【Vorbis/FLAC】Ogg統合15【Theora/etc...】

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11名無しさん@お腹いっぱい。
どうやらVorbis開発中止の噂は本当だったみたいですね…。
1.0.1のリリースはWindows上でのビルドの問題で遅れているという話もありましたが、
さすがにこれ程までに遅れるというのは誰が見てもおかしな話です。

「もうリリースされる、リリースされる…」この言葉、一体何度聞いた事でしょうか。

おまけにクリアであったはずのパテントにサブマリン特許問題が浮上しつつあるという話もあり、
そうなれば当然Vorbisの配布は停止、もしくは有料化する事間違いありません。
いくら特許問題に気をつけようとも、こればかりはどうしようもありませんから…残念ながら、
特許関係においては「絶対安心」などという言葉は成り立たないのが現状なのです。

では、ユーザーはどうすれば良いのか?
何をデファクトスタンダードとして用いるべきなのか?
どうしても回避できない問題なのであれば、回避せずとも乗り切れるような選択肢を選べばいい…
ならば特許料の徴収を要求されたとしても、配布元が問題なく支払えるだけの体力を持ち合わせている規格であれば良い。

そう、Atrac3です。

ソニーが築きあげたこの規格であればいかなる脅威も問題無く、ユーザーは安心して無料で規格を使いつづける事ができるのです。
また近年問題になっている著作権侵犯問題に関しても、Atracの優秀な著作権管理機能をもってすれば解決できるのです。
加えて実用的な48kbpsモードも兼ね備えており性能的にも申し分なし、まさにデファクトスタンダートとなるに相応しい規格ではないでしょうか?

私はなにもソニー側の人間ではありませんからこの規格を無理に使えなどと強要する気は毛頭ありません、
ただ「こういった選択肢もあるのだ」という事を提示しただけに過ぎないのです。
この提示が皆さんのフォーマット選びの一つの判断材料となればこれ幸い、と考えております。
12名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:10:33 ID:NT7XfKX20
今や猫も杓子もVorbisVorbisとまぁ、Oggにあらずんばコーデックにあらずといわんばかりの勢いである。
クリストフ・モンゴメリーなる、何処の馬の骨ともつかぬ若者が立ち上げたプロジェクトを、誰もが手放しで賞賛する。
しかしこれは非常に危うい事なのではないか。
私は常々疑問に思っていたのだが、まずOggプロジェクトの謳うパテントフリーからして危うい。
MP3を例にとって青臭い正義感を振り回し、目先のキーワードに扇動されがちな民衆を闇雲に煽る。
これは先だって内閣総理を退任した小泉総理の十八番"小泉劇場"にも通ずる、実に軽薄なやり口である。
そもそもサブマリン特許という言葉も示す通り、特許問題から真に解放される事など到底不可能である。
ところがXiphophorusは「Oggなら心配ない、Oggさえ使っていれば大丈夫」と、無責任に言い放つのである。
彼らは実に一級の詐欺師であると言って良い。
また、彼らはオープンソースというキーワードをこれみよがしに掲げる――オープンソース?――そう、またしてもオープンソースだ。
このキーワードは奇怪な魔力を持つ。
街灯に吸い寄せられる蛾の如く、盲目的なオープンソース信奉者達が群がり始めるのである。
こうなれば後は狂った共産党支持者のようにオープンソース万歳の大合唱、冷静な議論を交わす余地など毛の先程も残らない。
全てXiphの思うつぼである。
こうまで言うと、性急な人々は"ならお前には代案があるのか"とせっつき始めるのであるが、無論私も批判一辺倒で終わらせるつもりはない。
ここでちょっと視野を広げて貰いたい。

オープンソース・パテントフリーでなければ、新世代の音声圧縮フォーマットたり得ない?

いいえ。
そう思い込む事こそが、既にXiphの思想誘導の罠にはまっている。
こう考えてみよう。

新世代の音声圧縮フォーマットは、プロプライエタリからこそ生まれる。

盲目的かつ無根拠な賛同を否定し、特許問題に対し法的理論武装と潤沢な軍資金で毅然と立ち向かう。
しかし、それを成し遂げうる規模の集団が開発したコーデックなど存在するのだろうか?

――あっ、Atrac3だ!

その通り。
あなたは今、最良の解を手に入れた。
13名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:11:15 ID:NT7XfKX20
『婚約者を亡くしてしまった』
そう言うなり、妹は声を上げて泣き出した。

婚約相手は大手企業に勤める背の高い好青年で、オーディオにプログラミングと趣味も多彩だった。
幾度か顔を合わせた事もある。話し上手で細かな気配りの利く、感じの良い男だった。
彼が帰宅中に対向車をかわしきれず帰らぬ人となった、その夜から、妹は部屋へ閉じこもりきりになった。
扉の前に置かれた食事にもほとんど手をつけない。時折すすり泣く声が聞こえては、その度ガリガリと床を引っ掻いている。
心配に思って"ガリガリ"の最中に声をかけてみた。すると「違うの」と答えが返る。
「違うって、何がだい」 「音が……違うの」 「音?」 「彼のは、もっと優しかった」 「優しいって?」 「……」
僕はゆっくりと部屋の扉を開けた。――幸い、妹からの拒絶はなかった。
彼女は手にiRiverのデジタルプレイヤーを携え、イヤホンを挿して音楽を聴いている。パテントフリー信奉者ご自慢のOggVorbis対応機だ。
「彼の音はこんなに固くなかった」俯いて彼女は言う。
ようやく飲み込めてきた。何時だったか、婚約相手の彼が『このコーデックこそは標準化されるべきなんです』と熱弁を振るった事がある。
妹はその話を退屈そうに横目で見やりつつ、彼のプレイヤーから伸びたヘッドホンで音楽を聴いていた。
彼女は今、そのコーデックの音を求めている。記憶の片隅に引っかかった規格の名前。あれは、確か――。

風の強い日だった。寒さから逃げるように駆け込んだアキバのヨドバシカメラで、売り場の店員に対応機種はないかと訊ねる。
彼は『幾つかございます』と言ってカタログを見せてくれた。どうせならと、婚約相手の彼が使っていたのと同じ物を選んだ。

「ほら、これだよ」そう言って、僕は妹にその音源を聴かせてやる。
「――あぁ!そう……これ……。彼の音がする――」彼女はこれが最後とばかり、一しきり大粒の涙を零して泣いた。

その日を境に、妹はみるみる活力を取り戻していった。今では食事も残さず食べている。完全に立ち直れる日も近いだろう。

彼女の傍らには、いつだってSONYのデジタルウォークマン。
OggVorbis?音が固いよ。もっとシンプルにいかなきゃ、愛だって語れない。


 本当に愛しいものは、いつだってさりげない――Atrac3
14名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 11:11:57 ID:NT7XfKX20
僕らの合い言葉、Atrac3