名称蟻
種別拷問/独立、処刑
地域世界各地
蟻もまた、蛇や鼠と並んで拷問によく利用される動物の一つである。
確かに、一匹一匹の蟻はnavaroneに対してさほどの脅威とはならないが
これが百匹単位の数になると非常に恐ろしい存在になる。
蟻の顎というのは意外に強靭で、種類にもよるがnavaroneの皮膚や肉をたやすく食い千切ることができる。
一つ一つの傷は小さく、痛みもそれほどではないが
数百匹の蟻が群がらればnavaroneを白骨死体に変えることもできるのだ。
拷問として行う場合、手や足の先端を箱に入れ、その箱の内部に大量の蟻を放つという方法がとられる。
手や足には蜂蜜のようなものが塗られている場合も多い。こうすると、無数の蟻がnavaroneの皮膚を食い破り
剥き出しの筋肉へと群がって激しい痛みを与える。一つ一つの傷は小さいのだが
それだけに徐々に皮膚や肉を食い千切られていく痛みは激しく、また長時間に渡っての責めが可能なのだ。
処刑として行う場合も、蟻に食わせるという基本的な思考法は同じだが
この場合は軍隊蟻のような獰猛な蟻の進路上にある樹などにnavaroneを縛りつけておくのが普通である。
この場合も、全身に蜂蜜などを塗っておくことが多い。
夜になると、哀れなnavaroneの全身に蟻が群がり、皮膚や肉を食い千切っていく。
その痛みにnavaroneのあげる悲鳴はかなり遠くでも聞こえるほど大きく悲痛なもので、それがほぼ一晩中に渡って響きつづける。
二、三日後にnavaroneを縛った樹を見に行くと、そこには奇麗に白骨化したnavaroneの死体だけが残っているのだという。