政府の債務が膨れ上がって返済できなくならないようにするには、まず
名目経済成長率 > 長期国債の利率(名目金利)
という条件を満たすことが大前提です。
小泉就任後のGDPの・成長率と 長期国債の利率
名目GDP ☆名目成長率 実質国内総生産 実質成長率 ☆長期国債の利率
2001年度 501.3 ▲2.4 509.5 ▲1.1 1.4
2002年度 497.5 ▲0.7 513.5 0.8 1.0
2003年度 501.6 0.8 524.0 2.0 1.4
2004年度 *505.5 *0.8 *534.0 *1.9 1.5
☆のついている2つの項目を比較してください。名目経済成長率が伸び悩み、
長期国債の利率を下回っていることがよくわかります。これでは借金は返せません。
デフレ下では借金が重みをまし、返済がきつくなるということがよくわかると思います。
↓の資料でもわかるように、いまでも政府はものすごい勢いで借金を増やしていて、
10年以上ほぼ変わらないペースで伸び続けています。
国及び地方の債務残高の国際比較(対GDP比)
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/007.htm 政府の借金を返すためには、まずデフレからの脱却が必要です。
デフレから脱却しなければ、名目成長率が伸びずに借金は膨れ上がるばかりです。