>>936 情報ありがとうございます。
でも、受講するには23000円かかるようなので、
行くのはちょっと無理だぁ・・・
小室先生が生きてるうちに何とか実物を見たいものです。
>>936 面白そうだね。
俺も公務員だけど、招いてみるか
>>940 ?
行けたが。
ブラクラとかかもしれなくて怪しくて見れないって意味?
もしなんらかで行けないのなら
「小室直樹文献目録」掲示板
で検索すればその掲示板に行けるよ。
「悪の民主主義」を読んでるんですけど、
なぜ予定説が民主主義につながるのか理解できないのですが、
頭のいい人、教えてください。
アメリカ独立宣言は「すべての人は【平等】につくられている」とされ、
予定説は、「神によって救われるか救われないかはあらかじめ
決まっている」という【不平等】なものですよね。
でも、この予定説から民主主義がうまれると。
この逆説についての説明が、頭の悪い自分には不十分に思えて、
理解不能なんですけど。
>943
審判に際して救われるか否かは誰にも分からない
分からないが故に【平等】という事かな?
小室直樹を壁に貼りたい。
ポスターみたいなのないかなあ。誰かつくってくれないかな。
>943
予定説だと、審判のときに救われるか否かはすでに決まっていること
になります。このことは、1:神の超越的な力と2:信仰の無限のサ
イクルということを意味します。
1により、神の下僕として人間は皆平等という理屈ができます。
2により、すでに決まっているはずの救済を確信したいがための
(しかし確信できない=無限の信仰)個人的な信仰が生まれます。
1は平等という考えに結びつき、2は個人の誕生に結びつきます。さら
に、信仰は天職によって行われます。つまり、信仰するなら仕事しろと
いうことです。そしてどんなに利益が得ようとも仕事(信仰)を止めて
はならない。(資本主義)。
こうしたことから、予定説が近代民主主義の萌芽になる。
という説明だったと思われ。理屈はこんなんだけど、納得できるか
は別です(笑
>>943 いや、だからね、救済されるにしろされないにしろ、
人は誰でもそれをまったく一方的に不条理に神から押し付けられる程度の
虫けらのような存在でしかない、って意識が「平等」って思想に結びつくのよ。
ネタみたいだけど本当の話。
>>944 早速図書館でリクエストしました。
>>945 確かにその点では平等ですね。
でも、救われるか救われないかという不平等の要素のほうが
大きいような気も。
>>947 予定説→資本主義は「論理の方法」の方で、なんとなく理解できたんですけど、
民主主義のほうは、やはり、
>>948さんも仰るように、偉大なる神の前では
人は平等だと考えるべきなんでしょうかね。神と人間を対比させるだけなら、
必ずしも予定説は必要ではないんじゃないかという疑問が少し残るんですが。
質問してばかりだと悪いんで、小室さんの本は沢山でてますし、
皆さんの意見を参考にしながら、もう一度自分で考えてみます。
ありがとうございました。
>949
偉大な神の前では、ちっぽけな人間は平等というのも重要なんだけど、
予定説から導かれる信仰のあり方も重要なんです。
予定説では救済されるか否かは決まっている(予定説)んですが、それは
信仰の深さによって確認されるわけです。つまり信仰=天職をまっとうする
ことで、救済の確信を得るんですね。こうして個々人の信仰が重視されるよ
うになったのが近代の個人と考えられるわけです。そうして人々が個人とし
て行動することになって、前近代的な王権などは滅びたと考えるのです。こ
こは資本主義の説明とも重なりますが、民主主義の根幹としての近代個人の存
在の説明でもあるわけです。
という風な理解だったと思ふ、役に立てばいいのですが。。。
レベルたかいな、ここ
小室直樹
953 :
そばばばん:04/04/02 02:02
この本には間違いが多過ぎる.とりわけ著者の法解釈論は,著者個人の思いつきを述べただけで,一定の思想傾向に偏った党派的記述に終始しており,また,既存の憲法学の教科書を参照した形跡がほとんど見られない.
例えば著者は「デモクラシー(民主主義)が憲法の柱」と言う(p18以降)が,立憲思想の柱は民主主義ではなく自由主義である.またp98前後に「総理大臣の就任には天皇の任命式が必要」であり「それを経ないと総理大臣には就任できない」という趣旨のことが書いてある.
しかし憲法学の支配的な見解に依れば,天皇は実質的な権限は存在しない.天皇は「国政に関する権能を有しない」(憲法四条一項)のである.したがって「天皇による任命式」を経ずとも,国会の指名のみで内閣総理大臣は有効に就任するはずである.
そもそも「地下下落を放置するのは憲法違反」(p36)という著者の見解からも分かるように,本書は憲法学とは何の関係もない.これ以上挙げないが,こういった間違いが本書にはたくさん含まれている.
社会科学の素養が無い人が本書を読めば,まず間違い無く,憲法学に対して誤解を抱くだろう.全くお勧めできない.
この本が教科書的な法学の本で無いことは表紙の3人娘を見ればわかることで、まあ気楽に楽しく憲法を学べるという感じです。
かといって小室氏はさすがに間違ったことをあまり言わない。内閣総理大臣の就任に天皇による任命式が必要である、との指摘も別に天皇の実質的な権限についていっているのではなくて、民主主義の基本が「デュー・プロセス」にあり、
形式的な過程にこそ民主主義の真髄があるとの視点からの指摘である。
また、立憲思想の柱は間違い無く民主主義で、これは芦部信喜氏の『憲法』にも書かれているとおり「国民が権力の支配から自由であるためには、国民自らが能動的に統治に参加するという民主制度を必要とする」のだから当然でしょう。
しかし、総量規制による旧大蔵省の失政憲法の13条に違反しているとの指摘では、銀行を守ることが間接的でも国民の幸福追及につながるという建前論を論破してくれているわけではないので、個人的にはもっと厳しく官僚批判をして欲しかったです。
私もドまじめに憲法を勉強している訳でもないので細かいことは分かりませんが、私のようなド素人でも楽しめる内容の本です。
小室氏はあまり日本人的な発想をしてない様にも思います。中根千枝氏の指摘するようなタテ社会における小集団に束縛された思考法ではないし、山本七平氏の指摘するような空気の支配からも自由に見えるし、丸山眞男氏の指摘するタコツボ型の学者では決して無い。
私もできるだけ同じ対象を様々な視点から考えられるようになりたいと思っていますが、小室氏の一般読者に対して開かれた姿勢で書かれた著述は本当に勉強になります。
955 :
つぶれ大福:04/04/02 02:06
日本国憲法の問題点がわかりやすく説明されています。
そもそも憲法とはどういうものなのかという点にまで遡って説明されています。
ですので、今まで憲法を全く勉強したことがない方にもお薦めです。
この本の姉妹本「痛快!憲法学」もお薦めです。
以下は、そばばばん さんへの反論です。この本を読めば憲法学の理解が深まることはあっても、憲法学に対して誤解を抱くなんてことはないと思います。
>「デモクラシー(民主主義)が憲法の柱」と言う(p18以降)が,立憲思想の柱は民主主義ではなく自由主義である.
この本で言う「デモクラシー」とは、近代デモクラシー(リベラルデモクラシー)のことであって、国民の政治への参加(狭義の民主主義)のみならず国家権力からの自由(自由主義)も含みます。
>「天皇による任命式」を経ずとも,国会の指名のみで内閣総理大臣は有効に就任するはずである
いいえ、天皇の任命が必要です。伊藤正巳著『憲法』P145に「例えば、内閣総理大臣は、天皇の任命によって初めてその地位に就くのであり、それによって従前の内閣は職務を行うことをやめ、新しい内閣によって行政権が行使されることになる。」との記述があります。
>「地下下落を放置するのは憲法違反」(p36)という著者の見解
小室さんのように考えることも論理的に可能です。間違いではありません。
956 :
ash-king:04/04/02 02:09
書評は置いといて、そばばばん氏のコメントに指摘をしておきたい。ただ、本をどのように評価するかは、個人の自由であり、他の人が付けた星の数に文句はないことを最初に明言しておく。
問題は、そばばばん氏のコメントの中にある。彼は自らが憲法の専門家のようなコメントをしているが、それは有り得ない。おそらく、法律の専門家ですらない。
そう結論づける理由は、条文の解釈にある。日本国憲法第6条は「天皇は、国会の指名に基づいて、内閣総理大臣を任命する」と規定している。そばばん氏は「天皇による任命式を経ずとも,
国会の指名のみで内閣総理大臣は有効に就任するはずである.」と書いているが、これは条文に一義的に反する。
小室直樹も痛快憲法学で指摘しているように天皇の権力は形式!ものである。しかし、天皇の権力が形式的か実質的かの問題と天皇の任命式という「形式」を経ずに有効に内閣総理大臣になれるかという問題は違う。
念のため、いくもの憲法の基本書を当たったが、「天皇の任命式を経ずに有効に内閣総理大臣になれる」と記述してある本は一冊もなかった。
当然のことだ。形式なのに憲法上必ず行わなければいけないから問題だと小室直樹は指摘している。
また、これは中学の政治経済の知識だが、日本国憲法は、国民主権(民主主義的)、基本的人権の尊重(自由主義的)、平和主義が柱である。民主主義も憲法の一方の柱であることに異論ある者はいないはず。
なお、小室直樹が断らずに「デモクラシー」と言う場合、それは「リベラル・デモクラシー」を意味する。
最後に書評だが、!!の本は故芦部信喜の言う「法政治学」の本である。芦部信喜は政治学を基礎にした憲法学を肯定したが、それに忠実と言って良い。そばばばん氏も芦部信喜の「憲法」を褒め称えるなら、芦部信喜の「憲法と議会政」や「人権と議会政」を読んだらどうだろうか。
小室直樹の主張と多くの共通点が見つけられるだろう。
957 :
そばばばん:04/04/02 02:11
>>954-956 間違った知識で反論をされても困る。ちなみに他にもp235で著者は国際法以外は事情変更の原則の適用がないというがこの人民法知らないのね。
958 :
日本国憲法の問題点:04/04/02 02:15
960 :
日本国憲法の問題点:04/04/02 04:23
これやっぱり詭弁は百も承知であえていちゃもんつけてるんじゃないの?
目的はなんだか知らないけどさ。
何らかの機能を担う義務を負った人間がいて、(学校の先生でも自治体の職員でも
飯屋のオヤジでもなんでも)そいつがいなくなったらその機能を果たせない
わけだが、そういうのをさしてそいつに「権限がある」なんて
日常語でも法律の世界でも言わないわけだが、
そんな初歩的なことがマジで分らないほど脳が足りない人とも思えないんだが。
そばばばん氏にとって、大使の認証式はどういう扱いになるんだろう?
「.」だから、そばばばんって現実でしょ?
以前のスレッドで、基本的な前提も理解できずに法律論を展開し
大恥を書いた。
9条に対して事情変更の原則を適用することと、憲法変遷を適用
することの法的効果の違いはわかったのかな?
また、そばばばんネタか。さんざん既出。
自分では批判できないから、こういう記事見つけると
鬼の首でもとったように嬉しくて貼りまくるんだろうな。
過去ログあたって、論争を挑んできたそばばばん=現実が
どんな失態を演じたか見てみるといいよ。
967 :
日本国憲法の問題点:04/04/03 21:22
すごくよくできている。それぞれキャラも立っているいるし、泥棒物ではまさに傑作であろう。
でも二時間スペシャルはやればやるほど面白くなくなってきているのは確かです。だから普通にしておきます。
脱線するが次元の小林清志って人よくなんか金正日政権やフセイン政権の実態を暴くみたいな報道のナレーションやっているよね。
悪そうな声は、本当に金正日やフセインが慈悲のない極悪人だと思わせるのがうまいですね。
多くの人々の心を北朝鮮やイラクは悪い国みたいな感情にさせたでしょう。
おそらくこの人のせいで戦争への道を日本は歩んでいるともいえないこともないと思います。オーバーすぎるんです。もはやああいう系の報道はあの専門でしょう。もし、あの人の代わりに内海賢治あたりがやれば相当印象が変わるはずです。
だから、小林清志は本当に嫌いです。この人のナレーションが殺してきた人の数ははかりしれないでしょう。ガンダムの富野監督は「皆殺しの富野」ですが彼はアニメ上でしか人は殺していません。この人は本当の人殺しです。
悪いものは確かに悪いだから悪いナレーションをすればいいものではない。しかも映像に映るのは独裁者によって傷つけられた無力の人たちです。ならば悲しいナレーションをいれるべきではないのでしょうか。
人間は馬鹿ですからすぐ勧善懲悪に走ろうとし、「悪い国を倒すんだから倒す国アメリカには金をやるのも仕方ない。」、「自衛隊でそんな国やっちまえ」みたいに短絡的に思い安いんですよ。でもまたそれで死ぬのは弱者です。
僕はあのナレーションが嫌いでたまりません。
僕は次元を見るたびにそれを思い出します。
「経済学をめぐる巨匠たち」が出たとき、
日経ビジネス人文庫から出てた
「経済学の巨人たち」
って本思い出したが、パクリだったのか?
経済学の巨人たち=竹内靖宏
970 :
SIROYAGI ◆atZ.pcoeH. :04/04/05 14:34
小室おきなへ
昔の論文をまとめて本を出版してください。
又は先生が昔得意だった社会学をわかり易く纏めた社会学原論を出版してください。
小室はただの左翼崩れ。
社会学原論イイね!
中国原論の内容(特に後半部)はここの住民の方々の評価はどうですか?
危機の構造文庫版が105円で売ってた。
先週ネット古本屋で超常識の方法の初版1刷を1800円で購入
送料など足すと約2100円かかったが
いま逝ってきたブックオフには2刷が105円であった
オーマイゴッド!
俺のより105円のは状態がツヤの無さや少しの汚れなどでハッキリ劣るが
安い105円の方を買いたかったぞなんてこったい
今回の人質事件、小室先生だったらどんなコメントをするだろうか?
「中曽根、宮沢、江藤よ、イラクに行って人質の身代わりになって来い!」
とか言いそう。どうだろ?
うちの近くのブックオフの105円コーナでは小室本は見ないなあ。
コーナ→コーナー
8軒のブックオフ周って一番見る105円本はカッパ物だね。
特に経済原論。
カッパのは多いね100円。
『経済学をめぐる巨匠たち』で小室氏は、‘速水融’を落としている。
今、わが国で、ノーベル経済学賞に最も近い経済学者(歴史人口学)だ。