アウトラインプロセッサ

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107名無しさん@お腹いっぱい。
>>103-104
それは、アウトラインプロセッサには2種類あって、>>101-102
の様な使い方に向いたアウトラインプロセッサと、
長文を書くのに向いたアウトラインプロセッサがあるってことですね。

前者は、このスレで主に情報交換されていたやつね。
後者のは、Windows 環境なら
■Idea storm(市販、NT/2000 非対応、 Mac版あり)
http://www.mvi.co.jp/product/product_detail.cfm?puid=156
■sol(シェアウェア)
http://homepage1.nifty.com/knowledge-osmo/
■NSアウトライナー(フリーウェアになった)
http://www.nsd.co.jp/share/nsout/
■Inspiration のアウトラインモード(市販・Mac版ハイブリッド)
http://www.threes.co.jp/community/inspiration.html

Mac 版なら
■Acta Classic(フリーウェア)
http://www.a-sharp.com/acta/acta.html
http://www.bekkoame.ne.jp/~iimori/sw/ActaPatch.html
↑日本語対応パッチ

ってかんじかな。Mac については ORGAI って cool な市販
アウトラインプロセッサが存在したんだけど、残念ながら
販売終了になってしまった。

あと、後者のアウトラインプロセッサの使い方については
http://homepage.mac.com/m_titus/tips/outline.html
http://www.linkclub.or.jp/~katou/Inspiration.html
あたりが参考になるとおもうよ。

Windows/Palm だと
http://muchy.com/review/brainforestprowin.html
なんてのもあるみたいだけど、これは使ったことがないので、
よくわかんないっすね。
108名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/16(木) 12:02 ID:???
Macのレビューばかりでスマソが
http://www.asahi-net.or.jp/~TY3K-SMY/Acta.html
も長文を書く人には役に立つかも。
文中の「Acta7」ってのは、かつて市販ソフトだったことの
商品名です。
109名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/17(金) 07:36 ID:/cFJtQwo
>>107-108
詳しい紹介を有り難う。
ところで、IP−発想支援と、OP−輪郭形成の使い分けに関してなのですが、
私はIPの方がより重要だと思いますが、どう思われますか?
110名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/17(金) 15:28 ID:???
>>109

それは、使う人や、使う目的によって異なってくると思う。
漏れ的には
1)エクスプローラータイプ
  すでにある素材の輪郭形成専用。
  日頃書きためた素材をまとめるのに向く。
  また、報告書や仕様書など、書式の定まったものの作成に向いている。
  複数のカードを一覧することができないため、基本的に発想支援には
  向かない。
 
2)Acta みたいなタイトル・本文一体型
  輪郭形成および、輪郭形成と発想支援が混在する用途に向いている。
  すでにある素材をまとめるのではなく、考えながら打ち込むのに向いている。
  思いつくまま綴った内容を構造化しやすい。
  思考を発散させることよる発想支援、思考を収束させることによる
  発想支援(って>>109さんが輪郭形成と呼んでいる使い方だな)両方に
  使える。
 
3)KJ法ツールなどのダイアグラム型ツール
  よく発想支援法(ツール)として紹介されるが、実は発想支援には向かず、
  輪郭形成に向いている。
  実際に使ってみればすぐにわかるが、狭いコンピュータの画面では、
  カードのおける数に制限があり、すぐにいっぱいになってしまう。
  また、カードの構造を把握しづらい。
  基本的にすでにわかっている項目を、マッピングし、その関係を考えるのに
  向いている。その関係を知りたい時には強力なツールとなりうるが、
  それ以外の方法には向かない。
って考えてる。

つづく
111名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/17(金) 15:28 ID:???
>>110 の続き

そうそう、それから、よく情報処理学会グループウェア研究会などで、発想支援
ツールとして、KJ法をグループウェアに持ち込んだような発表があるが、
あれは、実際にはほとんど役に立たないのではないかと思う。
理由は前の発言で書いたように、発散するだけで、それをきちんと構造化して
まとめる後作業が別途必要になるからだ。まぁ、発散させることも大切なのだが、
後工程のことが考慮されていないってのはちょっと何だかなだったりする。

んで、漏れ的には、発想支援ツールには、発散を促す仕組みも重要だが、それを
いかに収束方向に向かせるかの仕組みがあるかどうかが重要だと考えている。

じゃぁ、それはどうしたらいいのかってことだけど、その一つとして、自由な発想を
促すのではなく、発想に制約を設け、制約条件の中に収まるように発想させる
ことが大切だと漏れ的には考えている。もちろん制約を設けた場合、その分
輪郭形成には向かなくなるので注意が必要だが。

具体的には、「マンダラート」は発想支援(専用)ツールの範疇にはいるだろう
http://www.mandal-art.com/
http://www.niandc.co.jp/mandalart/
http://www.people.or.jp/~N2DGL/mandal/mandal.htm
1つの画面には8つの項目しかつけることができず。子項目に
対する子項目はレイヤーが異なるため、一瞥ができない。
ちょっと不便な気もするが、あらかじめ決められた枠の中に、いかに工夫して
納めるかを常に考えなければならず、自由な発想とともに、物理的な制約に
より収束させることも要求される。
#まぁ、漏れはマンダラートを使ってない(大昔の Mac の HyperCard版は
#つかったことがあるが)ので、どれだけ活用できるかはわからないけどな

もっと単純化させたものだと「Tao Note」という2分木専用のツールもある。
http://www.architump.com/japanese/index.htm
結構つかえるよーな気もするのだが、残念ながら漏れは Palm マシンを持って
ないので、試してみることができない。