宮台真司に「誰か教えてやれよ」

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461名無しさん@社会人
『Mobile Society Review 未来心理』は、人文・社会科学や理工・理科学系の先端研究をわかりやすく
紹介する場として、さらには高度な研究発表を掲載する場ともなるべく、このたび「査読誌」としての機
能を持つこととなりました。多様な学問分野から専門家を査読者に迎え、全国から投稿論文を募集し
ていきます。
● 募集中のテーマ

募集テーマ:記憶 (注:初回の募集のみ、通年スケジュールと異なります)
受付締切日:2008年9月30日
掲載予定号:Vol.14 (2008年12月25日発行予定)

募集テーマ:伝達
受付締切日:2008年11月30日
掲載予定号:Vol.15 (2009年3月25日発行予定)


橋本 秀紀 氏

専門分野は高層ビルのようなものだ。高層(専門性の高さ)に住めば、眺望もよく他の高層ビル(他の専門分野)
はとても近くに見える。しかし、いざ他の高層ビルの住人(専門家)に会おうとすると、厳しいセキュリティ(専門の
壁)と昇降時間の長いエレベータが待っている。その点、本誌は1階建てのセキュリティの甘いカフェだ。文理だ、
御専門は、なんて野暮なことは聞かない住人が憩い(刺戟)を求めてあちこちから集まってくる。

宮台 真司 氏

科学技術の発達は、一次的現実の設計化(アーキテクチャによる無意識的誘導)と二次的現実の精細化(メタ
ヴァース)が進むことで、「人間」のみならず「世界」をも揺るがしている。しかるに今日、人文知や科学知はとも
に、科学技術が、社会を支える自明性を液状化させている事実に鈍感である。こうした隘路を避けて、自明性の
地平をどこに見出す 「べき」なのか、という「今日的課題」に鋭く切り込む―そうした論文をお待ちしたい。