527 :
愛と死の名無しさん:
先日参加した支社主催のアウトドア・パーティーについて、体験談をうPしてみます。
長文の上に激しくつまんないので、興味のない方はさっさと読み飛ばして下さいね。
<前日まで>
ふつうのパーティーでなく、アウトドア風味、というところがけっこう引きが強くて
ふらりと申し込んでしまった。
男女とも15名までの制限があったが、申し込みの時点では参加できるのかどうか、
なにも連絡がない。申し込み締切日の翌日になって、いつもの封筒で参加証と案内が
郵送されてきてはじめて、そういえば申し込んでいたっけなあと思い出す始末。男性の
参加者のほうがかなり多いため、パーティー担当者が個別に女性を勧誘している最中
らしい。参加費は当日でもかまわないようだが、あらかじめ銀行振込にしておいた。
さらに翌日、集合時刻が早くなったという変更と共に、現在までの申し込み数の
男女比が郵送のお知らせで届けられてきた。
タイミングの悪いことに直前になって急に仕事が忙しくなり、前日夜までかなり迷ったが、
突然のキャンセルも迷惑なので徹夜でなんとかしのいでおくことにする。眠い〜。
528 :
愛と死の名無しさん:02/07/22 22:22
<当日の朝>
人もまばらな朝の繁華街を抜け、赤い目をこすりながら支社前の集合場所に着くと、
貸し切りバスがぽつねんと停まっているだけで、あらたまった受付らしきものは別に
見当たらない。バスに乗りこむと担当の二人の女性スタッフに迎えられ、お茶の
ボトルと、参加者の氏名だけが記された簡単な予定表を受け取った。
座席は自由だが、バスの左半分が女性、右半分が男性の席になっている様子。
最初から強制的にペアにされてテンションの上がらない朝からお見合いトークを
しなければならないとしたらちょっとしんどいなあ、と思っていたところだったため、
正直ちょっと助かった。
ついでに、運動会で配られていそうな一抱えほどもある透明袋入りのおやつの
つめ合せをいただいたが、これはいったい……。
座席はもうかなり埋まっていた。空いている所に座り、なんとなくまわりを見渡してみる。
男性も女性も、おっとりとしたごく普通の社会人で、生まれや育ちの良さがなんとなく
顔や雰囲気にあらわれた、感じの良い人たちだったのでほっとした。スニーカーや
サンダル、チノパンに綿シャツといったカジュアルな格好の人が多く、無理やり
たとえれば新入院生のゼミ旅行(ただし助手とOBつき)といったところ? ただ、
みんなが押し黙っており、ときおりひそひそ声が聞こえるのみ、というあたりが
歯医者の待合室に似ていなくもない。
予定表の参加者名簿によれば、今回は男女とも16人の計32名とのことで、
女性枠も結局ちゃんと埋まっており、(たぶん)申し込みの順番で、4+4=8人
ずつの4班に班分けされている。“班長”なるものまである。ますますそれっぽい。
529 :
愛と死の名無しさん:02/07/22 22:24
<往路の車中で>
今回の目的は鱒釣り・バーベキューなので、バスはこのあたりでは知られた郊外の
渓谷地帯へ向かっている様子。さいわい空は高く晴れあがり、今日は暑くなりそう。
街中を抜けて郊外の有料道路にさしかかったところで、スタッフからあらためて参加
者の名簿が配られる。フルネーム、昭和ベースの生年と卒業校、大まかな職業(例えば
「会社員」「自営」)が薄い色の紙に印刷されたもので、バス外には持ち出さないでねとの
ことであった。
男性は概ね30代、女性は30代と20代とがちょうど半々だけれど、パッと見では
年齢って分からないものだ。職業は男女とも7割lくらいが会社員で、自営や公務員も
ちらほら、卒業校は男性は千差万別なのに、女性は特定の系列校がなぜか多かった。
名簿順にマイクをまわし、自己紹介をしていくが、名字を名乗るだけの簡単なもの
なので、15分ほどで終わってしまう。名札がないので、顔と名前がなかなか一致
しないのも残念だった。とはいえ少し気がほぐれたのか、そこここで世間話が始まり、
自分も隣席の人ととりとめもない話をしているうち、バスは11時ごろにようやく
目的地に到着した。
日差しは強いが、さすがに街中よりは風が涼しい。
530 :
愛と死の名無しさん:02/07/22 22:29
<釣り・前編>
あたりには養魚池がならんでいるが、予想とは違って釣りは釣り堀ではなく自然の川の
流れを使い、また用具は既に現地に用意してあるらしい。班ごとに三々五々と目的の
場所へ向かう。(各班とも向かう場所はまったく同じ)
指定された場所は、道を上流側へ遡るとすぐみつかった。川は適度な水量と浅瀬があり、
川岸の林が水面に日陰を落としてなかなか雰囲気良さそうではあるのだが……降りて
みるとベンチやあずまやといった軟弱なものは洗ったように何もなく、まさにごろた石しか
転がっていないフルブラッドの川原である。足もとの不安な人達は車道から不安げに
見下ろしたまま、なかなか降りてこようとしない。
ロッドは、ラインは……と探すが、それらしき文明の利器はどこにもみあたらないけど?
しかしふと傍らを眺めると、篠竹を適当に切ったものが数十本、樹に立てかけてある。
Σ(゚Д゚,,)ハッ もしかしてこれのこと!? よくみると餌らしきものも置いてあるし。
さらに探すと、針と糸も置いてあるのが見つかった。山幸彦すら敬遠しそうな代物では
あったが、どうやらこれを結び合わせ、釣りざおキットを組み立てるところから始めなければ
ならないらしい。
しばらく茫然としていたが気を取り直して、篠竹その他のグッズがひととおり行き渡ると、
男性が率先してかいがいしく班の女性のために竿に糸を結びつけたり針に餌をつけたり
しはじめて、それなりにかたちになってきた。
昨日、東横湘の3支社合同のPが開催されたので逝って来ました。
以下はその詳細です(当方横・男)。
<知る経緯>
担当カウンセラーより「Pに参加してみては?毎回1組の割合で
成婚している」の甘い誘い?に乗り参加することとした。
金額は13千円のため、「お見合い1回5千円は1人しか会えないが、
Pでは1回に多数あえるのでお得」と妙な計算をした(他の参加者も同じ?)
<当日>
開催場所が新横浜の某有名ホテルのラウンジ。10分前に会場に到着すると、
既に多数の方が来ていた。
会場内は、丸テーブルに男女5人位づつ交互に着席していた。
受け付けで男性は女性参加者名簿を(女性はその逆)渡された。
ここで、私(他の参加者も同じ?)は「昔会った人にまた会うのでは?」
と妙な期待?を持っていたが一人もいなかった。
同じテーブルの女性をざっと見たところ、「白カードで来たら瞬断」であった。
同じテーブルの男性で、旅行会社に勤務でギターを弾くのが趣味、という
若くて感じの良い青年がいた(横浜?)。
前々から気になっていたのだが、Bダルの男性にはどのような人がいるのか
知りたかったが、ほとんどが普通の男性であった(中には中年のおじさんもいた)。
(続く)
<P開始>
時間は3時間。中身は「全テーブル(A〜I)の人と7分間でシャッフルしながら
話す」を約1.5H、食事に0.5H、ビンゴゲームに0.5H、最後のフリートークに
0.5Hであった。
最初は、自分のテーブル内で7分トークだが、皆中々切り出さない。そこで、
カウンセラーがいれば仕切るのだが、カウンセラーがいない場合、誰かが
切り出すのを待っていた(皆他人任せの受け身!!)。
そこで、「皆一言簡単な自己紹介」を最初に行い、あとはフリートーク
というのが主流となった。全テーブル回り、全員会ったものの
「う〜ん・・・」が本音である。
<食事>
私のテーブルは皆押し黙って食事をしていた。他のテーブルは会話が
弾んでいた所もあった。
<ビンゴ>
ビンゴゲームである。これは、9個の枠内に男性は女性の名前を書き込む(女性は逆)。
<フリートーク>
最後のチャンスである。7分のトークを2回まで実施。ここで最後のアピールを
行うのだが、はっきりいって「これだ!」と思う女性がいないのである。
しょうがなく何とか的を絞った?人とお話したが、相手側も当方に特別な心境は
無さそうである。
多くの人が「人が多いので余り話せない」と言うが、本命がいないので意味ないと
行間が読めるのである。
<閉会>
最後に、気に入った人を3名まで記入し、双方の名前が一致(クロスと呼んでいた)
したらその後相手の電話番号を連絡します、という仕組み。
とりあえず記入したが、どうなることやら・・・・。
連絡無しでも全く構わないが。
<感想>
P初参加だが、二度と参加しない(したくない)が本音である。
はっきり言って「余り者」の溜まり場であった。
まあBダル事体が「余り者」の溜まり場といったらお終いだが・・・
帰り道Bダル退会を本気で考えていた。
B会員の方々へ:Pはあまり推奨しません。
まだ入会していな方へ:Bダルは推奨できません。
533 :
愛と死の名無しさん:02/07/23 23:07
読んでくださる方があるのか分かりませんが、
>>530の続きです。
<釣り・後編>
釣り竿が完成した人から先に、30mほどの川辺に散らばり、思い思いの場所で竿を
さしのべはじめた。手回しよく作務衣のような服に着替えて、流れがちょっとゆるやかに
なったあたりにサンダルごとざぶざぶ入っていく人もいる。
さきほど養魚場のおじさんが青い入れ物から魚を放しているのを見たから、その
下流ならたぶん大丈夫かも……いや大丈夫すぎた。
ほとんど釣れないだろうからゆったり竿をのべて、まあ釣りはほどほどに、ゆっくり
本来の目的であるお話をしようと思っていたのに、針を投げ込むと同時にどんどん
魚がかかってくる。最初は及び腰だった人も、自分の竿に強い引きがあると俄然
やる気が沸くらしく、けっこう真剣なオーパオーパな顔をして大きな魚をたぐり寄せて
いる。左脇をえぐるようにして釣るべし釣るべし。うっかり忘年会をカニ専門店で
やってしまったようなもので、みんな手元に忙しく、それっぽい話ができる雰囲気には
全然なりそうもない。
一人で3匹、4匹と釣り上げる人もいて、またたくまに魚を入れたビニール袋が一杯に
なり、次第に不穏な様相を呈しはじめた。
これ、あとで食べるんだよね……。
結局、ニジマスのほかにアマゴやイワナなど、60匹くらいが釣り上げられたろうか。
もう十分、K点を超えているはずである。
534 :
愛と死の名無しさん:02/07/23 23:07
<バーベキュー・前編>
みんなが「おおきな、かぶ」ごっこをしたり寸前で取り逃がしたりと騒いでいる間に、
後ろの川原では、さかな放流おじさんが3分の1に切ったドラム缶を運び込んでいる。
昼食の時には魚を持って、ちゃんとしたグリルがあるところに移動するものと思いきや、
これは、悪い予感がします。
おじさんが炭俵を開けて火をおこしはじめた。ジェダイのフォースを使うまでもなく悪い
予感は的中し、バーベキューもそのままこの川原でやるようだ。
糸を切られてしまったり、釣りを堪能しおえた人から次第に火の周りに戻ってくるが、
火も食材も3セットしかない。最初から4班でなく3班に班分けしておけばいいのに、
人数の割り直しが必要かなあとスタッフの姿を探すが、なぜか見当たらない。
Σ(゚Д゚#) 下流の売店のほうへ遊びに行ってしまってる!
しばらくしてスタッフが戻ってきたが、班の組み直しはせず、結局3つめの火を二つの
班が共有することになった。
535 :
愛と死の名無しさん:02/07/23 23:08
<バーベキュー・後編>
炭も赤々と熾きてきたので、そろそろ魚や野菜を焼き網の上に広げはじめる。
社会人なら誰でも、ふつうのパーティーの立ち話で表面的な会話を相手に合わせる
くらいのことは簡単にできるだろうけど、こういう場所になると、人それぞれの個性の
違いがよりはっきりするかも。なにもせず煙草を吸っている人、他の人のために淡々と
川の中で魚をさばく人、焼けたものを他の人に取り分けてあげる人、食物の下の火に
ビニールを放りこむ人、それぞれの生活感覚の違いがかいま見えるような気もする。
みんながなんとなく押し黙り、錆びたドラム缶の周りで、ミニ版の阿含火祭り形式で
ぐるりとヤンキー座りをしながら焼けていく魚の立てる青い煙を見ていると、正面の
人と目が合ったりしてちと気恥ずかしい。
Σ(゚д゚*) そういえば、これっていちおうお見合いだったんだよね。
あらためてそういう目になってみると、外見だけ見て、白い紙の通常紹介だったとしたら、
・ぜひお会いしてみたい……2割
・ひかれるところがある、とりあえず○印……4割
・ほかのご紹介とのかねあいかな……3割
・すみません……1割
外見だけだから、駅でみかける通行人でも同じような比率です。
とりあえず、ちょっとしたしぐさや雰囲気などから、あとで話しかけてみたい人に
だいたいの当たりをつけておいた。
536 :
愛と死の名無しさん:02/07/23 23:09
<昼食の後>
魚は無尽蔵にあるので、炭火が細くなるまで延々とバーベキューは続いていた。
班によっては売店でビールを買い出しして来て和やかに盛りあがっているところも
あったが、やはり消極的な人が多いのか、そんな輪に入りきれずにぼんやりして
いる人も少なくない。
いちおうパーティーだから、スタッフサイドとしてはさりげなく声をかけてあげて
なんとか輪に戻れるようにしてあげたりするのかな、と思いきや、
Σ(゚Д゚#) スタッフ二人とも向こうの川の中で水遊びしてて、こっちのこと忘れてる!
いい大人を手取り足取りフォローする必要はないと思うけれど、“参加者がそれぞれ
この集まりを楽しみながらできるだけ相手を見つけられるように”といったような
主催者としての後押しは良くも悪くも薄くて、あとは気の合う人同士でという感じ。
食後のまたーりとした雰囲気が漂う中、当たりをつけておいた数人にそれぞれ
5分ほど話しかけてみたものの、あまり良い感触ではなく、乗り気で相手になっては
もらえない。最後にお話ししたPさんとは、職場がたまたま近くてローカルな話題で
盛り上がったこと、共通の趣味がいくつか見つかったこともあって、それから30分
ほど話しこんだ。
なぜ?と思うほど条件の良さそうな人が男性にも女性にもそれぞれいたけれども、
かといってそうした人たちに人気が集中することもなく、むしろ普通に気が効いて
優しい感じか、または積極的で明るい雰囲気がある人になんとなく人気があるようだ。
537 :
愛と死の名無しさん:02/07/23 23:10
<帰りがけ>
3時を過ぎるとヒグラシがカナカナ……と鳴き、川面を渡る風がすっと涼しくなった。
帰り支度をして、山の端に傾いた日を後ろに受けながらみんなでぶらぶらと売店に
入り、青いアイスキャンディーを食べる。
復路のバス車中は全く自由に、どうぞ気に入った人と二人で座って下さい、とのことで
あったが、結局朝とほとんど変わらない配席でバスは帰途についた。
途中、なんの必然性もなく川沿いの景勝地で30分の休憩があった。この間を利用
して最後の一押しをということなのだろうが、おみやげを物色しているうちにみんなから
はぐれてしまい、迷ってしまったため不発に終わった。
車中では「希望シート」を記入するようにと筆記用具が配られた。希望する相手方の
氏名を二人まで記入することができ、双方が互いを選んでいた場合にはお見合いの
ステップを飛ばして互いの連絡先が伝えられ、交際成立になるらしい。また自分は
希望していても相手方が希望していない場合に備えて、縁がなかったものとして
あきらめるか、それとも二の矢をつがえ、後日改めて自分のデータを黄色い紙の
通常紹介として送り、普通のお見合いを申し込むオプションを付けるかを選択する
ようになっている。
538 :
愛と死の名無しさん:02/07/23 23:11
<復路の車中にて>
アンディ・ラウと常盤貴子出演のアクション映画がビデオでかかっているのも
上の空で、シートの記入にかなり悩んでしまう。そこそこまとまったお話のできた
Pさんはともかく、あと一人がなかなか決まらない。条件だけで選べばもっと良い
人もいるけれど、結局、みんなの見てないところでいろいろ働いてくれていた、
やさしそうな感じのQさんを記入した。
Pさんが自分を二人の枠の中に入れてくれるかどうかはもちろん分からないし、
Qさんが自分を選んでくれる率は今年の阪神の優勝確率と同じくらいだろう。
今日は忙しくて結果はまだ聞いていないけれど、たぶん難しいだろうな。
539 :
愛と死の名無しさん:02/07/23 23:14
<帰ってきて>
いつもの通常紹介では絶対に紹介されないような人と会えたほか、同性の
会員の雰囲気も分かったし、全体としては、もう一度あったらまた参加しても
いいかな、と思えるくらいには楽しかったと思う。
(あんまり長く在籍したくないけれどね。ため息。)
参加者はみんな感じが良く、ごくふつうにまともな人たちだったし、会場も、
パーティーと呼ぶにはいささかダイハードすぎたような気もするけれど、さすが
釣ったばかりの魚はおいしかったし、たまにはこういうのも良いかなと思える
範囲だった。細かいことだけれどバスのグレードも高くて、つまりハードは良い。
ただしソフト、つまりスタッフの対応は間延びしすぎかなあ。例えば二人同時に
現場を離れないようにするとか、こまめに声をかけるとか、自分がスタッフだった
なら別のやり方をするだろうなと思う場面がけっこうあった。慣れの問題もあるし、
悪気はさらさら無いんだろうけれど、運営サイドとしての自覚もない。
みんな本当におとなしくて上品かつ消極的なので、ふつうの心配りとふつうの
積極性があれば、容易に場の中心になれると思います。
長文どうもすみませんでした。