ATRAC3がワーストcodecであることが確定しますた2

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488It's@名無しさん
第203回:iPodに最適なMP3を作る その4 〜 24bit/96kHz変換で音質は上がるか? 〜
(抜粋元:ttp://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050829/dal203.htm

■ iTunesのAACエンコーダは向上

 最後に、iPod用というならMP3ではなくAACを使うべきだろうという意見が多数寄せられているので、
これについても触れておこう。MP3にこだわっていたのは個人的な趣味だが、AACにしてしまうと、
転送可能なプレーヤーがiPodに限定されてしまうのが嫌だった。そこで、汎用性の高いMP3にしていた。

 AACへのエンコードはiTunesで行うのが一般的だが、iTunesのAACエンコーダの性能チェックは
2003年にやったきり。その後エンコーダが性能アップした可能性もあるので、改めて現行のiTunes 4.9
を使いMP3と同様128kbpsと192kbpsでテストを行なってみた。

128kbps:ttp://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050829/dal08.jpg
192kbps:ttp://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050829/dal09.jpg

【サンプル音声】(AAC)
128kbps:ttp://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050829/sample3.m4a
192kbps:ttp://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050829/sample4.m4a

 本来いろいろなデータで試してみないとわからないが、このサンプルにおいていうとハイハットの音だけ
に注目するとMP3との違いがある程度見えてくる。例えばFraunhofer-IISの128kbpsとiTunes AACの
128kbpsを比較すると、圧倒的にAACのほうが原音に近い。また同じMP3の192kbpsと比較してもAACの
128kbpsのほうが原音に近い。MP3におけるフランジャーを掛けたようなひずみがないのだ。

 さらに、AACを192kbpsまで持っていくと、さらに原音に近づいた感じで、普通に聴く分には原音との差を
ほとんど感じないほどだ。これは波形を見てもある程度わかる。波形上は、かなり上まで出ているが、
実際の動きを見ると128kbpsでは18kHzまでがしっかり出ていて、それ以上はかなりあいまいな音だ。さら
に192kbpsでは19kHzまでが出ているという感じである。

 こうした点を見ても、音質だけに着目するならMP3よりAACのほうがいいというのが実情のようだ。また、
2003年当時のiTunesより明らかにAACエンコーダの性能は向上しているようである。