢中で、
マジで緒刈の存在に気づいていなかったのだ
ココで初めて緒刈とカンペイの視線が合った

「・・・・・」「・・・・・」

目は口ほどに物を言う、という言葉の通り、
何も言わずしてこの瞬間に早乙女緒刈は悟った。
夢の中であらかじめ
夢精師匠が教えてくれていとおり、
ココハザマの世にいるカンペイは、
かつて移し世にいたときに自分が愛し
自分の婚約者でもあったカンペイとは違う、 ということに。

「…早乙女殿。奇遇でござるな」
カンペイは彼女を緒刈とは呼ばず、早乙女殿と呼んだ
またその声音も低くかつ冷たい
「移し世の縁によりココ国府田にまでやってこられたのかな？」
そのカンペイの醒めた声音を耳にして
カジキの親子は内心狼狽しかかったが、
早乙女緒刈るの心は既に定まっていた

「いえ、単なる偶然でございます
　私は現在カジキ様のお宅で冥土を勤めておりまして、
　本日もマグロ様中瀞様の御身の回りの世話役として、
　共にこちらに参ったまで。
　国府田の長者様に対し、他意はございません」

自分でも思いがけないほど、すらすらとウソが出てきた
まさにこれこそ『ウソも方便』というやつである
この緒刈の言葉が方便としてのウソであることは
カジキの鮪にも、中瀞にも、カンペイにわかった
このウソはカンペイの横にいる彼の妻クミを慮ってのウソである
むしろこの緒刈るの表向きのウソによって、
クミ以外の全員が緒刈るの内面の真意、
真にカンペイに伝えたい事を理解した

「・・・さようか。
　されば誠心にお勤めなされよ」

緒刈るのこの『ウソ』に対し、カンペイはそれだけ言った
こうしてハザマ世でのオカルトカンペイの面接は終わった

誠心にお勤めしても駄目だろ・・・
　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐

玲子みたいな糞女のご機嫌とりなんか
馬鹿馬鹿しくてやってられないからね

　　　　　　　　　　　　 ∧..∧
　　　　　　　　　　　. (´･ω･｀)　　なんちゃって・・・
　　　　　　　　　　 cく_>ｙｃく__）
　　　　　　　　　　　（___,,_,,___,,_）　 ∬
　　　　　　　　　　彡※※※※ミ　旦
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　＼　どっ！！ 　／　　　＼　ワハハ！　／
　 　　　＼　　　　　／　　　　　　＼　　　　∞
　l||||||||||||||　∩,,∩　∩,,∩　　∩,,∩　ﾐ∩ハ∩彡
　（,　 　　）（,,　　　 ） 　　　,,）（　　　　）（　　　　）

ツウかハイレベル過ぎる
これでは読み手のほうも
人生経験が豊富で、かつよほど人間心理の機微に通じているような、
そんな人じゃないと何を言っているんだかわからないのではないか
少なくとも２ちゃんねらーの中で
これを読むような暇人が仮にいたとしても
恐らく100人中99人は理解できないと思う

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´　それは大丈夫。
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _ 　　　　　読み手が100人もいるわけないから　笑
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

こんな僻地に来る人がほとんどいない上に
お話まで読もうなんて人は、まずいません
読み手は馬蹄等の内でもせいぜい4〜5人でしょう
さらに言えば
そうした読み手のひとたちがわからなくたってべつにかまわない
そもそも万人受けする物を書く必要などまったく無いのですから
語部さんが好き勝手にやればよいのです

仰せの通り魔でござる

皐月八日献立
野菜漬物梅飯中華麺鶏肉揚物珈琲醍醐菓子参確定
野菜漬物梅飯中華麺弐鮭缶黒豆筍果実菓子弐余剰

（´・_・｀） 冑さんは週末はお休みか…

うんこしたい。。。

↑この言葉を最後に、
286は糞詰まりで死んだ…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,､＿＿＿＿|　 |＿＿＿＿,､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿　ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|　　　　　　　　　　　　　|　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ'　 〈＾ー―――＾ 〉　　 |／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,､二二二二二＿、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈＿_　　＿　　＿＿〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |　 |　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　/　 |　 |　　　　|＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_/　/　　|　 |＿＿＿|　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿/　　　ヽ＿＿＿＿＿）

皐月九日献立
野菜漬物梅飯野沢菜飯中華春巻鯒刺身蟹芋予定
野菜漬物梅飯鮭缶黒豆筍里芋麺類弐菓子弐予備

うんこした。。。が



いまいち釈然としない

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　それが残糞感というものですぅ。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

(第七章　国府田館の惨劇)

歓迎の宴は深夜近くになってようやくお開きとなり、
マグロ中瀞さん父子と私は各々の部屋に引き取った
別れ際に中瀞さんは何か言いたげな眼で私を見つめていたが
私の心中を慮ったのだろう、
ただ「おやすみなさい」とだけ
一言仰って自室に引き取られた
一人になってベッドに身を横たえたとき、不意に涙が荒れてきた
移し世ではビンボーながらもあんなに優しかったカンペイさんが
ココハザマ世では富裕の身代になったとはいえ、
あんな冷淡な方になってしまわれていたとは…
私はいったい何のために命を懸けてココハザマ世にやってきたのだろう？
嗚呼もう死んでしまいたい…

「緒刈る。泣いている場合ではないぞ」

私一人だけしかいないのはずの部屋の中で
その声を聞いた私はベッドの上で飛び上がった
「だ、だれ？」
「私だ。夢精じゃ」
「夢精師匠？…でもあなたは、私の夢の中にしか現れないはずでは？」
「ここはもう既にそなたの夢の中じゃ。
　そなたは泣いているうちにいつのまにか寝入ってしまった、
　いわゆる泣き寝入りというやつじゃ。
　そんなことよりも緒刈る。
　既にそなたに告げたようにココハザマ世のカンペイは
　魔女コンカツの妄言にたぶらかされて、己の利得のためには
　自らの手を血で汚すことも厭わぬ修羅の道に身を堕している。
　梶木父子の命が危うい。そなたが彼ら父子の命を助けるのだ」

あと一押し欲しいですね。。。

皐月九日献立
野菜漬物梅飯野沢菜飯中華春巻鯒刺身蟹芋第三帝國迄確定
野菜漬物梅飯鮭缶黒豆筍煮物里芋中華麺弐果実菓子弐余剰

(292から)
・・・
一方こちらは国府田カンペイとクミの夫婦。
国府田の里は馬蹄等の里とは違い、閑静な鄙の里に過ぎないので
馬蹄等のような夥しい数の騎馬兵を常駐させているわけではない
しかしやはり一つの里、共同体として、
攻守両面に備え数十名程度の兵士は常備してある
だが彼ら全員を動員するというわけにもいかない
その日の夜に国府田夫婦がやろうとしていることは、
『暗殺』だからである
夜の闇にまぎれて梶木親子を密かに殺し、
その罪を梶木の従者の誰かに擦り付ける…
こんな後ろ暗いことを、
里の兵力を総揚げして盛大にやるわけにはいかないではないか
何処からか或いは誰からか事前に秘密が漏れるかわからないし、
また国府田の里の兵士といえど、
馬蹄等に強い忠誠心を持つものもいる
カンペイの命令が馬蹄等に対する不義だと思えば、
国府田の里を抜け出して「御注進」などと言って
馬蹄等の里に駆け込むものもいるかもしれない
だから暗殺部隊は厳選する必要があった
・・・
結局暗殺部隊の選抜は
カンペイではなく、彼の妻の国府田クミが実施した
なんと言ってもクミは国府田の里の跡取り娘であり
わがまま気ままな娘であったとはいえ、
幼少よりクミを知るものたちの中には
彼女に対して忠誠心を持つものたちも幾人かは、いる
そういうものたちの中から、
クミは腕の立つ口の堅い者たちを四人選び、
その夜の暗殺に備え、待機させていた…

( ^-^)_旦~ ﾄﾞｰｿﾞ…

眠いわだるいわ暑いわ痛いわ。。。

皐月10日献立
野菜漬物梅飯黒豆豚骨麺珈琲醍醐菓子予定
野菜漬物梅飯鮭缶醤油麺筍里芋菓子参予備

冑河瀬。
専修科先々週辺りに売りポジを総て解消してしまったので
いまは下がれば下がるほど含み液がただひたすら減っていく
そんな状態なわけだが、もうそれでよいのではないかと
そんな開き直りにも似た心境に達した今日この頃である

そもそも私にとっては
売りというのは設けるためではなくてリスクヘッジな訳で
これは余りにも阿賀りすぎなのではないか？と思うときに
買い保持の一部をそのまま決済してしまうのではなくて、
反対売買により実質離隔しようというのが
私が売りポジをもつ理由なのである

だったらなおさら佐賀り始める前に、
その売り保持を処分してしまったらイカンではないか、
そんなことで馬蹄等の金庫番としての職務が果たせるのか
というご指摘ご叱責もあろうかと思うが、
まあなんとか勤まるのである
というのも上述のように
売るのはリスクヘッジが本来の目的なのだが、
売ることにより買いポジのボリュームが減り、
かつ全体の買値平均が下がるために
そこに焦りというかスケベ心が生じて、
現実に下がってきたときに
「これなら少々上のほうで買い増ししても問題なかろう、
　いまむしろ積極的に買い増しし、
　以前のボリューム以上の買いポジを確保したい」と考える
・・・ここに落とし穴がある
と私にはそう思われるからだ

以上長々と述べてきたにもかかわらずまだ話の半分なのだが
もう語るのが面倒くさくなってきたので、ここでやめる
とりあえず良い子のみんなは私の真似はしないように。以上

お勤めご苦労様でございます河瀬さん

皐月10日献立
野菜漬物梅飯黒豆豚骨麺鰹刺身白子干珈琲醍醐菓子確定
野菜漬物梅飯鮭缶醤油麺筍里芋醍醐菓子果実菓子弐余剰

(295から)

しかしカンペイは、ことここに至っても躊躇いの気持ちがあった
心の奥底の何処かにまだ微かに残っている良心の呵責もあったが、
それ以上に馬蹄等の持つ軍事力・戦闘能力の高さに対する恐怖心が
カンペイの最終決断を鈍らせていた

深い眠りに入っているカジキ親子を
今この場で殺すこと、それ自体はさして困難なことではない
だがその罪を、梶木の従者の誰かに擦り付けるなどということが
果たしてウマイことできるだろうか？
あの聡明にして慧眼の持ち主である馬蹄等の当代当主源死魔が
そんなウソを見抜けないなどということが果たしてあるのだろうか…

躊躇うカンペイに反し、
妻クミのほうはここに来てむしろ積極的になっていた

「さぁあなた。
　何をモゾモゾと躊躇っているのですか
　手練のものたち四名もこのように揃っております。速やかにご命令を」
「うむ。しかし…」
「嗚呼じれったい。
　こちらは準備万端整った手練のものたちが四人。
　向こうは馬蹄等とはいえ、若僧とジジイだけ。しかも眠っている。
　さらに先程の晩餐の中に遅効性の痺れ薬も入れておきましたので、
　万一起きていたとしても、普段のような動きはまずできますまい
　殺すことはいと易きこと」
「それはそなたの申すとおりだ。だが…」
「濡れ衣を背負わせる従者のことですか？
　それならば、あの宴の席で梶木親子の傍らにいたあの女、
　早乙女とか申しておりましたな、
　あの女に罪を擦り付ければよろしゅうございましょう」
「え？緒刈るに濡れ衣を着せよと申すか？」
「あの女、オカルト申すのですか。
　あの席では傍らで聞いておりましただけでしたが、
　あなたとはなにやら伊予においてご縁があったご様子。
　あなた。あの女とは移し世において如何なるご関係で？ まさか…」
「いや。いやいやいや…何も無い。かんぐるな。邪推するな
　単なる顔見知りであっただけじゃ」
「ならば、構いますまい
　あの女に梶木親子殺しの罪を負わせなさいませ
　梶木親子を殺した後、彼ら親子の血を付けた小刀を
　あの女の寝室に置けばよいのです。至極容易なこと」
「・・・」

（´・_・｀） やっぱマクベスをベースにしましたか

でも緒刈ると夢精師匠はオリジナルですよね
そのあたりをどう捌くのかな・・・

皐月10日献立 (>>302補正)
野菜漬物梅飯黒豆豚骨麺鰹刺身中華春巻珈琲醍醐菓子確定
野菜漬物梅飯鮭缶筍里芋白子干即席麺醍醐果実菓子弐余剰

剛毛あやめと冑かわせみのキャラがまだ固まってないですね
勿論これから徐々に固めていくんでしょうけど

まだ眠欝糞だるい。。。

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　私の名は剛毛菖蒲。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　　見辛いんで挙げる
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

皐月拾壱日献立
野菜漬物梅飯鶏肉揚物白子干醍醐菓子果実菓子予定
野菜漬物若布飯鮭缶筍里芋黒豆麺類弐菓子類弐予備

(304から)

土壇場でやや躊躇っていたカンペイだったが
結局最後は踏ん切りをつけて暗殺の命を下した
カンペイが最後の一線を踏み越えたのは、
妻クミにせっつかれたということもあったが
それ以上に魔女コンカツとの二度目の面接のときに
コンカツがカンペイに与えた予言に拠るところが大きかった

『万一このことでお前が馬蹄等と戦うようなことになったとしても、
　馬蹄等の森が動いて国府田の里にやってこない限り、お前は負けない
　また、マンコから生まれたものは決してお前を殺すことはできない…』

カンペイは魔女婚活のこの言葉に縋ったのだ
森が動くなどということはありえないし、
ひとは皆、マンコより生まれ出づるもの。
だから万が一あの精強な馬蹄等の騎兵が
ココ国府田にまで攻め込んでくるようなことがあったとしても、
この予言ある限り、自分が負けることはあるまい・・・
カンペイはそう考えたのである

簡潔に一言で言ってしまえば「アホ」である
コンカツの予言を信じるなどと言うのは
細木和子の占いを信じるのと同じくらい愚かな行為なわけだが、
国府田の長者の地位と財産に固執してしまったカンペイの心は
最早そういう無知蒙昧愚民のレベルにまで堕してしまっていたのである

・・・
かくしてカンペイより密殺の命を受けた四名の手練の者たちは
足音を忍ばせつつ梶木マグロが寝ているはずの寝室に侵入した
まず梶木家の当主マグロを殺し、ついで中瀞を殺す。
しかる後にその血の付いた刀を緒刈るの寝室に置く。
そういう手立てであった

しかし四人の暗殺者たちがマグロの部屋に入ってみると、
既にそこはもぬけの殻。
「こ、これはいかなることぞ？」
予想外の出来事に暗殺者たちがうろたえる中、
機転の利く者が一人、確認のために素早く中瀞の寝室に走った
「息子中瀞の寝室も、もぬけの殻ぞ」
駆け戻ってきたその者の報告を聞き、
慌てて周囲をうかがう暗殺者たち。
そのうちのひとり、窓際にいたものが不意に声を上げた「あれを見よ！」
その声に他のものたちも窓辺に走り寄って外を見れば、
月の光に照らされておぼろげに見えるその先に
ウマを疾駆させて国府田の里から逃げ去ろうとしている、
梶木親子およびその従者たちの姿があった

「奴等、何ゆえわれらの襲撃を事前に察知しえたのか？」
「そのような詮議は後回しにせよ。
　このまま奴等を馬蹄等の里に帰しては一大事ぞ
　今ならば、まだ追いつけよう。
　これより駿馬を駆ってやつらを追い、討ち果たすのだ」

暗殺者たちは梶木一行を追うべく、
慌しく厩舎に駆け向かっていった

中見出し一部変更
「第六章　国府田の里」を「第六章　国府田館」に変更し、
「第七章　国府田館の惨劇」を削除、とする

　　　　　　　　　　　　　　ﾟ．；・　‘　　　　　　　　　　　．　+
　　　　　　　　　+.　　。・　　　　　　　　 　,-ｰ 、
　　　・　　　　　　 ；・．　　　　　　　　　　（　⊂,
　　　　　　　　　：’　　　　　　　・'　　　　　`ー'　　　　．
　　　　　　　∵’　　　　　　　　　　・
　　　　　　・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．
　　　　．　　　　　__,,,,一'''''~~~`-,,
　　　　　　_,,,-''''~　　　　　　　　　~・、　　　,,-^ー,,,,
　　　_,,-''~　　　　　　　　　　　　　　　`_,-'~　　　　　~~ー, 、
　　~　　　A A　∧ ∧　　　　　　　　　　-,,　　　　　　　　　'~ '' -ー,,,,____
　　　　　/　　)/ ⌒´丶　　　　　　　　　　　　~`ー,,,,
　　　　 (　　 （　　　　 ）　　　　,,,、。、十/i~i~i~i#:　~~''--,,,,
　　`'~`'''`'`'`~'~~`~∧'`'`''''”`'`'~`~'~`”'`'`~'~~`'`'`~'~'~'~~'`'`'`'~'~'~`
　　　　　　　　　|￣￣ 　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　穏やかな黄昏時でございますね・・・・
　　　　　　　　　───────────────────

眠い羊歯類し雨だし蹴りだし。。。

皐月拾弐日献立
野菜漬物梅若布飯鶏肉揚物醍醐菓子第二帝國迄
鮭缶里芋黒豆筍煮物醤油麺豚骨麺果実菓子予備

冑為替。

>>299の続きを述べるつもりはない
あれこれ言い訳しても恐らく今しばらくは調整が続くだろうし、
そうであるならば売りを決済してしまったことは
明らかに利益を逸失したことに他ならないからだ
だが昨日今日のモゴモゴとした動きをみていると
売りを始末して少なくとも精神衛生上はよかったと言える
仮に売りを未決済のまま今でも持っていたとしても、
さらに十円以上下げないと反対売買圏内に入らない
そこまで落ちてくるまでの焦燥感イライラを思うと、
少々儲けが薄かろうがさっさと片付けてしまってよかったのではないか
という気がするからである。

おしまい。

お勤めご苦労様でございます

皐月拾弐日献立 (ほぼ確定?)
野菜漬物梅飯若布飯鶏肉揚物醍醐菓子活平目鰹刺身第二帝國迄
野菜漬物若布飯鮭缶里芋黒豆筍即席麺弐醍醐菓子果実菓子余剰

(313から)

緒刈るによってカンペイの悪意を知らされた梶木の主従一行は
急ぎ国府田の館から脱出しようと図ったが、既に述べたとおり、
鮪と中瀞の親子は晩飯の中に一服盛られており
体が痺れ、思うように動かない
やむなく緒刈るはもう一人の梶木家の従者助六とともに、
梶木の親子を肩に担ぎ、手を添えて、何とかウマに乗せ、
国府田の館から脱出したのであった
しかしやはり梶木父子は盛られた痺れ薬の効果がいまだ切れず、
手綱捌きもままならない。更に加えて…

「大旦那様、御曹司。アレをご覧ください」

そう言う助六の声に皆が後ろを振り返ると、
件の四名の暗殺者が駿馬を駆って追ってくる姿が見えた
その姿はまだ米粒のように小さかったが、
このままでは早晩追いつかれてしまうであろうことは
火を見るよりも明らかだった

「…どうやら、
　全員が逃げ切るのは無理なようじゃな」

梶木の家は小さな家。
また当主マグロも年の盛りは過ぎている
しかし老いたりとは言え、
そこはやはり当代当主源死魔と
先代当主源ウマイヤの二代にわたって
馬蹄等の頭領に仕えてきた老練な武官だけのことはあり、
土壇場に追い詰められたときのマグロの目利きと冷静さはさすがだった

「何を仰います、大旦那様。こんなときこそ皆で一丸となって…」
「いや助六。それは違う。こちらも四人、あちらも四人。
　しかし情けないことに私と中瀞は痺れ薬を効かされて
　手綱捌きもままならぬゆえ、思い通りには戦えぬ
　緒刈る殿に至っては戦闘の経験すら、なかろう
　しかるに向こうは紛れもなく手練ぞろい。ウマも駿馬。
　ここで我等全員が逃げ切ろうと図っても、
　直ぐに追いつかれ、全滅することとなろう」
「しかし…されば如何なさるおつもりで？」
「緒刈る殿。助六。中瀞を頼む。
　私はココに残って追っ手を食い止める
　その間にそなたら二人は中瀞とともに、
　馬蹄等の里まで逃げ切るのだ」
「父上、何を言われる。そのようなことは聞けませぬぞ」
「中瀞。言い合いをしている時間はないのだ。
　どちらが残り、どちらかが捲土重来を期さねばならぬ
　されば残るのが私。捲土重来を期すのがそなただ。了解せよ」
「・・・」
「さあ。緒刈る殿。助六。早う」

( ^-^)_旦~ ﾄﾞｰｿﾞ…

識語部さんは・・黒澤映画の影響とか、受けてます？

　　　　 　 ,､　　　 　 　 ,ィ!　　　　　　　　　　　　　　　　 　
　 　 　 　 !＼ヽ--‐- '" /　　　　　
　　　　　　V/::::::::::::::::::V:!　　
　　　　　　 |::::tｪ:::::ｨｪｧ:λ　　　　 いえ、とくに何も・・・クモの素姓も見てないし
　 　 　 　 　!:::::(,,o,,):::::/::ヽ　　
　　　　　　 　>::::´｀::イ:::::::::ヽ　　
　　　 　　r-'",':::::::::::::::::::::::::::ﾊ　　　　　　　　　　
　　　.　 /:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::}　

クモの素姓⇒蜘蛛巣城、ね

皐月拾弐日献立
野菜漬物梅飯若布飯鶏肉揚物醍醐菓子活平目鰹刺身第二帝國確定
野菜漬物若布飯鮭缶里芋黒豆筍即席麺弐醍醐菓子弐果実菓子余剰

眠いし雨だし空蝉だし。。。

皐月拾参日献立
野菜漬物若布飯醤油麺中華春巻鮪刺身醍醐菓子果実菓子予定
野菜漬物梅飯鮭缶里芋黒豆筍即席麺弐醍醐菓子果実菓子予備

冑河瀬。
とりあえず歌舞は終わったが大して変動もしてないし
いちいち細々と集計するのも面倒くさいのでやらない
チラッと見て、
為替と併せてもまだ大台は割れていないな
とわかるので

(322から)

唇を噛み締めながらも
中瀞は父マグロの言葉に従った
小さな家とはいえ中瀞も武門の家で育ったものゆえに、
マグロの判断が的確であるということはわかっていた
いまは父の判断に従うのが正しい
しかしそれは同時に
父を捨石にして自分が生き延びるということを意味する

「父上。必ずや後日敵はお家いたします」
「ああ。頼むぞ」

中瀞の言葉にマグロはあっさり応じた
馬蹄等の武官たちはあまり湿った話は好まない
情が無いということではなく、
各武官たちはそれぞれがここではこうするのが自分の役割だ、
という見切り、割りきりを持っているからだ
中瀞を生かすために自分はここで死ぬ
しかし生き延びた中瀞が後日自分の敵を討ち取れば、それでよい

マグロはそう思っていた

「緒刈るどの。手綱捌きは如何に？
　ハザマ世に来られてからまだ日は浅いが、
　慣れてまいりましたか？」
「あ。は、はい。なんとか…」
「ならば、御曹司を貴女のウマの鞍に乗せてくだされ
　御曹司はまだ御体の痺れが取れておりませぬゆえ、手綱捌きもままならぬ。
　二人乗りはウマには負担だが、それでもまだそのほうが早く走れましょう」
従者の助六はそう言うと
二人に否応も言わさず、緒刈るのウマに中瀞を乗せた
「鞍上の具合、よろしいか？」
「あ、はい」
緒刈るがそう答えるやいなや、
助六はいきなりウマの尻を鞭で叩いた
二人を乗せたウマはいななきとともに疾走をはじめた

「…御曹司。緒刈るどの。どうぞご無事で」
駆け去っていくウマの背に向けて
助六はそう呟くと、改めて自らも騎乗した
「助六。そなたも早く行け」
「大旦那様。それは聞けませんな」
「なにを言うか。我が指図に従え」
「大旦那様も御曹司と同様、まだ御体の痺れが取れておりません
　常の身ならばいざ知らず、いまのそのような御身の状態で
　お一人で国府田の刺客四人と相対峙されても、さして時間は稼げますまい
　御曹司と緒刈るどのを確実に馬蹄等の里まで逃がすために、
　ここは不肖この助六が大旦那様の助太刀をいたしましょう」
「馬鹿なことを申すな。そなたは従者ではないか
　ここで私と共に命を捨ててどうする。疾く去ね」

「大旦那様。
　私は大旦那様がいまの中瀞様よりもまだお若かった頃より、
　梶木の家にお仕えして参りました
　それ以来、ずっと大旦那様は、
　助六助六と何かにつけて私を可愛がってくださった
　その大旦那様を見捨てて、私だけ生き永らえて何の意味がありましょう
　幸い私にも子がありますゆえ、私がいなくなっても
　我が子助兵衛が引き続き梶木の従者を勤めましょう
　私は大旦那様と一緒に黄泉まで参る所存。
　ここは私の気ままにさせていただきます」
「助六、お前というやつは・・・」
「湿ったお話は苦手なのではありませんか？　笑
　ほれ、旦那様が四の五の仰っているうちに
　国府田の刺客が近づいてまいりましたぞ
　疾く御準備を」

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´・・・・・・・・・・
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

完璧に時代劇になってますねこれは…笑

つうか、
なぜ従者の名が「助六」なんだ？w
もうちょっと良い名前付けてあげればいいのに

331に
一ヶ所誤変換あり、
柿の通り訂正する
×必ずや後日敵はお家いたします⇒○必ずや後日敵はお討ちいたします

（´・_・｀）・・・

律儀ですね　笑

皐月拾参日献立 (確定)
野菜漬物若布飯醤油麺中華春巻鮪刺身醍醐菓子果実菓子確定
野菜漬物梅飯鮭缶里芋黒豆筍即席麺弐鶏肉揚物菓子類参余剰

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　まだ眠気怠い。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

皐月拾四日献立
野菜漬物梅柴飯鮭鶏肉揚物中華春巻醍醐菓子予定
野菜漬物若布飯鮭缶里芋黒豆筍麺類弐菓子弐予備

(第七章　馬蹄等の森が動く)

緒刈が中瀞を伴ってウマを駆り
馬蹄等の里に生還して事の仔細を報告するや
梶木家の長兄大瀞は当然のことながら激怒し、
源死魔に面会して父マグロ・従者助六の敵討ちのため
国府田に出撃したき旨、申し立てた
その大瀞の申し立てを
馬蹄等の当主死魔は沈痛な面持ちで聞いた

「あのカンペイがそのような凶行に及ぶとは・・・
　いかに魔女コンカツにたぶらかされたとはいえ、
　彼に国府田の長者の地位を与えた私が甘かった
　そのためにマグロと助六を失ってしまったのは私の誤り。
　そなた等にはまことに済まぬことをした
　無論、出撃は許可する
　また梶木の縁故のものだけでは手が足りぬであろう故、
　私自身もウマ廻りのものたちと共に出陣しよう
　さらにはカンペイの裏で糸を引いているものが
　コンカツなる魔女であるということゆえ、
　それに対抗すべく当方も呪術師をつける」

そういって死魔は
軍事系馬蹄等百騎のほかに、
呪術系馬蹄等の中から、森ウティ、渡辺股労という
二人の呪術師を選び、国府田遠征部隊に帯同させた

主伝第七話で既に騙られたように
現代馬蹄等最高の呪術師と称えられた羽生善事禅師は
過ぐる戦いの日に精神の限界を超えた呪術を施した為、
戦死している
しかし遥かなる古に起源を持ち、
歳の左近が体系化し現代に至る馬蹄等呪術は
羽生禅師の死後も健在だった
禅師の死後は
『光速の寄席』と謳われた谷川光速が
馬蹄等呪術連盟の会長に就任し、
『名人』森ウティと『竜王』渡辺股労がこれを補佐するという、
トライアングル体制が出来上がっていた
源死魔は今回の出陣に際して、
その呪術系トップ３の中の二人、
名人ウティと竜王股労を軍に帯同させたのである

かくして魔女コンカツの予言のひとつ
『馬蹄等の森が動かない限り、
　国府田が負けることはない』
という予言は覆されたのであった。。。

( ^-^)_旦~ 駄洒落かよ…

皐月拾四日献立 (ほぼ確定)
野菜漬物梅柴飯鶏肉揚物中華春巻鰹刺身珈琲醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶里芋黒豆筍蟹芋即席麺弐菓子類弐余剰

　　　　　　　　　　　　　　ﾟ．；・　‘　　　　　　　　　　　．　+
　　　　　　　　　+.　　。・　　　　　　　　 　,-ｰ 、
　　　・　　　　　　 ；・．　　　　　　　　　　（　⊂,
　　　　　　　　　：’　　　　　　　・'　　　　　`ー'　　　　．
　　　　　　　∵’　　　　　　　　　　・
　　　　　　・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．
　　　　．　　　　　__,,,,一'''''~~~`-,,
　　　　　　_,,,-''''~　　　　　　　　　~・、　　　,,-^ー,,,,
　　　_,,-''~　　　　　　　　　　　　　　　`_,-'~　　　　　~~ー, 、
　　~　　　A A　∧ ∧　　　　　　　　　　-,,　　　　　　　　　'~ '' -ー,,,,____
　　　　　/　　)/ ⌒´丶　　　　　　　　　　　　~`ー,,,,
　　　　 (　　 （　　　　 ）　　　　,,,、。、十/i~i~i~i#:　~~''--,,,,
　　`'~`'''`'`'`~'~~`~∧'`'`''''”`'`'~`~'~`”'`'`~'~~`'`'`~'~'~'~~'`'`'`'~'~'~`
　　　　　　　　　|￣￣ 　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　穏やかな終末の黄昏でございますね・・・・
　　　　　　　　　───────────────────

仰せの通り魔でござる

皐月拾四日献立 (確定)
野菜漬物梅柴飯鶏肉揚物中華春巻鰹刺身珈琲醍醐菓子二個確定
野菜漬物若布飯鶏肉揚物鮭缶里芋黒豆筍蟹芋麺類弐菓子壱余剰

まだ眠糞だるい。。。

皐月拾伍日献立 (暫定)
野菜漬物若布飯鶏肉揚物蟹芋第三帝國に至るも不全
野菜漬物若布飯鮭缶里芋黒豆筍麺弐菓子弐珈琲予備

(344から)

こうして馬蹄等から騎兵百余騎、
及び呪術師二名がやってきたが
結局、国府田の里が戦場になることはなかった
というのも
「馬蹄等統領源死魔が梶木の三兄弟を先頭に押したてて
　騎馬兵百騎を引きつれて自ら国府田の里にやってくる」
という情報がもたらされるやいなや、
カンペイの妻クミは
国府田の里を捨て、逐電してしまったからだ

マクベスの妻は良心の呵責に耐えかねて狂い死にしたが、
国府田クミはそんな柔な精神の持ち主ではなかった
若いころから買い貯めてきた貴金属衣類ブランド品などを
馬車に積めるだけ積み込むと、件の四名の暗殺者とともに
夜のうちに闇にまぎれて国府田の里から逃げ去っていった
モチロンカンペイは置き去りである
クミにとっては入り婿のカンペイなどより、
幼いころから姫姫と言ってチヤホヤしたくれたお側の者たちのほうが
はるかに当てになる者たちだったのである
先代の長者の跡取り娘にして
当代の長者の妻であるクミが
馬蹄等が来ると聞くやさっさと逃げ出してしまったのだから、
命を賭けて国府田の里を守ろうなどというものがいるわけがない
国府田の常備軍は一夜にして消滅した
皆、逃げてしまったのである

かくして馬蹄等の騎馬部隊は
戦わずして国府田の里を無血占領することとなった

愚痴。
ネットにおいてある無料ゲームなので
文句を垂れる筋合いではないのだけど
それにしても再々起動不良が起きるのはどうにかならないものか？と思う
とりあえず邪婆が邪魔。
邪婆がインストールされていないと起動しない
その邪婆も最新バージョンでないと起動しない
最新のバージョンでも起動不良が起きたりする
・・・いくら無料だといっても、
これでは文句のひとつも言いたくなる、というものである

以上

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　私の名は剛毛菖蒲。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　　 ゲーマーさん、あまりイライラしすぎると
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　　 ウン子の出が悪くなるから気をつけませう
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

ツウか、ダレやねん剛毛菖蒲て

馬蹄等人物記(05)
【剛毛菖蒲】(ごうもう・あやめ)

馬蹄等の一人。
性別、女。
年齢、かなり若い。
職業、検非違使の佐官。
古の馬蹄等武官、渡邊サーモンの末裔という噂もあるが、定かではない。
今後気が向いたら騙られるかもしれない、
「検非違使剛毛菖蒲」シリーズの主人公。
予想されるタイトルとしては下記のようなものがある
�@検非違使剛毛菖蒲
�A名探偵剛毛
�B羊水たちの沈黙
�Cレッド寅さん
�D剛毛菖蒲、最後の事件簿　

・・・などということを
いま思いつきで殴り書きしただけなので
今後どうなるかということは保障しない

( ^-^)_旦~ …

皐月拾伍日献立 (確定)
野菜漬物若布飯鶏肉揚物蟹芋珈琲豚骨麺第三帝國迄
野菜漬物若布飯鮭缶里芋黒豆筍醤油麺菓子類弐余剰

>>http://uni.2ch.net/test/read.cgi/sousai/1371622428/82

というか
駅のみならず板全体が死んでいるではないか・・・
これはいったいなんだ？何が起こったというのだ？
バイオハザードかレクイエムかメタモルフォーゼかフォッサマグナか何なんだ？
なぜコンカツ人は一夜にして死滅してしまったのか？
この謎を解くべく、
私は禁断のコココンカツ世界にやってきた
私の名は緒万戸伊角斎。
初代羊水公より連綿と続く馬蹄等の名家、
緒万戸家の連枝である・・・

(352から)

しかしながら国府田の里を無血占領したといっても
梶木三兄弟はハイそうですかで終わらせるわけにはいかなかった
父マグロと従者助六の敵を討ち取らねばならない
長者カンペイの妻クミが
四人の暗殺実行犯と共に逃亡したということを
国府田の里のものより聞き取った長兄の大瀞は、
郎党たちを引き連れ、クミを追うべく国府田を後にした
末弟ネギトロはまだ幼く、また今回が初陣でもあるため、
助六の息子助べえと一緒に当主死魔の本陣に控えることとした
それらの手配りを済ませた上で、梶木中瀞は
数名の武官と共に国府田の館内に踏み込んだ
数日前、梶木親子を歓迎するために
宴が催された館内の大広間も今は閑散としている
いや大広間だけではなく館の内には人の気配がほとんど無い
近習、郎党、執事、御殿医、冥土、世話役…皆、逃げてしまったのだ

（里の長者といえど、その地位も名誉も資産も
　すべてはそれを担うものの威徳に懸かっているということか
　長者の地位や金に媚びるだけの取り巻きの者たちは、
　いったん有事となれば、ひと踏ん張りもせず逃げ散ってしまう
　地位も資産もすべては泡沫。儚きものよ…）

そんな感慨にふけりながらも
中瀞は館内の部屋をしらみつぶしに点検していった
里の者は、クミは逃亡した、と言った
しかしカンペイが逃げたとは言っていない
またカンペイには最早逃げる場所とて無い
かのものは、この館内の何処かに必ずいる
中瀞はそう確信していた

ツウか、ダレやねん緒万戸伊角斎て>>360

いやだから・・・緒万戸家の連枝

皐月拾六日献立 (暫定)
野菜漬物若布飯茄子味噌黒豆醍醐菓子中華春巻予定
野菜漬物梅柴飯鮭缶里芋黒豆筍麺類弐菓子類弐予備

・・・・・・・・
　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐

(361から)

物陰からの不意打ちに注意しながら、
何十番目かの部屋の扉を開けた馬蹄等の武官たちは
その部屋の窓際にたたずむカンペイの姿を見つけた
カンペイは物陰に隠れての不意打ちなど、
狙ってはいなかったのだ

馬蹄等100騎。
現実的に物事を考える脳みそさえあれば、
その段階で既に国府田側に勝ち目はまったく無い
ただ彼は魔女コンカツの
『馬蹄等の森が動かない限り、戦になっても国府田が負けることは無い』
という怪しげな予言にすがっていただけだ
しかしその予言も
馬蹄等の呪術師のひとり森ウティが
軍と共にやってくるという形で皮肉にも実現した
そうなれば、もはや国府田には勝ち目は無いのだ
そもそも馬蹄等が来たというだけで、
妻クミは自分を捨てて里から遁走し、
常備軍は戦わずして雲散霧消した。これでは戦さにもならない
カンペイが半ば諦めと共に開き直るのも仕方ないことであった

「おのおの方。
　このものは我が父マグロと従者助六の敵ゆえ、
　一騎打ちにて私が討ち取る。ご了解願いたい」

中瀞のこの言葉に、
他の武官たちは皆黙ってうなづいた
敵討ちは原則、一騎打ち。助太刀はしない
これが馬蹄等武家の伝統的な考え方である

「カンペイ殿…いざ、抜かれよ」
「中瀞殿。そなたは武官、私は文官。
　本来であれば勝負にもならぬ・・・
　されど我が身はコンカツの予言に守られている」
長者としての地位も名誉も財産もすべてなくしたカンペイだが、
ここに至ってもなお彼は魔女の最後の予言に縋ろうとしていた
「魔女コンカツは
　『マンコから生まれたものはお前を殺すことはできぬ』
　と、私に告げた。ゆえに我が身は不死も同然」

「カンペイ殿・・・」
敵とはいえ、
魔女の妄言にここまで翻弄されているカンペイを
中瀞は哀れみの情と共に暫し見つめた後、
彼の最後の希望を打ち砕く言葉を述べた
「私は難産でね。
　私の母は帝王切開で私を産んだのだよ
　だから私は『マンコから生まれたもの』ではないのだ」

中瀞のその言葉に暫くうつむいていたカンペイだったが、
やがて顔を上げたときにはむしろ晴れ晴れとした表情になっていた
「なるほど。
　これでコンカツの予言はすべて実現したわけか・・・
　我ながら無様なものよ。もはや生きている価値もなし」

カンペイはそう言うと、
無造作に太刀を抜き、
猛然と中瀞に向かって突進してきた
その突進をひらりとかわした中瀞は、
目にも止まらぬ速さで太刀を鞘走らせ、
一振りでカンペイの首を切り落とした

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´・・・・・・・・・・なるほど
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

原典と付かず離れずの間合いの取り方が、さすがですね　笑

皐月拾六日献立 (確定)
茄子肉味噌若布飯黒豆中華春巻醤油麺珈琲醍醐菓子確定
野菜漬物弐梅飯鮭缶里芋黒豆筍煮物豚骨麺菓子類弐余剰

　　ﾟ　　o　　　.　　。　　　.　　.　　　,　　.　,　ｏ　。ﾟ.　,ﾟ　。　＋　。　。,ﾟ.。
　ﾟ　,　　　,　。　.　　　＋　　ﾟ　　　。　　。ﾟ　.　ﾟ。,　☆　*　。ﾟ.　o.ﾟ　　。　.　。
。　.　　．。　　　　o　　　．.　。　ﾟ　 ﾟ　,　。.　o　。*　。　.　o．　。　．　.
　　　　　　　　。　　　.　　　。　　．　.ﾟo　。　*．　。　．.　☆　.　＋.　.　　.
　。　.　　．　.　　　.　　　．　　。　ﾟ。,　☆　ﾟ.　＋　。　ﾟ　,。　.　。　　,　.。
　　　　ﾟ　　。　　　ﾟ　　.　　+。　ﾟ　*　。.　,　。ﾟ　+.　。*。　ﾟ.　　　.　.　．　　.
　。　　.　　　.　。　。ﾟ.　。*　。,　´。.　　☆。。.　ﾟ。+　。　.。　　.　　｡　　　.
　　.　　　。　　ﾟ　ﾟ。　。,　.。o　☆　+　,ﾟ。　*。.　。　。　.　　　　。　　　　.
　ﾟ　.ﾟ　ﾟ　　。ﾟ　+　。.　+。　*　。ﾟ。ﾟ.,　,+　。ﾟ.　。　.　.　　　,　　　　,　　　.
ﾟ。ﾟ+ﾟ`,　o。。.ﾟ*。ﾟ　。.ﾟ　。　☆＋。。ﾟ.　°　。　.　　　,　　　　　　ﾟ　　　　ﾟ
　。,　.ﾟ。　+　☆。,ﾟ.　o。 。+　。ﾟ.,　　.　ﾟ　　　,　　　。　　　　　。　　　.　　　.
　ﾟ.　ｏ　*　。ﾟ。ﾟ.。ﾟ。+ﾟ　。　。　ﾟ。 ﾟ　。　　ﾟ
ﾟ`　.ﾟ　.ﾟ.　ﾟ.　.　ﾟ　　.　　ﾟ　　.　　　,　　.　　　　　.　　.　　　。　　　　　　ﾟ　.
　.　　.　　　　　.　,　　　　　。　　　　　　　.　　　　　　　　　　　.　　,　　　　.
　　　　　　。　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ　　　.　　　　　　　　　　　。
　,　.　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　,　　　　　　　.　　　　　.
　　　　　。　　　　　　　　　　∧∧　　 ∧∧　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　　　　 ( :;;;;;:::)　　( :;;;;: )
.　　　.　　　　　　　　　　　　/:;;;;;: |　 　 | :;;;:ヽ
　　　　　　　　　　　　　 〜（::;;;;;;:/.　 　 |:;;;;;;: )
　　　　　　‐''"´'''"""''"｀''""｀"""''''''"´'''"""''"｀''""""'''"''''''"｀"""''''｀`'‐

皐月拾七日献立 (暫定)
野菜漬物梅飯茄子味噌鶏肉揚物鰹刺身醍醐菓子予定
野菜漬物若布飯鮭缶里芋黒豆筍麺類弐菓子類弐予備

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/sousai/1370175452/980より

俺、死ぬ前に小学生の頃を、一日でいいから、またやってみたい
わいわい授業受けて、体育で外で遊んで、学校終わったら夕方までまた遊ぶんだ
空き地に夕焼け、金木犀の香りの中家に帰ると、家族が「おかえり〜」と迎えてくれて
ＴＶ見ながら談笑して、お母さんが晩御飯作ってくれる（ホントありがたいよな）
お風呂に入って上がったらみんな映画に夢中になってて、子供なのにさもわかってるように見入ってみたり
でも、全部見終える前に眠くなって、お部屋に戻って布団に入る
みんなのいる部屋の光が名残惜しいけど、そのうち意識がなくなって…そして、死にたい

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/sousai/1370175452/975より

J( 'ｰ`)し「たかしへ。
そろそろたかしに言わなければならないことがあります。
ｶｰﾁｬﾝも今日まで言うべきかどうか悩みました。
言わなければたかしもｶｰﾁｬﾝも普通の生活を続けていくことができる。今までどおりに。
でも、やっぱりそれじゃだめです。偽りのなかで生きていてはだめです。
それに、もう時間がありません。
今、ｶｰﾁｬﾝはたかしに真実を告げます。
2ちゃんねるを見ているのは
ひろゆきとｶｰﾁｬﾝとたかしだけです。
・・・
驚きましたか？当然ですよね。でもそれが真実です。
辛かったです。たかしが2ちゃんを見つけるずっと前から、ｶｰﾁｬﾝは何十台ものＰＣに囲まれ毎日2ちゃんを保ってきました。
だから、あの厨房も、あのコテハンも、すべてｶｰﾁｬﾝだったのです。
たかしが初めて2ちゃんを見たとき、ｶｰﾁｬﾝは人生であれほど嬉しかったことはありませんでした。
時には心苦しいながらもたかしを叩いたりもしました。許してください。
と、今話せるのはここまでです。もうすぐすべてを知るときが来ます。
そのときまでに、心の準備をしておいてください。」

(第八章　決断)

「…というようなしだいで、
　カンペイ殿の命は私自らが絶ちました
　またカンペイ殿の妻クミと四名の暗殺実行犯は、
　我が兄の大瀞がイヌイの草原にまで追い詰め、
　そこで全員討ち果たしました」

・・・
国府田の里から馬蹄等に戻ってきた中瀞さんは
梶木家に留まっていた私に事の次第を報告した
凱旋の報告である。
しかしそれは私にとって哀しい知らせでもあった
こちらハザマ世に来てから修羅道に堕していたとはいえ
移し世では婚約者だった人の死を聴かされるわけだから。
中瀞さんも私のそういう気持ちを慮ってか、
その声に浮き立った感じはなく淡々としたものだった

「緒刈るさん。私は貴女に嘘は言いたくない
　だから貴女の元婚約者であったカンペイ殿の命を絶ったのは、
　他の誰でもない私自身である、ということを
　正直にこうしていま貴女に申し上げた
　…貴女は彼の命を絶った私のことを恨みますか？」
「いえ。そんなことはございません
　カンペイさんはこちらの世に来てからお人が変わられてしまいました
　自らの地位をまだ生まれてもいないわが子に継がせるために、
　中瀞さんやマグロさんを密殺しようとまでされたのですから。
　カンペイさんの死はそのことに対する報い。
　また中瀞さんが自らの手でカンペイさんのお命を絶たれたことも
　お父上であるマグロさんの敵討であり馬蹄等の慣習なのですから、
　その事で私が中瀞さんをお恨みするなどということはありません
　どうかお気になさらないでください」

「そうですか。それを聴いて嬉しく思います
　・・・ところで今後のことに関してですが、
　梶木の家は長兄大瀞が跡を継ぐとして、
　空位となった国府田の里の長者の地位ですが
　源死魔様は私を後継者として指定されました
　私が次の国府田の長者となります」
「そうですか。それはおめでとうございます」
「そこでですが…緒刈殿。私と一緒に国府田の里にいきませんか？」
「え？」
「私の妻になって欲しい。そう申し上げているのです」
「・・・」

その申し込みを聞いた私は、
顔を俯けて暫く押し黙った
中瀞さんはそんな私を辛抱強く待ってくれた

「…有難う中瀞さん。でも私は、
　そのお申し出をお受けすることは出来ません」
「なぜです？私が嫌いですか？」
「いえ、そんなことは決してありません
　もし仮に、
　もともとカンペイさんという存在がなくて
　いままでの経緯も一切何も無かったとして
　偶々あなたと知り合ったということだったら、
　私はあなたに好意を抱いたでしょうし、
　貴方の求愛もお受けしたことでしょう
　でも哀しいことに、
　私はカンペイさんを追ってココハザマ世に来て、
　そこで初めて貴方と知り合った
　そして避けられぬ運命、敵討であるとはいえ、
　貴方はカンペイさんを殺された
　…先ほども申し上げましたように、
　その事で私が貴方をお恨みするなどということは
　決してございませんので、誤解されませんように。
　いたし方のないことだったのでございます
　でもそれらの経緯の末に国府田の長者になられる中瀞さん、
　あなたの妻になるということは私には出来ません。私にはその資格がないのです」

（´・_・｀）カタリベさんは女性を美化しすぎだな・・・

現実にこんな女はいないよ
まあカタリベさん本人もそれをわかっているからこそ、
『物語』の中でのみ、騙っているんだろうけど。

皐月拾七日献立 (確定)
野菜漬物梅飯茄子味噌鶏肉揚物鰹刺身醍醐菓子コーヒー確定
野菜漬物若布飯鮭缶里芋黒豆筍麺類弐菓子類弐マカロニ余剰

>>374-375は
どういう意図で貼られたものなのでしょうか？

何かお話の元ネタか或いは下敷きになるかも、と思いまして。

とくに375は
内容としてはよくある話なんだけど
むしろ「よくある話」であればこそ、導入部として使いやすい
読み手はすんなりと話の中に入り込めるし、
その後の広がりの可能性も持っているのでは？

…と思ったので

夜の独り言。

偽装記憶2012を見終ったが、いまいち微妙。
宇宙蜥蜴や宇宙狩人のようなお話よりはモチロンいいのだけど、
偽装記憶はああいうものとはそもそもの素材が違うので、
もっとウマク捌けたのではないかな〜という不満がある
特殊映像やアクションシーンをもう少し抑え気味にして
記憶の混乱や迷走、自分が何物なのか、何が真実なのか…
そういったところをもっと深く掘り下げてくれたほうが
私個人は好みなのだが、
たぶんそういうことをやると売れないのだろう
商売でやってるんだし、まあしかたないかなと。

p.s.
今回ダウンロードした映画の中で
最も期待していた作品だけに少し辛らつになったが
それはこのお話が素材として好きだからこその不満な訳で、
はなから期待してないような作品ならそもそも不満も無い
好みのネタだからこそもっと上手に捌いて欲しかった、
もっとウマク捌けるのではないかと思った。
それだけのこと。

雨だし眠い紫雲子もしたいし。。。

皐月拾八日献立
野菜漬物若布飯筍醍醐菓子鶏肉揚物マカロニ予定
鮭缶里芋黒豆醤油麺豚骨麺麺果実菓子予備

冑為替。
とりあえず野村だけ離隔した。あとは放置。

(378から)
・・・
私が梶木の家から、
そして馬蹄等の里から去るときがきた
大瀞さん中瀞さんネギトロさんの梶木三兄弟、
さらには助六さんのご子息の助べえさんまでが
私を見送るために門前までやってこられた
「当家としてはずっとこちらに棲んでいただいてもかまわないのですが
　緒刈る殿が元々棲んでいた移し世に帰るすべがあるというのであれば
　無理にお引止めするわけにも行きますまい
　しかしカンペイ夫婦は殲滅いたしましたが、
　彼らをたぶらかした今回の事件の諸悪の根源、
　魔女婚活の行方はいまだ杳として知れませんので、
　帰路の道中もくれぐれもご用心なさいますように」
「お気遣いアリガトウございます」
大瀞さんの手向けの言葉に私は礼を述べた
その傍らにいる中瀞さんは何も言わずに、
少し悲しげな表情で私を見つめている

あの後、
中瀞さんは何度も私に翻意を促したし、
私自身も中瀞さんに好意を抱いていたが、
それでもやはりカンペイさんがいなくなって席が空いた国府田の長者、
その長者の妻の席に自分が座るということはできない、と私は思った
勿論私が意図してカンペイさん夫婦を罠に陥れたわけではないけれど、
あちらの世での自分とカンペイさんのかかわりと、
こちらの世での不幸な再会とを思い合わせたとき
カンペイが滅亡したのちに彼が統治をしていた里で
そこの長者の妻としてのうのうと暮らすことなどできない
と私は感じたのだった

だからさー
そんな女、現実には
いないって

皐月拾八日献立
野菜漬物若布飯筍醍醐菓子果実菓子鶏肉揚物マカロニ中華春巻確定
野菜漬物若布飯鮭缶里芋黒豆醤油麺豚骨麺茄子味噌醍醐菓子弐余剰
p.s.現状第三帝國到達迄

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　眠いし怠いし枝毛だし。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　　
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

皐月拾九日献立
野菜漬物茄子味噌若布飯醍醐菓子マグロ中落ち予定
野菜漬物茄子味噌若布飯醍醐菓子鮭缶黒豆麺類二菓子弐予備

(390から)

大瀞さんに言われるまでもなく、
魔女コンカツはまだ生きている
だから往路のときと同様、帰路においても
『嵐の荒野』を通過するとき私は細心の注意を払ったが、
やはり魔女コンカツが私を襲ってくることはなかった
コンカツはカンペイさんを堕落させ、
彼を死に至らしめたことで一応満足したのだろうか？
しかしコンカツは貪欲な魔物だと聞いていた私には、
とてもそうは思えなかった
「コンカツは人の不幸、特に既婚男女の不幸を
　何よりの滋養としている一種の怨霊なのです
　そんな魔物に魅入られてしまったカンペイ殿は
　まことに不運だったと申すしかありません。
　しかしそのような物の怪の類の言葉を一時の迷いとはいえ、
　『予言』として信じてしまったカンペイ殿にも罪はあります
　いずれにせよココハザマ世のカンペイ殿は、
　マクベスの役回りを演じる定めにあったのかも知れず。
　・・・いたしかたのないことです」
事が終わったあと、
梶木の家に寄った馬蹄等の呪術師、
森のウティさんも私にそう語った

・・・
『嵐の荒野』を通過して
最初にウマを購った里に再び還ってきた私の姿を見かけて
目を丸くして驚いたのは「御代はいらねえから」と言って
私に魔除けの懐刀を贈ってくれた、あの里人だった
「おやぁ。 おめえさま、
　無事に戻ってきなすっか。そりゃ、よかったよかった・・・
　やっぱ、わしが贈ったあの懐刀が役に立ったんだべかなぁ」

実際のところその懐刀は役に立つもなにも
抜かれることすら一度もなかったのだけど
それでも私の心の支え…とは言わないまでも
少なくとも気を落ち着かせる役に立ったことは確かだった
私はその里人に丁重にお礼を述べると共に、
懐刀を彼にお返しした
「嵐の荒野では魔女コンカツが襲っては来なんだか？
　馬蹄等の里ではどんなことが起きただか？…
　ええい、めんどくせえ、今夜はわしの家にお泊りなされ。
　囲炉裏端でたっぷり物語などお聞きしてえづら」

その里人の言葉に甘え、彼の家に泊まることにした私は
問われるままに馬蹄等の里での物語のあれこれを語った

「そっかあ。そんだたことがあったづらか
　おまえさまも辛え思いをされたんだべなぁ・・・
　ところで、これからどうなさる？
　元いた移し世とやらいう世に戻られるおつもりだべか？」
「はい。そのつもりでおります」
「んだども、そのおまえ様が言われる草原の中空に
　まだ移し世に通じる扉が残ってるかどうか、
　それはわからねえべ？」
「そのときはそのとき。
　もし扉が消えているようなら、
　また改めてココに戻ってきますので　笑」
「ううむ。女子にしちゃ、なかなか肝の据わったお人じゃなぁ
　いやたいしたお人じゃ。・・・よし、わかった。
　もし扉が無くなっとったら遠慮することはねえ、
　またこの里に戻ってきなされ
　仕事のひとつやふたつ、わしが世話してやるだによ」
「有難うございます」

そんな会話をするうちに夜も深まり、
私はその里人の家に泊まらせていただくことになった

…
そしてその夜、私は夢を見た

いよいよ大詰めですかね？

　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐ 　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・カモ知れんね

皐月拾九日献立
野菜漬物茄子味噌梅飯若布飯醍醐菓子鶏肉揚物鮪刺身確定
野菜漬物茄子味噌梅飯醍醐菓子鮭缶黒豆麺類二菓子弐余剰

冑河瀬は本当にわからんものだな…さっぱりわからん

わからんわからんと言いながら
キッチリ中出し・・・じゃなかった、
益出しするところが河瀬さんのスゴイとこですよね( ^-^)

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´・・・・・・・・・・
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

( ^-^) …ｱｾｱｾ

まだ眠糞怠い。。。

皐月弐拾日献立
茄子味噌弐梅飯醍醐菓子蟹芋鶏肉揚物予定
野菜漬物若布飯鮭缶黒豆麺類二菓子弐予備

(397から)
・・・
夢の中で私はただひとり、
茫洋とした靄に覆われた空間に佇んでいた
(嗚呼、これは夢だな)と、私は悟った
夢の中でこれは夢だなとわかることはめったにない。
それはいわゆる二重夢と言われているもので、
夢の中でもとりわけ深い奥底の無意識にまでに達しているときのみに、
そういう類の夢を見る、とされている
その夢はまさにその二重夢だった

…靄の彼方から誰かがやってくる
しかし靄が深く立ち込めているので、
影のみ見えてその姿は定かではない
私が目を凝らして相手の輪郭を捉えようとしたそのとき、
不意にその人影は私の目の前に現れた
背の高い、皺の深い老婆である
「こんな深い私の夢の中にまでやってきて…何か御用ですか？お婆さん」
私のこの問いかけにその老婆は、柳眉を逆立てて答えた

「私は婆ではない。我が名はコンカツ。
　婆ではない。歳よりは常に若く見られる」

皐月弐拾日献立
茄子味噌弐梅飯珈琲醍醐菓子蟹芋鶏肉揚物鯵刺身確定
野菜漬物若布飯鮭缶黒豆麺類弐菓子類弐玉葱練物余剰

　　　　　　　　　　　　　　ﾟ．；・　‘　　　　　　　　　　　．　+
　　　　　　　　　+.　　。・　　　　　　　　 　,-ｰ 、
　　　・　　　　　　 ；・．　　　　　　　　　　（　⊂,
　　　　　　　　　：’　　　　　　　・'　　　　　`ー'　　　　．
　　　　　　　∵’　　　　　　　　　　・
　　　　　　・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．
　　　　．　　　　　__,,,,一'''''~~~`-,,
　　　　　　_,,,-''''~　　　　　　　　　~・、　　　,,-^ー,,,,
　　　_,,-''~　　　　　　　　　　　　　　　`_,-'~　　　　　~~ー, 、
　　~　　　A A　∧ ∧　　　　　　　　　　-,,　　　　　　　　　'~ '' -ー,,,,____
　　　　　/　　)/ ⌒´丶　　　　　　　　　　　　~`ー,,,,
　　　　 (　　 （　　　　 ）　　　　,,,、。、十/i~i~i~i#:　~~''--,,,,
　　`'~`'''`'`'`~'~~`~∧'`'`''''”`'`'~`~'~`”'`'`~'~~`'`'`~'~'~'~~'`'`'`'~'~'~`
　　　　　　　　　|￣￣ 　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　どうやら終末の時が来た様でございますね・・・・
　　　　　　　　　───────────────────

(第九章　最後の戦い)

「お前が最初に嵐の荒野にやってきたときから
　私はずっとお前を付け狙っていたのだ・・・」
私の夢の中に現れた老婆魔女コンカツは、
低い皺枯れ声で騙り始めた
「カンペイは『予言』によって翻弄することができた
　が、お前には外からの誘惑や攻撃は通じないとみた
　お前はカンペイより意思がしっかりしているからだ
　だから私はお前のスピリチュアルマインド、すなわち
　おまえの深層意識の中にハッキングし、
　内部からお前の魂を食らおうと試みた
　・・・然るに、あの懐刀。
　あれが、お前の魂内部へ侵入しようとする私を頑なに妨げおった…」
「里人が私に贈ってくれたあの懐刀が、
　貴女が私の中に侵入するのを防いでいた、と？」
「いかにも。
　お前はたただの気休め程度に思っていたかも知れぬが、
　あの懐刀はアラチン(※)という銘を持つ名刀で、
　古来よりその持ち主を様々な魔物の侵入から護ってきた、
　魔界ではきわめて有名な守り刀なのじゃ
　あのアラチンをお前が持っている間は、
　私はお前の魂に侵入できなかった・・・
　だがお前は、先程そのアラチンを里人に返した
　ゆえに今こうして私はお前の魂の中に侵入することができたのじゃ」

【アラチン】(荒鎮)

ハザマの世に存在する名刀、守り刀の一つ。
荒ぶる悪霊をも鎮める刀という意味をこめて、
漢字では『荒鎮』と表記するのが一般である
この『荒鎮』だけでも魔除けとしては十分な効果があるが、
このアラチンに更に『魔法のランプ』と言われている
もう一つの呪術道具を加えてワンセットとした場合は
それを『アラチンと魔法のランプ』と称して
このセットを所持するものは世界を制覇するほどの力を持つ、
とまでいわれている

・・・ようですが、定かには存じません

（； ＾▽＾）…

(´･ω･`)ほほぅ。。。

粗チンと魔法ランプの結合がそんな巨大な力を生み出すとは知らなかった

皐月弐拾日献立 (最終確定)
茄子味噌弐梅飯珈琲醍醐菓子蟹芋鶏肉揚物鯵刺身中華春巻確定
茄子味噌野菜漬物若布飯鮭缶黒豆麺類弐菓子類参玉葱練物余剰

で、現在どうしてるんですかね？誠心の玲子さんは。
だいたい38万ポッチの入会金で玉の輿に乗れると思うなんて
頭が悪いというかなんと言うか・・・いいお客さんですよね
そもそも金を持っている相手を金を払って見つけよう、
という発想そのものが、玲子さんの頭が悪い証拠です
彼女が支払った入会金の二十倍三十倍の金を相手は毎年稼いでいる
そしてそれが将来にわたって続くと考えた場合、
自分が支払った３８万なんていう入会金は
相手の男から見れば鼻くそ同然だということが
なぜ玲子さんにはわからないのでしょうか？
そんなはした金を支払ったぐらいで「四百万なんてぞっとする」などと
えらそうに抜かす女を引き取る男など、どこにも存在しません

金持ちの男から見て魅力的な女というのは
男の金に拘らない女。金では買えない魅力を持っている女。
金持ちの男は、そういう女性に魅かれるのです
金持ちからすれば金で買えるものには魅力はない。
当たり前のことではないですか

(上記は投稿済みかきこであるが、
結合推敲のうえ、ココベッソンに保管する)

私の名は緒万戸伊角斎。
以下、>>360と同文・・・

眠いシダ類紫雲国庫。。。

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　私の名は剛毛菖蒲。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　　見辛いんで挙げる
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

皐月弐拾壱日献立 (暫定)
茄子味噌野菜漬物若布飯玉葱練物鶏肉揚物予定
鮭缶黒豆醤油麺豚骨麺醍醐菓子果実菓子弐予備
現状第二帝國迄

(409から)

「私にとって他人の不幸は蜜の味。
　とりわけ既婚の男女が堕落し修羅道に落ちていく、
　その姿を傍らより眺めるのが何よりの糧なのじゃ
　早乙女緒刈。お前も不幸になれ。というか、今ここで死ね。
　お前はまだ未婚の毒女じゃが、
　いずれは結婚し、幸せになってしまうことであろう
　そうなる前にいまここで、私がお前の魂を喰ろうてやる
　お前の魂を喰らい、お前に成りすまし、
　馬蹄等の里に戻って梶木の中瀞の求愛を改めて受けなおし、
　また再び国府田の里の長者の妻の座に返り咲く
　そして今度は中瀞をそそのかし、堕落させ、
　修羅の道にいざなってくれようぞ
　ひょほ。ひょほ。ひょ〜ほほほほほほほ・・・・ほ」
「また再び？返り咲く？ということは、
　ココハザマの世でカンペイさんの妻だった、
　あの国府田クミという跡取り娘は・・・」
「ホイ、少し口が滑ったか。まあそれもよかろう。
　いかにも、国府田クミなる女子は我が化身の一。
　もともと国府田の里の長者の跡取り娘で我侭気侭な女子であったが、
　機を見て私があの女子のソウルにハッキングし魂を喰らってやった
　その後は我が思いのままよ。クミとして、或いはコンカツとして、
　内から外からカンペイを唆し、見事に堕落させてやったわ」
「・・・」
「長話もこのぐらいでよかろう。
　早乙女緒刈。おとなしく我が贄となれ…」

　 ＼＼ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／／
　　　＼＼　う　わ　あ　こ　れ　は　た　い　へ　ん　だ　あ　・・・・・／／
　　　　 ＼＼ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／

　　　　　　　∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩
　　　　　　　(･x･) (･x･) (･x･)　(･x･) (･x･) (･x･)　(･x･) (･x･) (･x･) (･x･)
　　　　　　　⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂
　　　　　　　し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿　＿　　　　　.'　　，　．. ∧＿∧
　　　　　　　　　　∧　　_　- ― ＝￣　￣`:,　.∴　'　　　　　（ 　　　）>>420
　　　　　　　　　,　-''￣　　　　＿＿――＝',　・,‘　ｒ⌒>　 _／ ／
　　　　　　　　／　　　-―　￣￣　　￣"'"　. 　　’ |　ｙ'⌒　　⌒i
　　　　　　　/　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　／　　ノ ｜
　　　　　　/　　, ｲ ）　　　　　　　　　　　　　　　　　, ー' 　／´ヾ_ﾉ
　　　　 　/　 　_,　＼　　　　　　　　　　　　　　　／　,　　ノ
　　　　 　|　　/ ＼　 `､　　　　　　　　　　　　／　／ ／
　　　　 　ｊ　 /　　ヽ 　|　　　　　　　　　　　／　／　,'
　　　　／　ノ　　　｛ 　|　　　　　　 　　　／　 ／| 　|
　　 ／　／　　　 　|　（_　　　　　　　 　!､＿／ / 　 〉
　　`､＿〉　　　　 　ー‐‐`　　　　　　　　　　　　|_／

NO返事もメール通知して欲しいわ

超個性派将棋「オザワシステム」
http://shogideath.blog.fc2.com/blog-entry-11.html
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bgame/1370619547/

(419から)

老魔女コンカツがそう宣告して
私に一歩近づこうとしたそのとき。
「…そうはさせぬ」
その声と共に靄の彼方からもう一人の人物が姿を現した
その姿を見た私は思わず安堵の声を上げた「夢精師匠…」

「誰じゃお前は？
　私はお前のような爺にはまったく興味はない
　私が希望するのはイケメン高収入庚申町高学歴の男のみ。更には年下に限る。
　お前のように爺はハナから洋ナシ。論外、対象外じゃ。
　目障りだからサッサと何処かに消え失せろ」
「お前に用は無くとも、こちらにはある
　お前がクミやカンペイの魂を堕落させようと付け狙っていたように、
　私もお前をずっと追い続けてきたのだ。それも遥か古のときからな」
「・・・お前はストーカーか？」
「違う。私は『闇の検非違使』」
「闇の検非違使？なんじゃ、それは？」
「お前のような捉えどころのない魑魅魍魎魔物妖怪の類に
　ココハザマ世で好き放題なことをさせぬために私は在る
　例えて言うなら、
　お前が黴菌なら私は白血球。
　お前が犯罪者なら私は刑事。
　お前がゴミなら私は清掃業者。
　…私とお前はそういう関係だ」

皐月弐拾壱日献立 (確定)
茄子味噌野菜漬物若布飯玉葱練物鶏肉揚物第四帝國迄到達
茄子味噌野菜漬物若布飯鮭缶黒豆醤油麺豚骨麺菓子参余剰

　　　　　　　　　　「闇の検非違使」
　　　　　　　　　　　　　だってさ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おお、こわいこわい
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　/|
　　　　　　　　　┌─-..,,_ 　_,.､-─ｒ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　,':::|
____|ﾞｉ　_／|,　　_､ﾞｉ::::::::__;:､二::;;:::::::::」_ 　　　　　　___　　　　　 　 　　　　,　　'"´"'!::::|'"´￣｀'　､
｀ヽ.)!,r'ン.,___ﾝ７:::､,r''゛´ 　 　　　｀゛''＜.,1___,.､,r'(.／´　　　　　　　　 ／　 　 　　|☆|　　 　　 　＼
　､ッ.,ﾍ,7'ｧ- .,ッ 　　 　　　　　　　　　　ﾞｉ　ﾞｉ__／ 　　　　　 　　　　, '　　　　　 　!:::::::|　　　　　　　 '.､
└r__|゛'ｧ, 　　〉 　.,r' 　､　　ｉ　ﾞｉ 　ﾞｉ　ﾞｉ　7´ i　 　　 　　　　　 　　/　　 　/ 　　/|:::::::!　 iヽ.　　　　　 '､
　　　　 |　 i Y｀Yi　 i　___ﾊ　　| 　ﾊ‐-| 　i 　| 　　　　　　 　　　∠、　　 /　 メ !ゝ‐ｲ　/　 ﾄ､ 　 ＼＿_＞
　 　 　 |　 ﾊ| 　 |　ﾊ´__」_ﾞｉ__ﾊ__|､;-ｫ,　ﾊ 　| 　 　 　　　　　　　/　　 /／ __,.!/　　 ﾚ､!___Ｙﾄ、＞ 　 ＼
　　　　 ﾚﾍ__|　　 |-!Yrr=-,　　　r=;ｧﾍ!,__ﾍＪ 　　　　 　　　　／　　_, イ八rr=-,　　　r=;ｧ　ﾊ ＼　,「|￣
　　　　　　/ | i 　| i!､ 　￣　　　 ￣ ｜.|　　　　　　　　　　 　´￣￣　 | （　￣　　　　￣　　　)　V 　|
　　　　　 /　| | 　|　ﾞｉ　　　'-=ｰ'　　ノ　|　　　　　　　　　　 　　　　　 /∠ﾊ、　 'ｰ=-'　 　　,ハ!＞　 |
　　　　　 |　| 　!､, ﾞｉイ ─--ー ＜ﾞｉ_ﾍ､.| 　　　　　　　　 　　 　 　／ 　∠　＞ー----─イ/＿＞　 .|

>>423
なかなか面白いじゃないですか、
その「オザワシステム」ってやつ　笑

皐月弐拾弐日献立 (暫定)
野菜漬物若布飯茄子肉味噌黒豆醍醐菓子鶏肉揚物予定
野菜漬物梅飯鮭缶里芋醤油麺豚骨麺醍醐弐果実弐予備

(424から)

そう言いながら夢精師匠は
スッと老魔女コンカツに近づきその手を握り締めた
「こら。なにをする。きもい。
　その手を離せ、エロジジイ」
「今も言っただろう。お前が黴菌なら私は白血球だと。
　お前は捕らえどころのない魑魅魍魎。
　通常の空間で通常の武具を用いてお前を殺そうとしても、
　お前はするりするりと逃げ延び決して殺すことはできぬ
　だがココ緒刈の魂の中でなら、
　私がおまえを消去することができるのだ・・・」
夢精師匠がそう言っている間に
師匠の手と魔女の手はいつのまにか絡み合い、融合し、ひとつになっていた
手だけではなく、両者の体の各部は至るところで結合と融合を始め、
徐々にひとつになろうとしている

「こ、これはいったい・・・」
「何度も同じ例えを繰り返してマジでしつこいが、
　お前が黴菌なら私は白血球のようなものなのだ
　白血球は母体を黴菌の浸食から守るために自らを犠牲にする
　この場合の母体とは緒刈るの魂であり、ハザマの世でもある。
　私は緒刈るの魂、しいてはハザマの世を、
　お前という黴菌の浸食から守るべくお前と相打ちで果てるのだ
　老魔女コンカツ。私と共にココで消滅するがよい」
「い、いいやだ。なんで私のような微魔女が、
　お前のような背の低いキモい爺と一緒に消え去らねばならないのだ
　私にふさわしい相手は白馬に乗った背の高い眉目秀麗で歳の若い…」
「それは魔物であるおまえ自らが陥っている修羅道、妄想だ
　歳を経て皺の寄った老魔女であるお前のところに
　決してそんなイケメンがやって来ることはない
　コンカツ。諦めて私と共に消滅せよ・・・」

「いやじゃ。いやじゃいやじゃいやじゃ
　私は未来永劫生き、他人を唆し不幸に陥れ、その様を見て嘲笑いながら、
　いつの日か必ず私を迎えに来るはずの白馬の王子様を待ち続けるのじゃ
　お前のようななジジイと一心同体となって消滅するなど…」
コンカツはそう言いつつ、
必死になって夢精師匠を振りほどこうとしたが、
既に体の大半が融合しており、離れようがない
さらにその融合してひとつとなった体からは
見る間に水気が失われ縮み小さくなっていく
それに伴って抗うコンカツの声もまた、
「ｲﾔｼﾞｬ…ｲﾔｼﾞｬ…」と次第にか細くなっていった

「夢精師匠…」
師匠がコンカツと相打ちで果てる覚悟をしていることは
私にも既にわかっていたが、それでもやはり私は
消え去ろうとしていく師匠に問わずにはいられなかった
「師匠は本当にそれでいいのですか？」
「緒刈、気に病むな。 私は闇の検非違使。
　私は本来こういうときの為に存在している
　妖魔と相打ちで果てることこそが私の使命であり、存在理由でもあるのだ
　…緒刈る。そなたは立派なおなごだ。私もそなたを助け甲斐があった
　移し世に戻ってもその心意気で…」

そこで夢精師匠の声が止んだ。
完全に結合融合を終えて水気を無くしカサカサになった、
師匠の魔女の合体物は既に人の握り拳ほどになっていた
その乾いた小さな合体物はもはやただの「モノ」であり、
その物の内には夢精師匠の魂も魔女コンカツの魂も無かった

婚活は消滅したのだ

・・・・・・・
　　　　　　　∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩
　　　　　　　(･x･) (･x･) (･x･)　(･x･) (･x･) (･x･)　(･x･) (･x･) (･x･) (･x･)
　　　　　　　⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂
　　　　　　　し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ

皐月弐拾弐日献立 (確定)
野菜漬物茄子肉味噌若布飯黒豆鶏肉揚物醍醐菓子二種確定
野菜漬物茄子肉味噌梅飯鮭缶里芋麺類弐菓子四飛鳥蘇余剰

>>430
まさかその最後の一行を言いたいがために
今まで延々と騙ってきた、ということではないでしょうね？笑

　　　／|：： ┌──────┐ ：：|
　　/.　 |：： ｜ 　　　　　　　　 ｜ ：：|
　　|....　|：： ｜　　　　　　　　　｜ ：：|
　　|....　|：： ｜　　　　　　　　　｜ ：：|
　　|....　|：： └──────┘ ：：|
　　＼_｜　　　 ┌────┐　　 .|　　　　 ∧∧
　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　 　 ( 　＿)　　　　　　　　・・・・・
　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣旦￣(_,　　 ）
　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　＼ 　｀
　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|、＿）
　　　　　　　　　　　 ￣|￣|￣￣￣￣￣￣|￣|￣


　　　　　|　　　　　　　　　　 .( (　|　|＼
　　　　　| )　　　　　　　　　 　) ) |　|　.|
　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿＿(__|　.＼|　　　　　　　　・・・・・
　　　 ／― 　　∧ ∧　　――-＼≒
　　／　　　 　 ( 　　　)　　　　　　　＼
　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |
　　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|
　　　∧∧
　　（　 ･ω･）
　 ＿|　⊃／(＿＿_ 　　　　　　　　　　　　　　・・・・・
／　└-(＿＿＿_／
￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　 ＜⌒／ヽ-、_＿_ 　　　　　　　　　　・・・・・
／＜_/＿＿＿＿／

皐月弐拾参日献立
野菜漬物茄子味噌梅飯若布飯中華春巻鮪刺身珈琲醍醐菓子予定
野菜漬物茄子味噌鮭缶里芋黒豆白子干麺類弐菓子参飛鳥蘇予備

眠いわ怠いわ腰痛だわ。。。

皐月弐拾参日献立 (確定)
野菜漬物茄子味噌梅飯若布飯中華春巻鮪刺身珈琲二缶醍醐菓子確定
野菜漬物茄子味噌鮭缶里芋黒豆白子干即席麺弐菓子類参飛鳥蘇余剰

(第十章　帰還)

『扉』は、
私が初めてココハザマの世に
降り立ったときの状態のまま、草原の中空に存在していた
この扉を通り抜けてからかれこれ一ヶ月近く、
ハザマ世で様々な体験をした
中瀞さんとの出会いと別れ、
カンペイさんの変節と彼の死、
夢精師匠の導きとその最期…
どちらかと言えば悲しい体験のほうが多かったかもしれない
でも私はココハザマ世を訪れたことを決して後悔はしていない
もしハザマ世にわたる術を知らず、
あのまま移し世にとどまっていたならば、
私はいつまでもカンペイさんの死に引き摺られて
自分の人生を見失っていたことだろう
だから…たとえ結末が悲しいものであったとしても、これでよかったのだ

私はウマから降り、『扉』を開いた
その向こうには何の変哲も無い移し世での私の部屋があった
そのときウマが少し哀しげにいなないた
或いはその動物的本能で、私との別れを感じ取ったのかもしれない
このウマとはココハザマ世においてずっと一緒だった
彼がいなければ嵐の荒野を渡ることもできなかっただろうし、
国府田の刺客たちを振り切って中瀞さんと共に、
馬蹄等まで逃げ戻ることも叶わなかっただろう
『ハザマの世ではウマは必須アイテム』という
その言葉が今となってはしみじみと身に沁みる
だが言うまでもなく、
このウマを移し世にまで連れて行くことはできない

「今までアリガトウ。
　お前はあの里人のもとにお帰り」
里人への御礼と伝言を認めた文を鞍の脇に結びつけてから、
私はウマの頬を撫ぜ、そうささやいた
「お前は本当に素晴らしいウマ。
　もしお前がいなかったら、
　私はココハザマ世でどうなっていたか、わからない
　でもお前を移し世まで連れて行くことはできないんだよ。…ご免ね」

私は扉を超えて移し世の自室に戻り、
そして扉を閉めた
それでも扉の向こうではウマの少し哀しげないななきが聞こえる
二度。三度・・・しかし、四度の目のいななきは聴かれなかった
私が再び扉を開けると、そこにはあの草原は既に無く、
路地裏の小道と小さなコンビニエンスストアがあった
移し世とハザマ世をつないでいた回廊が、
いま閉じたのだ

・・・
こうして私は、再び移し世に戻ってきた

( ^-^)_旦~ …

久保田武蔵
http://www.10ch.tv/bbs/sportcombative/

(439から)

移し世に戻った私は、
帰還報告と御礼方々ウラベさんのお宅を訪れた
彼は私の生還を涙を流して喜んでくれると共に、
あちらの様子や私の体験話をあれこれと聞きたがった

「そうか…こちらではあんなに清廉潔癖だったカンペイさんが
　あちらではそんな外道な御仁にまで成り下がっていようとは
　私も想像できなかった。貴女も随分と心を痛めたことだろう」

あちらの世でのカンペイさんの様子とその最期を、
私から聞いたウラベさんは、そう言って嘆息した

生きて再び移し世に戻ることはほとんど無いと思っていたので
ハザマの世に向う前に身辺をすべて整理してしまっていた私は
まず求職から始めなくてはならなかった
幸いなことに
近所のスーパーでパートの募集をしていたので
私はそこに応募して採用された
最初の数日は裏方で荷物運びなどをしていたが、
そのうちにレジを任されるようになった
とはいえ、初めての経験なのでなかなか慣れない
顔を上げてお客さんに愛想笑いをする余裕もなく、
ただひたすら商品とテンキーを目で追うような状態だった

・・・
その日も私は、顔も上げられずに、
商品とテンキーのみを目で追っていた
「…お待たせしました。1250円になります」
「この仕事は何時終わりますか？緒刈さん」
その声を聴いて(えっ？)と思った私は、
そこで初めて顔を上げ、目の前にいるお客さんの顔を見た

中瀞さんだった

「・・・」
「すみません、驚かせてしまったようですね
　それでは私は向かいの茶店で待っていますので、
　このお仕事が終わったら寄っていただけますか
　…ずっと待っていますので」

・・・
「国府田の長者の地位は弟のネギトロに譲りました」

パートの仕事を終えて喫茶店に立ち寄った私に
中瀞さんは説明を始めた

「ネギトロはまだ年少ではありますが、
　従者のスケベエは既にアラサーになっておりますので、
　彼をネギトロの摂政として御当主に推薦しましたところ、
　『助兵とは、そなたの父であるマグロと最期を共にしたあの助六の子か。
　　ならば摂政としての役目も十分果たせよう。支障あるまい』と仰られ、
　私の代わりにネギトロを国府田の長者とし、
　助兵をそのネギトロの摂政補佐役としたい、
　という私の申したてを認めてくださり、
　更には私自身の我侭も許してくださいました」
「中瀞さんご自身の我侭？」
「ええそうです、私自身の我侭。
　貴女を追って移し世に逝きたいというのが、
　私が御当主に願い出たワガママです」
「・・・」
「緒刈るさん。貴女は私にたいして
　悪い感情は抱いていない、むしろ好ましいと思っている
　しかし、自分は国府田の長者の妻になることはできない
　なぜなら自分にはその資格がないからだ…
　そう言われた。
　私はもはや国府田の次期長者ではない
　そこで今改めて貴女に申し込みをしたい
　私の妻になって欲しい。いかがでしょう」
「中瀞さん…」

「中瀞さん。
　こちら移し世はウマと太刀の世界ではありません
　良い言い方をすれば魔女も呪術も無い安全な世界。
　悪い言い方をすれば退屈であると共に気ぜわしく、
　ひどく窮屈で息が詰まるような世界なのです
　とてもハザマの世のようなわけには…」
「ですから私と一緒にもう一度戻りませんか？ハザマの世に」
「えっ？」
「国府田の長者の妻に就く資格は自分には無い、
　と貴女は言われる
　しかし一介の馬蹄等である私の妻としてなら、
　ハザマの世に棲むことに支障はないでしょう？」
「・・・」

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´・・・・・・・・・・
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

決めに入りましたね、語り部さん　笑

皐月弐拾参日献立 (>>437補正)
野菜漬物茄子味噌弐梅飯若布飯中華春巻鮪刺身珈琲二缶醍醐菓子確定
野菜漬物鶏肉揚物白子干若布飯鮭缶里芋黒豆麺類弐菓子参飛鳥蘇余剰

皐月弐拾四日献立
野菜漬物鶏肉揚物白子干若布飯醍醐菓子予定
鮭缶里芋黒豆飛鳥蘇即席麺弐果実菓子弐予備

眠いわ怠いわウン子はでないわ。。。

(緒刈から占部に宛てた手紙 〜エピローグに代えて)

ウラベさん。
いろいろとお世話になりましたが
私は再度ハザマの世に向うことにしました
そして今度はこちらには戻ってくるつもりはありません
向こうのハザマの世の馬蹄等の里に永住するつもりです

実は過日お話の中でも触れました馬蹄等の武官、
梶木の中瀞さんがココ移し世に渡ってこられたのです
彼は国府田の里の長者になれたのにその地位を弟さんに譲り、
私に再度求愛するためだけにこちらの世界に渡ってこられた…
男の方にそこまで求められるということは、
女の私にとってこれに勝る幸せはありません
私は移し世を捨てハザマ世に逝きます
そして中瀞さんの妻になります

初めてハザマの世に逝ったとき、
私はそこで人変わりしたカンペイさんを見、
そして彼の陰謀に接し、
またその最期も見届けました
それらのことはとても悲しい経験でしたが
その代わり私は中瀞さんという素晴らしい男性と巡り合うことができました
これもすべてウラベさんのおかげです
ウラベさんがハザマ世に逝く手立てを私に教えてくれたからこそ、
私はこれらの体験ができ、
中瀞さんとも巡りあうことができたのです

ですから私がいなくなってもどうか探さないでください
私は自分の意思で再び向こうの世界に行き、
そして馬蹄等の里に骨を埋めるつもりなのです
ウラベサン。ありがとう。いつまでもお元気で。そして…さようなら

2013/07/02　　早乙女緒刈



馬蹄等物語外伝「オカルトカンペイ」　　完

このお話に登場した主な人たち

【早乙女緒刈】
【国府田カンペイ】
【国府田クミ】
【魔女コンカツ】
【夢精師匠】
【梶木中瀞】
【梶木の鮪】
【従者輔六】
【占部堅甲】
【源死魔】
【その他】
　梶木大瀞。梶木葱瀞。従者輔兵。
　森ウティ。渡邊股労。里のお人。など

詳述省略

　　　　　　　　∧∧　　ミ　＿　ドスッ
　　　　　　　 (　 　,,)┌─┴┴─┐
　　　　　　　/　　　つ.当分休養 │
　　　　　〜′　/´　└─┬┬─┘
　　　　　　∪ ∪　　　 　 ││　_ε３　　　宗家式語部
　　　　　　　　　　　　　　 ゛゛'゛'゛

お疲れ茶魔…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ζ　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （　(　　　(.　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . -‐　） ‐- .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.´,.::::;;:... .　. _ 　`.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i ヾ<:;_　　　_,.ン |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　 ￣...:;:彡|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 }　　. . ...::::;:;;;;;彡{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　　. . ...:::;;;;;彡|
　　　　　　　　　　　,: ' " `丶　 　 　 　 .　　　　} 　 . .....:::;::;:;;;;彡{
　　　　　　　　　 , :´　　.　　 ｀､　　　　　　 　 　!,　　　 . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::.......
.　　　　　　 　 . '　　.　　　　;　.丶　　　　　　　　 ト ,　 . ..,:;:;:=:彳:::::::::::::::::::::::::::..
.　　　　　 　 ,:´　.　　　　'　　　 ' ｀､　　　　　　　 ヽ､..　....::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
　　　　　　 ,' 　 　. 簍�J鶸鑼 　;　`.　　　　　　　　　 ￣￣
　　 ,, -'''" . 　 .　　駲刪櫑躪　　. ' ';゛`'丶.､.......
.　 '´ 　 　 ! 　 　.　膚順棚斷.　'　,　;::::::::::::...`.::::::::....
　i 　 　 　 ヽ､..._,.__魎鬱蹠撫.,,__,.,..ノ.::::::::: 　　!::::::::::::...
.　ヽ､ 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,: '.:::::::::
　　　 `=ｰ--､....,,,,,_＿＿＿＿_,,,,,... --‐=''´..::::::
　　　　　 ｀`" '' 'ー───‐―‐' ''' "´

皐月弐拾四日献立(確定)
野菜漬物鶏肉揚物若布飯中華春巻白子干醍醐菓子豚骨麺確定
野菜漬物茄子味噌若布飯鮭缶里芋黒豆菓子類参種醤油麺余剰
現状神聖羅馬帝國迄到達

皐月弐拾四日献立(補正)
野菜漬物鶏肉揚物若布飯中華春巻白子干醍醐菓子豚骨麺神聖羅馬帝國迄確定
野菜漬物茄子味噌若布飯鮭缶里芋黒豆菓子三種醤油麺珈琲鰤刺身白子干余剰

今回のお話は結構難解なんじゃないんですかね？
登場人物のネーミングはカンペイとか助兵衛とか幸田クミとか、
相変わらずおふざけ調なんだけど実はその奥底では…みたいな

んー。。。
そんなに深いことは考えてないです　笑
ただ、既に述べたことですが馬蹄等に関する主たる物語は
主伝の第七話をもって一応完結したものと考えているので
今後も騙りつづけるのであれば、
今までとは少し毛色の違うお話にしたいなと、
それだけのことで。
今回のお話はそのための試行錯誤のひとつ、
ってぐらいの位置づけでしょうか

剛毛あやめのお話が読みたい

暫くは休ませて上げなさい

皐月弐拾五日献立
野菜漬物鶏肉揚物若布飯茄子味噌白子干鰤刺身珈琲醍醐菓子予定
野菜漬物昆布飯鮭缶里芋黒豆醤油麺豚骨麺果実菓子弐飛鳥蘇予備

冑河瀬。
昨日今日辺りから
「うちの口座をNISA開設口座にしろ」みたいな、
営業電話や郵送物がポツポツとやってきている
しかし…年間百万ぽっちの新規投資で何をどうしろというのか？
口座を開設すれば2014以降年間百万までの新規投資を上限とし、
五年以内にそれを売却して得た譲渡益についてのみ非課税とする
その代わり2013まで適用していた緩和税率10%を従来の20%に戻す・・・
こんなことするくらいなら
「10%の特例措置を延長する」
としたほうがよほどいいと思うのだが。

このNISAなるもので、
年内の離隔売りとそれに伴う指数の調整を緩和できるとは、
私にはとても思えない

お勤めご苦労様でございます河瀬さん

皐月弐拾五日献立 (確定)
野菜漬物鶏肉揚物若布飯茄子味噌白子干鰤刺身鰹刺身珈琲醍醐菓子確定
野菜漬物昆布飯鮭缶里芋黒豆醤油麺豚骨麺果実菓子弐飛鳥蘇蟹芋卵余剰

（´・_・｀）卵余剰…

卵でふと思ったのですが
ゆで卵とゆでたマンコは、語呂が似てますね

　　　　　　　　　　　　　　 ∩
　　　　　　　　∧＿∧　　 | |
　　　　　　　（　 ・∀・）＿ |　|
　　　　 ／￣　　　　　　　 ＼|
　　　　/　　 ﾄ　　　 　 ∧＿∧ヽ 　っ
　　　 /　＼　＼　　　（´Д｀ ；）/っ
　　　 |　　 　ヽ＿二二二つ⊂ﾉ、
　　　 |　　　　　／　　　　　　　　ヽ ユッサユッサ
　　　/　　　／　　　　　　　,,イ 　　）
　　　|　／　 _＿　　　　／｀ヽｌ 　 ﾉ 　←>>467
　　　| /　 ノ　　 ＼　　ヽ〉 　 )　〈
　　　/　 /|　　　　 ＼ ／　／ i　,ﾉ
　　/　 / ﾉ　　　　　 /　／、と_ﾉ´ 　))
　 ｌ、 〈　|　　　　　 （＿〉　 ）っ
　　|　 |　|　　　　　　　/　/
　　|　 |　|　　　　　　/　/ 〃
　　|　 |　|　　　　　 /　/　〃
　（＿_ﾉ＿）　　　　（＿つ

>>463
何を言ってるのかさっぱりわかりませんが
とりあえず河瀬さんは頭がいい、
ということだけはわかりました　笑

しかしその河瀬さんをもってして、
「我が娘ながら類稀なる頭脳の持ち主」
とまで言わしめる河瀬さんのお嬢さんの翡翠さんという方は、
いったいどのぐらい優秀な頭脳の持ち主なのでしょうか????

上には上がいる、ということなのでしょうかね？

如何様、仰せの通り魔で御座る

>>471
読めないので振り仮名を振ってください

いかさま、おおせのとおりまでござる

如何様とは現在のイカサマの元になった言葉だが、
元々の意味は「いかにもそのようですね」という意味だった
その本来の意味が次第に
「いかにもそのように見える」⇒「実は違う」⇒「ウソだ。インチキだ」
というように転じていったもので、
元々の如何様という言葉には、
現在のイカサマという意味は
含まれてはいなかったのである

ﾎﾎｳ､ﾅﾙﾎﾄﾞ..._〆(ﾟ▽ﾟ*)

愚痴。
いまさらだがfc2の視聴制限はマジで酷い
「24時間以内に四つ以上の動画を…」って、
四つも何もこれが最初の一本目だっつうの。
べつに金に困ってるわけでもなんでもないが、
チンピラの言いがかりのごとく無理やりにでも視聴制限をして
何が何でも有料登録させようという、そのやり方が気に食わないので

金は払わん

皐月弐拾六日献立
野菜漬物昆布飯黒豆醍醐菓子蟹芋茹で卵予定
鮭缶里芋醤油麺豚骨麺果実菓子弐飛鳥蘇予備

memo:
DDR3タイプのモバイルが股一揆不良。
不良というか、ウンでもなければ寸でもない。つまり死亡。
こんな短期間に二台が立て続けに壊れるということは、
このDDR3型モバイルには
何らかの基本的問題点があるのではないだろうか？
…
とりあえずDDR2モバイルが複数台あるので支障はないが、
ハードの移管はどうなのだろうか
DDR3モデルでインストしたハードを
そのままDDR2に積み替えて自動読み替えさせるのは、
さすがに無理だろう、という気がするのだが・・・

お勤めご苦労様でございますクタロウさん

皐月弐拾六日献立 (概ね確定)
野菜漬物昆布飯黒豆醍醐菓子蟹芋茹で卵平目刺身飛鳥蘇確定
野菜漬物塩結び茄子味噌鮭缶里芋麺類弐菓子類四白子干余剰

（´・_・｀）昨日は単に卵だったのに、今日はあえて「ゆで卵」…

　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　（ ●）（●）
.　|　　　　 （__人__）＿＿＿_
　 |　　　　　｀ ⌒／ ─'　'ー＼
.　 |　　 　 　　／（ ○） 　（○）＼　　　ということは、献立さんも私と同様、
.　 ヽ　　 　 ／　　⌒（n_人__）⌒ ＼ 　　　ゆで卵とゆでたマン…
　　 ヽ　　　|、　　　　（　　ヨ　　　　|
　　　/　　 　`ー─−　　厂　　　／
　　　|　　 ､ ＿ 　　__,,／　　　　 ＼

…コは語呂が似ている、
と思っているのですね

　　　　　　　　　　　　>>480-482
　　　　　　　　　　 　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　_人
　 　　　　∩　　　　∧＿∧　　　　　　　　　　　　ノ⌒　丿
　　　　　　 ＼ヽ＿（　　　　） 　　　　　　　　＿／　　 ::（
　　　　　　　　　＼＿　　 ノ　　　　　　　　/　　　　　:::::::＼
　∩＿　　　＿／　　　 ／　　　　　　　　 （　　　　　:::::::;;;;;;;）
　Ｌ＿　`ー　/　/　　　/　　　　　　　　　　　＼＿――￣￣::::::::::＼
　　　　　ヽ　 |　|＿＿/ |　　 　　　　　　　　ﾉ￣　　　　　::::::::::::::::::::::）
　　|￣￣￣＼　　　　　ﾉ　　　　　　　　　（　　　　　::::::::::::::;;;;;;;;;;;;ノ
　　|　|￣「~|￣（ ､ Ａ ， ）　　　　　　　／￣―――――￣￣::::::::＼
　　|　|　 |　|　　∨￣∨　　　　　　　　（　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::）
　　し'　　し'　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ￣／.　 ＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　/.　　/ ___ﾉ 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿/　/＿／　/　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y人,　'　',人⌒ヽ､,　'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y⌒ヽ）⌒ヽ､　人,ヽ）人'､,　'
　　　　　　　 へ, --- ､　　　　　　　　　ﾉ￣　　　　　::::::::::::::::::::::）
　 　 　/￣￣￣　 ､____＼　　　　　　　（　　　　　::::::::::::::;;;;;;;;;;;;ノ
　 　 / _/￣「~|＼　＿＿ ＼　　　　　／￣―――――￣￣::::::::＼
　　　|　|　　|　|　（ ､ Ａ , ＼ミｿ　　　（　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::）
　　　し'　　 し' と∨￣∨　　　　　　　＼＿＿::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ

クタロウですが。
中古pcいじりも飽きてきたし
台数も過剰気味なので
とりあえず二機捨てた
オークションに出せばそこそこの値が付くのはわかっているが
面倒くさいし変なやつに落札されたりすると話がこじれるので
さっさと捨てちまえっと

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´　　アラ、勿体ない…
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

物は大切に扱わないと駄目ですよ、クタロウさん

ふぁい、わっかりました〜　お方様

　 ▲ﾊ　　ﾊ,,ﾊ　 　ﾊ ﾊ　 　　/■ヽ　 　ﾊ,,ﾊ　　
　(=ﾟヮﾟ)　(,,^0^)　 (*ﾟヮﾟ) 　　(*ﾟヮﾟ)　　(*ﾟヮﾟ)　　　
~(,,u,,u　~(ou,,uっ~(,,u,,u　　~(ou,,u　 ~(ou,,uっ　

皐月弐拾六日献立 (確定)
野菜漬物昆布飯黒豆蟹芋茹で卵平目刺身珈琲醍醐菓子弐確定
野菜漬物塩結び茄子味噌鮭缶里芋麺類弐醍醐系四白子干余剰

memo:
>>477で、
DDR3モデルでインストしたハードを
DDR2に積み替えて読み替えさせるのは、
さすがに無理だろう、と言ったのだが
ヤケクソデ突っ込んでみたら自動的に読み替えてくれた
ただし、プロダクトキーの際認証は必要
それでも頭からインストし直すよりはぜんぜん楽

皐月弐拾七日献立 (暫定)
野菜漬物塩結び茄子味噌醍醐菓子飛鳥蘇予定
鮭缶里芋醤油豚骨麺醍醐菓子果実菓子弐予備
現状第二帝國迄

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　私の名は剛毛菖蒲.........test
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

(クタロウ日記)

DDR2のマザー交換完了。
モニターは至って綺麗。お買い得だった
それにしてもマザーをここまで完膚なきまでに切断するとは、
前のオーナーはどんなやつだったのだろうか？
事故だったのなら仕方ない
しかしマザーはピンポイントで的確に切断されており、
事故だとは一寸考えにくい…
個人情報を保護したいのならハードを抜けばよいので
なぜマザーを切ったのだろうか？
もし意図的にやったものであれば、
かなり猟奇的な措置のように思う

映画音楽

�@黄昏から東雲まで - She's Just Killing Me
http://www.youtube.com/watch?v=I7Op1k7H7Hg
�A最終者の弐 - Bad to the Bone
http://www.youtube.com/watch?v=Djj7jW6ny2M
�B単なるエロ踊り
http://www.youtube.com/watch?v=bkFeLDK6V_M

artist: ZZ top

皐月弐拾七日献立 (確定)
野菜漬物塩結び茄子味噌珈琲醍醐菓子飛鳥蘇里芋鶏肉揚物第三帝國迄
野菜漬物若布飯茄子味噌鮭缶里芋黒豆醤油豚骨麺醍醐果実菓子四余剰

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::⌒`ヽ、::::`ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒ヾ'"￣::`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /::::::::::::::::/::::::::／:::::::::::::::::::}::::::::::ﾄ::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::/:::::::/::::::／:::::::::::/!::::::::::ﾄ::::::::::::ヽ:::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i::::::::::::::::;':::::::/:::::/:::::::::::::// }:::::::::j　i:::::::::::::ﾞ;::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i:::::::::/::::i::::::::i:::::/::::::::::／/　j::::::::/　 }i::::::::}:::}:::::}}
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l::::::::;'::::::i::::::::i:::/::::::／`メ、/::::／_,,..斗::::::j:::j!:::::ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i::l:::::i:::/ﾞl:::::::::itf'芹��ﾐヾ／／　" 　 ﾉﾉ:::ﾉ::/}:::/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j::i:::::l:::{　l:::::::::i 弋;沙　`　　 　 ｨ巧ｿ)ｼ::/:/ /j/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::j:::::i::::ゝ代::::::ﾄ、｀ﾞ"　　 　 ,　 ゞシ ,ｲ::::ヽ　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/j::j::::::i::::::::l::::ゝ:::ゝ　　　　　　　　　　/i:::::::::｝　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / i::i:::::::i::::::::l::::::::ﾄﾐx､ 　 `::.._..，　　_.ノ!ﾉ}::::::ﾉ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / /::j::::::::i::::::::l:::::::j 　 　 ＼_ .......:::''":::::::l ﾉ:／
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　/::j!:::::::::i:::::l::lr‐ﾉ　　　　 ｛-､_;;;;;_{::::::::::i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　 //j::::::::::::i::::l"l、 `ヽ､　　　＼ ＼　ﾞ､::::::ﾞ、
　　　　　　　　　　　　　　　/　 〃 /:::::;;ィ"i::::! l ＼　　`ヽ､__　ヽ　＼ ＼:::ﾞ､

　　　　　　　　　　　　　　　　見辛いので挙げる。

御宗家御自らお上げ頂くとは。。。恐懼汗顔の至り

（´・_・｀）そのaaがいわゆる「ゴソウケサマ」なんですか？

ハイ、ソーデス
馬蹄等の内では485がお方様で495が御宗家様。
…とりあえずそういう設定になっております
ただし、491の『剛毛菖蒲』はまだ未確定です

皐月弐拾八日献立 (暫定)
野菜漬物若布飯茄子味噌鰹刺身白子干醍醐菓子予定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆醤油豚骨麺菓子四予備
備考:旧暦では皐月は明日迄

皐月弐拾八日献立 (確定)
野菜漬物若布飯茄子味噌鰹刺身白子干醍醐菓子弐確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆醤油麺豚骨麺菓子参余剰

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ 　　>>498 なんでやねん
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　私の名は剛毛菖蒲やて、
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　ずっと言ってるやんか。。。
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

【剛毛氏の歴史】

さて、
全世界でも二人か三人ぐらいしかいないであろう愛読者の皆さんでさえ、
もう完璧に忘れ去っていることと思うが
例の未完のまま終わってしまった「酒呑毒姫」のお話。
あれは結局のところ何を騙りたかったのかというと、
古の馬蹄等武官である渡邊サーモンと下野家の姫君、
通称シモノケ姫との馴れ初めを騙りたかったのである

いまさら改めて騙り直すのもかったるいので結論だけ言うと
あのお話の後で、渡邊サーモンとシモノケ姫は夫婦となり、
シモノケ姫は安産タイプだったのでバコバコと子どもを生んだ
その子供らのうちの一人が成長するに及び、
馬蹄等の里を離れ、剛毛村という処に移り住むこととなった
そしてその際に、村の名をとって
渡邊下野から剛毛と苗字を改めた
・・・これが剛毛氏の始まりである

以来数百年、
剛毛氏は「馬蹄等にゆかりあるもの」として
馬蹄等の歴代当主および一門衆から認知はされてきたものの、
傑出した人物が現れるということはなかった
だがその血筋は連綿と受け継がれ、
そしてついに数百年のときを経て、
現代馬蹄等において検非違使となるものが現れた


それが剛毛菖蒲である

　　　　(~)
　　γ´⌒｀ヽ
　　 {i:i:i:i:i:i:i:i:}
　　（　´・ω・）　　…♪
　　(つ⌒Ｙ^()
　　Ｏ_,(＿)_ﾉ

皐月弐拾九日献立
野菜漬物若布飯珈琲醍醐菓子予定
野菜漬物昆布飯茄子味噌鮭缶南瓜黒豆麺類二菓子三予備

マジで洒落にならんぞこの糞暑さは。。。

(クタロウ日記)

既に述べたように安価で入手したごみpcが
マザーの交換だけであっさり再生したので
調子こいてまた一台ごみパソコンを飼った
しかし往々にしてこういうことをした時は、
調子に乗って買った二代目のほうはどうしようもない、
マジで使い物にならないごみだったということが非常に多いので、
あまり期待しないようにしたい
しかしそう言ってもこれがまた使い物になるようならば
綺麗に各三台ずつ、計六台の同系モバイルがそろうので、
どうしても期待してしまう・・・

いずれにせよ手元に来てから現物を確認し、
不良箇所を交換して、それでどうなるのか
という話なのだが。

お勤めご苦労様でございますクタロウさん
…というか、それは趣味道楽ですね

皐月弐拾九日献立 概ね確定
野菜漬物若布飯珈琲弐醍醐菓子弐鶏肉揚物醤油麺確定
野菜漬物昆布飯茄子味噌鮭缶南瓜黒豆麺二菓子四余剰

検非違使剛毛菖蒲シリーズ其の第一話
【羊水たちの沈黙】(冒頭部験し書き)


「剛毛。長官が君を探していたぞ」
その日も普段どおりに
日課のトレーニングをこなしていた菖蒲は、
顔見知りの検非違使の一人に声をかけられた

「長官が私を、ですか？」
菖蒲は少し怪訝な顔つきをした
それも無理はない
菖蒲は検非違使と言ってもまだ見習いの身分で
内定通知はもらっているものの、本採用ではない
正式に採用されたばあい、
菖蒲はまず検非違使の尉(じょう)になる
その後に経験と実績を積み有能とみなされたときは佐(すけ)になる
長官(かみ)というのは、そうした佐官尉官たちを束ねる、
検非違使の中の最高位の人物であり、
そんな人がまだ尉にすらなっていない見習いの自分に
用があるとはとても思えなかったからだ

しかし探していると言われて、
行かないわけにはいかない
菖蒲は長官室に向かった…

・・・いまいち

いいじゃんべつに。験し柿なんだから

グレゴリウスの暦ではCE2013/07/08
旧暦では平成弐拾五年水無月の初日
而してヒジュラの暦ではAH1434/08/29(sha'banの最後の日)…の献立

野菜漬物昆布飯茄子味噌醍醐菓子予定
鮭缶南瓜黒豆醤油麺豚骨麺菓子四予備
p.s.現状神聖羅馬帝国まで

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´　　アラ、３暦法併記とは珍しい…
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

（´・_・｀）京から歴訪兵器にするんですか？献立寸は

今日から、というより
今日だけ、ですかね…

512にも書いたように
ヒジュラ暦、つまりイスラムの暦では
今日はシャアバン(sha'ban)という月の最後の日で、
明日からラマダン(ramadan)という月に入るのです

ラマダン、聞いたことあるでしょ？
イスラム教徒でもなんでもない私でも知っている
明日からその有名な断食月間に入るようなのので、
しばらくはイスラムの暦でやってみようかな〜と。

昨日が旧暦では五月の最後の日で
明日がイスラムのラマダンの入り。
今日はそのちょうど中間の日になるので
戯れに三つの暦法を並べてみたわけです

ﾎﾎｳ､ﾅﾙﾎﾄﾞ..._〆(ﾟ▽ﾟ*)

つうか、献立さんもしゃべるんですね
ただ毎日献立かいてるだけの馬鹿かと思ってました（＾Ｏ＾）

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´・・・・・・・・・・
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・・・・
　　　　 　 ,､　　　 　 　 ,ィ!　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 , ､　 　 　　 　,
　 　 　 　 !＼ヽ--‐- '" /　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |ヾ＼-‐--,／ }
　　　　　　V/::::::::::::::::::V:!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 !:V:::::::::::::::::::V/
　　　　　　 |::::tｪ:::::ｨｪｧ:λ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 λ:::tｪ::::ｨｪｧ::|
　 　 　 　 　!:::::(,,o,,):::::/::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　/::ﾞｉ:::::(,,o,,):::::::!
　　　　　　 　>::::´｀::イ:::::::::ヽ　　　　 　 　 　　　　　　　　　.　 /::::::丶:::´｀:::::::<
　　　 　　r-'",':::::::::::::::::::::::::::ﾊ　　　　　　　　　　　　　　 　　　ﾊ:::::::::::::::::::::::::::',:｀ｰ,
　　　.　 /:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::}　　　　　　 　　　　　　　　 　 {:::::::::::::::::::::::::::::::ﾞｉ::::::ﾞｉ 　.

（＾Ｏ＾）…

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿　＿　　　　　.'　　，　．. ∧＿∧
　　　　　　　　　　∧　　_　- ― ＝￣　￣`:,　.∴　'　　　　　（ 　　　） >>519
　　　　　　　　　,　-''￣　　　　＿＿――＝',　・,‘　ｒ⌒>　 _／ ／
　　　　　　　　／　　　-―　￣￣　　￣"'"　. 　　’ |　ｙ'⌒　　⌒i
　　　　　　　/　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　／　　ノ ｜
　　　　　　/　　, ｲ ）　　　　　　　　　　　　　　　　　, ー' 　／´ヾ_ﾉ
　　　　 　/　 　_,　＼　　　　　　　　　　　　　　　／　,　　ノ
　　　　 　|　　/ ＼　 `､　　　　　　　　　　　　／　／ ／
　　　　 　ｊ　 /　　ヽ 　|　　　　　　　　　　　／　／　,'
　　　　／　ノ　　　｛ 　|　　　　　　 　　　／　 ／| 　|
　　 ／　／　　　 　|　（_　　　　　　　 　!､＿／ / 　 〉
　　`､＿〉　　　　 　ー‐‐`　　　　　　　　　　　　|_／

　　　　　　　　　　　　　　 ∩
　　　　　　　　∧＿∧　　 | |
　　　　　　　（　 ・∀・）＿ |　|
　　　　 ／￣　　　　　　　 ＼|
　　　　/　　 ﾄ　　　 　 ∧＿∧ヽ 　っ
　　　 /　＼　＼　　　（´Д｀ ；）/っ
　　　 |　　 　ヽ＿二二二つ⊂ﾉ、
　　　 |　　　　　／　　　　　　　　ヽ ユッサユッサ
　　　/　　　／　　　　　　　,,イ 　　）
　　　|　／　 _＿　　　　／｀ヽｌ 　 ﾉ 　←>>519
　　　| /　 ノ　　 ＼　　ヽ〉 　 )　〈
　　　/　 /|　　　　 ＼ ／　／ i　,ﾉ
　　/　 / ﾉ　　　　　 /　／、と_ﾉ´ 　))
　 ｌ、 〈　|　　　　　 （＿〉　 ）っ
　　|　 |　|　　　　　　　/　/
　　|　 |　|　　　　　　/　/ 〃
　　|　 |　|　　　　　 /　/　〃
　（＿_ﾉ＿）　　　　（＿つ

　　　　　　　　　　　　>>519
　　　　　　　　　　 　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　_人
　 　　　　∩　　　　∧＿∧　　　　　　　　　　　　ノ⌒　丿
　　　　　　 ＼ヽ＿（　　　　） 　　　　　　　　＿／　　 ::（
　　　　　　　　　＼＿　　 ノ　　　　　　　　/　　　　　:::::::＼
　∩＿　　　＿／　　　 ／　　　　　　　　 （　　　　　:::::::;;;;;;;）
　Ｌ＿　`ー　/　/　　　/　　　　　　　　　　　＼＿――￣￣::::::::::＼
　　　　　ヽ　 |　|＿＿/ |　　 　　　　　　　　ﾉ￣　　　　　::::::::::::::::::::::）
　　|￣￣￣＼　　　　　ﾉ　　　　　　　　　（　　　　　::::::::::::::;;;;;;;;;;;;ノ
　　|　|￣「~|￣（ ､ Ａ ， ）　　　　　　　／￣―――――￣￣::::::::＼
　　|　|　 |　|　　∨￣∨　　　　　　　　（　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::）
　　し'　　し'　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ￣／.　 ＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　/.　　/ ___ﾉ 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿/　/＿／　/　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y人,　'　',人⌒ヽ､,　'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y⌒ヽ）⌒ヽ､　人,ヽ）人'､,　'
　　　　　　　 へ, --- ､　　　　　　　　　ﾉ￣　　　　　::::::::::::::::::::::）
　 　 　/￣￣￣　 ､____＼　　　　　　　（　　　　　::::::::::::::;;;;;;;;;;;;ノ
　 　 / _/￣「~|＼　＿＿ ＼　　　　　／￣―――――￣￣::::::::＼
　　　|　|　　|　|　（ ､ Ａ , ＼ミｿ　　　（　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::）
　　　し'　　 し' と∨￣∨　　　　　　　＼＿＿::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ

澱みない流れるような連続攻撃、さすがです　笑

AH1434/08/29(シャアバンの最後日)献立
野菜漬物昆布飯茄子味噌鮭刺身〆鯖珈琲醍醐菓子弐確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆醤油麺豚骨麺菓子類三余剰
現状第三帝國迄到達

(509から)
・・・
「久しぶりだな剛毛。元気だったかね」
「はい、お蔭様で」
三階級上の雲の上の存在とはいえ、
菖蒲と検非違使長官は顔見知りである
同じ馬蹄等同士と言うこともあるが、
それ以上に菖蒲がまだ見習いですらなく
検非違使養成機関の一生徒に過ぎなかったころ、
この長官はその養成機関の主任教授として教鞭をとっており、
菖蒲は彼のゼミに参加していたからだ

緒万戸伊角斎。
菖蒲の目の前にいる検非違使長官の名である
緒万戸氏に関してはいまさら言うまでもない
馬蹄等の統領である源死魔の奥方、緒万の方様こと緒万戸香。
その香の娘にして次の世代の統領と目される緒万戸源朝臣紅。
その他、緒万戸クサイネ、緒万戸仁王といった、
錚々たる人物を輩出してきた馬蹄等の中でも名家中の名家である
伊角斎もそうした緒万戸氏の系譜に連なるものの一人だ
もっとも馬蹄等は実力優先主義なので
名家の連枝だからという理由だけで、
重要なポストに就けることはありえない
馬蹄等の内には『能力のないものに権限を与えてはならない』
という考え方が古のころから浸透しているからだ
伊角斎が検非違使長官のポストを勤めているのも、
その能力の高さを当主死魔に評価されたが故の任用である

　_, ._
（　ﾟ Дﾟ） 緒万戸イカ臭い・・・て、あなた

もう少し良い名前があったのではないでしょうか？

ハァ、まあそうなんですけどね
剛毛と同様に緒万戸伊角斎も既出なもので(>>360>>415など)、
剛毛を出すなら伊角斎も出さないと、
不公平だろうな〜と思いまして…ね

AH1434/09/01(ramadan初日)献立
野菜漬物若布飯醍醐菓子胡瓜若布酢の物予定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆麺二菓子三予備

揚げ足取るつもりはないけど
ラマダンなのに献立って・・・矛盾してません？笑

AH1434/09/01(ramadan初日)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯活平目胡瓜若布酢物醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆蟹芋麺二菓子三余剰
>>533
遊びで暦いじりをやってるだけで
私自身は別にムスリムではないので　笑
それにムスリムの連中だって夜になったら飯食うんですよ、断食の月でもね
日中まだ陽があるうちは飯を食わないだけです

(クタロウ日記)

既述した二代目のポンコツpcが早々と手元にやってきたので
適当にモニターを交換したら、これもまたアッサリ復活した
前回と今回のポンコツは非常に安い買い物だった
もっともここに至るまで他の機種を買って比べてみたり、
いろいろと回り道をして十万二十マンと使っているので
トータルでみれば節約できたわけでもなんでもない
ただ、現在六台そろっているこの同系のモデルとその周辺機器を
すべて新品で買ったとしたら20万なんてものでは到底済まないわけだから
いろいろ試した挙句に20マン程度でまとめられた、
というのはとってもお買い得だといえる

パソコンに限らず、身の回りのものは中古の安物がいい
買って気に入らなければそのまま捨てちまえばいいのだし
万が一気に入れば非常にお買い得感がある

p.s.
ただしお気に入りのpcを複数台安く揃えるためには
最低でも下記のことが出来る必要がある
メモリの増設
ハードの交換
モニターの交換
キーボードの交換
マザーボードの交換
この機種はどの機種となら互換性があるかという知識
…
まあしかしそんなに難しいことではない
要するに一度完全に分解したものを再び結合しなおす
それが出来さえすれば、あとはなんとかなるのである　おしまい

毎度。お勤めご苦労様でございますクタロウさん

(528から)

「ところで長官。私をお探しとのことですが、何か？」
「ふむ。実は君に頼みたいこがあってな
　本来であれば正規の検非違使の誰かに命ずべき事柄なのだが、
　生憎なことに今現在ココ検非違使庁にいる捜査官は男だけだ
　この任務は女のほうが適任なのだ。いや。
　女にしか出来ないといってもいいだろう
　それも妙齢の、そこそこ綺麗な女性でなくてはならない
　デブスではだめなのだ。つまり、適任者は君しかいない」
「なんというか…その前振りを伺っただけで、
　とても嫌な予感がしますが…その任務とは？」
「新羅道行に面会してきて欲しいのだ」
「新羅道行…ハンニバルマンコレクター…」

剛毛菖蒲も女子とはいえ、
検非違使になろうかというほどのおなごであるから、
肝は据わっており、大抵のことには物怖じなどしない
しかし長官の口から『新羅道行』という、
その名を聞いた瞬間はさすがに絶句した
現在牢獄に収監されているその新羅道行という男は、
それほどまでに馬蹄等の女たちにとって忌まわしく、
かつおぞましい存在なのである

　_, ._
（　ﾟ Дﾟ） ハンニバル・マンコ・レクター・・・て、あなた

AH1434/09/01(ramadan初日)献立 最終確定
野菜漬物若布飯活平目胡瓜若布酢物蟹芋醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆醤油麺豚骨麺菓子三余剰

AH1434/09/02(ramadan二日目)献立
野菜漬物若布飯鶏肉揚物醍醐菓子果実菓子烏龍茶予定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆醤油麺豚骨麺菓子四予備

AH1434/09/02(ramadan二日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯鶏肉揚物鰹刺身醍醐菓子果実菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆蟹芋中華麺二菓子四余剰

(538から)
・・・
馬蹄等の里は、
今でこそハザマの世における白眉ともいうべき存在であるが、
遥かなる古のころはこの里の周辺はバッテラ村と呼ばれ、
売れ残って干からびたコンカツ婆をはじめとする
魑魅魍魎魔物妖怪が跋扈する未開野蛮な土地柄であった
そのような未開野卑な土地に、
古の或る日、馬蹄等という高貴なるものたちがやってきて
当地に棲みはじめると共に民草たちをもよく訓育して
この里およびその周辺の各村の民度を飛躍的に上げたのである

以来約千年、
今では『出身は馬蹄等』と名乗れば、
それなりに一目置かれるような存在にまでなった
とはいえ当初この地に跋扈していた魑魅魍魎魔物妖怪たちは
千年という歳月を経てもなお完全に払拭されたわけではなく、
今でも時として人や物に取り憑き、様々な悪さをすることがある
そのような内憂、治安の悪化に備えて、
馬蹄等の内に設置された部署が『検非違使』である
里の者たちの自警組織だけでは手に余るような、
大規模な犯罪、猟奇的犯罪、呪術系絡みの犯罪。
検非違使はそうした特殊犯罪に対処するために結成された組織であり、
たとえて言えば
日本の警察庁、或いはアメリカのFBI、
そういった組織に相当するものなのである

しかしながら検非違使等が取り扱う特殊犯罪は、
高貴なるものの末裔である馬蹄等たちにとって、
決して得意な領域とはいえなかった
なんといっても彼等の相手となる者等は
箸にも棒にもかからないようなコンカツ婆を始めとして、
煮ても焼いても食えないような魔物妖怪魑魅魍魎鬼夜叉、
或いは物の怪・基地害・地球外生命体…といったものたちで、
育ちのよい馬蹄等たちからすれば
「こんな下種野郎は今まで見たことも聞いたこともない」
という連中がほとんどだったからである

この問題点にたいして馬蹄等は
非馬蹄等の有能な人物を検非違使に加えることで、
自分達の欠点を補完しようとすることが多かった
たとえば検非違使は主伝の第二話の中でも登場するが、
その際に時の検非違使長官に任じられた歳のウコンは
自らの佐官として源ジャンヌと西のサラのふたりを登用している
この二人のうち、源ジャンヌのほうは今更言うまでもなく、
第51代馬蹄等当主となった源イェル(=EHL)の母であると共に、
『虎御前を継ぐものこそが次の当主となる』という慣例を作った女性であり、
つまり生粋の馬蹄等であったが、
西のサラはいわゆる『非馬蹄等』であった
彼女、西のサラは
西方世界最高の呪術系女医として馬蹄等たちの至らぬ部分を補うと共に、
源ジャンヌの深層心理内にアクセスすることで電波系生命体を消滅させ、
ハザマ世界の崩壊を未然に防いだ
こうした過去における非馬蹄等系検非違使の活躍もあったため、
「猟奇的特殊犯罪に対しては外部からの専門家を招聘すべし」
という慣例がいつの間にか検非違使の内部に出来上がっていった

数年前、新羅道行が非馬蹄等であるにもかかわらず
検非違使に任用されたのにはこうした過去の経緯があったのである

　　　　　　　　　旦旦旦旦旦旦旦旦
　　　　　　　　　旦旦旦旦旦旦旦旦
　　　　　　　　　旦旦旦旦旦旦旦旦
　　　　　　　　　旦旦旦旦旦旦旦旦
　　　　　　　　　旦旦旦旦旦旦旦旦　　　…お茶、置いておきますね
　　　　　　　　　旦旦旦旦旦旦旦旦
　　　　　　　　　旦旦旦旦旦旦旦旦
.　　 ∧__,,∧ 　 旦旦旦旦旦旦旦旦
　　 ( ´･ω･) 　 旦旦旦旦旦旦旦旦
.　　 /ヽ○==○旦旦旦旦旦旦旦旦
　　/　　||＿　| 旦旦旦旦旦旦旦旦
　　し'￣(_)）￣(_)）￣(_)）￣(_)）￣(_)）

ｲﾀﾀﾞｷﾏｽ・・・・・・・・
　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐'′

つうか四時間も経っているので
すっかり冷めてしまいましたが
それでも大変美味しゅうございます…

AH1434/09/03(ramadan3日目)献立
野菜漬物若布飯蟹芋醍醐菓子予定
鮭缶南瓜黒豆中華麺二菓子二予備
現状神聖羅馬帝國迄

AH1434/09/03(ramadan3日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯蟹芋中華春巻醍醐菓子第三帝國迄
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆中華麺二菓子三余剰

(543-544から)
・・・
「ホゥ。伊角斎のやつ、見習いをよこしたか…」
菖蒲が示す証明書を確認した新羅道行は
そう言って唇をゆがめると微かに嗤った

ここは新羅道行が収監されている牢獄の地下室。
菖蒲と道行の間は強力な防弾ガラスによって隔てられている
言うまでもなくそれは道行の脱走を防ぐため、
そしてもうひとつは菖蒲の身の安全のためだ
だがそれでも伝説のマンコ食い、ハンニバル万コレクターこと
新羅道行と間近で相対している菖蒲の心は、微かに慄いていた

「しかし若い女を使いによこすとは。伊角斎も考えたものだな
　なるほど確かに君が相手なら私も話したくもなるというものだ
　…ところで剛毛君。君は下の毛のほうもやはり剛毛なのかね？」
「ドクター新羅」
新羅道行の露骨なセクハラ発言を無視して、
剛毛菖蒲は単刀直入に切り込んでいった
「私がここに来た用件は唯ひとつ。
　現在、馬蹄等の里を騒がしている『婚活婆連続猟奇殺人事件』、
　その犯人のプロファイリングをして頂きたい。それだけです
　当該の事件に関する詳細な資料はこちらに持参して来ました
　それを見ていただき、犯罪学の専門家としての、
　或いはまた同じ婆専マニアとしてのあなたの意見を伺いたい
　なお本件の解決に寄与していただいた場合は
　収監環境の改善、または減刑などの措置を…」
「私が今知りたいのは君の下の毛が剛毛かどうか。それだけだ」
新羅道行は菖蒲の話を容赦なく遮った
「そのことに誠実に応えてくれないのならば、
　私も君等の捜査に協力するつもりはない」

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　カタリべぇ。。。コロス
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　　
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

コロスと言われましても・・・
550に近いセクハラは元ねたの話のほうにもありますのでね

　　　　(~)
　　γ´⌒｀ヽ
　　 {i:i:i:i:i:i:i:i:}
　　（　´・ω・）　　マーソーダね♪
　　(つ⌒Ｙ^()
　　Ｏ_,(＿)_ﾉ

道草話
【馬蹄等御刀伝】�@太刀と懐刀

宗家識神献立語り部
鬼きり雲きり虎御前
オモテ源ウラマンコ
クサイね姫様お方様…

この里謡にもあるように
歳の家の鬼きりと紀の家の雲きり。
そして宗家末裔である馬蹄等当主が継承する虎御前。
この三振りの太刀が馬蹄等を代表する太刀だが、
オカルトカンペイの物語および
主伝第七話の中でも「懐刀」というものが出てきたので、
太刀と懐刀の違いについて、ここで少し触れておきたい

原則として単に太刀と言ったら
それは反りのある片刃の長刀のことである
鬼切り雲切り虎御前は、すべてこの長刀に該当する
その長刀より丈の短いものを小太刀と言い、
そしてその小太刀よりもさらに丈の短い、
文字通り懐に入るほどの長さの刀が懐刀と呼ばれる
一般に懐刀は「女刀」とも言われ、
女性が護身用或いは魔除けとして所持することが多い
事実、現在までに判明している名のある懐刀は
『粗鎮』と『索や』であるが、いずれも女性が所有している
『粗鎮』は早乙女緒刈の、『索や』は緒万戸香の、それぞれ所持品である
このように懐刀は女性の護身魔除けとして用いられることが多いのである

　　おしまい

ﾎﾎｳ､ﾅﾙﾎﾄﾞ..._〆(ﾟ▽ﾟ*)

AH1434/09/03(ramadan3日目)献立 確定
野菜漬物若布飯蟹芋中華春巻珈琲醍醐菓子二第三帝國到達迄
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜黒豆中華麺二果実菓子醍醐菓子余剰

AH1434/09/04(ramadan4日目)献立
野菜漬物若布飯黒豆鮪刺身南瓜牛蒡醍醐菓子予定
野菜漬物若布飯鮭缶野菜豆麺二醍醐果実菓子予備

冑河瀬。
昨日羊と米がだいぶ下げて一見安くなったようにもみえるが
原状に復したというだけのことなのでさしたる変化ではない
もう必要ないと思われる売り刺しは外しておいたが、
それ以外は何もすることがない。退屈といえば退屈…

河瀬さんが暇なのは
経済的に馬蹄等が安定している、
ということを示しているわけですから良いことです

AH1434/09/04(ramadan4日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯鮪刺身黒豆糖蜜菓子醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶豆類南瓜牛蒡麺二菓子二余剰

(550から)

「私の苗字は確かに剛毛ですが、
　私の下野家は剛毛ではありません…これでいいですか？
　第一そんな事を聴いてどうなるというのです、
　捜査と関係ないでしょ」
「剛毛君。私の質問の狙いはそんなところにはない
　捜査と関係あるかどうかということ以前にまず、
　君が私のパートナーとして勤まるかどうか。それを試しているのだよ。
　君に伊角斎の代わりが勤まるかどうか、をね」
「・・・」
「私はコウ見えても精神科医兼犯罪学者兼心理学者だ
　君が嘘を言ってもすぐわかるよ」
本人のその言葉通り、
新羅道行は精神科医であるとともに
犯罪学及び心理学の権威でもあった
「さて改めてもう一度尋ねる。
　剛毛君。君は下野家のほうも剛毛かね？」
「・・・いいえ」
「嘘を言ってもすぐにわかるよ？」
「嘘なんかじゃありません。
　だって私はアソコの毛を剃っているんですから。
　だから剛毛も柔毛も、そもそも毛がないんです!!」

・・・・・
暫しの沈黙の後、新羅道行はニヤリと笑った
「君はなかなか正直な人だな。…よかろう合格だ
　では、婚活婆連続猟奇殺人事件の資料をくれたまえ
　その資料を拝見したのちに、私の見解を述べよう」

近来稀に見る駄作の悪寒。。。

マーそーかな

イエイエそんなことは決して有馬温泉

AH1434/09/05(ramadan5日目)献立
野菜漬物若布飯牛蒡鶏肉揚物醍醐菓子豆類南瓜予定
野菜漬物若布飯鮭缶中華麺豚骨麺麺果実菓子二予備

AH1434/09/05(ramadan5日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯牛蒡鶏肉揚物鯵刺身醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶豆類南瓜山菜麺二菓子二余剰

(561から)

持参した資料を道行に引き渡し待合室に戻った菖蒲は、
そこで馬蹄等の銘茶緒万戸茶を一口啜ってから
深いため息をついた
現在暗礁に乗り上げている『婚活婆連続猟奇殺人事件』。
その行き詰まった捜査の突破口を開くために、
猟奇犯罪のプロとも言うべき新羅道行に面会し、
何らかの捜査の手掛かりになるようなものを入手してきて欲しい…
これが剛毛菖蒲に課せられた任務だったのである

・・・
「モチロン我々としても
　犯罪者で狂人でかつマンコ喰いの新羅道行などを使いたくはない
　しかし猟奇犯罪に関するあの男の嗅覚は、ずば抜けたものがある
　まさに変態の心は変態が知るというべきか
　要するに我々は良識的過ぎるのだよ、剛毛。
　だから変質者の深層心理や行動を完全に把握することができない
　だがあの男、新羅道行はできるのだ。何しろ本人が変態だからな
　精神科医にしてかつ狂人。しかして変態。
　君にあの男の智識を引き出して欲しいのだ
　無論このようなこと、本来ならば私自身がすべきことだろう
　だがあの男は既に私に対しては・・・」
そこで口ごもった伊角斎を見て、菖蒲の心は決まった
「わかりました長官。
　その任務、私にやらせてください」
「そうか。すまんな。
　なお言うまでないことだが、
　新羅道行は腐った羊水を好む婆専マニアの変態といわれており、
　事実そのとおりなのだが、若いからといって油断してはならんぞ
　過去、新羅道行に生きながらマンコを食われた被害者は
　判明しているだけで14人おり、
　そのうちの10名は婆、いわゆるアラフォー世代だが、
　アラサー世代の被害者も三名おり、
　残る一名の被害者はまだ二十歳そこそこだった
　羊水が腐っていないなら安全だとは限らない
　くれぐれも注意してくれたまえ」
・・・

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´・・・・・・・無茶苦茶ですね　笑
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

　　　　(~)
　　γ´⌒｀ヽ
　　 {i:i:i:i:i:i:i:i:}
　　（　´・ω・）　　マーソーダね♪
　　(つ⌒Ｙ^()
　　Ｏ_,(＿)_ﾉ

AH1434/09/05(ramadan5日目)献立 確定
野菜漬物若布飯牛蒡鶏肉揚物鯵刺身珈琲醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶豆類南瓜山菜中華麺二菓子二余剰

作者独白。
もっとシリアスなお話になる予定だったのに、
なんでこうなってしまったのか…
やはりモトネタがモトネタだけに
どうしても茶化したくなってしまった、
ということなのかもしれない
例のあの羊たちの沈黙、アレはどう見ても
私から見れば穴だらけの辻褄の合わない馬鹿話としか思えないのだ
だからアレをモトネタに使うとどうしてもお馬鹿なお話にならざるを得ない
…そういうことなのかもしれない。よくわからんけど。

　　　　　 ,.r''-'''""'''ｰ-､_
　　　　､r゛"　　 "'''' -=､,.　ヾ''､
　 　 ,r'　　　　　　　　　　.:'r　;::::ヽ
　　ri'　　　　 　 　 　 　 :.:::::ﾐ.:::::::::::i
.　　l　　　　　　　　　　　:,:::::ﾐ::::::::::::i
.　　l　　　　　　　　　　　..::::::l::::::::::::l
　　,ljii;;;,,,__ ;　:,__,,.-_=_､ﾐ､::::::i;:::::::;r.、　カタリベ君、そんな堅苦しく考えることはない
.　 r'´(て)ヾ,＿j'　'´`='ヽｰ.'::::::::::.r' i i 　　　　所詮ここは最果ての地、オマンコベッソンだ
　　l、 ￣ ,ﾉ　.:::ヽ ＿,ノ　 ..:::::::::::!　l/ 　　　　 気楽に、君の好きなようにやりたまえ。。。
.　　!　￣ :' 　 ::::::..　　　 .::::::::::::::!　'!
　　 l　 　 ヽ,_;::::::,:',_、　.::'　.:;'::':i_,/
　　　! r';"';';;;;,'':::;'';;::.:ﾐ.､::r ':;:r:::!
　　　Y;;';.r‐'''‐'‐'':;';;:ﾐ ..:ミ:'::::'::::l 、
　　　 'ヾ ",:,:';:: ､ヾ､ ﾐ､ﾐ:;:::::::;r' l:::ヽ
　　　　 ﾐ'; ::';;:;:;:.,､:､;.､ r'- '´　,:'::::::::`
　　　　 ヾ'"!r;,'l;;rヾヾ''" 　 ／::::::::::::::
　　　　 /　ヾ'/ 　 　 _,.-/´::::::::::::::::::::
　　　　'--,-r'l__,r '´ ／;::::::::::::::::::::::::::

・・・つうか、あんたダレ？

なんという失礼なことを…
その方はこのすれの管理人のベッソンさんですよ
>>77を御覧なさい

AH1434/09/06(ramadan6日目)献立
野菜漬物若布飯山菜茄子味噌鶏揚物中華春巻醍醐菓子予定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜野菜豆醤油麺豚骨麺菓子類三予備

AH1434/09/06(ramadan6日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯山菜茄子味噌鶏揚物二中華春巻珈琲醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類中華麺二麺醍醐菓子果実菓子二余剰

このサイトで30人くらい　食ってます。　あと10人くらい食ったら、そろそろ退会。

(567-568から)

新羅道行が資料を解読している間、
手持ち無沙汰の菖蒲は牢獄内を散策することにした

馬蹄等で牢獄と言ったらそれはココ一箇所しかない。
そのため重犯罪だろうが軽犯罪だろうが、
犯罪者は全員ここに収監される
にもかかわらず、牢獄内は閑散としていた
囚人がほとんどいないからだ
このことは馬蹄等の里の治安がきわめて良く、
犯罪がほぼ皆無だということを示していると同時に、
一方で、馬蹄等の持つ荒々しさをも暗に示している。
つまり『検非違使』に代表される馬蹄等の治安関係者等は、
凶悪犯罪者に対しては逮捕捕縛ということはあまり考えず、
犯人を現場で切り殺してしまうことを優先するからである
・・・随分荒っぽいやり方のように思われるかもしれないが、
それは我々移し世のものたちが人権保護とか人類皆平等とか、
どんな下種野郎にも生活保護を受給する権利があるとか、
そういう生温い考えになじみすぎてしまったためであり、
馬蹄等は馬蹄等で、またべつの考え方をもっているのだ
すなわち検非違使の命と犯罪者の命、
どっちの命のほうが大切かと言えば、
それは検非違使の命のほうが大切に決まっている、
と彼等は考えるのである

凶器を持って荒れ狂う凶悪犯罪者を
生きたまま捕まえると言うのは非常な困難を伴うものである
上からの指示命令が
「犯人を生きたまま捕獲せよ」というのと、
「犯人の生死は問わない」というのでは、
任務の難易度がべらぼうに違ってくるのだ
相手が理も非もない凶悪犯罪者だとしたら、
そいつを無理やり生きたまま捕まえるために
なにゆえ検非違使が必要以上に身の危険を晒すことがあろうか？
その場で叩き切ってしまえばいいではないか
…これが馬蹄等の基本的な考え方なのである

・・・
そういう考えを根底に持つ馬蹄等の一人として、
散策の途中で、剛毛菖蒲は改めて思い起こした
緒万戸長官はなぜあのとき、
新羅道行を殺さなかったのだろうか？と。

　　　　(~)
　　γ´⌒｀ヽ
　　 {i:i:i:i:i:i:i:i:}
　　（　´・ω・）　　伏線・・・かな
　　(つ⌒Ｙ^()
　　Ｏ_,(＿)_ﾉ

サードーかな

AH1434/09/07(ramadan7日目)献立
野菜漬物若布飯醍醐菓子中華麺予定
鮭缶南瓜豆類果実菓子二中華麺予備

独り言。

フェラーリ、そんなにいいかなぁ。。。
昨夜も「安ければ拾っとくか」ぐらいの気持ちでウォッチしてたら、
最終的にはスタンダードモデルの倍近くまで値が上がってしまった
この機種、モニターは交換できるとしても
左側ソケットの位置がスタンダードタイプと微妙に違うので、
万が一故障してもマザーの互換性は無いように思われる
以上のことから、
私の判断基準をごく簡単に要約すると
「このモデルは標準モデルよりも安いのが妥当」
ということになるのだが、それが安いどころか、
逆に標準モデルの倍の値段がつくということは
やはり世の中の人はブランド物を欲しがる心がある、
ということなのだろうな

まぁ、私には必要ない物だ

お勤めご苦労様でございますクタロウさん

AH1434/09/07(ramadan7日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯珈琲醍醐菓子第四帝国に至る病
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類麺類二菓子二余剰

AH1434/09/07(ramadan7日目)献立 最終確定
野菜漬物若布飯珈琲醍醐菓子中華春巻第四帝国迄
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類中華麺二菓子二余剰

(579-580から)

・・・
話はいまより数年前に遡る。
婚活系魑魅魍魎魔物妖怪共の猟奇的犯罪の頻発に手を焼いていた
当時の検非違使長官(…本人の名誉のためにあえて名は伏す…)は、
たまたまそのときに馬蹄等の里を訪問滞在中だった新羅道行を
ヘッドハンティングして検非違使の一員に加えた
新羅道行の祖先は元は半島から渡来人であったが
彼自身は精神科医であるとともに犯罪学及び心理学の権威でもあり、
また既に帰化後3代を経過していたため、
支障は無かろうと判断したのである

実際、道行は有能だった
彼はその頃は佐官の地位にあった緒万戸伊角斎とコンビを組んで、
婚活系魑魅魍魎魔物妖怪共の猟奇的犯罪を次々と解決していった
この伊角斎と道行の検非違使コンビは一時期は里の名物ともなり、
彼らの活躍を記した絵巻物が作られたり講談になったりしたほどである

しかしこの二人の活躍も長くは続かなかった
いくら事件を解決しても婚活系魑魅魍魎魔物妖怪共の猟奇的犯罪が
一向に収まらないことに不審を感じた緒万戸伊角斎が、
ついに彼らコンカツ系妖怪の背後で糸を引いている黒幕が
他ならぬ自らの相方新羅道行であることに気づいたのである

　　　　　　　 ./:::::＼　　　　　　　　　　／::::::::::/--{::::::::::Tヽ:::::::ヽ,
　　　　　　　/::::::::::::;ゝ--──-- ､._ /::::::::::/:/　 iiiiiｬ:i:i:i:i:ヾヽ::::::::i
　　　　　　 /,.-‐''"´ 　　　　　　　　/::::/|:::/!!!　　　 ミ;＝､､　}::::::::i
　　　　　／　 　　　　　　　　　　　 {::::r",,ゞｨ　　　　ヨ　●ヾ_,1,.-,l
　　　　/　　　　　　　　　　 　ミ;＝､ヽ::ｲ●ﾉ　/　　、"'ーﾍヽ　 ｒ 　婚活系魑魅魍魎魔物妖怪だ、なんて
　　 　 l　　　　　",,ゞｨ　　　　ヨ　●ヾY""　,.ﾞ･　･'' ヽ､""　""ｒ'::::::ヽ、言わないで．．．
　　　 .|　∪　 　ｲ●ﾉ　/　　、"'ーﾍヽ !"　（ "'-三-''" ）　U ,.!:::::::::::::i
　 　 　l　　, , ,　""　,.ﾞ･　･'' ヽ､""　""lヽ＿_,,　　　,:＿,.　-'":;:;:;:;:;:;ノ
　　　　` ､　　　"　（ "'-三-''" ）　　 　!::::::::::/⌒⌒⌒⌒ヽ／''"""
　　　　　　`ｰ ､__　　　　　　　 　　 　　ヽ:;／／　　　　　　|

・・・・・・・・
　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐'′

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´　冑さん・・・・
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _ 　　　　他のスレで暴れるのは程ほどに、ね
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

AH1434/09/08(ramadan8日目)献立
野菜漬物若布飯二鶏肉揚物茄子味噌豚骨麺醍醐菓子予定
鮭缶南瓜野菜豆醤油麺果実菓子二予備

AH1434/09/08(ramadan8日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯鶏肉揚物茄子味噌豚骨麺醍醐菓子鮪刺身確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類中華麺二菓子類三玉葱練物余剰

(588から)

その後に起きた新羅道行捕縛の際の顛末は、
数年を経た今でも検非違使たちの間で語り草となっているため、
菖蒲も見習いの身ではあるが事件のあらましは聞き知っている。

・・・
伊角斎は道行が一連の猟奇事件の黒幕であると確信した
しかし状況証拠のみで確定的な物証は無い
そのため彼は、
自らの推論と確信の詳細を書き綴った書面を
時の検非違使長官と馬蹄等の当主源死魔に送ったのち、
単身新羅邸に乗り込んだのである

伊角斎から送られた書面に目を通した当主死魔は
ただちに時の長官に「伊角斎の推論妥当」と通知すると共に
自らは指揮下の軍事系馬蹄等を引き連れて新羅邸に急行した
しかしそのときには既に決着は付いていた
当主死魔とその指揮下のものたちは、
新羅邸内の一室で血まみれのまま意識に失っている、
伊角斎と道行の二人を発見したのである

そのとき伊角斎は道行に脾腹を刺され、
さらに片耳も食いちぎられて意識混濁のまま床に倒れていたという
道行のほうも深傷を負い意識不明ではあったが、
猿轡を噛まされ後ろ手に縛られた状態で床に転がっていた
つまり伊角斎は、腹を刺され、耳を噛みちぎられてもなお
道行を生きたままで捕獲しようとしていたのである

その後、馬蹄等たちは新羅邸をしらみつぶしに捜索した結果、
邸内の床下からマンコを食われ絶命している女たちの屍骸を
10数体、発見することとなる

この事件ののち、
時の検非違使長官は新羅道行を採用した責任をとって辞任し、
当主死魔はその後釜として、
傷が癒え現場に復帰した伊角斎を新しい検非違使長官に指名した
新羅道行は鑑定の結果、精神異常と認定され、
死刑は免れたものの懲役三百五十年という判決を受け、
この牢獄に永久に収監されることとなったのである・・・

この話は伊角斎の叡智と勇気を示す英雄譚として語り継がれており、
菖蒲も初めてこの話を聞いたときには
(緒万戸長官ってすごい人なのだなぁ…)と感嘆した
しかしその一方で、
なぜ伊角斎はそこまでして新羅道行を
生きたまま捕縛しようとしたのだろうか?
という一抹の疑問も感じたのだ
時の長官が採用した人物であるし、
状況証拠だけで物証は無かったし、
その時点では自らのパートナーでもあった
だから生きたまま捕獲したかったということはわかる
だが、腹を刺され、耳を食われ、それでもなお…
というのは、どうなのだろうか？
格闘の跡を見れば新羅道行も相当の凄腕の持ち主である、
ということは容易にわかる
それだったらいっそのこと、
その場で殺してしまってもよいのではないだろうか、
いやむしろ積極的に殺すべきだったのではないか？
菖蒲はそう思ったのである

・・・
そんな物思いにふけっていた菖蒲のもとに獄吏がやってきた
彼は「新羅道行が資料を解読し終わったとのことです」と、
菖蒲に告げた

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　カタリべぇ。。。長文乙
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　　
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

気が向いたらそのうち読むわ

AH1434/09/08(ramadan8日目)献立 最終確定
野菜漬物若布飯鶏肉揚物茄子味噌豚骨麺鮪刺身中華春巻珈琲醍醐菓子確定
野菜漬物昆布若布飯鮭缶南瓜豆類玉葱練物茄子味噌中華麺二菓子類三余剰

一寸食べ過ぎカモ・・・・・・・・
　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐'′

イエイエそんなことは決して有馬温泉

AH1434/09/09(ramadan9日目)献立
野菜漬物若布飯筋子飯鶏肉揚物玉葱練物茄子味噌予定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類醤油麺豚骨麺菓子三予備

AH1434/09/09(ramadan9日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯筋子飯鶏肉揚物玉葱練物茄子味噌珈琲真鯛刺身確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜野菜豆玉葱練物醤油麺豚骨麺菓子類三余剰

(594-596から)

・・・
「なかなか面白い資料だったよ。
　面白いという、そのわけは…」

菖蒲が再び自分の前に座りなおすのを見届けてから
新羅道行はおもむろに語りはじめた
もちろん二人の間は先ほどと同様、
厚い防弾ガラスによって遮られている

「ひとつは犯人の嗜好性癖が面白い。
　単なる殺人者と言うだけではなく、
　なかなかユニークな趣味を持っているようだ
　ま、端的に言ってしまえばいわゆる変態だな
　いま一つの面白い点は君たちの間抜けぶりだ
　これ程の資料を揃えながら犯人を特定できないとは、
　伊角斎は相変わらず頭が固い。いや伊角斎に限らず、
　君等は捜査官などには向いてないんじゃないかな？嗤
　思考に柔軟性がないよ。それでは駄目だ」
「何を言いたいのです？
　それに私のことはさておき長官を愚弄するのはいかがなものか
　あなたはその『頭の固い』はずの緒万戸長官に捕縛された結果、
　今こうしてここに収監されているのですから」
「ふん…」

菖蒲の反駁を鼻で嗤った道行は
少しの間だけ、顔をうつむけた
そして再び面を上げたとき、道行の顔は鬼のようになっていた

「図に乗るなよ、小娘。お前はただの使い走りに過ぎん
　お前など、この間を隔てている防弾ガラスがなければ、
　あっという間に叩き殺して、
　そのマンコは生のまま酢橘などを掛けてから美味しくいただき、
　その子宮は中の羊水と共に土鍋に入れて弱火でぐつぐつ煮込み、
　羊水鍋にして熱燗を一杯やりながら、食べてしまうところだ
　お前は私にとっても伊角斎にとっても、手駒の一つに過ぎん
　私の前で偉そうなことを抜かすと、ひねり殺すぞ」
「そういう安っぽい脅し文句は、
　貴方にはふさわしくないです、ドクター新羅。
　貴方は真の変態。知性と教養を兼ね備えた基地害のはず。
　そんな薄っぺらいそこらのチンピラが言いそうな啖呵は、
　うかつに切らないほうがよろしいかと思います」
「・・・」

　　　　(~)
　　γ´⌒｀ヽ
　　 {i:i:i:i:i:i:i:i:}
　　（　´・ω・）　　気の強い女だなぁ…
　　(つ⌒Ｙ^()
　　Ｏ_,(＿)_ﾉ

今日の真鯛の刺身は
天然の塩味が適度に利いていて
なかなか美味だった

それはよろしゅうございましたな

AH1434/09/10(ramadan10日目)献立 (暫定)
野菜漬物若布飯玉葱練物珈琲醍醐菓子果実菓子弐予定
鮭缶南瓜豆類醤油麺豚骨麺予備其他現状至第二帝國迄

AH1434/09/10(ramadan10日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯真鯛刺身玉葱練物中華春巻珈琲弐醍醐菓子果実菓子弐確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類白子干麺類弐菓子弐余剰其他第二帝國迄到達

(604-605から)

この菖蒲の言葉に道行は怒り狂うかと思われたが、
意外なことに彼は穏やかなほど不気味に微笑んだ

「ふふふふ･･･なるほど。
　確かに伊角斎ほどのものがおのれの代理として
　私のところに派遣してくるだけのことはあるな
　君はなかなたいしたおなごだよ、剛毛・・菖蒲君だったか。
　君ならば或いは私の新しい相方が勤まるかも知れん」
「…ドクター新羅。
　元ネタのドクターハンニバルレくターも同様でしたが、
　あなたたち基地害精神科医は、とにかく能書きとか前置きが長すぎます
　こちらとしては速やかにドクターのプロファイリングをお聞きしたい
　私はその分析結果をもって直ちに検非違使庁に帰庁し、
　明日の昼までには報告書を作成して
　提出しなければならないのですから」

「ほぅ、そうか。宮仕えというのは、つらいものだな
　私のように犯罪を犯して懲役囚になれば
　死ぬまで税金でタダメシが食えるというのに、
　何が悲しくてそんなにバタバタと忙しく働かねばならないのかね？」
「・・・(怒)」
「嗚呼すまんすまん。犯人のプロファイリングだったな
　そうさな…まずこの資料を一読してすぐわかることは、
　この犯人は自己顕示欲が非常に強い。しかしシャイでもある
　自己愛性人格障害の傾向があるが、同時に自己嫌悪感も激しい
　享楽的で怠惰な性格を持ちながら、厭世観をも内包させている
　さらには強い劣等感を抱きつつも併せて強烈な選民意識もある、
　と、マァそのような人物であるというがわかる」
「…無茶苦茶ですね。すべて相反する事柄ばかりではないですか
　相矛盾するそれらの性格が総て一個の人格の中に入っていると、
　そう言われるのですか？」
「一個の人格とは言えんな」
「というと？」
「わからんかね？馬蹄等にも似たようなやつがいるだろうに。
　当主の奥方、緒万の方殿の護衛官を勤めている、あいつが」
「…イヴ黒岩様」

この菖蒲のつぶやきに道行はニヤリとうなづいた
「そう。あのタイプ。つまり犯人は多重人格者だ」

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　カタリべぇ。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　　
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

御前の能書きとか前置きも相当なもんだぞ。。。

今日の真鯛の刺身は
〆酢がややきつく肉も少々硬めで
いまいちだった

それは残念でございましたな

AH1434/09/11(ramadan11日目)献立
野菜漬物若布飯茄子味噌鶏肉揚物白子干珈琲醍醐菓子予定
野菜漬物若布飯茄子味噌鮭缶南瓜豆類中華麺二菓子三予備

AH1434/09/11(ramadan11日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯茄子味噌鶏肉揚物白子干〆鯖珈琲二醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯茄子味噌鮭缶南瓜豆類平目煮物麺類二菓子三余剰

(611-612から)

新羅道行によるプロファイリング、
その「多重人格」という言葉から
菖蒲には犯人の目星がすぐについた
・・・
いつの頃からかココ馬蹄等の里にやってきて、
里のハズレにあるあばら家に棲みついている一人のジジイ。
婚活世界からの流れ者らしいと噂されているが、誰もその詳細は知らない
馬蹄等には「来るもの拒まず去るもの追わず」という風習があるので
そのジジイが里から追い払われるということはなかったものの、
かと言ってそのジジイと親しくなるような物好きもいなかったからだ
ただ、時として里にある安酒場にやってきて
安酒を呑みクダを巻いているそのジジイは明らかに多重人格者だった
その安酒場で彼は時として青年実業家であり、
またあるときは千万以上稼ぐビジネスエリートであり、
また別のあるときにはネカマだった
糞ジジイとはいえ一応客なので仕方なくその話の聞き役をしていた安酒場の主人は
当初それを彼の「演技」だと思っていたらしい。それはそうだ、誰だってそう思う
しかしやがてそれがジジイの演技ではなく、
ジジイにとっては「真実」なのだということを知り、
安酒場の主人はゾッとした
だがその爺はとりあえず無銭飲食をするわけでもなく、
支払いをツケにもせず毎回きちんと完済していくので、
あえて出入り禁止にするということもできない
その代わりにというわけではないが、
安酒場の主人はこのことを他に客に喋り捲ったために
あのあばら家に棲む婚活爺は多重人格者ということは
馬蹄等の里に住む者達にあまねく知れ渡るところとなったのである
・・・

馬蹄等の里は大都市でもなんでもないので
多重人格者と言えばあの爺一人しかいない
確かにあの基地害爺なら婚活ババアにも恨みがあるだろうし、
連続猟奇殺人の犯人と考えても至って妥当だ
なぜこんな簡単なことに今まで気づかなかったのだろう…
『君らは頭が固すぎる。捜査官には向かんな』と言った、
新羅道行の嘲笑が聞こえてきそうだ
悔しいが、実際そのとおりかもしれないと、菖蒲は思った
しかしとりあえずその道行のプロファイリングのおかげで、
犯人は特定できた

その日の夕方、
新羅道行との接見を終えて検非違使庁に立ちかえった菖蒲は
徹夜で報告書を書き上げ翌日の昼前に伊角斎の元に提出した

>多重人格者と言えばあの爺一人しかいない

イヴ黒岩がいるじゃん・・・

　　　　(~)
　　γ´⌒｀ヽ
　　 {i:i:i:i:i:i:i:i:}
　　（　´・ω・）　　そりゃマーソーダけどね…
　　(つ⌒Ｙ^()
　　Ｏ_,(＿)_ﾉ

それよりも文章が説明調になりすぎたのが気に食わない

AH1434/09/11(ramadan11日目)献立 最終確定
野菜漬物若布飯茄子味噌鶏肉揚物白子干〆鯖珈琲二醍醐菓子二確定
野菜漬物若布飯茄子味噌鮭缶南瓜豆類平目煮物麺二果実菓子二余剰

　　　　　　　　　　 　 _,,-―-､_ ,,_ 　 ,,
　　　　_,-''^¨⌒((''-く_　　　 　 ＼⌒ )）''-､
　　　 (（　 （(⌒ﾟ｡･：ﾟ）)＿＿＿_,,,,,'ｉ(ﾟ∵｡⌒）)
　　__,,,≫ゝ__`ー-一'ノ-------―''_`''''ー≪,,,__
　　ｆ!!!!!!!!!ｉｉｉｉｉｉｉｒｒｒｒｒー==-----ｒｒｒｒｒｒｒｒｉｉｉｉｉｉ!!!!!く
　　`!、'' '''''!!ｉｉ（（((ﾘ　ｬｰ'　〈ｬｰ'|!!!ｉｉｉ''''' '' ' 　　ノ
　　　 `-､　 　''（(〔9! 　　　_　　ﾄ､　　　　 _,-'¨
　　　　　 `'‐､_ 　 _ﾟ入　　-‐　,jｉ.|__,,-‐'¨´　平目を煮物にしたのですか・・・・
.　　　　　　　__,¨イ 　　`　,-‐ ' _,,!､, _ 　　　　
.　　　　　　ｆ 　　　!　　　 ｉ　ｆ^¨　! 　 ヽ,
　　　　 　 i 　 　 　!　　　|　.!　　!　　　/

献立さんにしては珍しいですね
いつも刺身なのに

AH1434/09/12(ramadan12日目)献立
野菜漬物若布飯茄子味噌南瓜平目煮物醤油麺予定
野菜漬物若布飯鮭缶野菜豆類豚骨麺菓子類四予備

>>625-626
ひらめと言っても卵巣の方です
この時期のひらめは産卵前なので卵巣に栄養が集中しており、
肉よりも卵巣部分の方がおいしいのです



・・・と、
魚屋は言ってましたが、私は定かには存じません

　　　　　　　 ./:::::＼　　　　　　　　　　／::::::::::/--{::::::::::Tヽ:::::::ヽ,
　　　　　　　/::::::::::::;ゝ--──-- ､._ /::::::::::/:/　 iiiiiｬ:i:i:i:i:ヾヽ::::::::i
　　　　　　 /,.-‐''"´ 　　　　　　　　/::::/|:::/!!!　　　 ミ;＝､､　}::::::::i
　　　　　／　 　　　　　　　　　　　 {::::r",,ゞｨ　　　　ヨ　●ヾ_,1,.-,l
　　　　/　　　　　　　　　　 　ミ;＝､ヽ::ｲ●ﾉ　/　　、"'ーﾍヽ　 ｒ 　
　　 　 l　　　　　",,ゞｨ　　　　ヨ　●ヾY""　,.ﾞ･　･'' ヽ､""　""ｒ'::::::ヽ、　卵巣喰い．．．
　　　 .|　∪　 　ｲ●ﾉ　/　　、"'ーﾍヽ !"　（ "'-三-''" ）　U ,.!:::::::::::::i
　 　 　l　　, , ,　""　,.ﾞ･　･'' ヽ､""　""lヽ＿_,,　　　,:＿,.　-'":;:;:;:;:;:;ノ
　　　　` ､　　　"　（ "'-三-''" ）　　 　!::::::::::/⌒⌒⌒⌒ヽ／''"""
　　　　　　`ｰ ､__　　　　　　　 　　 　　ヽ:;／／　　　　　　|

それではハンニバルマンコレクターと大差ないではありませんか。。。

AH1434/09/12(ramadan12日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯茄子味噌南瓜平目煮物平目刺身醤油麺予定
野菜漬物若布飯鮭缶豆類南瓜中華麺二醍醐果実菓子四予備

AH1434/09/12(ramadan12日目)献立 最終確定
野菜漬物若布飯南瓜茄子味噌平目煮物平目刺身醤油麺珈琲春巻確定
野菜漬物若布飯南瓜鮭缶豆類豚骨麺坦々麺醍醐菓子二果実菓二余剰

(619-620から)

報告書を受け取った伊角斎は、
まず菖蒲に対して仮眠をとるように指示した

「私なら大丈夫です。その報告書にも記載しましたが、
　犯人は里の外れのあばら家に棲んでいる婚活ジジイと判明しました
　逮捕に出向くようであれば、私も同行させてください」
「そんなにすぐには動かんよ
　私はまずは君が作成してくれたこの報告書を
　コッテリたっぷりと時間を掛けてねちねちと読み、
　しかる後に君にいくつかの確認または質問をする
　動くとしてもその後のことだ
　剛毛。君はまず少し寝なさい
　徹夜したのだろ？目が腫れている。
　睡眠不足はすべすべお肌の大敵だ。
　若いからといって油断してはいかんよ」

コドモ扱いされたような気がして、菖蒲は不満だった
しかし確かに眠いといえば眠いし、
顔が浮腫んでいるなということもわかる
伊角斎の指示に従い仮眠をとることにした菖蒲は、
庁内にある仮眠室に向かった
そしてそこにある布団の中に潜り込むや、
あっという間に深い眠りに落ちていった
…
菖蒲が再び目を覚ましたときには既に日が暮れており、
枕元には『目が覚めたら私の執務室に来てくれたまえ』という、
伊角斎のメモがおいてあった

..................
　　　　　　　 ζ
　　　　　　_,,.旦_　　　　　　　∧,,.∧
　　　　　/　・ω・ヽ 　 　 　 /・ω・ ヽ
　　　 　 l　　　　　l　　　 ζl　　 　　 l
　　　　　`'ｰ---‐´ 　　　旦`'ｰ---‐'′

AH1434/09/13(ramadan13日目)献立
野菜漬物若布飯中華春巻珈琲醍醐菓子二予定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類麺二菓子四予備

memo:
蘇る金毛。白い許婚。白髪のお爺様。など

AH1434/09/13(ramadan13日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯鶏肉揚物春巻中華麺珈琲二醍醐菓子二確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類中華麺二醍醐果実菓子四余剰

(633から)

・・・
「報告書の内容は…まぁ、初めて作成したにしてはよくできている
　必要なことは総て網羅されており確認を要する事もほとんど無い
　さすがは検非違使養成学校主席卒業者だけのことはある。見事だ
　・・・だがしかし、君は肝心なことを失念している
　そのためにすべての努力が無に帰してしまうことになりかねない
　今後のこともあるし、気をつけるように」
「失念とは…いったいどういう点ですか？」
「私は確かに君に行き詰まった現在の捜査を打開するため、
　新羅道行から手がかりを探ってきてほしい、とは言った
　しかし新羅が我々に『正解』を言うとは限らないのだよ
　いやむしろ彼は、我々を誤った方向に誘導しようとするはずだ
　新羅にとっては我々が誤認逮捕などをして失態をさらすことを
　むしろ望んでいるはずだからね」
「しかし…それならばなぜ長官は、
　私を新羅道行の元に派遣したのですか？」
「新羅道行は我々に『正解』を言わないとしても、
　資料を熟読しその鋭い嗅覚から彼自身は正解を知った。そこがポイントだ
　恐らく君との会話の中で彼は『答え』を言っている
　それを読み取るのが我々の仕事であり、
　そのための手掛かりが君が作成してくれたこの報告書だ
　新羅が『犯人は多重人格者だ』と言ったからといって、
　あのあばら家に住む基地害コンカツ爺を犯人だと決め付けてはいかん
　それはむしろ新羅の思う壺、彼一流の心理操作、誤誘導というものだ
　そんなものに引っ掛かるようでは立派な検非違使にはなれんよ」
「・・・」

その厳しい言葉に
思わず唇を噛み締めた菖蒲を見て、
伊角斎はやや口調を緩めた

「…剛毛。君は間違いなく優れた検非違使になる資質を持っている
　だからこそ厳しく言うのだ。そのことはわかるな？
　才能が無いものを厳しく躾けても仕方ないからな
　将来において馬蹄等の里の治安を担っていくのは私ではなく、君なのだ。
　だからこそうかつに新羅の誤誘導などには引っかからないようにと
　少しきつい言い方をしてしまった。了解してくれたまえ」
「いえ長官。 私のほうこそ
　初歩的なミスをしてしまい、申し訳ありませんでした」
「わかってくれたか。 ではこれから
　君のこの報告書をもとに犯人を割り出すとしよう
　新羅道行は自己顕示欲の強い男だ
　君との遣り取りの中の何処かに必ずや真の犯人の手掛かりを
　示しているはずだからな」
「はい」

なんかいまいち気に入らない。。。

相変わらず語り部さんは己に厳しいですね…笑
しょせん電脳便所の壁に過ぎないんだから
もっとお気楽に落書きすればいいんですよ

仰せの通り魔でござる

AH1434/09/14(ramadan14日目)献立
野菜漬物若布飯茄子味噌鶏肉揚物醍醐菓子予定
鮭缶南瓜豆類中華麺二醍醐菓子果実菓子二予備

うんこしたいのにうんこでない

それは悩ましいことでございますな

AH1434/09/14(ramadan14日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯茄子味噌鶏肉揚物鮪刺身蒲焼珈琲醍醐菓子確定
野菜漬物昆布飯鮭缶南瓜豆類中華麺二醍醐菓子果実菓子二余剰

(638-639から)

・・・
数日後。
剛毛菖蒲は再び馬蹄等牢獄内の地下室で
基地害精神科医の新羅道行と向かい合っていた

「ドクター新羅。
　あなたの協力のおかげで、
　こんかつ婆連続猟奇殺人事件の犯人は逮捕されました
　その捜査協力に対する褒賞としてあなたの懲役期間の短縮措置を行う旨、
　御当主より認可が下りましたので、本日はその通知のために参りました。
　特別の恩赦により新羅道行の懲役期間を
　三百五十年から三百四十五年に短縮する。
　以上です」
「・・・」
「捜査へのご協力に感謝いたします」
「まあいい。ところで逮捕した基地害こんかつ爺は…」
「いえ。我々が逮捕したのは爺ではなくババアです
　今回のこんかつババア連続猟奇殺人事件の犯人は、
　爺ではなく婆、つまり同性による犯行だったのです
　…あなたもそのことはご存知だったのでしょう？
　ドクター新羅」

　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　o　ﾟ．
.　　　　　〉''::,､;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ}　｡ ：∴
　　　　　i　ﾑﾂｯ=,ﾆ_ﾞﾞ"''‐-::､､;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/　｡　X,,
　　　　　l　{{ ﾊ` `ﾟ'~`　　,‐-,ﾆ二ヾ,,_ヽ　　 /　　 i'(_,.l＼
　　　　　 〉､`ハ　 　 }　　｀　`ﾟ'ﾞﾞ” }}'ﾞ　　　,'　　　 ti=ti､iiヽ
.　 　 　 /　.ﾊヽﾊ　 ノ　　　　　　 //　　 　{　　　　　 ﾞヾヽ}
　　　　/　/ハヽﾍ　 `､_　　　(Ｃノ/　 /　 ハ　　　　　　ﾉﾗ
　　 ／ ／/　}　Ｙﾞ＼ ｀　　 Cノイ　 /　　　　＼ 　　 〆'　　　　カタリべぇ。。。
. ／ ／　/　/　 ,ゞ,,　`-‐ ''´〆⌒ヽ{　 ,' ﾊ　　　＼ 　　　　　　
　;''"''ヾノ　/_,／　　｀'' ｧ''7/　　　　 ＼l l　ヽヾ　　 ＼ 　　
　ゞ..,,.''￣/／　　　 ''´　//　　　　　　　＼　 ＼ヾ　　 ＼

一気に話を端折ったな。。。

　　　　(~)
　　γ´⌒｀ヽ
　　 {i:i:i:i:i:i:i:i:}
　　（　´・ω・）　　マー端折ったね…
　　(つ⌒Ｙ^()
　　Ｏ_,(＿)_ﾉ

というか
そもそもこの検非違使剛毛菖蒲の物語は
『歳の左近妖怪退治秘話』や『緒万の方様欧州怪異談』のように
できればシリーズ化して三部作にしたいという構想があるうえに
これ以外にも剛毛菖蒲の始祖に当たる下野家姫を主役にした時代物や
馬蹄等の金庫番こと冑為替の娘である天才少女カワセミ、
彼女を主役にした経済物なども騙りたいので
そういったことをあれこれ考えているうちに
今のこの第一話をゆったりと騙り続けるのが
次第に面倒になってきたので


端折りました

　　　　(~)
　　γ´⌒｀ヽ
　　 {i:i:i:i:i:i:i:i:}
　　（　´・ω・）　　…なるほど
　　(つ⌒Ｙ^()
　　Ｏ_,(＿)_ﾉ

　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　 　　,＿＿　　　　　|　 緒マンコさん緒マンコさん、こんな深夜に私は揚物を食べてしまいました
　 　 ／　　.／＼ 　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿どうかお許しくださいませ……ﾅﾑﾅﾑ
　 ／　　.／( ・ ).＼ 　　　　　　o〇　　　　　 ヾ!;;l;::lilii|//"
／_____／ .（´ｰ｀）　,＼　　 ∧∧　　　　　　 　 |;;l;;::|liii|/ﾞ
￣|| || || ||. |っ¢..||￣　　（,,　　）　ﾅﾓﾅﾓ 　　 |;;l;;::||iii|
　 || || || ||./,,,　|ゝ iii~ 　　⊂　 ヾ..　 　　　　　 |;;|;l;::i|ii|
　 |￣￣￣|~~凸（￣）凸　.（ﾞ　 ,,,）〜　ｗｊｗｊｊｒｊ从ｊｗｗｊｗｊｊｒｊ从ｊｒ
ﾞﾞ""""ﾞﾞ"""""""""""""""""""""""""ﾞﾞ　　　ﾞﾞﾞ　　　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　　　ﾞﾞﾞ

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::⌒`ヽ、::::`ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒ヾ'"￣::`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /::::::::::::::::/::::::::／:::::::::::::::::::}::::::::::ﾄ::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::/:::::::/::::::／:::::::::::/!::::::::::ﾄ::::::::::::ヽ:::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i::::::::::::::::;':::::::/:::::/:::::::::::::// }:::::::::j　i:::::::::::::ﾞ;::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i:::::::::/::::i::::::::i:::::/::::::::::／/　j::::::::/　 }i::::::::}:::}:::::}}
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l::::::::;'::::::i::::::::i:::/::::::／`メ、/::::／_,,..斗::::::j:::j!:::::ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i::l:::::i:::/ﾞl:::::::::itf'芹��ﾐヾ／／　" 　 ﾉﾉ:::ﾉ::/}:::/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j::i:::::l:::{　l:::::::::i 弋;沙　`　　 　 ｨ巧ｿ)ｼ::/:/ /j/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::j:::::i::::ゝ代::::::ﾄ、｀ﾞ"　　 　 ,　 ゞシ ,ｲ::::ヽ　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/j::j::::::i::::::::l::::ゝ:::ゝ　　　　　　　　　　/i:::::::::｝　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / i::i:::::::i::::::::l::::::::ﾄﾐx､ 　 `::.._..，　　_.ノ!ﾉ}::::::ﾉ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / /::j::::::::i::::::::l:::::::j 　 　 ＼_ .......:::''":::::::l ﾉ:／
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　/::j!:::::::::i:::::l::lr‐ﾉ　　　　 ｛-､_;;;;;_{::::::::::i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　 //j::::::::::::i::::l"l、 `ヽ､　　　＼ ＼　ﾞ､::::::ﾞ、
　　　　　　　　　　　　　　　/　 〃 /:::::;;ィ"i::::! l ＼　　`ヽ､__　ヽ　＼ ＼:::ﾞ､

　　　　　　　　　　　　　　　　見辛いので挙げる。

AH1434/09/15(ramadan15日目)献立
野菜漬物昆布飯鶏肉揚物醍醐菓子茄子味噌予定
鮭缶南瓜豆類中華麺似醍醐菓子果実菓子弐予備

>>654 恐縮です

ここって出会えるの？

出会いは何処にでもある。。。
問題はそれを貴方が自覚できるかどうか、それだけです

AH1434/09/15(ramadan15日目)献立 概ね確定
野菜漬物昆布飯鶏肉揚物醍醐菓子茄子味噌生帆立確定
野菜系二若布飯鮭缶南瓜豆類醤油豚骨麺菓子系三余剰

現在東京地方、凄まじい雷雨。。。

【剛毛菖蒲の能書き】(647から)

「ドクター新羅。
　貴方の犯人に関するプロファイリングは大変参考になりました
　しかし貴方の最後の結論は我々検非違使を誤った方向に誘導し、
　誤認逮捕をさせるためのトラップです」
「ふん…なぜそう思うのかね？剛毛君」
「貴方は犯人のプロファイリングをしてみせる前、私に対してこう言った
『この犯人には面白い嗜好性癖がある
　単なる殺人者と言うだけではなくて
　ユニークな趣味を持っているようだ
　端的に言ってしまえばいわゆる変態だな』と。
　あのあばら家に住むコンカツジジイは多重人格者ではありますが、
　時折里にある安酒場に来て酒を呑み管を巻いているだけのことで、
　あなたが言われる『ユニークな趣味』などは何も持っていない
　このことは彼の身辺をいくら洗っても同様。何も出てきませんでした
　彼は単なる飲兵衛の多重人格者でしかなく、
　それだけのことで彼を変態呼ばわりすることはできません」
「・・・」

この菖蒲の指摘を受け、
新羅が沈黙するのを見届けてから、
菖蒲は再び語り継ぎ始めた

「もうひとつ、貴方が私に言った言葉がある。それは
『これ程の資料を揃えながら犯人を特定できないとは、
　君等は頭が固い。捜査官などには向いてないんじゃないか
　思考に柔軟性がないよ。それでは駄目だ』…この言葉です」
「それは単に皮肉で言っただけの言葉だが。
　私のその言葉が何かお役に立ったのかね？」
「ええ、とても。私たちは、
　コンカツ婆を殺すものがいるとすれば
　そいつはコンカツ婆を憎むものであり、
　それは恐らくコンカツ爺に違いない…
　そう思い込んでいたのですが、
　それは単なる決め付け、先入観に過ぎなかったということです
　貴方の言葉を得て私はそういった先入観をすべて捨て去り、
　捜査範囲を思い切って拡大するよう、長官に進言しました
　すなわちインターネットの活用です」
「・・・」
「貴方もご存知のとおり、
　インターネットはココハザマの世と、
　もう一つの世界である鬱し世をつなぐ回廊でもある
　我々はこの回廊にアクセスし、
　『婚活』『趣味』『性癖』『猟奇』『殺人』といった言葉を
　検索キーワードとし、ハザマ世たると鬱し世たるとを問わず、
　ココ馬蹄等の里に関りを持つものたちのネット上での売買履歴を
　すべてチェックしていった…
　そしてついに犯人を特定できたのです」

AH1434/09/15(ramadan15日目)献立 最終確定
野菜漬物昆布飯鶏肉揚物醍醐菓子二茄子味噌生帆立確定
野菜系二若布飯鮭缶南瓜豆類醤油麺豚骨麺菓子系三余剰

他のスレの話になるけど。。。ペニス君って真面目だよね

AH1434/09/15(ramadan15日目)献立 最終確定(補正)
野菜漬物昆布飯鶏肉揚物醍醐菓子二茄子味噌生帆立豚骨麺確定
野菜系二若布飯鮭缶南瓜豆類醤油豚骨麺菓子系三中華春巻余剰
p.s.ペニス君は律儀な御仁です

AH1434/09/16(ramadan16日目)献立
野菜系若布飯中華春巻珈琲醍醐菓子予定
野菜系飯鮭缶南瓜豆類麺類二菓子二予備

(661-662から)

新羅道行はもう何も言わなかった
しかし彼のその沈黙こそがまさに
菖蒲の話が本件の核心に迫っていることを端的に語っていた

「そのものは『婚活』をしており、
　シモネタの話が『趣味』があり、
　男装の『性癖』のある性的倒錯者の婆でした
　また『猟奇』や『殺人』といった話も大好物で
　牛刀でおまえの首を掻ききったあと南港に沈めたろかワレ、
　みたいな安っぽい脅し文句もネットで吐き散らかしていました
　無論それだけのことなら、
　その婆は単なるホラ吹きのホラーマニアの変態のネット弁慶に過ぎない、
　とも考えられます
　しかし彼女はそれだけにとどまらず、
　ネット通販で実際に牛刀と練炭と青酸カリを購入しており、
　また今回の婚活婆連続猟奇殺人事件の被害者全員と接触を持っていました
　彼女は自らを男性と偽ってコンカツサイトに登録していたのです
　このことは彼女が所持しているpcの通信履歴、
　および売買履歴からもすべて裏づけが取れています
　以上のことから推して我々検非違使は、
　この婆…木嶋魔鬼子という名のババアですが、
　彼女を今回の婚活婆連続猟奇殺人事件の犯人と判断し、
　その身柄を昨日拘束いたしました」
「・・・」
「ところでひとつお聞きしたいのですがね、ドクター新羅。
　あなたはこの木嶋魔鬼子という名の婆に
　心当たりはありませんか？」

ありま寸。。。

AH1434/09/16(ramadan16日目)献立 概ね確定
野菜系二若布飯鯵刺身生帆立珈琲春巻醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類中華麺参菓子類参余剰

(667から)

「ふん…なぜそんなことを私に訊くのかね？剛毛君」
「この木嶋魔鬼子という婆は移し世の者だったからです
　あなたもご承知のとおり、
　ネットの内においては移し世のものもハザマ世のものも、
　或いは婚活世のものさえも、総て区別なく混在している
　だから木嶋のような移し世の者が我々ハザマ世のものと
　接触交信をもつことも可能です
　しかしそれはあくまでネットという仮想時空間内でのこと。
　物理的に自らの心身を異なる世界に移動させて、
　その異世界のものと直接会うなどということは
　呪術呪力の領域の問題であり、通常の人間には出来ないことです
　しかるにこの木嶋魔鬼子なる婆は
　いとも造作もなくアソコ移し世からココハザマ世に移動してきて
　ネットで知り合ったココハザマの世のコンカツ婆をぬっ殺した後
　素知らぬふりで再び移し世に戻る、という離れ業を繰り返していたのです
　…我々がいままで婚活婆連続猟奇殺人事件の犯人を特定できなかったのは
　犯人が異なる世界の住人だったからです」
・・・
暫しの沈黙の後、
新羅道行はおもむろに口を開いた

「剛毛君。君は話が長いな。
　出来れば３行以内にまとめてくれ」
「・・・」

p.s.
少し考慮したが、犯人の名を
木嶋魔鬼子から田亀魔鬼子に変更する
ま、端役なのでどうでもいいんだけど、
木嶋という名は主伝の第二話で既に使っているので
今回は別の苗字にしたい

（´・_・｀）・・・・・

ネーミングのことはさておくとして
今回のお話は派手なアクション描写とか、
そういうのは無いのでしょうか？

ありま寸。。。

AH1434/09/16(ramadan16日目)献立 最終確定
野菜系二若布飯鯵刺身生帆立珈琲春巻醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜豆類中華麺参菓子類参
蛸とポテトとブロッコリーのバジルソース添え。余剰

AH1434/09/17(ramadan17日目)献立
野菜漬物若布飯珈琲醍醐菓子現状至第二帝國迄
蛸とポテトとブロッコリーのバジルソース添え。予定
鮭缶詰南瓜野菜豆醤油麺豚骨麺果実菓子二予備

(670から)

「では３行で。
　魔鬼子は確かに性的倒錯者の、同属嫌悪感が強い、猟奇的殺人が趣味の、変態である
　しかし単なる基地害婆に過ぎない彼女が単独で異世界を往還するのはきわめて困難だ
　だからドクター新羅、実はあなたが魔鬼子を手引きしていたのではないのですか？
　以上です」
「・・・うむ。見事な要約だ。だが剛毛君。
　私がどうやってその基地害婆の手引きしたというのかね？
　私は懲役三百五十年という刑を喰らってココ馬蹄等牢獄に収監されている
　生きてこの牢獄を出ることはもはやできまい・・・
　そんな私がどうやったら移し世の住人であるその基地害婆を
　ココハザマ世にまでやってこれるように
　手引きできるというのかね？」
「逮捕した魔鬼子がゲロッたのですよ
　ある時から自分の夢の中に、ある人物が定期に現れるようになった
　その人物が異なる世界へ侵入するための呪文と手順を教えてくれた
　それに従うことで自分は異世に侵入することができるようになった
　またその人物は、
　異なる世界での殺人は罪にはならないから
　ココハザマ世で殺人を実践してみてはどうか、
　と自分を唆した…魔鬼子はそう自白しました
　我々はその真紀子の自白に基づき、　
　彼女の夢の中に現れ、彼女にハザマ世への侵入呪文を教え、
　かつ猟奇殺人を唆した人物の似顔絵を作成しました
　それが、これです」

そう言うと菖蒲は
一枚の似顔絵を懐から取り出して広げてみせた
そこには新羅道行の顔そのものが描かれていた

　　　　(~)
　　γ´⌒｀ヽ
　　 {i:i:i:i:i:i:i:i:}
　　（　´・ω・）　　…ふむ
　　(つ⌒Ｙ^()
　　Ｏ_,(＿)_ﾉ

マトリックスっぽい感じ？

ちょっと違う

馬蹄等の物語では
こっちの世が現実ならあっちの世は虚構だ、
みたいなデジタル的区別はしていないので
そういう意味でマトリックスとは違う

AH1434/09/17(ramadan17日目)献立 概ね確定
野菜漬物若布飯鶏肉揚物珈琲二醍醐菓子蛸芋野菜第二帝國迄
野菜漬物鶏梅飯鮭缶詰南瓜野菜豆豚骨麺醤油麺二菓子三予備

memo:
おとといは三千円でも買い手が付かなかったのに、
なぜ今夜になって六千円まで買値が上がるのか？訳わからん
まあ他人が指したのを見ると奪いたくなる自分が欲しくなる、
そういうのが大衆心理なのだと言ってしまえばそれまでだが、
しかし倍の六千円て・・・・
あまりに高すぎると思うのだが。

おとといは私自身、指すのを忘れた
売り手が外人で入金してもすぐに送ってくるかどうか、
わからないような相手だし、
既に同機種を六台保有しているから
仮に当該商品を入手しても私にとっては予備にしかならない。
そういうことを考えてあまり食指が動かなかったのも事実だ。
では、おととい私が指し忘れなければ、
私はこの商品を無競争で入手できたのだろうか？
ということなのだが、
おそらくそういうことにはなるまい
誰かが指すことによって、
それまで静観していた他の連中が動き出す
この商品はそういう性格のものなのだろう

いずれにせよ六千では高すぎる
私は要らない

お勤めご苦労様でございますクタロウさん

AH1434/09/18(ramadan18日目)献立
野菜漬物鶏梅飯鶏肉揚物鯵刺身豆類醤油麺醍醐菓子予定
野菜漬物若布飯鮭缶南瓜麺類二醍醐菓子果実菓子二予備

AH1434/09/18(ramadan18日目)献立 概ね確定
野菜漬物鶏梅飯鶏肉揚物鯵刺身春雨豆類醤油麺醍醐菓子確定
野菜漬物若布飯鮭缶詰南瓜中華麺弐果実菓子弐醍醐菓子余剰

(677から)

「夢を媒介として人の心に侵入するものたちは、
　なにも古からの魑魅魍魎魔物妖怪のみとは限らない
　たとえば物語主伝第二話に出てきた電波系生命体も、
　人の夢に侵入することで人間の魂を食らってきたし、
　つい先日近衛武官梶木中瀞様の奥様になられた早乙女緒刈さまの夢の中にも
　コンカツという名の魔女が侵入してきた由、伺っています
　ドクター新羅。あなたもそうした侵入技法、
　或いはその技法を呪術と言ってもいいですが、
　そうした術を心得ていらっしゃるのでしょう？
　そうでなければ貴方のことを何も知らないはずの真紀子の夢の中に、
　あなたが出現するはずは無い」
「・・・」
「と、いうことなのでドクター新羅。
　先程は捜査の協力に対して懲役期間を五年短縮する旨お伝えしましたが、
　いま新たにあなたが殺人教唆の罪を犯していたことが発覚しましたので、
　この罪に対しては懲役10年が課されることになりました
　よって軽減措置五年と加算措置十年で、差し引き＋五年、
　あなたの懲役期間は伸びることになりました
　これによりあなたの懲役期間は、
　三百五十五年となりましたことをここに通知いたします」

この言葉を受けた新羅道行は怒り狂うかと思われたが、
彼はうっすらと笑いを浮かべただけだった

「…まあ、いい。懲役三百五十年が
　300年に縮まろうが400年に延びようが大差はない
　それよりも剛毛君。私には楽しみが一つ増えたよ」
「それはなんです？」
「今まではここを脱獄したら伊角斎をどうやって殺すか、
　そのことばかりを考えていたが、
　これからは伊角斎だけでなく剛毛君。
　君もぬっ殺して差し上げなくてはね」
「要塞並みの監視体制を持つココ馬蹄等牢獄から、
　脱獄できると思っているのですか？ドクター新羅」
「それは君ではなく私が考えることだよ
　…ま、楽しみに待っていてくれたまえ」
「・・・」