JustSystems ATOK総合スレ Part39
Q:Microsoft Office Word 2003 で再変換すると、次のようなメッセージが出ます。
トラブルだとしたら解決法を教えてください。
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選択範囲内にWordでは変換できないオブジェクトがあります。
変換可能なオブジェクトのみを含むように選択範囲を変更します。
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A:Microsoft Office Word 2003の仕様に基づく正常動作で、トラブルではありません。
ATOKを使わずにMicrosoft IME Standard 2003を使っても同じことです。
選択範囲内にタブなどの制御記号が入っているようなときにこの表示が出ます。
あえてこの場合のメッセージを言いかえるとこんな感じでしょうか。
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指定した範囲に再変換できないデータが含まれています。
範囲の末尾を、再変換不可能なデータの直前に変更します。
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再変換できないデータをそのまま日本語入力システムに送り込めば
今度は日本語入力システムでエラーが発生し、再変換できません。
これを防ぎ、少しでも再変換しようというものです。
改行などと異なり、再変換不可能なデータが入っていることは一目でわかりません。
このためWordはユーザーに理由を告知してから選択範囲を変更してくれます。
断りなく選択範囲を変更すればユーザーの混乱を来すからという配慮によるものと
思われます。
しかしながらMSの説明がこなれておらずヘルプ等の情報も不足しているため
おたずねのような疑問を抱くのは無理もないことです。
このような仕様だと理解すれば、解決法が明らかになってきます。
Wordに任せて選択範囲を短縮してもらうか、
自分が選択範囲を選ぶ前に気をつけるかです。
再変換で制御文字などが含まれるとき
メッセージを表示してから選択範囲を自動調整してくれるアプリケーションソフトは
Word等以外にはあまり例がないかもしれません。
テキストエディタの中には同様の機能を搭載したものもあり
個人的には秀丸エディタVer.7以降の出すメッセージが比較的わかりやすい感じです。
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制御文字などが含まれるため、再変換できません。
範囲選択を自動調整します。
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テキストべた打ちが目的ならば
秀丸エディタVer.7以降は再変換対応に優れたソフトの一つだと思われます。