資本主義の功罪と必要性(または普遍性)を問う

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140名無しさん@社会人
>>113
139からの続きだけど

あなたがそうだとは言わないが、自由主義者達は、資本主義以上のシステムは絶対ありえないと豪語し
混合経済は腐敗した社会主義経済であると説明し、社会主義は廃棄すべきだと批判して
自由主義に変えるべきだと改革を進め、あらゆるものを市場の原理に放り投げ、民営化してきた

混合経済では、さっきボリビア水戦争のところで触れたように
公共サービスが市場原理に依らない社会主義的手法によって運営されてきたので
社会主義経済であるという説明は、間違いではない

しかし、上手く行っていたものを社会主義だという理由でやめる必要などどこにもなかったし
そもそも社会主義は廃棄されるべき悪などではない

その証拠に、民営化、市場経済化によって、貧困層が水を買えないボリビア水戦争が起きた

悪い言い方をすると、自由主義者は金持ちの味方なんだよ
金持ちは、より金持ちになりたいから、投資できる場を求めていて
そこでもっとも金を産み、安定的である公共インフラを手中に収めてぼろ儲けする事を企んだ
石油を私有企業が独占できれば、そのオーナーが巨万の富を数十年、場合によっては百年以上得られるように
水道をはじめとする公共インフラを私有できれば、国が亡びるまで益を享受できる

結局、自由主義者達は金持ちが国民の公益を損ねてでも富を増やしたいという腹黒い願望を叶えさせただけで
彼らが唱えてる政策群が悉く失敗しているのも、自由主義的な手法が社会構造を退化させる時代遅れなものに過ぎないから

生産手段の公有化(≒社会主義化)も、その方が合理的であるなら、公有化すれば良いし
産業によっては、社会主義的な運営をした方が、市場経済に付すより合理的であるなら、前者を選択すれば良い
ソ連の破綻に便乗し、社会主義の全てが排除すべき悪であるかのような主張ができる時代も、そろそろ終わるだろうね

なお、公的部門の民営化や市場化を推進した御用ジャーナリスト、御用経済学者達の背後関係を洗ってみれば
金主として財界人がいて、その財界人が民営化で巨額の利益を得ていたというケースが多々ある