出井!責任取って辞めろ!

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2003年の最悪の経営者達
ソニー 出井伸之

昨年4月、ソニー(株)CEOの出井伸之は、この家電巨大企業が四半期ベースで約10億ドルの損失を計上したと発表し、投資家をぼう然とさせた。
この「ソニーショック」で株式は急落した。株価は2日間で25%近く下落し、以後低迷し続けている。
最大の衝撃は、出井自身がその悲惨な収益に不意をつかれたと後に認めたことである。

出井(66)の指導者としての資質を疑う理由は他にもある。
大胆なリストラ計画を1999年に発表したにも関わらず、その後彼は、十分な規模かつ迅速に行動できなかった。
10年前に10%あったエレクトロニクス製品の利益率は、現在約1%にまで落ち込んでいる。
ソニーは、誰でも入手できる同じデジタル部品を使って、見栄えの格好良い製品にして売ってきた。
よって、同社のCDプレーヤーやデジカメやその他の機器が市場に出たとたんにコモディティ(日用品)化するのは何ら不思議ではない。

現在、出井はソニーを立て直すべく次の手を試みている。
彼は、20,000を超える職を削り、工場を閉鎖し、病んだエレクトロニクス部門をオーバーホールするつもりである。
加えて、次世代PlayStationゲーム機の心臓部となる超高性能マイクロプロセッサを含む、45億ドルに及ぶ半導体開発投資案件を承認した。
「ソニーは出井の下で並外れた変革を経つつあります」(同社広報担当)とのことであるが、株主が気長に待てるか疑問は残る。