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(名前は掃除されました)@転載は禁止:
一昨年から今年の頭にかけて、断捨離にはまり物を捨てまくった。
片づけ→詰め込む・移動→あいたところを掃除。というやり方で28年来てたので、物を買わない
のに片付かないってことは私の片づける能力に問題があるんだ…と思っていた。
今から思えばモデルハウスのように綺麗にしてるお金持ちの人の家は、
物なんも置いてなかったのに能力の問題て。
最初はもう生きててもだるいししんでもいいようにしようと思った。
縁切りした元友人からもらった手紙とかプレゼントとか
昔大好きだったものとか好きな人からもらったお土産とか
しまってあるだけのものを捨てた。
もう人からプレゼントとかもらえないんだろうなって思った。
でももうしぬんだし、人に見られるのは嫌だったからいいかと思った。
次に着てない服を捨てた。
祖母と母親から「服を捨てるなんてもったいない」と何度も言われた。
「欲しいならあげる。」と言ったらぶつぶつ文句言ってたけど
拾わなかったので捨てた。
捨てる前は「服がない」ってよく言ってたけど、何でか今は思わない。
次に漫画を売った。
ブッ●オフとか明●堂。
買った時の100分の1くらいのお値段。
全然読んでなかったけど、大好きで大好きで大事なものだった。
売ったら後悔するかも悩んだ。
買い戻せばいいと思い直して売ってみた。
大好きだけど、そばになくてももう大丈夫だった。
よくよく考えたら覚えるくらい読んでるんだった。
だから読み返さないんだった。
こんなに好きでも手放しても大丈夫なんだ。
ここで何かがバーンと吹っ切れた。
半分くらいは見ただけでいるいらないがわかるようになった。
捨てて、捨てて、あげて、捨てて、残して、保留にして、捨てて、捨てた。
7割のものがなくなった。
保留のものは、分類して、期限を切って見返して、捨てて、残した。
その間に10kg痩せた。
自分はここにいるしかないと思っていた会社を辞めた。
あいたところに新しい服が入った。
転職は厳しいかった。派遣として入った会社で
自分が今まで思いもよらない職種にかかわることになった。
給料も休みも増えた。
毎日楽しい。
全部掃除のおかげとは思わないし、定職につかないと将来はわからない。
でも出口がなくてしにたいと思ってた頃ほど苦しくない。
いらないものと一緒に自分の体の中にあったいらないものも減ったんだと思っている。