雑誌SIGHT NO.3 宮台の今後の動向

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1宮台ファン
最近の宮台の文章の中でいちばんおもしろかった。と同時に自分がなぜ
宮台にひかれるのかがはっきりわかった。一言で言えば、宮台はオカルト
めいているからだ。4年前の「終わりなき日常を生きろ」でも、宮台は、
オウムなどのまがいもの宗教がある一方で「宗教的実在なるものの存在
可能性」を説いている。SIGHTの今号ではそのあたりに関して、お祭りや
非日常と関連して説明されている。宮台はまた、日本の思想状況を把握
するためのわかり易い指標を提供している。右、左という指標は全然だめ
で、1、共同体主義−リベラリズム、2、日常体質−非日常体質、の
2つをあげている。宮台自身はリベラル−非日常であり、宮台との対立
がもっとも先鋭化するのが、共同体−日常のバカオヤジ集団ということ
になる。いずれにしても、「終わりなき日常を生きろ」でも予告されて
いたとおり、宮台は今後、オカルトめいていくだろう。援助交際やオウム
での発言ではなく、これからが宮台の真骨頂が問われるだろう。今まで
宮台ファンは「宮台信者」と呼ばれることもあったが、これから宮台の
ファンになる人間こそを「宮台信者」と呼ぶにふさわしい。今後、宮台
がいかに気が触れたと思われず、この日本においてカリスマや宗教的実在
など学問的に真っ正面にを説いていくかが宮台に問われることである。
100年前、社会学者のウェーバーも社会におけるカリスマ装置について
述べているらしい。
2宮台ファン:2000/03/26(日) 21:54
すみません。
なんか読みにくいですね。
雑誌SIGHT NO.3 を読んだ人は
感想でも書いてね。
3宮台ファン:2000/03/26(日) 22:02
>1、共同体主義−リベラリズム、2、日常体質−非日常体質

実際、この指標はおもしろいと思う。
バカオヤジ …共同体−日常
いわゆる左翼文化人 …リベラリズム−日常
極左、極右、宗教的ファシズム…共同体−非日常
そして、リベラリズム−非日常が宮台ということになる。
バカオヤジについては本能的な嫌悪感を私は持っていた。
左翼文化人には共感できるようで深いところで違和感を感じていた。
極左、極右的な団体については外面的な過激さに辟易する一方で
理由のわからない憧れみたいなものも感じていた。
そして、宮台には5年前のオウム事件で登場したときにすぐはまった。
今後の宮台にますます期待している。
4えれみい:2000/03/26(日) 23:48

読んだよ。自身のWeb Pageでの社会学のセラピー論といい、
「SIGHT」の天皇理論といい、オレのように宮台以外、社会学を知らない
素人からすると、目に付く範囲では最近の宮台はよくなっているように見える。

ウィトゲンシュタイン/ゲーデルの自己言及性と「呪われた部分」との関係
あたりは難しくてよく分からなかったが、社会運動の可能性に言及してたとこはよかった。
5宮台ファン>えれみいさん:2000/03/27(月) 21:28
長すぎます。。 哲学における自己言及性について私は知りませんが、私が思うのは、宮台
の言いたいことは、世界の起源、創造主などといったどこまで思索、探求
をしてみてもわかりえない、それでいて、やはりこの世が成り立つのに
欠かせない、この世が成り立つための源泉のようなもの、でしょうか。
近代化以降の世界ではその源泉のようなものが、社会システムの中に
組みこまれていないがゆえに、いろいろな不可解な人間精神の苛立ちの
ような現象が起きる。恐らくあのてるくはのる青年、さかきばら少年など
の常軌を逸した犯行の原因もここらあたりにあると思います。
「呪われた部分」を説明するのに重要であることは、呪いが一般的な災厄
とは限らず、予想外の僥倖、奇跡的幸運などポジティブな場合も含むこと
だと思います。つまり、常識や理性でははかりしれない領域のこと。また、
近代化した現代においてもどうにも解決のしようのない領域でもあると
思います。
6宮台ファン>えれみいさん:2000/03/27(月) 21:29
やはり、人間はただ食べて、SEXして、仕事をして、余暇を過ごすだけの
存在ではなく、人生の意義なり、この世の存在意義なんかとどこかで接点
を持たないと生きてられない存在ではないでしょうか。
近代以前はそういう人間の欲求を満たすものとして祭りのようなものが
あった。近代以降では祭り的なものを排除して代わりに近代化以降の幸せ
なイメージが祭り的なものの代わりの役割を果たした。しかし、その近代
も行き詰まった。なんとか社会変革の必要がある。その変革に際しては
どうしてもその「呪われた部分」を社会システムに組み込む可能性まで
考えざるを得ない。
いわゆるオカルトも元来このような意味だと思いますが、オカルトの
専門家、マニアの人たちは必ずしも上で言ったような意味ではオカルト
に心酔しているわけではないと思います。趣味のサークルみたいな感じ、
と言ってしまうと悪いのですがそういうことはままあると思います。
これまでも宮台は誤解されやすかった。今後いかに誤解されないで言論
活動を行っていくのか?
拙い文章で申し訳ないですが、私はこう読み取っています。
7宮台ファン>えれみいさん:2000/03/27(月) 21:41
5の冒頭、長すぎます。。 は無視してくださいね。
8宮台ファンは:2000/03/27(月) 22:11
認知的不協和をうまく解消しますね(^o^)丿
9>3:2000/03/27(月) 22:16
なんで宮台が非日常なの。
平凡極まりない19世紀リベラリズムを説いてるだけじゃない。
だいたいエリートコースのレールに載った彼が「非日常」なんて
お笑いとしか思えないけど。


10宮台ファン>えれみいさん:2000/03/27(月) 22:28
>8
真の宮台を理解するには認知的不協和は避けられないと思ってます。
特にこれからは。
>9
非日常。
宮台は此岸の日常の側から彼岸の非日常を憧憬している状態だと思います。
対して、彼の師である小室は常時、非日常に意識があるのだと思います。
文章を読めばわかる。

やはり、宮台はこれまで以上に誤解されることは間違いない。
11宮台ファン:2000/03/27(月) 22:29
↑の >えれみいさん はなしです。
12>10:2000/03/27(月) 22:56
>宮台は此岸の日常の側から彼岸の非日常を憧憬している状態だと思います。

そんなの誰だってそうじゃないの。
時々、酒飲んで憂さ晴らししているオヤジと何が違うの。
13基本的な疑問:2000/03/27(月) 23:03
”日常”と”非日常”のちがいはなんですか?
どこからわけるんですか?
14簡単にいうと、:2000/03/28(火) 01:00
グルのいうことがコロコロ変わるのを、いちいち合理化するのに
忙しい信者=宮台ファン、というのが、「認知的不協和の解消が
お上手」ということですね。
15宮台ファン:2000/03/28(火) 22:56
>12
誰だってそういうわけではありません。
つい最近まで、いやもうかなり前になりますけど
「日本は生活大国」なんてことが言われていました。
宗教においても「困ったときの神頼み」など、
現世利益を求める向きが強いと思います。
彼岸への憧憬を若くて健康な人間が口にすることは
皆無だという実感を私は持っています。
>13
説明するのは難しいですね。
自分の生活を振り返って、身近な大切な人を失う、あるいは自分自身
深刻な挫折を味わう、など普段の自分には想像もできないような事態
に遭遇する、世界から隔絶されてたとえようのない孤独感を持つ、
などなどを通じて非日常の意識を持つことができるかもしれません。
宮台はこのSIGHTでは障害者、きちがいなどの例をあげています。
うまく説明できなくて申し訳ないですが、SIGHTの今号を読んで
もらえればわかるのではないかと思います。
16宮台ファン:2000/03/28(火) 22:57
>14
まず、最初に私の印象では宮台の主張には一貫性があります。
私が合理化する必要もなく、宮台自身がこれ以上ないほど合理的なこと
を言っていると思います。
コロコロ変わるように見えているのは宮台には利用する社会的事象の
引き出しがたくさんあることと、その事象に対する宮台の判定と
普通人による合理的でないイメージによる判定がそごを起こしている
から、また、宮台がわざとそういう事象を選択して言論活動を
行っているからではないでしょうか。
次に、認知的不協和の解消が「お上手」ならそれだけでいいんじゃない
でしょうか?たとえ、本当に不協和があったとしても。
それから、宮台の言うことはかなり客観性、普遍性があることから
グル的ではないと思います。
宮台と別人格の人間が同じことを言っていても同じことが起こった
のではないでしょうか?
宮台はグルでもカリスマでもないと思います。
カリスマなら学問的説明づけは必要ないと思います。
17名無しさん:2000/03/29(水) 09:14
「認知的不協和の解消」=コミュニケーション。
>16
学者だろうが、グルだろうが、一貫性はあるでしょうね。
その保証は、グルの場合信念で、当人に帰属、
学者の場合は論理で、学問に帰属するって事ですかね。
それで、この教える側に対する、教えられる側の態度が、問題なんだろな。

18>15:2000/03/29(水) 18:48
>彼岸への憧憬を若くて健康な人間が口にすることは
>皆無だという実感を私は持っています。
おいいおい何言っているんだよ。だったらオウム真理教は何なんだ。
そもそも宮台みたいな平凡極まりないカビの生えたリベラルとやらが
彼岸への憧憬などとほざくのがよく分からない。


19>16:2000/03/29(水) 18:59
>宮台の主張には一貫性があります

ないでしょう。
そもそも、「意味より強度」とかいう俗流ニーチェとリベラリズムが
どうやって共存できるんですか。
2019:2000/03/29(水) 21:01
その通り。
事後的に一貫性があるように上手く物語りをつくれるかどうかが
ポイントですね。社会学の本のあとがきとかにある、「この本を
書いた理由は、私の生活史にあり・・・」などを信じる奴も
バカだが、上手く物語る才能ってあるよね。
 ところで、一貫的でない、非合理的でもいい、というファンは
いないのかよ。そういう度量の広いのはいないか(^o^)丿
2116じゃないが、>19:2000/03/29(水) 22:27
宮台的には強度を得るための手段を他者危害原理によって制限するから、
別に矛盾してるわけではないらしいヨ。
つまり強度を得るための手段として、ダンスやセックスはOKだが、
人殺しはダメっていう、まぁ、極めて凡庸なところでオチがつくみたいだヨ。
22>21:2000/03/30(木) 10:40
それは企業の管理職や学校の校長が言っていることと何がちがうんですかね。
当たり前の世間の良識にすぎませんよね。
それになぜ他者危害原則が成立するかまで考えて言っているのですかね。
23名無しさん:2000/03/30(木) 11:00
てゆーか、「ファン」って何さ?(クス
ここはグルの教典解釈のスレッドか?(クスクス
24名無しさん:2000/03/30(木) 11:19
>23
ファンでることの何が問題なの?
比喩的には敢えて混同させて用いることあるけど、ファンと信者は
別概念でしょ?
別概念を混同させてはいけないよ。
25名無しさん:2000/03/30(木) 11:20
やってることは同じだろ、教典解釈。

ま、がんばりたまえ。
26>23:2000/03/30(木) 13:51
>?(クス
>か?(クスクス
↑気色悪いよ。なにムキになっているの?
27>26:2000/03/30(木) 14:14
そこまで揚げ足とるのって、
ムキになってんの、オマエじゃないの?
28>27:2000/03/30(木) 16:32
どこが「そこまで」なんですか?
29名無しさん:2000/03/30(木) 18:07
今週のSPAで奴が
「道徳」とか「原天皇制」とか言ってたぞ。
完全に転向しちゃったね。どうするんだ信者さんよ。

30>29:2000/03/30(木) 18:46
へえ、転向か。もっと詳しく。
31>29:2000/03/30(木) 19:45
ファン(あるいは信者、どっちでもいいだろ。揶揄なんだから)も
暫くは、ついてゆくだろう。それが認知的不協和理論の結論。
「これは転向じゃない、あの本のどこそこに書いてあったでしょ、
当然の帰結だ」とうそぶくでしょうな(^o^)丿
32>31:2000/03/30(木) 19:50
いや、ここまできたら難しいと思うね。
宮台信者のほとんどはいわゆるACっぽい「旧左翼的」な心情の持ち主だからね。
(むろん宮台自身はそうではない。)
「道徳」とか言い出した瞬間に拒絶反応を起こしますよ。
33宮台ファン:2000/03/30(木) 22:32
>「意味より強度」とかいう俗流ニーチェとリベラリズムが
>どうやって共存できるんですか
すみません。こういうことはよく聞きます。
正直なところ、ニーチェもリベラリズムも私はよく知りません。
どこが不都合なのかわかりやすく説明していただけないでしょうか?
参考までに、下は1年ほど前の宮台の文章です。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
言葉に閉ざされ、逆説に満ちたこの世界にも、生の歓喜に通じる細い道
があるだろうと、私は繰り返し「独り言」を述べました。ニーチェは、
この道を確信できず、手近な意味にすがろうとするルサンチマンに満ちた
弱者を「ニヒリスト」と呼びます。来年はニーチェ没後100年。
ニヒリズム研究の思想史的常識を知らずに私をニヒリスト呼ばわりする
「宮台真司をぶっとばせ!」の著者らも単なる無知です。単なる無知
を相手に論争は成り立ちません。私が過去にやってきたのは論争では
なくゴミ掃除だというのは、実はそういう意味です。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
宮台説が共存困難というよりも、人間に本源的に備わった共存困難性
というような気がしますね。
34宮台ファン:2000/03/30(木) 22:33
>「道徳」とか「原天皇制」とか言ってたぞ。
>完全に転向しちゃったね。どうするんだ信者さんよ。
そのことが、そんなに問題がありますか?
従来から宮台は社会問題に有効な発言をしてきたし、
これからもしていくだろうと思う。
正直なところ、転向とはまったく思いませんね。
私はそもそも右、左にはそんなにこだわっていません。
少なくとも、オウムの頃から私の宮台への印象はまったく
変わっていません。
また、宮台も援助交際本の頃からまったく変わっていないと思います。
宮台はささいな言葉遣いにはこだわっていませんよ。
(「道徳」という言葉ですらささいなことですよ)
言外の意味を読み取ってもらいたいですね。
非日常体質は実際経験しないとわからないからどうしようもないですね。
こうなると、私が信者と呼ばれてもしかたはないですね。
35>34:2000/03/31(金) 00:12
”言外の意味を読み取る”のは難しいです。
書いてあることしか”普通”わかりません。
36>34:2000/03/31(金) 00:18
こういうのを、「なし崩し」という。
「私、宮台先生と本を書くんです!」とか叫んでいたファンも
こういうこと言ってたなあ。
37>36:2000/03/31(金) 12:13
それって藤井誠二?
38>33:2000/03/31(金) 13:09
別に彼はニヒリストではないでしょう。
例の批判本は、確かポストモダンとリベラルの共存の不可能性を言ってたような気がします。
私の言いたいのは、「意味より強度」の極限までいけば「気持ちよければ人を殺してもいいじゃん。」
となるはずですが、それとリベラルとやらがどうやって共存するのかということです。
39名無しさん:2000/03/31(金) 13:30
>「意味より強度」の極限までいけば「気持ちよければ人を殺してもいいじゃん。」
>となるはずですが、それとリベラルとやらがどうやって共存するのかということです。

お互い認めあった上で、殺し合いを自己決定すれば、それは認められる、と言ってます。
ただ、そうでない場合は、ダメよ、というわけ。ま、要は「共生」のための「リベラル」が最高価値なんだね。「強度」は二の次。

あと、宮台はれっきとしたニヒリストだと私は思うよ。
じゃなきゃ、あんな情熱をもって世の中全てを説明しつくそうなんて思わないよ。
彼はリベラリスト(=意味に生きる)かも知れないけど、リベルタンじゃないね。
この違い、重要。そう思わないかい?
40>39:2000/03/31(金) 13:49
それでは「制限された囲い」の中での「意味より強度」にすぎませんね。
これは校長や企業の管理職がいうことですな。
その程度のオヤジの説教にニーチェを持ち出すこと自体笑えますね。

それから「共生」ってなに。保守がいう「公」と何が違うの。
4139:2000/03/31(金) 14:12
>それでは「制限された囲い」の中での「意味より強度」にすぎませんね。
>これは校長や企業の管理職がいうことですな。

そうなの。だから、宮台はリベルタンにはなれないし、結局ニヒリスト止まりだと思うわけ。
彼のニーチェ引用は、確かに時代認識や問題設定としては適切だとしても、既にそのことはポストモダン思想で言われ尽くしたし、
「処方箋」と称して出す「リベラリズム」のもとでは「制限された囲い」、「市民の余暇」程度の強度しかないの。
非日常論だって、そういうこと。非日常が日常を壊すようになったら、彼は必死で日常を保守しにいくでしょう。
42>41:2000/03/31(金) 14:47
くだらねえ。
そんなくだらない説教になんで34みたいな熱心な信者ができるの。

43名無しさん:2000/03/31(金) 14:57
>あと、宮台はれっきとしたニヒリストだと私は思うよ。
>じゃなきゃ、あんな情熱をもって世の中全てを説明しつくそうなんて思わないよ。

思想家というのはそういうもんだろ。
そんなこと言ったらニーチェだってニヒリストだよ。
44悲しい:2000/03/31(金) 17:52
遅れて来たポストモダン、一昔前の文化人類学的天皇イメージの
粗雑な反復じゃないの。悲しくて可笑しい。それが今の彼。
 教育問題とかではときどきよいことを言うから、そっちに特化
してほしい。ろくにサブカルチャー知らないからねえ・・・
45>44:2000/03/31(金) 18:13
なんか彼っていつも流行に遅れるね。

90年代にポストモダン
新世紀になって原天皇制。
いつも10年遅れ。
4639、41:2000/03/31(金) 19:46
上で書いたように、私はね、宮台が「私はニヒリストではない」とか「私は非日常体質だ」とか言っても、インチキ臭くて聞いていられない。
だって彼ほどのニヒリストはいないし、しかも日常主義者ですよ、どう見ても。
でも、私が宮台をある程度評価するのは、やっぱり時代認識はそれなりに鋭いと思うから。ブルセラ・オウム・「郊外」問題と、それぞれの分析はいい線いってると思う。
ただ、処方箋がどうしようもないんだ。
「まったり革命」とか「リベラリズム革命」とか、どうでもいいようなことを、無惨な「折衷」で語る。ヤメテほしいね。
私は、アウトサイダー・放蕩者としてのパラジット、リベルタンが今の時代面白いと思ってるから、宮台に対してはその意味でも「違うんじゃないの」と感じる。
4739、41:2000/03/31(金) 19:57
あと、皮肉を込めて書くと、今回の「転向」で、宮台は「小室教」の正真正銘の「パウロ」になったんだよ。
それまでは、「私の言う通りまったり生きなさい」と、「宮台教」の布教に努めてきたけど、結局自殺者が出たりして方向転換したんだろうね。
それで、「お師匠」小室直樹の教えを広めることにしたんだろう。
でもさすがに小室の本は「教典」としては相応しくない(笑)ということで、宮台が代わって教典編纂する、と。
うーん、まさにパウロ!
48>46:2000/03/31(金) 20:03
>しかも日常主義者ですよ、どう見ても。
>無惨な「折衷」で語る。ヤメテほしいね。

まさにそのとおりですな。
しかし人間というのは自分にないものに憧れるんですよ。
でも、彼はもともと秀才クンだから、「非日常」もほどほどで止まってしまうんでしょう。
いわば「オレって東大生っぽくないよね」とかいっているイタイ秀才タイプの典型ですな。
だいたい「非日常」の人間ならニーチェみたいに大学やめてるわな。

49>48:2000/03/31(金) 20:47
まあ、そんなもんだな。
しょせん、大学やめる根性なんかあるわけないだろ。
50>49:2000/03/31(金) 22:29
ある程度の目処(めど)がたったら、マスゾエみたいに
やめる可能性もある。それも、目処がたったら、という
ところがヤラしいが。
51名無しさん:2000/03/31(金) 22:48

「宮台真司」というのは「みやだいしんじがミヤダイシンジをリモートコント
ロールしている状態」というのは本人が言ってますよね。というわけで転向と
言われたりすること自体が折り込み済で、その次の一手の打ち方も考えては
あるんだろうなぁ。
52>50,51:2000/04/01(土) 00:21
「みやだいしんじが……」なんて言い方し始めてる自体、
もうかなりアブナい状態だよね(笑)。
近い将来、本格的に自我崩壊し始めるとみてます。
『春秋』に載った原稿、ものすごいことになってますぜ、信者諸君。
53>52:2000/04/02(日) 16:44
詳細求む
54名無しさん:2000/04/02(日) 21:00
『春秋』の内容は、基本的には「sight」と殆ど同じです。「sight」で書いたことを、2/3ぐらいにまとめて書いた、という感じで。
違う雑誌なのに何でこうも同じセリフを喋れるな、と思うくらい同じような内容ですから、「sight」を読めばいいでしょう。ただ、『春秋』は無料なのでそこは魅力です。
ただ、『春秋』の結末部分では、福田和也にすり寄ってたのがおかしかった。
「福田和也氏も、私の立場と同じだと思います。彼も私と同じ非日常体質です。彼がファシストだと言うとき、彼の言うことはすごくよく分かる」みたいなことを書いてました。
右翼への「転向」もついに最終段階まで来たということでしょうか。
55宮台ファン:2000/04/02(日) 22:52
批判レスをしていただいた方にもお礼を言いたいです。
かなりまともな批判が多いような気がします。
(^o^)丿 こういうのはもう勘弁してほしいと思っていました。
>彼はリベラリスト(=意味に生きる)かも知れないけど、リベルタンじゃないね。
>この違い、重要。そう思わないかい?
かなり重要そうだと思いますが、「リベルタン」がわかりません。
わかり易く解説していただけるとありがたいです。
>アウトサイダー・放蕩者としてのパラジット、リベルタンが今の時代面白い
「パラジット」もわかりません。
これまでの宮台のポジションも十分おもしろいと思いますが。今後はわかりませんが。
宮台は転向した、と言われますが私はそうは思っていないです。
宮台の場合の転向の定義を私なりにしたいと思います。
1.バカオヤジに対する共感を示すようになる
2.非日常世界の価値を否定する
1と2は同じことを言っているのですが、いずれかでも満たせば宮台は転向した、とみなしましょう。
あと、宮台を日本的な右、左で語っても意味がないと思います。
それから、宮台は非日常体質8割、日常体質2割といったところではないのでしょうか。
非日常体質が10割じゃないからダメという意見には私は賛成できません。
私としては非日常が優位であればOKとします。
そういう意味で小室よりは徹底度は落ちるとは思います。
それから、宮台の今の大学教員というポジションに反感を持つ向きもあるみたいですが、
都立大の教員ならそんなにおいしいこともないんじゃないでしょうか。(都立大関係の人、ごめんなさい)
宮台ほどの知性があれば東大の教員になるのも不可能ではないのでしょうか。
別に宮台を弁護するつもりはないのですが、妬まなきゃいけないほどの
おいしいポジションでもないような気がしています。
56>55:2000/04/02(日) 23:07
「右翼」への転向というよりも、論壇・文壇ギルドへの挨拶ってことだろ。
今の政治思想をわかるための図式ってやつの中に厚かましく「宮台真司」って
一象限立ててるあたりがすでに頭おかしくなってる証拠だよ<sight、春秋。
連れ子をダシに家族とか道徳とか語り出すとみたね。
57宮台ファン:2000/04/02(日) 23:24
>56
>今の政治思想をわかるための図式ってやつの中に厚かましく
>「宮台真司」って一象限立ててる
よろしければ、宮台以外にその象限に当てはまる人をあげてほしいです。
小室や福田は非日常−共同体のような気がします。
>連れ子をダシに家族とか道徳とか語り出すとみたね。
さすがに、今さらそれはないと思います。
58>56@`57:2000/04/02(日) 23:37
>連れ子をダシに家族とか道徳とか語り出すとみたね。
以前の「少子化」かなんかのシンポで、連れ子をネタに
「家族」を語ってましたよ、彼は。
>55 あなたのような言い方だと、左翼が右翼に「転向」
したものは、全部「非日常から非日常」なので、転向では
なくなりますよ。西部とかも。
59>58 訂正:2000/04/02(日) 23:40
「全部」というのは間違い。すんません。
ユルい右、ユルい左はいっぱいいっぱいいるからね。
ただ、極端な左翼が極端な右翼に
なるとか、戦前の右翼が戦後すぐに共産党に入ったとか、
非日常から別の非日常というのは、しばしば移行しやすい。
それを転向と言わないのは、あなたのかなり恣意的な定義ですね。
60名無しさん:2000/04/03(月) 10:08
「非日常体質」なんてまぁ、よく言うよな。
要するに、同じ時間に寝起きして規則的な生活するのが
「ボクちゃん、ヤなの」っていう、クソガキの
わがままと同じじゃん。

「ボクは非日常体質だから」なんて、無意味な自己言及は
某誌の鼎談より、みっともないよな。
6139,41:2000/04/03(月) 11:16
宮台ファンさん、どうも。
私の批判というのはね、簡単なことで、「リベラリズムの日常と、言説秩序−外の非日常と、どっちが大事なんだ」ということ。
「両立できる」っていうかも知れないけど、宮台の場合、日常に軸足を置いた「憧憬」でしょ、「ここではない、どこか」なんて言ってるところを見ると。
それで、問題は「リベラリズム」の問題なんだけど、彼は「自己決定」を重視するタイプの、近代市民社会的リベラリズムだと思うんだ。「自立した主体が自由に決定する」というやつね。
ところが宮台は、(a)そうは言っても、「伝統」その他の要因が主体を拘束することがあり得る、(b)「決定」「選択」は、ガチガチの「意味」の世界である、ということを認めている。
でも、仮にも「意味から強度」を喧伝するイデオローグならば、そんな意味ガチガチの「リベラリズム」は、やっぱりおかしいんじゃないか。

私が言っていた「リベルタン」というのは、ヨーロッパ近代社会の担い手であると同時に、「前近代」の鬼子であった。
彼らは、旧来の慣習や作法などを無視して、放蕩の限りを尽くした。社会の中枢に位置を占めてしまうのではなく、パラジット(寄食者)のごとく、社会の内部−外部境界から好き勝手歩き回り、社会のタブーやスキャンダルを暴いていった。
これは、ジャーナリズムの萌芽でもある。日本でも、かつては新聞記者など「羽織ゴロ」と呼ばれ、エリートなどとはほど遠かった。だからこそ、宮武外骨のような、すごい人が活躍できたんだね。

話が長くなったけど、要するに、宮台の言っている「リベラリズム」は、社会秩序に(あるいは、近代主義に)からめ取られたくだらないリベラリズムにしか見えないんだ。
自己決定主体、意味、アイデンティティ、みないな言葉はそもそもポストモダンが否定したことだし、それを宮台が語っているのはすごく欺瞞だと思うしね。
62名無しさん:2000/04/03(月) 12:22
>1.バカオヤジに対する共感を示すようになる
>2.非日常世界の価値を否定する

君の言っていることはどういう意味だ。
バカオヤジってのは何か。
宮台のいう「保守オヤジ」という意味なら福田や小林のことかね。
そうだとしたら彼は転向したわけだ。
それとも毎日汗水たらして働く市井のお父さん達を指しているのかね。

>宮台は非日常体質8割、日常体質2割といったところではないのでしょうか
逆だよ。彼が非日常なら福田のように大学を追い出されているはず。
63名無しさん:2000/04/03(月) 15:53
福田が奇妙な廃墟という本で放蕩の後に、ファシストになった作家について書いていたが、
宮台も同じパターンかね。
まあ、確かにファシストになるほど「強度」を感じられるものはないかも。
64>63:2000/04/03(月) 18:50
宮台の場合、放蕩にあこがれてたけど、中途半端だったね。
結局福田の傘下かな。
パンク右翼2号として頑張ってほしい。
右でも左でもない、というセリフは聞き飽きた。
65名無しさん:2000/04/05(水) 14:44
age
66金持ち:2000/04/08(土) 05:35
喧嘩せずってか?
67名無しさん:2000/04/08(土) 14:42
戦争する
68名無しさん:2000/04/08(土) 20:52

なんかの小説家のぱくりだろ
69名無しさん:2000/06/11(日) 17:36
age
70名無しさん@1周年:2000/08/10(木) 03:29
教典編纂
71名無しさん@1周年
なんかまた復活してる。