共産主義は本当に悪なの?3

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919アンチ・オイディプス:2010/03/24(水) 01:07:49
>>917
主流派経済学、というと?新自由主義経済学のこと?
それとも新古典派総合のこと?

>>918
結局そういう瑣末な、議論の本筋とは関係ないとこに持ち込むことでしか
勝機がないと考えたからでしょ、たぶん。
もちろんそんなとこに持ち込んだとこでどうにもならないけどね。
俺にしてみれば、むしろそうされることで、相手が反論を持ってないってことが
よくわかって好都合だけど(笑)
あるんならさっさと出してほしいんだけどね、俺としては。
920名無しさん@社会人:2010/03/26(金) 19:54:55
>種淘汰を遺伝子淘汰に、いわば置き換えたのが、遺伝子選択説なんだから当たり前だろ。

我々の使用する日本語で考えると、進化は種のようなマクロの単位で起こるのでなく、遺伝子のようなミクロの単位で起こるというのが遺伝子淘汰なのだから当然間違ってる。
だがこいつの書いてる言葉はこいつが定義し、使用されるものだから突っ込んでも無駄だろうな。

>>918
>血液型の話はメンデリズムの文脈での話であって、進化論というか中立説ではない
>ダーウィンの自然選択説の文脈とはほとんど関係ないんじゃないか?

ちょお前w、現代進化論にメンデリズムを前提にしてないものなど存在しない。だから

>それとも最近、関係あるという有力な説でも出てきたのかな?

こんなのは最近じゃなくて、君の生まれるずっと前に統合されてるんだよ。
例えばドーキンスは重大な病気を引き起こす鎌状赤血球症の遺伝子が、なぜ進化の中で生き残ってきたのかを優性遺伝・劣性遺伝の作用をもとに説明してる。
921名無しさん@社会人:2010/03/26(金) 20:55:53
>>920
話を逸らすな(笑)。>>918が書いていることをもう一度ちゃんと読んで答えなさい。
血液型もドーキンスに言わせれば、自然選択説で説明できるはずだと君は言いたいのか?
922名無しさん@社会人:2010/03/26(金) 21:13:51
>>920
> 例えばドーキンスは重大な病気を引き起こす鎌状赤血球症の遺伝子が、なぜ進化の中で生き残ってきたのかを優性遺伝・劣性遺伝の作用をもとに説明してる。

だからそのことに関しては>>866 >>871でも言及しているはずだ。
常染色体劣性遺伝病はホモ接合でのみ表現型となって発症するのでヘテロ接合では自然選択の影響を受けない。
鎌状赤血球症遺伝子ではそれにプラス、マラリアへの耐性を持つのでマラリアが流行する熱帯環境との相性がよい。
したがって、次のような仮説が立てられるのではないかというのが、>>866 >>871であったはずだ。
923名無しさん@社会人:2010/03/26(金) 21:51:17
純粋に遺伝学の文脈において慣例として用いられてしまっている優性・劣性というのは、
中国語で用いられている「顕性・隠性」(中国語では顕の対義語は隠だ)か、
日本でもすでに一部で使われている「顕性・潜性」という表現に言い換えられるべきだろうと
私は思っている。これは単に用語の問題であって、それ以上でも以下でもない。

ダーウィンの自然選択理論から見た「環境」として認識されているからこそ尚更そうすべきだ。
自然選択と遺伝の法則とは互いに環境の関係にある。
「ただし」遺伝の法則がいかに生じたかについても自然選択説が有効かもしれない可能性はある。
生命の性質を自然選択による結果として説明できるとするネオダーウィニズムの立場からすれば、
遺伝の法則は自然選択理論の基礎論ではなくむしろ応用論として説明されねばならないはずだから。
924名無しさん@社会人:2010/03/26(金) 22:21:01
>>922
お前スレ一応全部読めよ、>>866>>871については>>874で答えてやってるぞ。
そんで鎌状赤血球症だが、

>環境に適応して「利己的に」増殖したものが「優性」であり、そうじゃないものが「劣性」であって

じゃなくて、まさにその反対に劣性遺伝子であるがゆえに自然淘汰に生き残ったんだよ。
この遺伝子が優性遺伝子だったらとっくに淘汰されてたわけ。
正しい日本語使わないとこの辺意味不明だろ。あと

>日本でもすでに一部で使われている「顕性・潜性」という表現に言い換えられるべきだろうと私は思っている。

こう思うのは自由なんだが会話するときはちゃんと正しい言葉を使うようにね、意思の疎通ができないから。
925名無しさん@社会人:2010/03/26(金) 22:35:27
>>921
あとダーウィニズムとメンデリズムについて理解してないようだが、ダーウィンはもちろん自然淘汰の提唱者だが、
彼自身は遺伝物質は混合して伝わると考えていたから、ある突然変異が起こっても集団の中でその変異は薄められていくため有意な進化は起こり得ないという理論上の欠陥があった。
それを解決したのがメンデルの遺伝の理論なわけ。
だからドーキンスやグールド、スミスを含むすべてのダーウィニストは遺伝はダーウィン的に起こるんではなく、メンデル的に起こると正しく理解されてるわけ。
926名無しさん@社会人:2010/03/26(金) 23:16:52
>>924
> じゃなくて、まさにその反対に劣性遺伝子であるがゆえに自然淘汰に生き残ったんだよ。

「自然淘汰に生き残った」という言い方は日本語的にもどう読解していいのか意味を確定しかねるが、
「自然淘汰で生き残った」という意味ならそれは正確な表現ではないだろう。
それを言うのなら、自然選択(淘汰)の関与(影響)を免れたから……と言うべきだろうな。
つまり「自然淘汰の外で生き残った」のだ。だからそれは中立的であって自然選択説とは関係がない。

しかも、君が挙げている鎌状赤血球症は「その君の説明としては」適例ではないだろう。
なぜなら鎌状赤血球症の遺伝子型はヘテロ接合ではマラリア耐性をもつために熱帯での生態環境に
おいて利点をその個体に与えるので、その環境では相性がいい、つまり自然選択に関与している。
それによってそれは遺伝子頻度を高めるとドーキンスはそこで説明しているはずだ。

単に隠性遺伝だから生き残ったのだというなら、それは自然選択説の外部の話であって、
ドーキンスがダーウィンの自然選択理論を根拠づけるために例として挙げるにしてはちょっとおかしい。
君の説明が正しいのなら、それはむしろ中立説の根拠になるだろう。

> こう思うのは自由なんだが会話するときはちゃんと正しい言葉を使うようにね、意思の疎通ができないから。

正しい日本語(漢字)を使うためにも、私は「顕性・潜性」ないし「顕性・隠性」という語が的確だと言っているわけだが。
927名無しさん@社会人:2010/03/26(金) 23:41:24
>>925
そのことは知っているが、そのことはべつに、
遺伝の法則が自然選択と同列の法則(システム)に支配されていることを意味しない。
自然選択が直接関与せずに遺伝的浮動でも進化は起る(とも考えられている)わけだしね。

で、血液型についての私の質問には答えてくれないのかい?
928名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 01:29:13
>>926
中国や台湾はは顕性/隠性を使っているのはwikiで確かめてそのとおりのようだ。
しかしこの用語は、私には、勉強の足りない人が誤解するのを避けるために講じた一種の妥協の産物にしか思われない。
優性/劣性の用語のほうが、漢字の意味からしてもまた遺伝様式からしても、顕性/隠性の邦語より的確であり、すぐれている。

まず遺伝様式からすれば、後者の用語法ではヘテロの場合にしか当てはまらない。
劣性遺伝子でもホモなら形質として当然「顕わ」になるわけであるからね。

漢字の意味からいうと、優性/劣性の優・劣「優れた/劣った」という意味では使われておらず、
「(勢力が)強い/弱い」の意味で使われている。たとえば、日本の夏は太平洋高気圧が「優勢」で
冬はシベリア高気圧が「優勢」なのである。(季節が逆だとそれぞれの大気圧は「劣勢」となっているわけである。)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/haichi1.html (気象庁)

この優勢/劣勢は一般的な語なので、生物学用語として優性/劣性の語を(日本人生物学者が)造語したわけだ。
そしてこの優・劣は相対的な強弱関係によって決定されるので、高気圧の勢力としても遺伝様式としても
用語として的確である。

さらに補足遺伝子、条件遺伝子、抑制遺伝子など複数の遺伝子が関与する諸遺伝様式まで考えると
顕/隠の用語では「漢字の意味」としてもはや用をなしていない。
遺伝子発現の(「勢力の強/弱」の意味における)「優/劣」の対立の延長でなら漢字の意味としても用をなしている。
顕性/隠性では単一遺伝子座のヘテロという場合にのみ当てはまる、全く狭い意味にしか通用していない。

もう一つ重要なことだが、原語の訳語としても優性/劣性のほうが優れている。
Dominanz、dominance/ rezessiv、recessive に対する訳語としてね。
929名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 01:34:19
>>928の訂正
(一行目)中国や台湾はは→中国や台湾では
(三行目)また遺伝様式からしても、顕性/隠性の邦語より→用語より
930名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 02:13:29
>>842
>この人たち、「概念」ってのがコンテキストから離れて自律的実体的意味を持ってると考えてるようだから、
>言語学ちゃんと勉強させたほうがいいかもね。
>ちなみにダーウィンとメンデルでは、「優性/劣性」の意味はさほど離れてないと俺は思うんだけどね。
>>844
>数ある遺伝子の中で何が「優性/劣性」として現れてくるかは、その生態環境に依存する、
>と言ってんの。
>ヒトだって、極地の先住民と温帯に暮らすわれわれとでは微妙に違うし、
>コーカソイドとモンゴロイドとでも、違う。
>また同じ個体でも、環境が緩やかに変わってそれに順応しようとすれば、何が優性かは
>変わってくる…

「文脈依存」も結構だけど、「優性/劣性」は日本語として生物学の術語としてしか存在しないし、
例のソーカルが批判した人たちのように人文学や社会科学の範疇で数学を使った哲学者とは違って、
あんたは明白に自然科学の領域に入ってものを言っているので批判は避けられない。
メタファーだとかいう言い逃れは出来ませんね。
さらにいえば、メンデルやダーウィンという固有名詞だしといて「文脈依存」で意味決定とか言われてもね。
あんたの言ってるメンデルとかダーウィンって誰よ? あんたが脳内創造した生物学者?(笑)(笑)(笑)状態なんですが。

アンチオイディプスなるお方(笑)は、ダーウィンが自然選択説においていうある遺伝形質が
「適応的か/非適応的か」という概念と、メンデルのいう「優性/劣性」という概念とを混同しているのが明白ですね。

だいたいダーウィンは遺伝子発現の「優性/劣性」という概念は持ち合わせてないです。
「メンデルとさほど離れていない」とか言われても、あんたのいうダーウィンって誰よ?(笑) 
何世紀の人? 教えてちょうだい(はーと)

血液型の話にも顔つっこんでるけど、何分の一とか確率の話してるけど、全く意味をなしてない前提から数字を出されても
結論も意味がないのであしからず〜。

>>909
このお方(笑)が、いぢられるのを欲しているようなのでいぢってあげているだけですよ。
931名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 02:29:45
>>928
誤解を避けるというか、用語間の区別を明確にする用語を選ぶことは学問的に重要な要素だろう。
たしかに、ある語が使われる「文脈」を知っていれば意味上の誤解を生むことは少ないだろう。
しかしそれぞれの文脈が相互に隣接する関係をもつために用語間に無用な煩雑さを招くのは望ましくない。

ドイツ語の形容詞のdominant、そして名詞のDominanzは、それぞれ遺伝学的な専門用語として「優性」
の意味でも使われるが、日常的な通常の意味では「支配的(な)、優越(な)、優位(な)」とも
日本語に訳せる意味を辞書的にもっている。
旺文社の『標準漢和辞典新版』を参照すると、さらにまずいことに、
「【優性】ユウセイ 1 すぐれた性質」「【劣性】レッセイ 1 おとった性質」などと記述されている。

「優勢・劣勢」という訳語を用いたとしても、自然選択説へと文脈を変えるだけで、ある生態環境のなかで
の適応度(生存率+繁殖率)の優勢・劣勢というニュアンスを持ってしまうこともあるだろう。
dominantにある「支配的な」という意味から遺伝子頻度が支配的なほど高いという意味合いにもなりかねない。
932名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 02:29:53
>>871
顕性/隠性の用語を使うべきとこだわるこの方は、メンデルの遺伝法則やダーウィンの
自然選択の概念は理解しているのに、アンチオイディプスというお方(笑) [←存在自体
がこのスレのお笑いと化しているのでさしあたりこう表記します〕を擁護するがために、
都合の良い面だけを取り出して議論しているのが、何ともまあという感じです。

もし、ある優性遺伝子が環境にたいし適応的であれば、もちろん種集団における頻度が増しますね。

しかし、逆に優性遺伝子の表現形が環境に対し非適応的であれば、劣性遺伝子がそうであった
と仮定するよりも速い速度で種集団における頻度を下げるんですよ。

分かっているのに後段をすっとばして「お方(笑)」を擁護するとなると、もはやどっかにみられる翼賛体制ですねえこれは…


933名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 02:51:35
スレチの話を延々しているようですが、いわば、生物学を話題として「主義者」たちの
生態というか心性というか正体が、顕在化しているんですよ。

見る人がみりゃ分かります。
このスレでは「主義者」あるいは「マルクスシンパ」のほうが「優性」(←ここではメタファーねw)なようなので
力で押してますがね。

政治的に限らない話題でも、間違いを認めず延々とくっだらない議論に持ち越すのが彼らでね。
学生時代から知っているんで、よく分かるんですわ。

あんたらが「プロレタリア独裁」を始めた日には、「お方(笑)」氏の「システム進化論」(>>555以降出現w)
とやらが教科書記載となり、権威化されるんでしょうね。
そしてまともな遺伝学者は、おそらく強制収容所送りでしょう。
もしかすると、何百人飢え死にするまで放置かもしれませんね。
あんたらがこだわるところの「ソ連型」か「西欧型」か何かに関わらず、
アカい人たちの心性というのは大方こんなもんなんですよ。

934名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 03:07:58
>>928
> まず遺伝様式からすれば、後者の用語法ではヘテロの場合にしか当てはまらない。
> 劣性遺伝子でもホモなら形質として当然「顕わ」になるわけであるからね。

だから、優性の法則というのはヘテロ接合体に関する法則なのだから
ホモ接合体に当てはまらないのは当たり前。
935名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 03:18:08
>>933
>教科書記載となり、権威化されるんでしょうね。
>そしてまともな遺伝学者は、おそらく強制収容所送りでしょう。
>もしかすると、何百人飢え死にするまで放置かもしれませんね。

ルイセンコのことか? いたな、そういう奴がw
飢え死には何百人じゃすまなかったんじゃないか。

シナでは毛沢東の「スズメは害鳥」が「権威化」して大量動員して駆除した
あげく大飢饉だったしなw

生物学は素人でも口を挟みやすいのか、旧社会主義国でそういう悲劇が起こったんでしょうな。
このスレの延長だわ確かに。
936名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 11:49:37
>>931
そんな詭弁成り立たんぞ、科学用語というのはちゃんと定義されるものだから。
例えば、比較優位というのはそれ自体で固有の意味を持っており、それを比較と優位をそれぞれ辞書で調べてかってに意味を作らないようにねw。

>>927
>自然選択が直接関与せずに遺伝的浮動でも進化は起る(とも考えられている)わけだしね。

起きないよ、不利な形質の場合は淘汰されるわけだからな。あと質問って、

>血液型もドーキンスに言わせれば、自然選択説で説明できるはずだと君は言いたいのか?

これのことか?
だったらそんなことドーキンスが言うわけないじゃん。現代の自然選択説の根底となる遺伝子はメンデルの法則に従うということだ。
937名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 16:45:16
>>928
> 漢字の意味からいうと、優性/劣性の優・劣「優れた/劣った」という意味では使われておらず、
> 「(勢力が)強い/弱い」の意味で使われている。たとえば、日本の夏は太平洋高気圧が「優勢」で
> 冬はシベリア高気圧が「優勢」なのである。(季節が逆だとそれぞれの大気圧は「劣勢」となっているわけである。)
> http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/haichi1.html (気象庁)

そうであるならば尚更のことだが、(前にもここに書いたはずだが、忘れられてしまったようだなあ)、
「優勢」はダーウィンの『種の起源』(読んでないらしいね)で頻繁に使われている用語なんだよ。
ダーウィンは『種の起源』でドミナーントという形容詞をかなり頻繁に使って自説を唱えている。
メンデルでなく、つまり、これはダーウィンの用語でもあったわけだ。

ドーキンスも言うように、ダーウィン自身は遺伝子の存在について知らなかった訳だからせいぜい
ドミナーントな種とかドミナーントな群という言い方しかできなかったのだろうが、
アンチ・オイディプスさんも言うように、遺伝子座を単位とする現在のネオダーウィニズムから見れば、
ダーウィンのこららの用語が今日、「優勢な遺伝子」と言い表されるようになることは、
ダーウィンの自然選択説の文脈で使われていた用語に対応していて、むしろ忠実で自然であるとも言える。

メンデルの用語と混同してしまうほうが無知な素人の誤読か、つまらん揚げ足取りだとしか思えないが。
938名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 17:00:31
>>937
dominant species というのがダーウィンのタームであるくらい知ってますがね。
重要なところはたとえばここだろ?
Dominant species spreading from any region might encounter still more dominant species,
and then their triumphant course, or even their existence, would cease.

>メンデルの用語と混同してしまうほうが無知な素人の誤読か、

おいおい、混同しているのは「お方(笑)」だろう。
あんたも知識人なんだから撹乱作戦とかやめろ。アカい人の常套手段だよね。


区別しろ
939名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 17:07:09
>>937
お方(笑)やあんたはメンデル的な意味のdominanzとダーウィンがいう意味のadaptationとかfitを
混同してるんだよ。あんたはお方(笑)を擁護せんがためかもしれんがね。
そこまでして擁護したいか? こりゃ教科書書き換えは本当だね。



940名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 17:25:50
あんたの言い分には認めるところもある。
たとえば、ネオダーウィン的な意味で「優勢な遺伝子」というのはいいんじゃないか? 
この場合のドミナントは、いいかえると「頻度が高い」という意味だがね。
またこれをあんたがいうようにメンデルの用語とは当然区別されるべきで
「メンデルの用語と混同してしまうほうが無知な素人」であるわけだ。

メンデルのいうdominantは「頻度が高いかどうか」という尺度はまったく関係ないからね。

ちなみに昨夜考えてみて顕性、潜性の用語を使うのは悪くはないね。
俺の提案は「顕性」をつかわず「優性donant」/「潜性recessive」を使うというものだ。
「優性⇔劣性」と訳したり「顕性⇔潜性」と訳した人は、漢語に特殊な対象性に引きづられてしまっていると思う。
941名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 17:42:00
ちょっと修正。
ダーウィンの使うdominantは頻度が高いという意味だけでなく
「勢力が強い」という意味での「優勢」の意味はあるね。
いずれにしてもメンデルの用語とは区別されなくてはならない。

それから>>938の「区別しろ」は消し忘れ。

>メンデルの用語と混同してしまうほうが無知な素人の誤読か、つまらん揚げ足取りだとしか思えないが。

これは、アンチ・オイディプスへの忠言かってね。そうとるしかないね。
俺は誤読もしていなければ揚げ足取りもしていないし。
まあ、アカい人の撹乱作戦は幼稚なもんだ。嗤うほかない。
942名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 17:49:25
>>932
> もし、ある優性遺伝子が環境にたいし適応的であれば、もちろん種集団における頻度が増しますね。
>
> しかし、逆に優性遺伝子の表現形が環境に対し非適応的であれば、劣性遺伝子がそうであった
> と仮定するよりも速い速度で種集団における頻度を下げるんですよ。

いったいどこが反論になっているのか、それだけではさっぱり分からんが。
こちらの言っていることの論拠をただ反復しているだけにすぎん。

理論を明確にするための極めて単純化した上での、喩えによる思考実験だが、
ある特定の生態環境において相対的に有利な変異と逆に不利な変異とが、
相対的に顕性に分類される集合と、そうでない隠性に分類される集合とに、
同じ頻度で平等に起きると仮定しよう。
顕性・隠性のどちらの集合に、より優先順位的に、その生態環境において
有利な変異遺伝子の割合が増す、つまりその頻度が高まることになるだろうか。

遺伝子型では変異が平等に起こり、表現型でのみ自然選択が作用していると
通常どおりに考えるならば、顕性に分類される集合において、より優先的に、
自然選択の結果が実現されると考えられるのではないか。

したがって、メンデル的な意味での優勢からダーウィン的意味での優勢を導き出し、
これらをイコールではないにしても、プラス相関的に表現しようとすることは、
あながち間違った理論的仮定であるとは思えなくなるが。
943名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 18:15:04
>>938
そもそもその混同をして噛みついたのは君のほうが先じゃないか?
君はそれらを混同をしたから、アンチ・オイディプス氏の用いた表現が間違いだ
とついつい思ってしまったんだろ? 混同をしなければそうは思わないはずだ。

アンチ・オイディプス氏はそのことに対し、メンデル的な意味でのドミナントと
ダーウィン的な意味でのドミナントとを機能的に結びつけて考える仮定が、
そんなに間違いだとは思えないがなあ、といった主旨の返答をされていたはず。

私はその応答からして彼がこれらを区別していないとは思えなかったので
(しかも彼がそこで集団遺伝子学的な意味のことを何度か強調していたと見えた)、
私なりにそれがいったいなにを含意しているか考えたわけですよ。

べつに擁護しているとかそういう話じゃない。
君らは論敵を叩くことだけが目的であるようだから、擁護云々とか
そういう話になるんだよ。
マルクス主義の理解や解釈をめぐって、私はアンチ・オイディプス氏の考えとは
食い違う、ときに反するような考えを、ここでいくつも書いてきたはずだしね。
944名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 18:47:26
>>936
> 起きないよ、不利な形質の場合は淘汰されるわけだからな。あと質問って、

「自然選択の介在しない進化」もあることについては、
現在の主流派のネオダーウィニストもある程度認めているはずだが。

> 現代の自然選択説の根底となる遺伝子はメンデルの法則に従うということだ。

「根底となる」という言い方はちょっと頷けないなあ。
変異種が生まれてそれが子孫に伝わる場合があることはダーウィン以前から
ある程度知られていた。
ダーウィンの進化論がウォレスとともに独創性をもったのは「自然選択」という
遺伝法則の外部の決定因子を進化論・分類学にもちこんだ発想に主としてあるだろう。

自然選択主義という意味での(ネオ)ダーウィニズムにかぎって言うのならば、
プレハーノフの言い方のほうがダーウィンの学説の特徴と意義をうまく捉えていると思える。
945名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 22:21:53
ハイエクの隷従への道によるとサンシモンが「社会主義にさからうやつは
牛のように扱われる」って言ってたみたいに言ってるんですが、それで
引用はないんですが、出展分かりますか?
946名無しさん@社会人:2010/03/27(土) 23:23:01
お前らさあ、詭弁使うにしてもちゃんとすり合わせしろよw。アンチオイってやつは>>521

>つか「優性/劣性」という語を俺はメンデル以来の伝統的な意味でしか使ってないんだけども

って主張してるのに、別のやつが

>メンデルでなく、つまり、これはダーウィンの用語でもあったわけだ。

なんて無茶な弁護してどうすんだよ。

>環境に適応して「利己的に」増殖したものが「優性」であり、そうじゃないものが「劣性」であって、それ以外のどんな捉え方があるって言うんだ?

こんなこと書いてるやつを、

>しかも彼がそこで集団遺伝子学的な意味のことを何度か強調していたと見えた

とか書いたり、勝手に生物学の新説を主張してることにしてみたりとかさー。
なんか涙ぐましい努力というか、君らが北朝鮮の拉致はないとか、朝鮮戦争はアメリカが起こしたとかいってる人たちの思想的子孫だというのがよく分かる。
あとさすがにメンデルの法則に関し、

>「根底となる」という言い方はちょっと頷けないなあ。

ってのはさすがにいくら共産主義者といえど限度を超えてるぞ。
メンデルの法則ってのは君らの好きな思想じゃなく、科学的事実だから。
947名無しさん@社会人:2010/03/28(日) 01:23:17
>>946
だーから、メンデル的な意味での優勢・劣勢の区別に基づき、ダーウィン的な意味での優勢・劣勢に
その区別を関係づけて捉えたとしても、あながち矛盾があるとは言い切れないと私は既に書いたはずだが。

メンデルのいう優勢・劣勢とダーウィンのいう優勢・劣勢とは概念的ばかりでなく機能的にも無関係だと
中学校の教科書レベルでの概念に教条主義的に従って私は考えがちだったのだが、それはむしろ科学的に
柔軟な態度とは言えないと思うようになったよ。以前の私なら教条主義を振り翳すだけだった。

で、メンデルの法則ってのは、科学的な事実としては法則というほど普遍的でもないんだけどね。
948名無しさん@社会人:2010/03/28(日) 02:48:49
>>1 「共産主義は本当に悪なの?」

少なくとも、共産主義を標榜した体制が、ことごとく、人々を不幸にしたことは、歴史的な事実だ。
949名無しさん@社会人:2010/03/28(日) 02:52:11
ソ連は資本主義を標榜していたのだが。社会主義は資本主義を歴史の前提条件とするので。
950名無しさん@社会人:2010/03/28(日) 02:56:51
後発的に工業化を目指した国がその歴史過程のなかでファシズム化するのは、
洋の東西を問わず、ある程度共通して言えるのではないか。
少なくともメンデルの法則程度には(笑)
951名無しさん@社会人:2010/03/28(日) 14:10:58
>>947
だから

>それ以外のどんな捉え方があるって言うんだ?

って言ってるの見りゃすぐ分かるように、こいつは中学生の教科書程度の知識もないの明らかなんだよ。
もう君らがどんな誤魔化ししようとしてるのかバレバレなんだよ、悪いけど。
共産主義大事さにメンデルの法則まであてにならんとか言い出し始めて大丈夫か。
お前らもう血液型検査すら否定するつもりかw。
こんなスレにはアホな共産主義者ばかりだからまだあれだが、そんなん外の世界で語ってると基地外扱いされるぞ。
952名無しさん@社会人:2010/03/28(日) 19:30:13
>>925
それは分離の法則にかかわることであって、メンデルの法則といっても優性の法則ではない。
まあ、メンデルの「法則」といえば今日、分離の法則のみを指し示すべきだという声もたしかにあるが。
953名無しさん@社会人:2010/03/29(月) 00:48:17
949は典型的な低脳共産主義者の言い訳
954名無しさん@社会人:2010/03/29(月) 19:39:36
>>951
君もかなりの石頭だね。
ヒトは尻尾をつくる遺伝子をいまだ保持していることが分かっているが、
多くの場合それは表現型とならず、不活性化している。
確定的に言うつもりはないが、これはある意味では、メンデル的な意味での劣勢、
そしてダーウィン的意味での劣勢の概念とが、ともに当てはまる事例ではないか。
955名無しさん@社会人:2010/03/29(月) 20:55:40
>>954
退化してるだけですやんw。
それと劣勢じゃなく劣性な。
956名無しさん@社会人:2010/03/29(月) 21:39:01
じゃあクジラがああいう体型になって海を泳いでいるのはお魚時代への退化か?
劣勢という語をあえて使っているのは>>928にならったからにすぎんよ(笑)
957名無しさん@社会人:2010/03/29(月) 22:06:11
>>956
お前もうグーグルで調べてるだけで何の知識もないのバレバレだからやめとけば。
尻尾作る遺伝子が劣性遺伝子なわけじゃないし、進化と退化は相反するものじゃないんだが。
958アンチ・オイディプス:2010/03/30(火) 13:54:58
>>920以降についてのコメント。
いちいちアンカー付けんのめんどいんで、それぞれ関係のありそうなとこだけ読んでくれ。
まず遺伝ないし優性/劣性について。
何が優性/劣性か、ということは環境に対して事後的にしか決まらない。
ここで言う「環境」ってのは、「所与のもの」と言い換えることも可能で、その意味で個体の身体を形作る
遺伝情報も、そこに含まれてる。
個体を取り巻く外部的な環境を「外部環境」とすれば、遺伝情報は「内部環境」と言うこともできる。
優性/劣性はこうした環境に対してしか決まらない。
「個体は遺伝子を運ぶ船」というようなことを、ネオ・ダーウィニストたちは言うけども、それに倣えば
遺伝子ですら、遺伝情報を運ぶ船でしかない。
つまり「遺伝か環境か」っていう選言的命題は、そこでは「遺伝も環境も」っていう包含的離接として、
命題そのものが無効となる。
それから「遺伝子選択説」は従来の「自然選択説」の行き詰まりをマクロからミクロへと転換することで
乗り越えようとしたものだから、「ネオ」・ダーウィニズムと呼ばれる。
だから「置き換え」なんだよ。
それと「退化」は「進化」の下位概念だね、進化論的には。
959アンチ・オイディプス:2010/03/30(火) 13:56:14
   続
あと、「共産主義への忠誠」とかなんとか、バカバカしい「ご指摘」に関して。
>>916の繰り返しになるけど、主意主義的なもの(スターリニズム、ユーロコミュニズムなど)と
非-主意主義的なものの区別がついてないんだろね。
「共産主義」=スターリニズム・ユーロコミュニズムも、「自由主義」=反共主義も、主意主義という点では
変わりがないし、その意味でアーレント的な「ファシズム」でしかない。
個々人の自由意志というものを、その存在は肯定しつつも、重視しないのが
ドゥルーズの非-主意主義的な哲学であり、そこから導いてきた俺の「システム進化論」だよ。
言い換えれば資本主義社会・国家への没我的、没個性的な従属が、共産社会を齎すとするのが、
俺の言う「システム進化論」。
それが違うというのならその反証を出してくれって俺はずーっと言ってるんだけど、未だに
その反証を出してもらってはいないね。
ただ盲目的な反共主義者の信仰告白があるばっかりで、少々飽き飽きしてきたね。
反証、反論、早く出してくれよ。じゃないと議論が一向に進まない。
まぁ議論を進めると信仰的に困る(信仰の基盤が揺らぐ)から出してこないんだろけども。
960名無しさん@社会人:2010/03/30(火) 14:37:40
>>957
>>955が「退化しているだけですやん」と書いているから、
「進化と退化は相反するものじゃない」だろ?という意味を込めてクジラの例を挙げたつもりなんだがね。

じゃあ、いったいなにをもって>>955は類人猿に尻尾が外形上形成されなくなったことを「退化」と称しているのか?
まさか用不用で尻尾が形成されるかどうか決まるとでも>>955は考えてそう書いているのか?

ちなみに、ヒトが尻尾の遺伝情報を保持しているのと同様にクジラも後ろ肢を形成する遺伝情報を保持している。
稀に(1/500頭位の割合だったかで)表現型として後ろ肢を形成して産まれてくる個体がいるらしいんだな。
961名無しさん@社会人:2010/03/31(水) 12:42:46
>>937
顕性・隠性という言い方は、メリットといえば分かりやすいだけで、理解の浅い訳語である。
メンデルは優性・劣性な遺伝を取り上げるのに、いわばデジタルに異なる形質を
取り上げているが、実際には量的に連続的に変化する遺伝子が存在することは当然念頭にあっただろう。
もし優性・劣性となる遺伝がデジタルに変化するだけなら顕性・隠性に当たる言葉でも良かっただろうし、
メンデルもそういう言葉を用いたかもしれないが、量的に変化する形質まで念頭にあったので
「顕性」にあたる言葉を使わなかったと推定できる。
さまざまな遺伝様式まで考慮すれば顕性・隠性の語のほうが誤解を招くといえる。

また
>それぞれの文脈が相互に隣接する関係をもつために用語間に無用な煩雑さを招くのは望ましくない。
というならば、
>>937
>ダーウィンのこららの用語が今日、「優勢な遺伝子」と言い表されるようになることは、
>ダーウィンの自然選択説の文脈で使われていた用語に対応していて、むしろ忠実で自然であるとも言える。

これなどは、あまりに文脈的に相互に隣接する関係をもつために無用な煩雑さを招くまったく望ましくない用語法といえる。
だいたいダーウィンはdominantという言葉は一般的な意味しか持たせていないので用語(ターム)
とは言いがたい。(一般的な意味で)dominantな種が生じるのはなぜかという問いに対し、
それは(ダーウィン的な意味で)adaptiveな種なのだ、という結論を導いているのが彼の主旨である。
したがって、煩雑さを避けるためにも、ダーウィンの自然選択の文脈を重視するにおいても
adaptiveな遺伝形質という言い方が望ましく、「優勢な遺伝子」などという曖昧極まる言い方は避けられるべきである。
962名無しさん@社会人:2010/03/31(水) 13:09:10
>>942
その仮定で、ハーディー・ワインベルグ平衡に近いところまで達したとすれば、
「@劣性でかつ適応度の高い遺伝子」のほうが、「A優性でかつ適応度の高い遺伝子」よりも
ダーウィン的な意味でdominantになりますよ。(頻度が高くなると予想できる)
Aのほうが@よりfrequentとなる初期速度は速いけど、最終的に@に抜かされるということです。

なぜなら、「A」の対立遺伝子は「B劣性でかつ適応度の低い遺伝子」
であるが、これは劣性であるがためにヘテロ接合の中で生き残り、故に排除されがたい小さい存在比
になったところで平衡となるからです。血友病やその他の遺伝病を考えれば分かるでしょう。

残念。
963名無しさん@社会人:2010/03/31(水) 13:51:03
いずれにしろ
>>866のように
「確率的に否定できないから、某氏の仮定は否定しにくい」という態度は科学ではない。
お笑い氏の仮定は間違っている。
たまたま確率的にそういうこともありえるというだけだが、それを正しいというのは
風が吹けば桶屋が儲かる式のトンデモに他ならない。

> >環境に適応して「利己的に」増殖したものが「優性」であり、そうじゃないものが「劣性」であって、
これを読んでプレハーノフ愛好者のような解釈を施すのは、どう好意的にみても無理がある。
擁護せんがための議論だと申し上げた次第である。



964名無しさん@社会人:2010/03/31(水) 14:19:29
>>959
>言い換えれば資本主義社会・国家への没我的、没個性的な従属が、共産社会を齎すとするのが、
>俺の言う「システム進化論」。
>それが違うというのならその反証を出してくれって俺はずーっと言ってるんだけど、未だに
>その反証を出してもらってはいないね。

未来というのは人間にとって未知なものなのであり、未来の仮想について「反証」を出せというとは、
この人が○○であるか○○○○であることが明白である。 要するにカルト宗教の信者である。
仮に未来社会を推定できるものとして、一般的にさまざまな未来社会が想定されるなかで、
「共産主義のみが将来齎される」というのがマルクス的共産主義者の立場であり、
あんたのいうところの「システム進化論」(笑)なのでしょうが、これを「証明」すべきは君らの側なんだが。

これと逆の「未来は共産社会を齎さない」というためには、「悪魔の証明」が必要となるからね。
全称肯定命題(又はその対偶としての特称否定命題(すなわち消極的事実))の証明の困難性な。
あんたはまず、論理学から勉強したほうが良い。

森村誠一・日共愛好者の『悪魔の証明』とはよく言ったもんだ。
中共の宣伝を垂れ流しておいて、これらを否定できるなら否定してみろ、という謂だからね。
あんたらは品性が下劣なんですよ。
965名無しさん@社会人:2010/03/31(水) 14:36:25
731部隊に関する書名は『悪魔の証明』じゃなく『悪魔の飽食』だったわ。
いずれにしろ、このトンデモ本はアカハタに連載された。
日共は自主独立などというが、すくなくとも反日に関する限り、ソ連や中共の「犬」であり、
そのためには事実を捻じ曲げ反日妄想を書き立てることは何でもないと考えている。
966名無しさん@社会人:2010/03/31(水) 15:23:59
広松渉は学者として誠実だったので、ソ連の崩壊とそれに付随するマルクス主義者の動向に
言及する箇所で、スターリン派(=マルクス・レーニン主義)が20世紀の半分を「圧倒的に優勢な主流を占めてきた」
と認めていますね。

>1930年代からの半世紀間、圧倒的に優勢な主流派を形成してきたのが、スターリン派の
>解釈体系であったことはいまさら申すまでもありますまい。この”主流派”と並んで、
>第一級に著名なものだけを挙げても、ルカーチ派、フランクフルト派、グラムシ派、
>ルフェーヴル派、アルチュセール派といった諸派が独自の解釈を提示してきました。
>が、これら”傍流”は、学者・研究者の一部などでは高く評価されても、所詮は”少数異端派”
>としてしか扱われてきませんでした。

「主流」「傍流」といえば、勢力を現す客観的な言葉として使用できるのに対し、「正統」「異端」といえば、
主観的にそれぞれの立場をあらわしているに過ぎない。
20世紀のマルクス・レーニン主義が地球の半分において、また日本の左翼勢力においてヘゲモニー的
に勢力をもったことを君らは歴史的事実として認めるべきである。

認めていれば>>879のような
>マルクス主義者たちが最初からレーニンやボリシェヴィキに無批判で、それらを絶賛していて、
>ソ連が崩壊した後になってから掌を返したようにソ連批判をし、あれは社会主義でも共産主義でもない
>と後出し的に言い始めたとするのは、歴史的事実の認識において素朴に間違いであり、捏造であることが分かる。

という言説は生まれてくるはずがない。
日本の左翼勢力においてヘゲモニーをもっていた人たち(およそマルクス・レーニン主義的な)が
ソ連や中共や北朝鮮を絶賛し、拉致は無かったといい、拉致実行者を解放しろといい、ソ連が崩壊した後になって
動揺し手のひらを返し始めたのである。捏造ではなく、彼らのプロパガンダとその結末である。

認めていれば、>>879
967名無しさん@社会人:2010/03/31(水) 15:26:09
認めていれば、>>879  ←消し忘れ

いずれにしろ、あんたらが勝手に仲間割れしているだけで、破綻している同じ穴の狢というほかはないのだが。
968名無しさん@社会人
>>961
優性・劣性の用語それ自体が遺伝学の外部で一般になぜ誤解を生じやすいかといえば、
おそらく、その語が用いられる「文脈」から切り離されて一人歩きしているからでしょ。

何において優位なのか優勢なのか、という文脈がその語とちゃんとセットになっていれば、
おそらく誤解は生じにくかったはず。
優性・劣性と称するだけじゃ、それが形質に「顕れる相対的度合い」(表現型)の話だとは、
確定できない。その語が使われる文脈の情報を欠いてはね。

けっきょくそこで問題になっているのは、遺伝が表現型に「顕れるかどうか」の差異と
その度合いなんだから、君が量的な含意も必要だというなら、「適応度」という概念と同じく
「顕性度」という概念を用いればいいって話になる。
遺伝における「顕隠の法則」もしくは「顕性度の法則」だとでもね、すればいいんじゃないか。