イラク人質自作自演説の社会学

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413myth-gr ◆AgdroJX80s
>>409
ご承知のようにまだそんなだいそれたところまで行っていません。基礎
資料を確定して、見はじめたところです。少し踏み出した>>293を除けば
やっていることは社会学でも何でもなく、歴史学、言語学その他諸々の人
文・社会科学に共通するごく初歩的作業です。

かねてから社会学板の一般的な傾向、ブルデューらが次のように批判する
「透視の幻想」について危惧を抱いていました :

社会的事実の生成についての錯覚に等しいイメージ、つまり学者は「個人
的な省察の力だけで」社会的事実を理解でき、説明できるとするイメージ
すなわち人為主義は、つまるところ「天の授けた英知」という前提に立つ
ものであり、この前提こそ、社会に対する身近さの中に根をおろしており、
社会的世界の知識についての自生哲学を基礎づけるものである。
(ブルデュー &パスロン『社会学のメチエ』)

社会学板のほとんどを占める、個々お社会学者についてのスレ、個人的省
察の比べあいだけが問題になっているスレをみれば、その批判がどれほど
当たっているか分かると思います。

そのアンチテーゼとして愚直な形でも手続きを踏んだ−−そしてあわよく
ば対象の特質に適合した新しい方法論を見つけながら−−賛同する人の協
力を得てスレを進めようと思っていたわけです。その立場からいって、提
示されたデータ以外のものに対する「分析」はできません。