988 :
愛と死の名無しさん:
ある既婚者のひとりごと
結婚して早1年がすぎた。
確かに自動的に飯が出てきたり、着た服が洗濯されたりはするが、
私自身が自由に使える金は稼いできた額の1割以下。
独身のころと比べると、明らかに好きな雑誌を買ったり興味本位で
新しいものに手を出す機会が激減した。
居を構え一家の主として家族をささえていくのだから
俺には大人としてその責任をまっとうし妻や子どもを幸せにする義務があるのだろう。
女として枯れかけている女房の機嫌をとりながら、自我を抑え、
ただひたすら毎日労働しなくてはならない。その苦渋はあと30年以上続く。