1 :
ホアキン:
日本銀行のマネーフロー表によると、ゼロ金利政策が実質的に始まった99年4月から2006年6月末までの15ヶ月間で、銀行の保有する国債は52兆円も増加しました。
この額は、同期間の国債残高の増加額だけでなく、マネーサプライの増加額の2倍を上回る規模でした。
こうした銀行の姿は、預金をすべて国債で運用する「コアバンク」化を進めているかのように見えます。
期間の短い国債の金利はほとんどゼロに近く、逆に満期が長い国債は価格下落のリスクにさらされています。
国よりも信用力の低い銀行が信用力の高い国債で資金を運用して、預金に金利を払い続けることは厳しいのではないでしょうか。なぜ、こうした国債の保有構造は、長期にわたって持続可能とは思えないのでしょうか?
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