カール・マンハイムについて

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6宙援隊員
柴田です。少し古いですが、話題を提供します。

>5 果たして、自由主義経済制度(第一の道)が勝ち、全体の調和を重視する計画経済
>制度(第二の道)が敗れたのでしょうか?

>そうではない、第三の道があるというのが、クリントンやブレア、さらには
>ヨーロッパ各国の社会民主主義の流れだと思います。

>当時、米国のクリントン大統領は言った。
>“政府は敵だと言う人たちと、いや政府が答えだと言う人たちの間で不毛な論争が続いてきた。
>アメリカ国民諸君!我々はそのどちらでもない第三の道(the third way)を発見したのだ。
>(1998年1月、基本政策演説)”

>英国のブレア首相は言う。
>“第三の道(The Third Way)は近代化された社会民主主義を意味し、社会正義への
>確約と中道左派の目標への革新については熱烈であるが、それを実現する方法論に
>ついては柔軟で革新的で前向きである。”

>ドイツのシュレーダー首相は言う。
>“新しい中道(The New Middle)は、先手を取ることと、労働市場の柔軟さの増大を
>経験することとを望む全ての人に訴える。新しい中道は、人の部下でなく自分の主人に
>なる夢を実現したい人や、リスクを喜んで受け入れようとしている人に訴える。”

>当時、日本の小淵前首相は言った。
>“日本は、かつては米国の圧力で変化の必要性を感じた。今は変化への最大の圧力は
>日本の国内から来ている。過去、日本の成功をもたらしたシステムやプロセスはもはや
>機能しない。それは我々にとって今や重荷となっている。新しい日本の社会構造は
>市場原理一本やりの米国モデルとも終身雇用に代表される従来型日本モデルとも違う
>「第三の道」になるであろう。(1999年5月6日、朝日新聞)”

この第三の道への道程はどうなるか、誰にもわからない、というのが、私の本音です。

皆さんはどう思いますか?