※自分をレ・ミゼラブルのジャン・バルジャン晩年のような人だと妄想しながら
汚部屋で途方に暮れた哀れな子が目の前で泣いている。
よしよし、心配しなくていい。おじさんに話してごらん。
ふむふむ、話を聞けばどうやら苦労続きの彼は、
あまりに心労が祟って、自分のことを見失ってるようだ。
よしよし、心配しなくていい。おじさんに任せておきなさい。
ほら、こんなものは捨てちゃえばいい。(ひとつゴミを捨てる)
おやおや、これも君には必要なんてない、必要ないんだよ。(ひとつゴミを捨てる)
よしよし、心配しなくていい。おじさんも君と似たようなものだったんだよ。(どんどんゴミを捨てる)
さあさあ、こいつともおさらばだ。(ガシガシ捨て始める)
おやおや、これは君には荷が重過ぎるんだよ、君のせいじゃない。(拭き掃除の用意)
どれどれ、随分と道が開けてきたぞ。(目に付いたところを拭く)
本当に辛い想いをしてきたんだね。(手付かずだったところを根こそぎ拭く)
君はもう十分頑張った、頑張ったんだよ。(洗剤とか足してもっと拭く)
よしよし、もう何も心配しなくていい、心配することは何ひとつないんだよ。(雑巾を洗ってフィニッシュ!!)
みてごらん、君の世界は本当は美しいんだよ。
君はよくやってる。私はよく知ってる。
さあ、美味しいスープでもご馳走しよう。
たーんとおあがり。
幸せに満ち足りながら少しキレイになった部屋で就寝。