「自己責任」論について

このエントリーをはてなブックマークに追加
819名無しさん@社会人
私はアメリカの大学に行っていましたが、日本人は他人に配慮する、それなりに協調性のある、場の空気を
読む人種だなあと素朴に思っていました。しかし、一連の人質事件で痛烈に思い知らされたのは、社会の圧力
によって日本人はそう振舞うようになったということです。もちろん、よくムラ社会的と言われるように、日本は
そういう社会だとわかってはいましたが、今でもここまですごいのか・・・と衝撃を受けました。

最後にもう一つ。一般の人々が「人質の連中なんかムカツク。家族何様だ」みたいな感情的な反応を示すの
は、それはそれでしょうがないと思うのですが、政治家や知識人や大手メディアまで被害者や家族の言動に
いちいちケチをつけ、大層に批判までするのはどうかと思いました。実は大真面目にやっているのではなく、
国策を守るためにやっているか、「俗情に媚び」てお客さんにアピールしているだけなのかもしれませんが。

そういえば、「知を楽しむ人のためのオピニオン誌」と謳っている「正論」の人質事件を扱った6月号はものすご
かったです。あまりにすごいので捨てずに保管しています。(「正論」はむしろ「2ちゃんねるを楽しむ人のため
の理論武装お助け誌」状態ですが。実際6月号にも産経新聞論説委員さんの「サヨクを論破するための理論
武装入門」なる論文が目玉になっています。別に産経新聞社に恨みはありません。どのメディアにも長所短所
があると思っています。)

◆ 自己責任というのなら、政府の自己責任こそ問われるべきだ
http://www.videonews.jp/index.php?itemid=37