資本主義の功罪と必要性(または普遍性)を問う

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139名無しさん@社会人
>>113
キャピタリズムっていうのは正しくは資本制と訳すべきで、主義じゃないんだよ
単に生産手段の私有システムを指す言葉に過ぎない

市場経済という概念は、資本主義とは全く別の概念

現時点でベストであるのは市場経済であり、資本制ではない
しかもそのベストというのも、最善という意味でなく
それ以外の方法が存在しないからという消極的なものでしかない

なので現時点で市場経済がベストである、という話であれば同意できても
資本主義以上のシステムは絶対ありえない 、と問われれば、ノーと答えざるを得ない

ボリビアの水戦争(紛争)で調べて貰えればわかると思うけど
現実に公共システムを破壊して、民営化した途端、貧困層が飲み水すら買えなくなり
逆に民営化によって企業が儲けるという「人を痛めつける事」で銭儲けするケースが起きた

元々公営企業や公的サービスは市場の原理に付す事に適さず
営利目的の企業に任せると国民の利益を損ね、生活を脅かすので公営となっているのであって
それを民営化すればボリビアのようなケースが出てくるのは至極当然の事と言える

またこのケースは資本制と市場経済が万能でなく、有害になるケースがある事も示している

市場の原理に付されない公的サービスは、社会主義的な手法によって運営されてきたが
その方が有効であった事も、ボリビアのケースは示している

このような市場経済システムと社会主義システムを共存させる体制を混合経済といい
冷戦期、西側で広く普及し、採られてきたシステムだが、結局、これが最善だったという事