いじめの社会理論 2

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836名無しさん@社会人
エーリッヒ・フロム 『自由からの逃走』  カスタマーレビューより

 『自由は近代人に独立と合理性とをあたえたが、
  一方個人を孤独におとしいれ、そのため個人を不安な無力なものにした。
  この孤独はたえがたいものである。
  かれは自由の重荷からのがれて新しい依存と従属を求めるか、
  あるいは人間の独自性と個性にもとづいた積極的な自由の完全な実現に進むかの
  二者択一に迫られる。』

 『宗教や国家主義も、まことに馬鹿げた他の習慣や信仰と同じように、
  もし個人を他人と結びつけさえすれば、
  人間のもっとも恐れる「孤独」からの避難所となるのである。』

 『人間に残された道は、
  愛や生産的な仕事の自発性のなかで外界と結ばれるか、でなければ、
  自由や個人的自我の統一性を破壊するような絆によって一種の安定感を求めるか、
  どちらかということである。』

 宗教、イデオロギー、カリスマ占い師、御主人様…… 
 何であれ、自由を奪い去り、重荷を取り除いてくれるものへの憧れ。

 麻原に従った人間は、決して特殊な人々ではない。
 あなたも、威圧的な命令をしてくれる存在を求めているのでは。

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