736 :
名無しさん@社会人:
>>686 内藤・宮台・佐藤の論説は、新聞・雑誌やWebで読んだ程度だが・・・その範囲内
で言うと、この中で現場的にまだ「マシ」なのは佐藤だけだ。
苅谷氏も本人の意図とは別に、階層化を煽ることで教育産業・私学の手先のようになっているね。
>>689 さんが仰るように、現在の状況では、内藤・宮台理論などは、いわゆる「二極化」「階層化」にし
か奉仕しないよ。みな、指導要領削減や学力低下論ばかりに惑わされて見失っているが、今の
文科は、自民党文教族型のタカ派愛国心言説を除けば、新自由主義的教育改革の方向で進んでいる。
寺脇氏は、いわば新自由主義担当の広報官という役回りだね。彼が自分のラサール・東大時代の
話ばかりするのは、その正体(臨教審直系の小さな政府で民活論者)を隠すためだろう。
批判する方もレベルが低いというか、例えば八木秀次など「寺脇はピンク映画を韓国に持っていく
ような反日的な奴」とかいう低次元なレトリックを使うわけですよ。
(ピンクぐらいどうでもいいだろう。八木も旧臨教審の故香山健一の思想は知っているだろうに、
サヨクが文科を汚染した、とデマを撒き散らすのはいい加減にしなさい!)
737 :
名無しさん@社会人:05/02/09 07:25:25
内藤・宮台は、そうした改革を「もっとやれ」と言っているようにしか見えないのですが?
宮台氏が民主党や松下政経塾・構想日本系の教育「改革」派と親しいのも気になる。民主党など、
アメリカではすでに「失敗」したと言われるバウチャー、チャーターをマンセーす
る人間がいる点で正気とは思えない。NPO系にも多いなあ、こういうヤツ。
(実は学力低下論者の多くも、「市場化・競争化で学力向上」とか無茶苦茶なこと
を言っているので、学力論以外では文科に近い。右も左もおかしくなってしまった)
738 :
名無しさん@社会人:05/02/09 07:33:29
バウチャーやチャーターは失敗確定とは言えないのでは?
>>736 > 苅谷氏も本人の意図とは別に、階層化を煽ることで教育産業・私学の手先のようになっているね。
本人の意図どおりじゃないかな(w
その証拠に、この人、階層化を問題にする他の教育社会学者とちがって、
階層化を正統化している「学力」概念そのものには斬り込まないはず。
>>739 具体的な政策でいうと、どこでどう混同していることになるの?
743 :
名無しさん@社会人:05/02/09 13:08:39
ミヤダイは階級社会OKっていうけどね、分かってのかなあ。
今の日本でそれをやると、ヨーロッパ風の「古きよき労働者階級」
なんてものが成立できる条件はもうどこにもないんだよ。
本家のヨーロッパにおいても崩れているんだから。
いわゆる第二次産業の工場労働について、そこそこの生活の安定と
仲間意識を保てる条件なんて、今の日本にはないよ!
その点、分かっていない。
近い将来はゲイテイッド・コミュニティの日本版みたいなところに住んで、
年収数百万円の中間層(都市サラリーマンや一般職OL、それに地域商店街の
自営業者、独占・寡占ではないが下請け・孫請けでもない独立した中小企業)などが
どんどん減っていって、一部の高級住宅街以外はスラムかそれに準ずる危険地帯に
なってしまってもリベラリストの本義に、あるいは愛国の本懐にもとらないのかね?!
内藤・宮台は同じ土俵で競争しても殆どの人間は負けるから
複線化、多様化しろってことでしょ。
苅谷の言う一元的な価値に執着すればその中で相対化されて
階層化されるのは必然
産業の方が平均点レベルの人材を大量に必要としていない
それどころか平均点枠は間違いなくこれから縮小していくのに
圧倒的なリソース不足をどうするつもりなの苅谷は。
上からの全体主義を問題するだけでは十分でないということだね。
いじめで自殺にまで追い詰められる子ですら、それでも学校にすがりつかざるを得ない
心の牢獄に支配されているという現実。まるで監視塔が自己の中にあるかのような。
>>744 苅谷はいっぽうで「学力」という階層化のイデオロギーを補完して「学力」低下を煽り、
「学校知」や「学歴」のもつその政治性(階級性)そのものから目を背けている。
要するに、階層化などという煽りを利用して逆に階層化を正統化しようとしているだけ。
747 :
名無しさん@社会人:05/02/09 13:58:21
>>745 >いじめで自殺にまで追い詰められる子ですら、それでも学校にすがりつかざるを得ない
>心の牢獄に支配されているという現実。まるで監視塔が自己の中にあるかのような。
今では定年退職をしていますが、渡辺位という精神科医は、そのことを「子どもが
自分の中に時限爆弾をかかえてしまう」という言い方で表現しています。
だから、子どもの無意識の声を尊重して、登校拒否をするのは適切な判断だと。
のちにこれは斉藤環ら支配的な専門家たちによって、
「医者やカウンセラーが子どもを学校に行かないように洗脳して操っている」
「イデオロギー注入をしている」「親子に学校に行かないように圧力をかけている」
という驚くべき誹謗・中傷のもとになりました。なかには「党派」と言い出す者さえ
います。
748 :
名無しさん@社会人:05/02/09 14:02:32
斉藤環って「ネタニマジレス」とかいう恥ずかしいタイトルの文章発表したよね。
先週くらいに。
749 :
736 :05/02/09 14:32:42
>>738 自分が聞いた限りでは、期待するほどの実効はあがっていない。チャーターも、教育産
業にビジネス・チャンスを与えただけなのが実態だとか。
(チャーターは、日本でもやりたがっている会社はあるだろう。ベ○ッセはすでに
研究を始めているらしい。とっくに官界・自治体に何らかの形でプレゼンしていてもおかしくない。
く○んを初めとするチェーン系も、フランチャイズのマニュアル化、生徒獲得や
非常勤活用法、コストカットのノウハウは応用できる)
教育はまともにやると儲からない。だが、委託・ノウハウ販売に徹して中抜きするなら・・・話は別だろう。
西村・戸瀬・和田などがもてはやす「学力向上でよみがえったアメリカ」も幻想。
現に最近、話題になったOECD調査も無惨なものだった。これも実効としては、自分
の名前の読み書きもできないような底辺層の底上げに「若干」成功した程度で、
実態は地域格差・家庭格差の拡大に寄与しただけらしい。
750 :
736:05/02/09 14:34:52
一方、寺脇氏が持てはやしていた(文科がモデルにしている)のは、アメリカ型市場化・
自由化なので、両者はカリキュラム論以外では近い所にいると言っていいのでは?
>>739 自分は浅学なので、さらに詳しくご教示願えると幸甚に存じます。
>>740 >>746 苅谷氏の「怪しさ」については、自分も状況証拠は知っているよ。妄想かも
しれないのでここでは明言はしないでおくが・・・。
>>743 宮台氏は小室直樹の影響があるのではないか? 小室氏も、「教育を自由化せよ」
とか散々わめいていた。
751 :
736:05/02/09 14:36:39
>>744 苅谷氏の意図はともかく、複線化・多様化で社会格差が無効化する、というのは幻想では?
社会自体が、
>>743さんの仰るような方向に現在進行形で進みつつあるわけだし。
自分も昔は多様性には楽観派だったが、例えば単位制・通信制の実態を聞くにつけ疑問になってきた。
全日制に行かない生徒の受け皿として機能しているのは事実なので、存在意義は認める。
だが性質上、「個性」の美名のもとでは中退者も多い。
総合制に至っては、往々にして生徒を遊ばせる学校になってしまっているらしい
ので、個性・自由を標榜する実質上の棄民政策でしょう。
文科は、その総合制を職業科や普通科の再編・統合の切り札として進めているわけです。
卑近な例としては、現在、文科の誘導もあり、院・大学・専門・高校等で「個性」を謳う学科が増えていますが、
そうした学科のうち、いったい何%が自分の専攻領域を活かして生活できるのですか?
むろん、安定成長下で労働者の人権も守られている社会なら、多少の「やんちゃ」
をした人間も労働市場のどこかで吸収できる余地は増えますし、実際これまでは、そうやって例えば
高校・大学でスポーツに打ち込み、プロにはなれなかった人間なども吸収してきたわけです。
だが、雇用市場は激変しており、「潰しの効く」コースの人間も苦しいのが現状ですよ?
752 :
736:05/02/09 14:39:02
要するに、普通の政策(需要・雇用の回復+各階層における労働者の人権の確保)を捨て、
いっけん個性・自由を尊重し弱者を擁護するようでいて、実は万人を踏みにじっていくのが
現在の「構造改革」ですよ。
教育改革もこの改革に連なる文脈で批判されるべきなのですが、佐藤学(この人をマンセー
しても仕方がないが)や斎藤貴男ぐらいしか、一般にも目立つ論者がいませんね。
村上龍の「13歳のハローワーク」ブームにも似たことを感じるが、宮台氏の主張は、
安定成長期で人権も確実に擁護されている状況下で行うべきでしょうね。
>>747 > のちにこれは斉藤環ら支配的な専門家たちによって、
支配的な、ってどういう意味で言っているの?
>>750 思うに、736さん自身もその苅谷氏と同様の立場ではないかと、一連の書き込みを読ん
で感じるのですが、苅谷氏の物言いのどこに怪しさを感じるのか、具体的に明言してい
ただけませんかね。
755 :
名無しさん@社会人:05/02/09 15:17:10
>>753 かつて文明批評家イリイチらは、専門家を「リベラルな専門家」と
「ドミナントな専門家」に分けました。
素人の利益を尊重する専門家は「リベラルな専門家」
専門家集団の利益のためにクライアントを侮辱し利用しつくす、あるいは
情報を隠したりウソをついて人を操ったりする専門家は「ドミナントな専門家」
斉藤は、クライアントの利益に反することをしています。
ひきこもり、さらにニートを、まず文化的・社会的に一般社会から隔離しています。
これは大変な横暴です。このままいくと、文化的・社会的な隔離のあとには
ゲットー化や強制収用労働所、さらには絶滅収容所さえ作るかもしれません。
理由なき逮捕も、処刑もあるかもしれない。
その可能性を思うと、超のつくドミナントな専門家と言える。なので「支配的な専門家」
と記しました。
>>751 具体的に単位制の中退率はどの程度なのでしょうか?
そもそも全日制のほぼ全入全卒みたいな状況も異常ですよ
公立の普通科なんて実際には半分くらいが卒業にふさわしい
学力を備えていないともいわれている。
しかし内藤や藤井みたいに学業優秀でもイデオロギーや
人間関係で学校と対立すると放校されてしまう
そういう状況の方がよっぽど異常だと思う。
それが大学まで覆いつつある。
大学どころか大学院までモラトリアム化が進んでいて
無意味な高学歴化の圧力が人材のインフレ化を引き起こしている。
この方が社会的資源が無駄に浪費されている。
内藤・宮台の施策ですべての人間が幸福になるとは思わないが
確率的にはこれ以外の策は無いと思う。
斎藤貴男は教育以外の言説は賛成できる部分が多いが
有りもしない全ての人の結果平等に固執して多様性を否定するのは
自信の他の言説を否定することになってないか?
イリイチ氏は、低開発といわれるラテンアメリカでの階層化された社会の現実を
その実践上のフィールドにしていたからね。その問題意識からそもそも出発している。
>>755 山形浩生なんて真顔でそういうこと言ってるからね。
759 :
736:05/02/09 18:15:02
760 :
736:05/02/09 18:17:31
メディアのゆとり教育論は「学力低下で大変だ」「階層化で危機迫る(だから抜け駆け
しよう)」「ゆとり教育と薄い教科書で子どもがバカになる」といった表層に終始し、根底にあ
る教育の構造改革の是非にはほとんど迫っていない。
これは恐らく、年長のメディア幹部には土光信者が多く、「行革で民活で小さな政府」という大枠の政策自体は
疑っていないためではないかと感じている。さらに言えば、彼らの小泉批判は「改革が中
途半端だからよくない」という論調に過ぎず、実質的には応援している内容であるのも、これと同じ構図だろう。
761 :
736:05/02/09 18:19:12
>>756 >内藤・宮台の施策ですべての人間が幸福になるとは思わないが
>確率的にはこれ以外の策は無いと思う。
それはすでに答えたでしょう? 彼らの主張は、「経済が安定成長期」で「労働者の
人権も確実に擁護されている状況下」で行うべきことと考えます。
現在は出口の労働市場がおかしなことになっているわけですよ。現在の新自由主義で
小さな政府の官界政界としては、もはや普通の政策(需要・雇用の回復+各階層における
労働者の人権の確保)を行う気が薄くなっているわけですよ?
これでは、よかれと思って、かえって火に油を注ぐのではありませんか?
>>751-752
762 :
名無しさん@社会人:05/02/09 18:31:30
>>756 高学歴化は産業界の人余り対策+国民の貯蓄率引き下げ陰謀の合わせ技では
僕はどちらかというと、ネオリベ風の経済的な水準でのリベラリズムよりも
社会的な水準でのリベラリズムには大いに賛同したいですね。
764 :
名無しさん@社会人:05/02/09 18:33:42
>>760 俺はもう一つあると思う。
「JAPAN as Number One in Asia」幻想の崩壊。
韓国やシンガポールの高得点が火に油を注いだのではw
>>761 現状の学力を是とした高学歴化こそ
安定成長を前提とした政策でしょ。
アメリカでも景気が良かったから教育に熱が上がったのであって
学校だけ元に戻してもそんな奇跡は
2度と起こらない。
現状の学力を是とした高学歴化は
今後というか既に必修となっている
コミュニケーション能力と完全にトレードオフだから
それこそ火に油を注いでいるようにしか思えない。
766 :
736:05/02/09 19:10:35
>>765 ですからね。いかなる教育政策を行うにせよ、大前提は「実態経済と労働市場が安定している」
「各階層における労働者の人権確保への努力が行われている」の2点なのでは?
この2点が不安定な状況下での「改革」に何を期待できるのですか? 私はそれを
言っているに過ぎない。
>今後というか既に必修となっているコミュニケーション能力と完全にトレードオフ
上に駄目な受験エリートの事例が出ていたようだが、それのことですか? それは
半分は本当かもしれないが、半分は嘘でしょう? どこでもいいからそれなりの大学に行ってごらん?
そんなにステレオタイプな人間把握で大丈夫ですか?
767 :
736:05/02/09 19:22:21
>既に必修となっているコミュニケーション能力
自分は東大ではありませんが、駒場の諸君の多くは、それこそ受験エリート的特性をフルに発揮し、進振に
備えたシケタイ・シケプリでなかなかに「優秀」な働きぶりを見せるそうじゃありませんか?
以下、半分は皮肉で書きますが、これもある意味では立派な「コミュニケーション能力」
と言えるのではないですか?
シケタイで優秀な人間は進振も就活も院試も、まあまあ上手くいくだろうね。情報の収集・処理能力、
対人交渉力、コツコツと(あるいは要領よく)試験勉強を行える程度の知的能力、
これはこれで、なかなかたいしたものじゃありませんか?
>>766 これからずっと不安定だし不透明ですよ
間違いなく。だから現状是認ですか?
>>767 あなたのコンプレックスにみんなが付き合う事はないので
残り少ない椅子取りゲームか腰巾着枠獲得めざして
がんばってください。
他人を巻き込まない程度にね。
>>736はそもそも新聞、雑誌、webで読んだ程度の前提で内藤の理論を
階層化に奉仕と言っている時点で相手にする必要ないかと。
>>768 >だから現状是認ですか?
現在、進められている教育改革の本質とは、教育版の構造改革なんですよ? 教育「改革」
論者は利用されてイイトコ取りされているのではないですか?
>残り少ない椅子取りゲームか腰巾着枠獲得めざして
何を言う? 「改革」を云々する以前に、現在の政策・社会潮流は、当然の前提「実態経済
と労働市場の安定」「各階層における労働者の人権確保」の2点とは逆行しているではないですか?
こうした状況下で、いったい何を「改革」すると言うのですか?
>769
自分が知識不足なのは認めますが、教育チケット制=事実上のバウチャー制を薦めるあたり、大変に危
険な人物と考えますが? バウチャー制で教育機会の平等が保証される、というのは幻想では?
あんた今から共産主義革命でも起こす気?
資本主義社会に居る限り不透明感や流動性は今後益々避けられない
それに耐性を着けるには佐藤学の言う学びの共同体みたいなものに
適応したら自由で選択肢に満ちた実社会出てから人格乖離が起こよ。
>>771 >資本主義社会に居る限り不透明感や流動性は今後益々避けられない
ですからね・・・そういう不透明感や流動性は、現在においては新自由主義型構造改革
がもたらしているんですよ? その流れをまず止めるのが先決では?
>それに耐性を着ける
耐性とは何ですか? 流動性の名のもとに、先行き不透明な労働市場下の雇用に甘んじることですか?
>自由で選択肢に満ちた実社会出てから人格乖離が起こよ。
では反対にお聞きしますが、学校化からの解放は、本当にストレートに人間解放をも
たらすのでしょうか? 私には、現在起こりつつある事態は、自由と個性に名を借りた
棄民政策にしか見えませんけど?
>>751-752
773 :
名無しさん@社会人:05/02/10 01:55:57
>>688参照
だから、就職問題を「教育問題」にしてはいけません!!!
雇用形態に由る差別(所謂"正社員"とアルバイト、パート、派遣その他etc,)の禁止は既に国会でも提案されましたが
業務内容に必要不可欠である事が何人の眼から察ても明白で在る場合のみを例外として、学歴に由る雇用差別を禁止するのみならず
被雇用者が学歴を詐称しても不処罰とし、それどころか雇用者が被雇用者の学歴の真贋を調べたり知ったりするだけで処罰できる。
被雇用者は、学歴の真贋を調べたり知ったりしたのではないかと判断しただけで、雇用者を処罰出来る。
この案が通れば、「業務内容と関係がない場合であっても学歴がないと不利になる、不当な労働分配構造」はかなり無くなるでしょう。
そして教育本来の課題を問題に出来る訳です。
774 :
名無しさん@社会人:05/02/10 01:57:39
被雇用者は、雇用者が学歴の真贋を調べたり知ったりしたのではないかと被雇用者自身が判断しただけで、雇用者を処罰出来る。
良い学校入って良い会社入って良い暮らししたいなんて
思っているうちは新自由主義型構造改革の思う壺
一元的な価値や共同体に押し込めたらもっと悲惨でしょ
>>773 >雇用形態に由る差別(所謂"正社員"とアルバイト、パート、派遣その他etc,)の禁止は既に国会でも提案されましたが
これはどういう形での提案ですか? 興味があるのでソースを頂ければ幸いです。
>この案が通れば
「この案」とは、いったい、どこの誰が、どこに主張している政策提案なのですか?
不勉強ながら、ここまで強力な学歴差別禁止案は見たことがない。
>業務内容と関係がない場合であっても学歴がないと不利になる、不当な労働分配構造
学歴とキャリアの接続を断てと? これも、ここまで強力な提案は初耳ですね。
シグナリング理論に従うなら、資本側がすんなりこの提案を呑むとは思えませんが・・・。
低賃金労働における「流動化」には寄与するでしょうが、一定レベル以上の労働市場
ではどだい無理な提案ではありませんか?
こうした提案は、私が主張する「各階層における労働者の人権確保」にも通ずるとは
思います。ただやはり、「実態経済と労働市場の安定」という側面を、「改革」派の方々
は甘く見ているように思えてならないのですが?
どんな改革案も、こうした側面の安定がなければ画餅と化すのでは?(もっともそれは
すでに、学者の仕事ではないのかもしれないが・・・)
>>775 それはちょっと待ってくださいよ。一元的な価値や共同体からの「解放」は、本当に人間を
解放するのでしょうか? 現実は
>>743ですよ? そこが疑問でならないのですが?
旧ソビエトや東欧諸国は自由になれば豊かになれると思った
しかしそうはならなかった。
でも昔に戻れる戻りたいとは思わない。
それで十分でしょ。
完全な新自由主義的な優勝劣敗社会でもだめなのは当然で資産の再配分は重要。
でもそれを最も拒んでいるのは正社員や組合等の既存の労働者。
>>771 苅谷氏に対しては、同じ教育社会学者、再生産論者、左側からも批判や疑問の声が
多々上がっていたりするので、そこんところも見積もっておいたほうがいいです。
781 :
名無しさん@社会人:05/02/10 02:37:01
>>雇用形態に由る差別(所謂"正社員"とアルバイト、パート、派遣その他etc,)の禁止は既に国会でも提案されましたが
国会中継で見ました。提案していたのは民主党の議員ではないかと思います。
>「この案」とは、いったい、どこの誰が、どこに主張している政策提案なのですか?
>>688の、雇用問題についての内藤氏の見解を読んで、わたしが発案しました。
>>778 それは違うでしょう? 旧共産圏の話が出たので、経済の話をしましょうか? 賛否は
あるでしょうが、90年前後のバブル期までは、日本は安定した経済成長も実現させましたし、
所得再分配にも(議論はあるだろうが)ある程度は成功したわけです。
ところが91年頃にバブルが崩壊、以後、80年代から始まっていた新自由主義型行政改革
(→構造改革)を進めるほど、かえって経済は停滞し、所得再分配・労働者の人権保障も
崩れ、全階層でどんどん苦しくなっているわけです。
本来は、雇用や教育の「改革」は、マイナス面が出ても修正しやすい、失業者・被害者が現れても吸
収や救済がしやすい経済成長期に行うべきなのですよ。
それをゴリ押しするとすれば、小泉や竹中と同類と断じざるを得ませんが?
>>779 >でもそれを最も拒んでいるのは正社員や組合等の既存の労働者。
労働者が既得権益的に保守的に振る舞うのは有り得ることで、そこを資本側・未組織・他労組ま
で含めて政策的に調整し、全体を底上げし不公平を是正していく(具体的には各種セーフティネット
の充実や累進課税などが行われる)のが本来の行政や政治の役割なんですけどね。
当然、経済成長下なら、再分配の公平感も保ちやすいわけですよ。ところが現状は、
経済は失政(創造的破壊の幻想を追い、緊縮財政の小さな政府でさらに苦しくしようしている)
方向性としても再分配や人権保障は放棄されているわけです。
労働者側の既得権益だけを責めるのはいかがなものでしょうか?
>>781 >国会中継で見ました。提案していたのは民主党の議員ではないかと思います。
そんな曖昧な話・・・そりゃ「提案」だけなら日共でも社民党でもできますわな。
>
>>688の、雇用問題についての内藤氏の見解を読んで、わたしが発案しました。
なーんだ、お花畑の話かw
雇用形態に由る差別(所謂"正社員"とアルバイト、パート、派遣その他etc,)の禁止を
ホームページ等や著作でで政策として提言している議員は複数いる筈です、だから国会でも取り上げる訳で
貴方にとっては内藤朝雄もお花畑ですね
自分の脳内結論を元に「幻想では?」「思えませんが」などと言い続けて
挙げ句の果てにしょうもない煽りをしている時点でまともに相手にする価値が
見当たりません。たかだか2300円+消費税なんだからアマゾンあたりで
本を注文して買ってみたらどうですか?そうでなければ図書館で借りて読むなり、
とにかく的外れすぎて個別にレスつけてもいられません。
787 :
736:05/02/10 03:50:25
>>785 「提案」だけなら誰でもできます。でも、官界政界の実際の政策は? という話を
しているのですよ。
>>786 というか、教育チケット制とか言い出す時点で、「まとも」な人とは思えないんですけどね。
本気で善意から「選択の自由」を信じている人がいるんですね、なんだか恐ろしいですわ。
民主党のそれなりに影響力の有る若手中堅議員に支持されているのなら、雇用形態による差別の禁止は見込みが在ると思います。
わたしは、人間関係の不具合による学校選択は推進しなければならないと思いますが、学力による選択は規制すべきだと考えます、
特定の学力の層が特定の学校に集中したら、選択肢が無くなるからです
www.google.com/search?num=50&lr=lang_ja&q=雇用形態による差別&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS
一元的な学びの共同体なんて言って心の有り様まで強いる人間が
「人権」なんてチャンチャラ可笑しい。
嘗てのような「安定」と「成長」が同時期に来ることは
もう一回、戦争か災害でも起きて焼け野原にでもならないと
二度と来ないの。
>>791 私も「学びの共同体」理論をすべて肯定してはいません。そこをご理解ください。
>>792 そうしたエセの諦観とロマンチシズムは害悪ですよ。現在の構造改革は、わざと
制度の「創造的破壊」を行い、潜在成長率のみを高めよう、ということです。
本来は、そうしたエセの感傷に浸るのではなく、普通の経済対策(「需要・雇用の回復」
+「労働各階層の人権回復」)を行うことが大事なのです。
そうした普通のことを行わずに、教育で「流動性に備えよ」などとやっているのだと
すれば、労働者を「自由」という名の荒野に裸で放り出すに等しい。
誰にとってもマッチするような一元的な共同体こそ幻想だろ?
そんな善意のユートピア幻想こそデストピアへの道なんだよ。
>>794 ですからね。いかなる社会を求めるにせよ、(「需要・雇用の回復」+「労働各階
層の人権回復」)を行うことが前提なんですよ。わかっていただけませんか?
雇用市場が安定していなければ、いかなる体制下でも生じる失業者・失敗者を労働市場のどこかで
吸収できませんし、各階層で人権確保が行われなければ、
>>743 のような露骨な階層社会が到来します。
仮に、こうした2点が曖昧に論じられているとすれば問題ですね、そのあたりはいかがなのですか?
という話です。ああ、もっとマジメに各人の著作を検証すれば書いてあるのかもしれませんね。
だから一元的な価値に固執するから階層化に拍車が掛かるって
何回言わせる!
自信の選択失敗を再挑戦への教訓にもせずに
「みんな一緒にしないからだ!」なんて寝ぼけたこと言ってるヤツは
淘汰されて当然。同情の余地無し。
>>796-797 >ですからね。いかなる社会を求めるにせよ、(「需要・雇用の回復」+「労働各階
>層の人権回復」)を行うことが前提なんですよ。わかっていただけませんか?
まだやってるんだこの人。本気で馬鹿だ。その時間に本読め。
ガチガチの共同体主義者みたいだから
読んでも理解できないだろうな。
確かに。リベラリストの敵はサヨだっていうのがよくわかるな。
>>801 そういう認識にもっていくのが隠れネオコン偽サヨクのやり口
苅谷剛彦、山田昌弘、森田洋司、斎藤環といったあたりがどうも一連の傾向を
805 :
名無しさん@社会人:05/02/12 03:36:09
トービン税はどうよ?
「自己責任」を回避するために「自己決定」の放棄ですか
左翼はタチ悪いなぁ
807 :
名無しさん@社会人:05/02/12 22:43:27
二行目でお里が知れたな
>>758>山形浩生なんて真顔でそういうこと言ってるからね。 すいません、山形浩生は
>>755 「斉藤環は、専門家集団の利益のためにクライアントを侮辱し利用しつくす、
あるいは情報を隠したりウソをついて人を操ったりする「ドミナントな専門家」 だ」
と主張しているのでしょうか、それとも
「ひきこもり、さらにニートを、まず文化的・社会的に一般社会から隔離せよ。
文化的・社会的な隔離のあとにはゲットー化し強制収用労働所に入れろ。さらには絶滅収容所を作り、理由なく逮捕し、処刑せよ」
と主張しているのでしょうか。どちらでしょうか
>>755、
>>758>山形浩生なんて真顔でそういうこと言ってるからね。
すいません、
山形浩生は
「斉藤環は、専門家集団の利益のためにクライアントを侮辱し利用しつくす、
あるいは情報を隠したりウソをついて人を操ったりする「ドミナントな専門家」 だ」
そう主張しているのでしょうか、
それとも山形浩生は
「ひきこもり、さらにニートを、まず文化的・社会的に一般社会から隔離せよ。
文化的・社会的な隔離のあとにはゲットー化し強制収用労働所に入れろ。さらには絶滅収容所を作り、理由なく逮捕し、処刑せよ」
と主張しているのでしょうか。
山形浩生はどちらを主張しているのでしょうか
811 :
名無しさん@社会人:05/02/14 14:01:56
この人、深いと思うね。派手なパフォーマンスから静謐な思考までこなせる
マルチプレイヤーだよ。
学校が自由になる日読んだんですけど、いじめの社会理論は
社会学知らない素人には理解するの無理な本なんでしょうか?
813 :
名無しさん@社会人:05/02/14 17:42:46
814 :
名無しさん@社会人:05/02/14 23:34:09
816 :
名無しさん@社会人:05/02/15 03:03:23
逆説的な言い方になるけれど、この人すごく慈悲心があると思うよ。
慈悲ゆえにあたたかい共同体を激しく攻撃している。
>>815 同じ講座シリーズの差別の社会学で、中井久夫氏、村瀬学氏、菅野盾樹氏がそれぞれ、
「いじめ」の社会論を展開しているよね。
>>815 その本にはたしか恒吉僚子氏の論文も入っていたはず。
819 :
名無しさん@社会人:05/02/15 04:44:15
>>816 事故レスでつが。やはりkimoi.
アホなもの言いはやめときます。
>>813 いっぱいリンク貼ってくれてどうもです。
手に入れてみようと思います。
なぜ、宮台氏らが佐藤学氏のことをぼろ糞に攻撃するのか、ちょっと分からないですね。
両者の主張は非常に似ているような気がするんだけど。
822 :
名無しさん@社会人:05/02/16 18:03:51
>>821 分析は似ていても処方箋が全く違うから。
宮台はリベラリストで佐藤は選択肢を一切認めない
コミュタリアンだからボロクソに言うのは当然。
>>823 また宮台信者か・・・宮台のリベラリズムなど、「ボクを受け容れなかった世界」に
対するセカイ系の悩みに過ぎないと感じるのだがな?
>>822 「学びの共同体」は学級王朝主義を死守したい
教職員連中にとっては都合がいいからな。
>>824 懐かしい物言い。
10年前大月隆寛に入れ知恵された小林よしのりが
散々言ってたなぁ。
>>823 > 宮台はリベラリストで佐藤は選択肢を一切認めない
佐藤のどの言明を根拠に選択肢を一切認めないと言っているの?
佐藤のいう「共同体」はそういう意味の共同体ではないはずでは?
>>824 その物言い。もしかして斎藤スレでお馴染みの
>>827 「学びの共同体」って柔らかい表現使ってるけど
目的も理由も違う不特定多数の人間を一カ所に詰め込んで
同化するわけでこんなものは最終的に東郷みたいな
管理教育に向かわざるを得ないだろ。
宮台や内藤らのすすめようとする共同体の軽視教育は、
「脱社会的」な若者を増やすだけでは?
http://www.nhk.or.jp/ ◆BS世界のドキュメンタリー「いじめを克服できるか〜カナダ 立ち上がる親たち」後10:10〜
カナダでもいじめは大きな社会問題となっており、学校・親が一体となって問題を解決しようとしている。
この番組はモントリオールの小学校にカメラを据え10歳の少女たちの間に起こったいじめのケースを保護者の同意のもと取材、原因と現状を理解するため自分の子供と正面から向き合う親たちの姿と、親同士で協議し子供たちを和解させようと奔走する姿を描く。
番組で取り上げているケースの1つ、竹を割ったようなはっきりとした性格のマリーナの場合、同級生を中傷することで自分の力を実感し、生きる意義をかみしめる。
中傷する相手は、何を言っても仕返しをしない弱い子。
マリーナの力に吸い寄せられ同級生が集まりグループが構成され、マリーナはそのリーダーになり、彼女の力はますます強くなっていく。
娘が同級生を誹謗中傷し、いじめていることを知ったマリーナの両親は、娘と向き合い、娘の過ちを指摘する。
BS世界のドキュメンタリー
BS1:毎週月曜〜木曜 午後10時10分〜10時59分
毎週月曜〜金曜 午前10時10分〜10時59分(再)
>>832 共同体主義的に解決させようという発想だね。
>>831 佐藤学のような一元的な共同体幻想が期待はずれを生み
脱社会的な存在を量産しているという逆説。
17歳の事件だが、イジメの存在を学校関係者らが否定しているようだね
真相はどうだったのかまだ分からないが、関係者が否定しているからって
イジメが存在しなかったとか些細なことだったとか見なすのはどうかな
と疑問に思う
内藤はこういった事件に対して、「わからなさに耐える」ことを勧めているね。
それよりも、『いじめの社会理論』どうよ。
736君がどうしたの?
また繰り返すの?
839 :
名無しさん@社会人:05/02/18 20:15:14
『いじめの社会理論』を読むと、アメリカ型ではなくてヨーロッパ型の感じがするぞ。
おなじチケットでもアメリカ型社会でやるのとヨーロッパ型社会でやるのとでは全然違った効果になるはずだ。
どう?
いなばさんのブログをきっかけに「いじめの社会理論」読んだパンピーなんだが、
バウチャー制度に関して参考になるウェブサイトとか読み物とかあるなら
知りたい。
でも実践的な問題としてはチケット制の部分より、第三章で出てくる学校内治外法権の
撤廃と学級制度の廃止の部分のほうが重要じゃない?
導入の盛んな少人数学級なんてこの本の考えからしたらますます学校共同体主義を
強めるものとなりそうだし、内容には納得が行っても現実には蟷螂の斧のようなのが
つらいところだ。
841 :
名無しさん@社会人:05/02/20 00:33:04
心理水準と社会水準を接合したところに、驚くべきアイデアをほとばしらせている。
利害と全能の接合水準の分析に、制度環境論をつなげるあたりの手つきが天才的。
こういうところを読める人があまりいないのかなあ。
でも机上の空論じゃね
君の知能じゃね
844 :
名無しさん@社会人:05/02/20 23:17:13
>>844 その政策提言がここでコテンパンにされていてもか?
教育チケット制や学級制度の廃止なんてなにも内藤氏が主張し出したことじゃないだろ?
>>845 どこを読んでる?妄想か?
馬鹿が感染するだけの「学びの共同体」より
現実的だろ。
そういえば、町沢静夫の本を読んだら、不登校の原因のトップが「いじめ」だと書いてあった。
しかも町沢流に、いじめられる側に人格障害などの問題があるケースが多いとしていたが。
そりゃ、不登校に追い込まれるほどの「いじめ」を受けた“から”、
「人格障害」になったんだと、小一時間(ry
850 :
名無しさん@社会人:05/02/21 22:05:15
内藤さんも明大でいじめられてるようだね。
>>848 町沢は人格障害をネタにしているけど、アスペとかの発達障害という
レッテルが利用される危険があるね。
学校共同体に適応しない子供には、人間としての欠陥=障害がある
というラベルを専門家が貼っていくことで、共同体を正当化する機能だね。
政策提言的な部分以外にもいくらでも個々人が読んでフィードバックできる
内容が含まれていると思う。「タフの美学」の部分なんて誰しも心当たりが
ありそうだ。
853 :
名無しさん@社会人:05/02/22 00:16:36
「うまくやりおおせること」自体を全能筋書きとするメカニズムが、利害構造のターボチャージャーになり、そこに奇妙な屈曲がうまれる。このあたりの記述がぞくぞくする。
斎藤環氏あたりは、「去勢」ということを言うんですよ。
集団に適応できない、集団を拒否するのは「去勢否認」のせいで
あって、幼児的全能感に固執しているためだ、みたいな物言いがある。
>>853 > 「うまくやりおおせること」
それが「コミュニケーションスキル」だなどと言い換えられたりする。
最近ではEQなんて概念も登場しているからね。
2ちゃんに限らずネットを見ていて、反社会的な凶悪事件を起こした
犯罪者に対する過剰な罵倒(それが本人に届くわけでもないのに)を
見ていると、まさに「タフ」の全能筋書によって「うまくやりおおせた」人々が
安全にバッシングできる(それはまさしく「うまくやりおおせる」ために欠かせない)
「うまくやりおおせなかった」対象を攻撃していることがわかる。
>>839 イリイチの場合は、出席を義務づける学校教育の廃止、より高額で教育を受けた社会階層に有利に
働くジョブ差別の禁止、エジュ(教育)クレジットの三つを少なくともセットにして提唱しているね。
俺だったら、そもそも
『登校、選んだわけじゃないんだぜ!』って本を書くだろうな。
>>857 >「出席を義務づける学校教育の廃止」「エジュ(教育)クレジット」
こういうフリードマン型(選択の自由)に酷似したモデルは、相当に公平性を支える投資・配慮を行わないと、
社会格差の増大しかもたらさない。(現在、アメリカで起こっている事態を知らないのか?)
>ジョブ差別の禁止
これ、資本側が絶対に納得しないだろうな。
脱学校信者にはどうもついていけない。キミたちの主張する理想に近い教育を築い
ている国家が地球上にあれば、実名を挙げてくれ。そうすればこちらも詳しく話を聞きたい。
いろんな板のいろんなスレでこの質問をするのだが、いつもここで逃げられるんだw
「ホームスクーラーの方が学力が高い」とかいう怪しげなデータではなくw
担任教諭の力量なんていう
殆ど奇跡としか思えないあり得ないモノに頼る
学校共同体主義より合理的。
>>860 結局、カリスマや救世主頼みなんだよな
「学びの共同体」主義者は。
863 :
名無しさん@社会人:05/02/24 17:02:03
>>854 齋藤環がそういうことを言っている箇所を教えてください。読んでみます。
>>863 横から口を出すのも何ですが、あちこちで言っていますから、何でもいいから
著書やエッセイを立ち読みされるといいですよ。
斎藤氏のひきこもり論にはうなずける側面もあるのですが、低成長時代に個々の
レベルの事象ばかり取り上げるのは、やや危険かな、とは思います。
低成長時代にヒキ/ニート/フリーター論が流行るのは、どう考えても正規
雇用層に「もっと下がいる」と思わせる効果しかないですし。
>おいおい。いちおう、「学びの共同体」理論は、カリスマではない普通の教師の授業力を
>いかに高めるか、という点が受け容れられているんだが?
受け入れてるのは教員をはじめとした共同体主義者にとって
都合が良いから。
結局、夢破れてプロ教師の会へ落ち着くのは自明。
プロ教師の会……宮台言う所の左翼共同体主義挫折の帰結か………
自分は内藤の本読まないくせに何他人に著書やエッセイ読めとか言ってんの?バカ?
チケット制って部分だけに脊髄反射で噛みついても何の議論にもならないのに。
868 :
名無しさん@社会人:05/02/25 00:26:15
最低限これぐらい読んでおけ。
「『アナーキー・国家・ユートピア』の第10章以外の箇所で展開されている、最小国家論や反福祉主義には筆者は同意できない。
暴力と囲い込みを禁止し、個人による自由な選択を実質的に確保するには、最小国家ではなく中規模の政府が必要とされるだろう。
自由な選択のためのライフチャンスを万人に確保するのは、アメリカ的なリバタリアン政府ではなく、ヨーロッパ(たとえばオランダ、フランス、ドイツ、デンマーク)的なリベラルな政府の方である。
低所得者が医療を受けられずに死んだりホームレスになったりする(あるいはその不安が日々の生活をおおいつくす)レーガン式の小さな政府で、個人の自由な選択のためのライフチャンスが実質的に確保されるとはとうてい考えられない。
このことは筆者が第九章で展開する教育チケット制による自由な福祉主義と関連してくるだろう。…義務教育を縮小した分、その何倍も権利教育を拡大する。学校教育から生涯教育・社会教育への重点移動を、教育を受ける権利の拡大として行う。
…技能習得系を学問系と等しい重要性で権利教育に位置づけるのは、技能習得系の復権をねらったものでもある。
実質的な高校前入以降の数十年で、職人的な世界の価値がひどく堀り崩されてしまった。職人系の人たちがもういちど誇りをもって生きていけるようにする必要がある。」
『いじめの社会理論』259-280
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4760120882/qid%3D1102954799/249-9521129-9748360 このことは、学問系の相対的な地盤沈下をもたらすが、それは好ましいことである。新たな教育制度によって、東大卒や京大卒のような学歴ではなく、職種に応じた技能系の資格によって有利な条件で職に就くシステムができる。」」
869 :
名無しさん@社会人:05/02/25 00:39:31
精神分析にせよノージックにせよ、けっして「内在」的に読むことをせず、批判して殺したうえで使える論理だけを抽出する。
これが内藤氏のスタンス。つまり日本人が下流で上流の言説を拾う(内在的読み)のではなく、狩り捕った獲物を上流で蒸留して自分の栄養源にする。
つまり彼は社会学のビッグネームと同じ位置に立っていることになる。
これが内藤氏が日本の小人どもに嫌われる理由。
内藤氏がAを利用すると、A主義者だとか、Bを利用するとB主義者だとか言うのは、横を縦にして飯を食っている、東大系の内在バカどもの習性。
上流で蒸留
確かに自分の頭で考えている希有な人。ってか、それが当たり前だろ。『思想』とか『現代思想』とか読んでみると、引用だらけで、あんた何が言いたいの?ってのばかり。
872 :
名無しさん@社会人:05/02/25 02:40:41
>>869 社会学に限らずどの分野でも一緒だよ。
これも近代以前からの輸入学問の弊害か。
たまには「ナショナリスト」になるのもいいかもね。
身内でも自演もここまでくるとご立派・・・w
自説展開部分で格付けすると、ほとんどの文系学者は「意味なし」で終わり。
「意味なし」の世界に予算をつけるのやめようよ→と文部省の偉い人にささやいてみたりして(ニヤリ)
875 :
名無しさん@社会人:05/02/25 03:37:29
王様は裸
みんな「意味なし」
パンクだねぇ(ニコニコ)
876 :
名無しさん@社会人:05/02/25 03:39:50
あらあら訓詁学クソが危機感覚えちゃって・・・w
キミたち今後の大学改革の荒波の中で無下に切り捨てられないようにせいぜい頑張ってねw
ま た 泰 斗 か !
>>859 フリードマンとイリイチらのそれを混同する時点でトンデモだな。
それに気づいていながらワザとそうしているのかもしれんが。
宮台的な(?)学校選択論の最大の問題は学校化のなかでの選択でしかないということでは?
イリイチが根本的に批判したのはそもそもそれだし。
社会の学校化を批判してるのに
どれをどう読めばそんな事が
言えるの?
>>880 イリイチのいう学校化と宮台のいう学校化とはちがうって
宮台自身が書いてたはずでは?
イリイチは教育の商品化のことをそう呼んでいる面もあるわけで。
>>880 宮台と内藤とじゃ、ちがうって書かなかった。違う人?
>>880 宮台と内藤とじゃちがうって書かなかった?違う人?
884 :
名無しさん@社会人:05/02/27 14:24:03
日教組って管理教育には反対したの?
日の丸君が代の強制の時みたいに。
885 :
名無しさん@社会人:05/02/27 16:32:49
>>854 > 斎藤環氏あたりは、「去勢」ということを言うんですよ。
> 集団に適応できない、集団を拒否するのは「去勢否認」のせいで
> あって、幼児的全能感に固執しているためだ、みたいな物言いがある。
戦後民主主義の教育が去勢否認を強制したみたいな言い方、してなかったっけ?
887 :
名無しさん@社会人:05/02/28 17:10:28
齋藤環の本ををいくつか読んでいるけど、
こういう記述をみつけられない。本の題名とページ数を挙げてください。
それが証拠です。証拠がなければ信じられません。
889 :
名無しさん@社会人:05/02/28 19:10:28
ページ数は?
内藤は斎藤についてどんな評価をしているんだろ?
民主的教育は、若者を自己中心的にし、去勢できない若者を大量生産するってことかな?
893 :
名無しさん@社会人:05/03/01 00:09:11
>>891 なさけない!
全部ネットかよ。
買うなり図書館で借りるなりして本を読め。
>>893 読んでいるよ。ひきこもり文化論&社会的ひきこもりを読め。
「去勢」は「強制」によってしか成し遂げられないなどとされて
「強制教育」が合理化される論法につかわれたりする。
要は、「貧乏人」や「いじめられっ子」は、自分の無力さと「負け組」
であることを大人しく受け入れて生きろ、ということなのか?
「去勢否認」を言うんだったらむしろ
精神分析的なファロス(母の欲望の対象)が「学校」に置き換わっている
家族関係の「学校」化をこそ問われるべきじゃないかな?
主体は、母の欲望の対象となった「ファロル=学校」と必死に同一化しよう
と強迫的になる。それがさまざまな学校適応強迫症的問題を引き起こす。
「去勢」云々を言うのだったら、そこにまさに「去勢否認」の問題があるのではないか。
自由化(民主化)と市場化(民営化)とが混同されちゃって話がすすめられているような
>>868 「公教育=学校共同体」というふうに局在化されていることが
問題なわけで・・・
むしろ公教育を拡張しようという話のはずが、公教育縮小の
ことと混同されて話がすりかわっているということでしょ?
「学校」と「会社」という二大中間集団が、特に現代社会では絶対的なもの
になっているからね。日本では特にその絶対度は強いかもしれない。
さらにやっかいなのは、この二大中間集団を補強するためのエージェント
的な役割を担う様々な中間集団が構造的に個人を取り囲んでいること。
902 :
名無しさん@社会人:05/03/04 19:37:00
903 :
名無しさん@社会人:05/03/04 20:54:41
スゴイ! 内藤朝雄って人はノーベル賞級の天才学者だね。
しかし、なんでこのスレは過疎板の社会学板では珍しく盛り上がってるの?
906 :
名無しさん@社会人:05/03/05 15:59:22
この人があまり注目されてない理由って世間の関心が
いじめから学力低下や階層格差の問題に移ってる事もあるのかな?
907 :
名無しさん@社会人:05/03/06 21:22:08
今、かなり注目されているよ。これから出まくりそうな感じ。
908 :
名無しさん@社会人:05/03/07 00:55:34
坂本龍一がマイナーからメジャーにブレイクする直前みたいな雰囲気。
909 :
名無しさん@社会人:05/03/07 08:59:15
>>906 文部省の調査かなにかによると「学校でのいじめ」は
学校内でのいじめ対策によって激減したらしいから、
もはや過去の問題にされている観があるね。
でも激減したとされる統計のグラフがなんだか怪しいと思うのは私だけ?
自演もここまでくると逆効果なんだがなあ・・
>>911 ズバリ何割の書き込みが本人だと思います?
913 :
名無しさん@社会人:05/03/08 01:20:51
>>911-912 人間関係で必死だったのに内藤さんより不遇なのを恨んでいる実力不足の○○君の書き込みが何割りだろう(笑)
恥ずかしいなぁ。トホホの顔が浮かぶぞ ケッ
914 :
名無しさん@社会人:05/03/08 01:36:45
自演ネタやめれ
頭悪〜い書き込みが多いね最近
>>913 てかそういう内輪ネタばかりでリードしても別にいいけどさ。
うーんなんていうかな。もうちょっと売り込み方考えたほうが良いと思う。
いまんとこネタとしてしか大学でも使われてない(それが狙いならいいんだけれども
917 :
名無しさん@社会人:05/03/08 06:37:43
また寝糞しちゃったよ〜〜〜今日もツイてる、ツイてる
www
918 :
名無しさん@社会人:05/03/08 06:58:21
ホント自演してやがる。
>>904を書いてから
>>911-912にもっていく負け犬のオマエだよ。
自分から院生の正体ばらしてるの。
なめくじ軍団って書いてあったやつ。
会社でもいるよな。そういうやつ。そういうことやってるとますます仕事ができなくなって墓穴を掘ってること気づかないんだよね。
2ちゃんでうさをはらすようになったら終わりだね。バカ者よ正業に励めよ。
919 :
名無しさん@社会人:05/03/08 13:08:37
ワロタ
くだらんかきこしてるなよな。
920 :
名無しさん@社会人:05/03/08 13:32:53
内藤さんもうやめて!
921 :
名無しさん@社会人:05/03/08 14:42:31
来るわけないだろ。アホ
院生某の悪意が恥ずかしいだけだ。
この5キロメートル先にも臭ってくる悪意はいったいなんだ?
おまえ何がそんなに憎いんだ。
自分がみじめなだけだろ。
就職できなかったらトラックの運転手にでもなればいいだろう。
だれもオマエのことなんか心配していないよ。
922 :
名無しさん@社会人:05/03/08 14:50:18
おまえは憎む相手を間違えている。典型的な2ちゃんの屑。
ルサンチマンやつあたり野郎。
なんでおれが内藤なんだw。
証拠を挙げてみろ。
おれはおまえのようなやつが嫌いなだけ。
それだけだよ。
すげえ
924 :
名無しさん@社会人:05/03/08 15:17:33
荒らし反対
925 :
名無しさん@社会人:05/03/08 17:33:37
恥辱責め
あぅ あぅふぅうん みじめでつ 自分がとってもみじめでつ
926 :
名無しさん@社会人:05/03/09 00:58:51
有意義な議論をしよう。
927 :
名無しさん@社会人:05/03/09 04:47:20
内藤はテストの苦手な人のことをぜんぜん考えていないね。
まあ東大を出れば、そんな人がこの世にいるってこと自体が分からなくなってもムリはないか。
テストっていうだけで胃が痛むとかいう人、簡単な計算ができない知恵遅れの人とかは、
保安処分なのかな? どんどん中絶しよう! とか。
モレの知り合いの人で、旧7帝大出ている人がいる。彼は50代の今も、テストの悪夢でうなされる
ことがあると言っている。そういう人はどうなってもいいんだろうか?
内藤の教育改革案では、そういう人はテストの地獄から一生出られないのだが。
928 :
名無しさん@社会人:05/03/09 08:29:45
何考えてるんだ?
学校は勉強しに行くところだろ。
>>927 内藤にとってはテストの点が高い椰子が低い椰子にいじめられることが
許せないだけであって、それが不当だと言いたいだけってことか?
学校共同体はテストの点が高い椰子がいちばん偉そうに振舞えるはず
なのに、そうならないことが許せないだけなのか?
931 :
名無しさん@社会人:05/03/09 12:36:12
「学びの共同体」に見られるように、・・・の救済とか支援策というような一見温厚な
言葉で
>>930みたいなことが公然と政策化されるというのが、相変らずだよね。
933 :
名無しさん@社会人:05/03/10 18:33:01
934 :
名無しさん@社会人:05/03/10 18:51:45
省庁の大天下りではなくて、プチ天下りの小遣い稼ぎだね。
みんなで広げよう。おぢいさんたちの小遣い稼ぎの「わ」。
教育委員会万歳!
貴戸理恵あたりはどう反応するんだろ?
936 :
名無しさん@社会人:05/03/10 19:56:00
937 :
名無しさん@社会人:05/03/10 21:21:40
最近は流石に強引に学校集団の中に引き入れるという露骨な強行的措置に訴えることは
少なくなってきたのかもしれないけど、その代わりに一見ソフトにそれを成し遂げようとする
意図は相変らず根強くあるみたいね。
でも、「不登校」を問題視する学校社会主義システムへの根本的問い直しを欠いた、そういう
表面的で欺瞞的な態度の単なるマニュアル化には疑問を感じるなあ。
939 :
名無しさん@社会人:05/03/11 21:24:59
941 :
名無しさん@社会人:05/03/11 23:39:55
『図書新聞』ってどこにあるの。
>>941 まずは近くの図書館で所蔵しているか調べるがよろし
たしか都立図書館にはあったと思うが未確認
943 :
名無しさん@社会人:05/03/12 23:32:04
ありがとう。逝ってみます。
944 :
名無しさん@社会人:05/03/13 06:51:04
>>939 『図書新聞』読んだけど、すごいインパクトだった。
「現在、青少年に対する不安と憎悪がペストのように蔓延している。「凶悪化した」「社会性を失った」「子どもが変だ」「子どもが見えない」「あなたのまわりの普通の子も、いつなんどき人を殺すかもしれない」といった不気味なイメージを、人々は抱くようになった。
そして、不気味な存在になってしまった青少年をいじくりまわして「なんとかする」ことが、…緊急課題になった。
ひとことでいえば、そういう愚かな大衆のレミング大行進の方が不気味だ。青少年をなんとかする必要など、まったくない。なんとかする必要があるのは、青少年を不気味に描いては悪魔祓いにふける愚かな大衆の不安と憎悪と被害感であり、
マスコミの意図的な煽りであり、それを利用しようとする政治化たちであり、デマに便乗して一旗揚げたい魑魅魍魎たちである。
統計的には凶悪化どころか、ますます青少年の殺人率は低下している。…これは白書のたぐいを見ればすぐにわかる常識だ。マスコミはそれを知っていながら、読者や視聴者をだましているのではないか。
…青少年は、人々が自分の内側の耐えがたい何かを投影し排泄する痰壺にさせられている。
…年配者たちは、わけのわからない不安や不気味な感覚を青少年に投影する。…彼らは、不気味になってしまった他者に内側から取り憑き変化させる教育に、強迫的にこだわる。
不気味なものの「しるし」を発見するたびに、他者の内側に入り込んでいじくりまわす教育網で社会を隙間なく埋め尽くさなければ安心できない。
彼らの青少年に対する不気味な投影-同一化ぶりを観察すると、未熟なのは若者ではなく年配者の方であることがわかる。他者は自己の鏡像も延長でもない。思い通りにならないから他者である。
実害に対しては毅然と対処しつつ、それ以外の「不気味さ」を放っておける大人の成熟が、これからの年配者には必要である。」
945 :
名無しさん@社会人:05/03/13 07:01:08
→「 一部の社会勢力が「青少年が凶悪化した」「子どもが(宇宙人のように)わからなくなった」と煽り立て、人々は青少年のなにげないふるまいに、疑惑と不安の「しるし」を探し当てるようになった。かつてのヨーロッパで人々が魔女の「しるし」を発見するのと同じだ。
このような青少年パニックのなかで、普段はやってはならないとされる戒厳令的・反市民的・強制労働的な条例や政策が教育=統治として打ち出される。戒厳令による外出禁止は内乱でもないかぎり、やってはならないことだ。
だが十八歳未満の若者に夜間外出禁止令が布かれ、街中で若者狩りが始まった。また、二十一世紀の日本に、北朝鮮のような道徳と法が未分化な社会状態が出現し、「道徳警察」が市民の交際に暴力で入り込むようになった。
世界的には十七歳ぐらいが平均的初交年齢であり、日本の法でも十六歳以上であれば結婚できるにもかかわらず、十七歳女性と通常の交際をしていた二十代男性が逮捕された。
警察は男性側に結婚の意思があるかどうかを内偵し、結婚を考えていないと判断すれば逮捕する方針を強める。さらに若者は社会への最低限のパスポートを手にするために、強制労働に服さなければならなくなる(学校カリキュラムによる奉仕活動の強制)。
これらの条例や政策はすべて憲法違反である。マスコミが煽り、愚民が勝手に若者を憎みおそれ、政治が市民社会を破壊する。教育は阿片である。」
946 :
名無しさん@社会人:05/03/13 07:37:58
見出しはこんな感じでした。
●ターゲットにされる「しるし」
●お前もニートだ
●仏陀もイエスもニートのガキたれではなかったか
●ニートとは何か
●役に立つことによって計られるもの
●転がり落ちていく日本社会
●青少年に対する不安と憎悪の蔓延
●「対策」と称し実行される野蛮
>>944-945は最後の二つからの抜粋。
仏陀とイエスについては、過去の文脈に現代を押しつけてるギャグなんだろうね。
歴史学的にまともに考えれば、彼らをニートと言うのは武士が首級をあげるのをバラバラ殺人というようなもの。
それに動物園のパンダみたいな天皇の過酷なお仕事は、ニートよりものぞき部屋に監禁された性奴隷に近いかも。かわいそう。
もともと皇室は広義の芸能の民だったけど、少なくとも今では存在を愛されるお仕事ではなくて、存在をのぞかれるお仕事になってるよね。
イギリス皇室は天皇家よりももっと悲惨。国をあげていじめている。「かけがえがない」どころじゃないよ。ただのおもちゃ。日本もそうなってきている。
甘いな。どこかで聴いたような話の域を出ない。これで独自だの何だのと思っている
としたら、今まで私のチェックに入らなかったのも当然だ。
948 :
名無しさん@社会人:05/03/13 18:39:12
オレはすごいと思ったよ。
時事問題として、ニートの流行に対してここまでズバッと切りまくっている人はみかけない。
これは単発で終わらせないで、別の発行部数の多い媒体に収録すべきだ。そうすれば流行の息の根が止まる。
それから投影同一化のところは独創的で、内藤さん意外にこれができる人はいないと思う。
大澤さんの第3者の審級や先行的投射とか、宮台さんの規範や権力の水準区分みたいに、内藤さんには投影同一化の社会学化という強みがある。
閉じた社会に蔓延する投影同一化的微細権力のいやらしさに対する嫌悪のセンスが、多くの内藤ファンに目から鱗の体験をさせている。
うじうじ腐った人間関係のヤなところの核心にあるのが投影同一化の機制だ、ということを発見したんだね。
開いた社会では投影同一化が起こりにくいのはなぜか。大澤さんは大数の論理といったアバウトな議論を展開しているけど、もう少しここを詰めるといいと思うな。
数理化できないものかしら。
人数の問題は古くて新しい社会学の重要テーマだね。
独自かどうかは別としても、言っていることは的を射た冷静な指摘だと思うよ。
>>943-946 相変わらずレトリック過剰で大したこと書いてないな。
論壇誌に載せるよりは、パンフレットにして駅前で配ればよいのでは。
あるいは、コピペにして2ちゃんで街宣活動した方がてっとり早いかな。
951 :
名無しさん@社会人:05/03/13 22:58:57
>>950 おまえ2チャンしか見ない2チャンころだろ。図書新聞の最初の部分に何が書いてあるか言ってみろ。
図書館に行ってからこい。今なら書店にもあるぞ。
952 :
名無しさん@社会人:05/03/13 23:09:54
いずれにせよ、内藤氏が描いたような悪質な青少年パニックの大流行をやめさせる必要がある。
これは多くの人に訴えかけるべき論理だ。論壇誌よりも大手新聞やテレビでやるべきことだ。
青少年問題から「近ごろの若いやつは」と言っている年配者の不安憎悪問題へと問題をシフトする。
953 :
名無しさん@社会人:05/03/13 23:24:49
ニートをイギリスの問題という見せかけで日本で流行らせようとしたわけだけど、イギリスでは知っている人がほとんどいない、というオチだった。
まるで以前のイエロー・キャブみたい。イエロー・キャブって日本だけの流行語だったんだよね。
954 :
名無しさん@社会人:05/03/14 00:34:56
M先輩って宮台でしょ?
956 :
名無しさん@社会人:05/03/14 02:08:57
結局内藤も宮台の忠実な犬だったわけか。
「すてきな奥様でございます」
萎え
957 :
名無しさん@社会人:05/03/14 08:16:42
くだらん。『いじめの社会理論』でも読んでしっかり議論しろ。今回の『図書新聞』だって投影同一化の応用だぞ。その他の部分は、内藤でなくても宮台あたりなら言いそうな議論。井上達夫でも言いそう。内藤でなければできない仕事は投影同一化の応用。
すごい! 内藤先生はやっぱり天才だ。大澤や宮台の存在がチンケに思えてきた。
>>958 さっきから内藤を持ち上げまくって気持ち悪い奴だな。何だお前は?
>>959 つか、内藤は、そんな“マンセー厨”こそをウザがってなかったっけ?内藤をリ
スペクトするんなら、「個人主義(アトミズム)」に徹するのがスジだろうけど。
“素朴な共感”ってのは、内藤が、いちばん嫌いそうなシロモノだと思うんだが。
それこそ「投影同一化」(クライン)だって? うまくつながったね。w
「個性的であれ」というのを「ものすごい要望・プレッシャー」として受け取ってしまうのは、
実は、個性的であることを許されなかった人格に特有の性質であると思えるだよね。
それは個性を偏差値化して受け取っちゃうような思考法に麻痺されちゃっている証拠では
ないかな。「個性」をもモノサシとして解釈しちゃう性質に囚われている。
「個性的であれ」というのが、自分以上の何かに到達しなきゃならない至上命令と受け取って
しまうんだろうね。しかし、そのことがそもそも無個性化教育の「成果」だったりするのかもね。
>>948 引用された箇所を読むかぎりでは、どちらかというと
社会問題の構成論的な分析に依拠したものという感じだね。
>投影同一化の機制
そこを強調しちゃうと精神分析論的な社会(対象)関係分析だね。
>>962 おそらく、「個性的であれ」という文脈での「個性」は、同じ「個性」という言葉が
使われていたとしても、意味するところがまったく違うんだよね。
能力主義的・達成主義的な意味で解していたりするんじゃないかな。
富野が「みんな個性は大事だと教えられてきたと思いますが、お前らレベルのものは
個性でもなんでもないのだから捨てろ」と言った意味は、結局、映像ソフト造りという
ものを焦点に置いたときに、世界レベルでの個性でなければ通用しない、日本ローカル
では珍しいとかいうのは意味がないという意味か。(誰も知らないネタを外国から仕
入れて売ればオリジナルだ、という富樫の発言は単純に嘘である)
967 :
名無しさん@社会人:05/03/16 08:48:17
968 :
名無しさん@社会人:05/03/16 08:57:56
969 :
名無しさん@社会人:05/03/16 09:02:32
970 :
名無しさん@社会人:05/03/16 16:58:20
東郷高校はこんな愉快なおっさんを生んだという一点でだけでも
充分に開校した意義があったというものですね
権威主義的というか抑圧的というか、そういう教育を宮台さんが
肯定してなかったっけ?
そういう教育のなかからこそ内藤さんや藤井さんのような人が産まれて
くるんだってことかな?
972 :
名無しさん@社会人:05/03/16 17:22:17
藤井の母校は放置教育の殿堂だぞ
973 :
名無しさん@社会人:05/03/16 22:54:07
974 :
名無しさん@社会人:05/03/16 23:05:56
>>973 > なんで内藤と宮台が同じ意見であると決めつけるの?
971のどこにそんなことが書いてあるの?
内藤さんが言っているなんてどこにも書いてないはずだし、
宮台さんのことだって疑問符がついてるじゃん。
977 :
名無しさん@社会人:05/03/16 23:51:36
それなら宮台を持ち出す意味ないじゃん。
2ちゃんは活字や電波にしたくてもできない妬み人間の集まりで、活字や電波にできる人の降臨妄想で自分を元気づけようとする。
実際には、活字や電波にできる人は2ちゃんには書かない。
でもおまえ内藤だろうと言われるのは、悪い気分ではない。
内藤ごっこを楽しめるからねw
978 :
名無しさん@社会人:05/03/16 23:56:48
ちなみに、おまえは内藤だろうという人は、自分が内藤を妬む立場にいるという個人情報を晒している。
貴戸を妬む2ちゃんねらーと同じこと。
はっきりいって能力がないだけなんだよw
おれは政治的に内藤にコミットしている。おまえは妬んでいる。
それがおれとおまえの差異だ。
971は単に970のカキコに反応しただけのように思うがね?
管理教育で知られる東郷高校体験がいまのリベラルな内藤氏の批判精神を生んだ
面があったとすれば、それだけの存在意義はあったというふうな意味に970を解し、
そこから宮台氏の言葉(?)をたまたま連想しただけじゃない?
980 :
名無しさん@社会人:05/03/17 00:04:05
2ちゃんって、妬みに深くコミットしている人が多いね。
恥ずかしくないのかね。
>>977 > でもおまえ内藤だろうと言われるのは、悪い気分ではない。
> 内藤ごっこを楽しめるからねw
内藤さんの言論に多々共感することのある者の一人として、
あなたが内藤さんその人でないことをむしろ望みます。(^^;)
982 :
名無しさん@社会人:05/03/17 00:33:39
哀愁なひとやね。
2ちゃんは虎の威を借る狐の暇つぶしよ。
プチなりかわり、プチおれさま、プチ妬み発散、酒場でくだを巻いているオヤジだよ。
希望のある人はもっといいことに時間を使っている。
希望がないのね。2ちゃんをうさばらしにつかうのはみじめだよ。
おれはおれが憎んでいるものを内藤がすっきり描いてターゲットにしているから、
政治的にコミットした。内藤以外に違和感をかたちにしてくれる人はいない。内藤のことばを使った政治運動だ。
983 :
名無しさん@社会人:05/03/17 01:04:18
>>982 そのためにはパウロが必要だ。イエスだけなら一部の深い傾倒者を得たにすぎないだろう。
政治向きではない内藤のコムヅカシイ言葉を、いかにして政治的な実効力のあるものにするか。
次スレよろ。
東京都までが「ゲーム脳」を真面目に研究しはじめるんだってさ。
昨今起きた少年少女の事件を例に挙げて、テレビが大真面目に報道してた。
986 :
名無しさん@社会人:05/03/17 02:39:52
>>983 パウロ気取りか、ばか。
イエス様は迷惑してるぞw
987 :
名無しさん@社会人:05/03/17 04:44:33
プチ宮台君ならぬ
プチ内藤君
988 :
名無しさん@社会人:
思考停止で宮台や内藤らのテンプレを使っているか
それともコンテンプレイト(熟考)しているか
そこが問題だ