【HDD】SMART読取・解析ソフト2【S.M.A.R.T.】
S.M.A.R.T.の出力結果の意味・確認 ★:最重要項目▲:重要項目
1 Raw Read Error Rate▲→(異常の原因の可能性がある部位)ディスク・ヘッド・リードチャンネル
リードエラーの発生率
2 Throughput Performance▲→ヘッド・リードチャンネル
規定通りの性能が出てるか
3 Spin Up Time→電源装置・電源コネクタの接触・SPM・ドライバ
ディスクが規定の回転数に達するまで要する時間
4 Start/Stop Count→使用時間・省電力設定
スタート・ストップ回数
5 Reallocated Sector Count★→ディスク・ヘッド・過度な衝撃
不良セクタが発生して、代替処理されたセクタ数
7 Seek Error Rate▲→ディスク・ヘッド・ヘッドアーム・VCM・ドライバ
シークエラー率
8 Seek Time Performance▲→ディスク・ヘッド・ヘッドアーム・VCM・ドライバ
シーク性能が正常かどうか
9 Power-On Hours Count→使用時間
通電時間
10 Spin Retry Count★→SPM・電源装置・ドライバ・電源コネクタの接触
スピンアップを再試行した回数
12 Device Power Cycle Count→使用時間・省電力設定
電源入切回数
191 Gsense Error Rate→過度な衝撃
衝撃センサーが感知した加速度
192 Power Off Retract Count
HDDをソフト的に停止させず電源を直に切ってヘッドが緊急退避(ダメージ大)をした回数
193 Load/Unload Cycle Count→使用時間・省電力設定
ロード・アンロード回数
194 Device Temperature→エアフロー
温度
196 Reallocation Event Count→ディスク・ヘッド・過度な衝撃
代替セクタ処理が発生した回数
197 Current Pending Sector Count★→ディスク・ヘッド・過度な衝撃
現在異常があるセクタ数
198 Off-Line Scan Uncorrectable Sector Count★→ディスク・ヘッド・過度な衝撃
オフラインスキャン時に訂正できなかったセクタ数
199 Ultra DMA CRC Error Count▲→ケーブル・電源装置・ホストインターフェイス(M/B) デバイス・ホスト間のIDE転送でエラーが発生した回数
値は少ないほど問題があり(Device Temperatureを除く)、閾値を下回った場合はすぐに交換をした方が良い。
各項目の変動率が突然増えた場合、故障の前兆の可能性があるのですぐにデータのバックアップを。
HDD Healthの説明
・T.E.Cについて
単純に説明するとパラメータの劣化を線形に計算して
HDDの死亡日を予想してます。
たとえば昨日使い始めたとする。
なんかのパラメータが現在 100 であり、
危険な状態が 30 であるとする。
今日パラメータが 1 下がった。
そうすると 70 日後に死亡という計算になります。
10 日後にも 1 下がったままであった。
そうすると 700 日後に死亡という計算です。
逆にパラメータが下がってない、あるいはあがったりしてると、
計算できないので N/A になります。
使用期間が浅ければ、それだけ値は不正確です。
%で表示されるPredictions's precisionが、予想の正確性です。
・HDD履歴データの初期化
シリアルナンバー.hdd ってファイルが履歴ファイルなのでそれを消す