阿部謹也の「世間論」を社会学者はどう見る?

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1名無しさん
阿部謹也氏「世間論」で世間というものを社会学者が研究しないのはけしからんと言っていますが、どう思いますか。
2のりあき:2000/06/21(水) 20:00
確か宮台が阿部謹也にちょっと言及していた気がするが。
阿部謹也は中世ヨーロッパ史の研究が主で、
宮台が言及してたのも、西欧における個人という
概念の発生過程についての研究についてだったと思う。
3:2000/06/22(木) 08:21
それはマトモな研究だと思うのですが、
「世間論」の方は新しいものを感じないんです。
宮台氏の本の前提にある共同体の話のほうがまだ深いような気がするし、心理学だと中根氏とか河合はやおの分析の方が深い感じがするんです。
4匿名太郎:2000/06/27(火) 02:55
 うちの学校の信者になりつつある先生に買わされたのが、
『日本社会で生きるということ』でした。
 はっきり言って、1か10か、といった表現をする先生
なので、この本を題材として討議する場合には、けっこう、
疲れてきます。きちんと、分節して考えろボケ!
ってな気分ですね。
 指摘しようと思ったらキリのない文章です。あの人の
書いた本は。
 それと、サラリーマンを馬鹿にしすぎ。日本人のサラリ
ーマンは、上司の悪口しか言っていないような書
き方をして、かなりのサラリーマンは、反感を買ったんじゃ
ないかなぁ。
 敷衍に書いているつもりなら、もっと自分がインテリである
ことを自覚して書くべきでしょう。冗漫な文章の印象も受けて、
もっと簡潔に書いてほしい。(人のことはいえないですけどね。
でも、プロフェッショナルなら、らしく、ということで。)
5名無しさん@1周年:2000/06/27(火) 11:06
阿部謹也 古くさい考え



6名無しさん@1周年:2000/06/28(水) 07:19
阿部謹也 一橋を文部省に売った男
     自分は共立女子大に天下り
7:2000/06/28(水) 11:15
日本社会での生きにくさとか世間を何とかしたいと言うのは分かるので、4番さんとは意見が違いますが、社会学者が研究していない等は彼の勉強不足と言うことなのですね。で徹底的に無視されてるわけかな。
8名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/28(水) 13:17
>6 学長選がなくなり、一橋もようやく日の目を見るでしょう。
9名無しさん@1周年:2000/06/28(水) 13:31
社会学で作田啓一とかにかぎらず、規範とか他者とかの日本的あり方ってはなしするときさ、世間、世間体の話って出てくるよね。読んでないから何だけど、社会学者が全然やってないっていうんだったら不当なまとめじゃないかなー。
10匿名太郎:2000/06/28(水) 16:03
 自分の言説を証明する際の事例の持ち出し方が、自分の主観の経験に基づいて、そして、
それだけで断言してしまっている時点で、もう学校の教科書として使用すべき著作ではな
いな、とは思いました。
 そもそも、世間という社会に所属するフィルターが、日本独自の文化であることを証明
するためには、明確な資料に基づいて、その文化が独自であることを証明しなければなら
ないばずなのに、そのような手続きがなされていない、そんな緩慢な印象も受けました。

 時間がないので、続く

11匿名太郎:2000/06/29(木) 03:09
たとえば、阿部謹也氏の言葉を引用すると、「日本人にとっては、『世間』がないということは考えられない。[……]誰も知人がいなくても、そこで何らかの共通の行事がある公の場というもの持っている人がいるだろうか。たぶん大変少ないと思いますね。全然いないんじゃないでしょうか。[……]つまり、行くならば会社の同僚と一緒に行って、会社の悪口を言い合って、慰め合い、楽しむ。貧しい楽しみでありますが、たぶんそれしかないのではないか。まったく異質な会社の人たちとそこで知り合って、普通に付き合うということが、まずなくて、これは『社会』がまだないということを意味しています。」(阿部謹也 『日本社会で生きるということ』 朝日新聞社 1999)だそうです。たしかに部分的な引用なので、全体の文脈で読んでもらうと、印象もまた違ったものになるのかもしれませんが、ちょっと粗雑な感は否めません。もう少し、論拠が欲しいところですね。
12古ゲルマン語:2000/07/08(土) 03:21
世界に一人か二人しかいないという古ゲルマン語を読める阿部勤也氏。
有縁の関係・無縁の関係というオリジナルなタームを他人に使われてしまった
阿部勤也氏。「世間」は無事に使い通してほしいですが。トレント公会議の贖罪
規定などからヨーロッパを深層より鷲掴みにした企てが日本社会相手では輝き
ませんね。大学総長の公選制での敗北は事実上裏切りですしね。
13匿名太郎:2000/07/27(木) 11:19
 案外、どんな「世間」からも等閑視されているんですね、
阿部勤也さんは。日本で生まれてきて? かわいそう。
14元ゼミテン:2000/07/27(木) 12:04
学長時代に学長室で天ぷら油からセッケンを作る研究をしていた。昔は新鮮な油で新鮮なネタをからっと揚げて食べさせてくれたものだが・・・。
いまや油が酸化して、リサイクルして「セッケン」の研究をしている。
ああゆう独断主義者に権力を持たしてはいけない。
学長選の学生職員参加の廃止はほとんど確信犯的。天皇から紫褒勲章をもらっているようではアジール研究者の名が泣く。
名前まで間違って覚えられている。キンちゃんのドーンといってみようの時代が懐かしい。
世間論でひょうかするのはかわいそう。ハーメルンの笛吹男ぐらいは読んであげて。
15匿名太郎:2000/07/29(土) 21:44
>世間論でひょうかするのはかわいそう。
 ということは、「世間論」は読み手までが忸怩を感じる拙論である、
ということを認めている、ということなのでしょうか?
16名無しさん@1周年
『町人国家論』とか『騎馬民族説』のような
あやうさ、、