【技術空洞】が告発するソニーの正体

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2It's@名無しさん
出版社/著者からの内容紹介
■技術が消えブランドだけが残った!
 いまやソニーは昔のソニーではない。この現実を私はVAIO開発に携わって
つぶさに体験し、絶望して退社した。現在、薄型液晶テレビBRAVIAが好調で、
「ソニー復活」とまで言われているが、それは木を見て森を見ないメディアの勝手な
判断である。なぜなら、BRAVIAのパネルは韓国サムスン製だからだ。独自の
ブラウン管技術で市場を疾駆したかつての姿は、見る影もない。
同じように、携帯音楽プレーヤーの代名詞だったウォークマンは、現在iPodに
完膚なきまでに叩かれている。
 つまり、今のソニーには誇るべき独自の技術がほぼなくなってしまった。
新CEOハワード・ストリンガーが立て直そうとしているソニーは、
ソニーという一流ブランドを持った三流企業でしかない。
 数字至上主義、歪んだ成果主義、社内の派閥争い……
これらが、ソニーから企業存立の根幹である技術を奪い去ってしまったからだ。

著者について
著者・宮崎琢磨
1972年、福岡県生まれ。東京大学教育学部卒業後、ソニーに入社。
ITカンパニー等でVAIOの開発に携わる。2005年に退社し、
現在はインターネットを使ったソフトウェア事業を手がける。